第９０話・本当の試練 パート２

バンジョーたちは喋るサボテンに驚き、そのサボテンを見た。

カズーイ「だ、誰よ！？あんた！」

サボテン「君たちは、この砂漠の者ではないな。」

バンジョー「はい。僕らは、

グランティと言う組織に拐われた妹を救うために、

クルクル山のふもとから旅に出ています。」

サボテン「そうか。だが、グランティを倒すには、

大いな力が必要とされるだろう・・・。

その力を得る秘宝の事を教えようと思う。」

ターシュー「力を得る秘宝？まさか・・・！？」

サボテン「・・・君たちはキング・スナケツを知っているか？」

レリッカー「キング・スナケツだと！！？」

クリグミ「それなら、

トランカーと言うヤシの木さんから聞いたけど・・・。」

アシナガ「確か、この砂漠の支配を狙った、

とっても強い悪の大王らしいが・・・。」

サボテン「そうか。・・・力を得るための秘宝は、

スナケツの墓の中に眠っている。あの墓の中には、

恐ろしいトラップや凶暴なミイラが待ち構えているぞ。」

ボトルズ「キング・スナケツは死してもなお、

自身の秘宝を守るために・・・・。」

サボテン「しかも、スナケツの墓は、ある地面の中で眠っている。

それは、周囲が硫砂に満ちて、

少し高くなっている砂の島のような場所だ。」

バンジョー「その場所の中にキング・スナケツの墓が・・・。」

クリグミ「でも、ルビイさんからは、

その墓の中に入っちゃいけないって、言われたよね・・・？」

ボトルズ「確かに、入れば命はないと言ったらしいし・・・。」

サボテン「確かに、そのピラミッドに入れば、

命を落とす事があるだろう。しかし、希望さえあれば、

生きて帰る事ができるかも知れない。それに、

あのスナケツの墓の中には、

この砂漠の全てが記された本文があるらしい。」

レリッカー「何！？それは本当か！！？」

サボテン「うむ。私は数万年も生きていた。キング・スナケツが、

部下と共にピラミッドを建てている事も知っている。

スナケツはとにかく恐ろしい男であった。」

バンジョー「スナケツは恐ろしい男か・・・。」

カズーイ「・・・って、ちょっとちょっと！！

いつまで、こんなサボテンと話なんかしてるのよ！！？

早くしないと、古の輪が、

グランティかクラッシャーに取られちゃうでしょ！？」

バンジョー「・・・あっ！！そうだった！！」

レリッカー「急ごう！！・・・サボテン君！情報を感謝する！！」

バンジョーたちは走った。古の物のいるところへ。

サボテン「・・・彼らなら、スナケツの呪いを、

打ち破ってくれるかも知れない・・・。」

だが、バンジョーたちとサボテンの会話を、

砂の中に隠れた何者かが聞いていた。

バンジョーたちは古の物のいるところへと着いた。

バンジョーたち「ああっ！！？」

しかし、そこには、倒れた探検隊のメンバー複数がいて、

バームや４人のマム・マムがいた。

バーム「くふふふふふ！！この輪を潜れば、５回目だ・・・！

はあああああぁぁぁぁぁ！！！」

バームは古の輪を潜ろうとジャンプする。

クリグミ「古の輪が！！」

カズーイ「タマゴミサイル！！！」

カズーイは１発のタマゴミサイルでバームを撃ち落とす。

バーム「ぐあ！！？」

これを受けたバームは古の輪を潜れずに落ちる。

マム・マムＡ「あぁ！？」

マム・マムＢ「何だァ！？貴様らわ！！」

バンジョー「グランティ！！

お前たちに古の輪を潜らせないぞ！！」

バーム「むむっ！？貴様達がオグフ様の言った熊と鳥か！！

僕ちんの邪魔をしおって・・・！許さぬ！！」

マム・マムＣ「バーム様！ここは我々が・・・！」

バーム「よし！ゆけぃ！！」

つづ