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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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プルレス「バンジョーさん!カズーイさん!」

バンジョー「おお。プルレス。」

カズーイ「それに、緑のプルレスも。」

クリグミ「あ!熊さんと鳥さんだ!!」

バンジョー「元気してるかぃ?クリグミ君。」

クリグミ「うん!プルレス君が一緒にいてくれるから。」

プルレス「だって、僕たち。友達だもんね!」

クリグミ「ねェ!プルレス君。」

プルレス「何だぃ?クリグミ。」

クリグミ「せっかく会えたんだし、この村にずっと住んでくれる?」

プルレス「え・・・!?」 プルレスはクリグミの言葉に驚く。

クリグミ「だって、僕・・・。

プルレス君とまた離れてしまうなんて嫌だもん。

僕、プルレス君ともっと遊びたいの!

カズサお姉ちゃんと一緒に・・・。

だからね!プルレス君!3人で一緒に・・・・。そして、

熊さんも鳥さんも・・・・・。」

カズーイ「それわ無理ね!」

クリグミ「え・・・・!?」 クリグミはカズーイの発言に驚く。

バンジョー「・・・ごめんね。クリグミ君。僕らは、

明日。この聖なる山を出なくちゃいけないんだ。」

クリグミ「何で・・・!?もう会えなくなっちゃうの・・・!?」

プルレス「・・・・そうなるかも知れない。だって、僕たち。

悪い奴と戦う旅をしているんだ。」

カズーイ「そう。プルレス君はね。

自らあたいたちと一緒に旅をしているの。

だから、いつまでもこんな寒い場所にはいられないのよ。」

クリグミ「・・・・嘘だよね?」

バンジョー「嘘ではない。」

クリグミ「嘘だもん!!だって、

プルレス君は僕に会うために来たんでしょ!?

プルレス君は僕とずっとに一緒にいてくれるでしょ!?」

クリグミは泣きそうにそう叫んだ。

プルレス「僕だって、クリグミ君と一緒にいたいよ!!でも、

無理なんだ・・・!君を危険な旅へ連れてくるなんて・・・!」

クリグミ「じゃあ、また僕のところからさよならしちゃうの??」

プルレス「そうするしかない・・・!けど、

運が良ければ、また会いに行くから・・・!」

クリグミ「ぷ、プルレス君・・・・。」

そこにカズサが歩いて来た。

カズサ「クリグミ。プルレスの気持ちも分かってあげて。

信じましょ。また会えるって事を・・・。」

クリグミ「カズサお姉ちゃん・・・。

う、うええええぇぇぇぇぇぇん!!!」

クリグミは泣き叫び、カズサに抱き着いた。

そして、プルレスも泣き崩れる。

プルレス「ぃううぅぅぅ・・・・!ごめんよォ。クリグミ・・・。」

カズーイ「ジンジョーたち・・・。」 

バンジョー「・・・・っ!」

バンジョーとカズーイも辛そうな感じになっている。

そこに、サンタクロースが来た。

サンタクロース「悲しんでいるな。

2匹のジンジョーの子供が・・・。」

バンジョー「ええ・・・。クリグミ君は、

プルレスとまた別れるのが辛いみたいです。」

カズーイ「そして、プルレスもまた、あたいたちと旅に出て、

クリグミと別れる事を本当は拒んでいるかも知れないわね。けど、

あの青ジンジョーには、

あたいたちと旅しなければならないの・・・!」

バンジョー「・・・ごめんなさい。サンタさん。

2匹のジンジョーの子供に辛い思いをさせてしまって・・・。」

サンタクロース「いや。あの青いジンジョーが望んで君たちと、

旅をするなら、それは間違いではない。また、

もし、本当に辛い思いをしているなら、

それは成長している証と言って良かろう。」

バンジョー「サンタさん・・・・。」

サンタクロース「だが、辛いだけが良い事とは限らない。

よし!私に任せてくれたまえ!!」

サンタクロースはそう言って、プルレスたちに近づく。

サンタクロース「2匹のジンジョーや。」

プルレスとクリグミ「っ!?」

泣いているプルレスとクリグミはサンタの方を見る。

サンタは優しい笑みでこう言う。

サンタクロース「君たちに、これをプレゼントしよう。」

サンタクロースはプルレスとクリグミに、

それぞれプレゼントの箱を渡した。

クリグミ「これ・・・。なぁに?」

サンタクロース「開けて御覧なさい。」

プルレスとクリグミはプレゼントの箱を開けて、

その中の物を取り出す。

それは、プルレスとクリグミに似たぬいぐるみであった。

プルレス「ぬいぐるみさんだ。」

サンタクロース「これは、君たちが遠く離れても、

一緒にいる事を感じる事ができる不思議なぬいぐるみだ。

これなら、君たちは寂しくないハズだ。」

プルレス「僕のぬいぐるみにクリグミ君のぬいぐるみ・・・。

えへへ・・・。ありがとう。

サンタさん。大事にするよ。」

クリグミ「・・・・ありがとう。サンタさん。」

サンタクロース「ほっほっほっ。良いとも。良いとも。

では、幸せになるように頑張るのだよ・・・。」

カズサ「サンタさん・・・。いつもの事ですが・・・。いえ、

今度ばかりは、本当にありがとうございます。」

サンタクロース「うむ。人々に幸せを与えるのが、

サンタの仕事だからな。」

サンタクロースはそう言って、カズサたちから離れて行った。

そして、バンジョーとカズーイも。

ある場所でアシナガが盆踊りをして、辺りの人たちを笑わせていた。

バンジョー「アシナガもアシアガなりに楽しんでるね。」

カズーイ「盆踊りって果たして、

クリスマスに似合うかしらね・・・;

けど、一つだけ心配なところがあるのよ。」

バンジョー「何が心配なんだぃ?」

カズーイ「それはね・・・。あの骸骨君がいないって事なのよ。

分かるでしょ?この村に、あいつの姿が見当たらないのよ?」

バンジョー「もしや、マンボの事か?そう言えば、

マンボはここにいない気がするな・・・。探してみるか。」

カズーイ「そうね。」

バンジョーとカズーイはマンボを探すべく、この村全体を歩き回った。

しかし。マンボの姿など全くなかった。一体、

マンボに何が起きたのだろう。そんな最中に時が過ぎ、

ついにクリスマスパーティが終わった。

村の中心にサンタがトナカイが背負うソリに乗り、人々にこう言う。

サンタクロース「諸君。今年のパーティも終わり、

いよいよ私が帰る事にしよう!だが、寂しい事はない!

私は来年のクリスマスに、またここに来るよ!!そしたら、

また皆でパーティをやろう!!では、さらばだああぁぁぁぁ!!!」

サンタがそう言うと、トナカイが走り空を飛ぶ。こうして、

サンタは夜空で自分のいた世界へと帰っていった。

アシナガ「いやぁ!楽しかったぜェ!!このクリスマスパーティ。」

ミル「本当ね。」

ボトルズ「・・・・ん?どうしたのですか?

バンジョー。カズーイ。」

カズーイ「・・・・ねェ。眼鏡君。あの骸骨、見なかった?」

ボトルズ「マンボさんの事ですか?そう言えば、

いませんでしたねぇ。一体、何があったのでしょうか・・・。」

ミル「パーティにすら参加していなかったわね。

どっか行ったんじゃないかしらね?きっと・・・。」

バンジョー(・・・・マンボ・・・・・。)

こうして、クリスマスパーティは終わった。


そして、村は暗くなると同時に静かになった。もう深夜なので、

ほとんどの住人が眠りについているのだろう。

そこに、マンボが一人だけ立っていた。

つづく

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