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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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エゥーラはセイリーの事を誰よりも大切に想っている。だから、

彼女を見捨てることなどできないのだ。

ダンク「ふっ。それで良いのだ。これより、

クラッシャーの二人を連行する!!!」

そして、複数の兵士がエゥーラを囲み、銃を構える。

このままでは、エゥーラとセイリーが連れて行かれてしまう。

セイリー(エゥーラ様。お許しを・・・・。私めのために・・・・。)

こうして、

エゥーラとセイリーは政府のダンク部隊に捕らわれてしまった。

エゥーラとセイリーは政府に拉致されて、一体どうなってしまうのか。


数分後。ティッカロスはゆっくりと目覚めた。

ティッカロス「う、うう・・・ん。はっ!!」

バンジョー「お目覚めかぃ?ティッカロス。」

ティッカロスは目の前に、バンジョーとカズーイ、ユミがいる事に驚く。

そして、すぐに襲いかかろうとする。

ティッカロス「っ!!貴様ら・・・・!!ぐっ!!?」

その時、ティッカロスの身体全身に痛みが襲う。

これではまともに動けない。

カズーイ「無理よ。あんたの自慢の角はもう砕けた。もう、

あんたの戦う力は全てなくなったハズよ。」

ティッカロス「ふ、ふざけるな・・・・!こ、この私が、

お前たちに負けるハズなど・・・・っ!!わ、私は、

お前たちを倒す・・・!倒して、我らの憎しみを・・・思い知りたい・・・・。」

ユミ「・・・・憎しみだけでは、何も変わらないわ。

負の感情に支配されては、本当に誰にも愛されないのよ?」

ティッカロス「ふっ・・・!元より我らは誰も愛されておらん・・・!!

そして、我らは他の種族を弾圧し、奴隷としてやるのだ。

二度と我らを迫害せぬように・・・・!それが、平和と言うハズだ!」

バンジョー「そんなの違う!やり返しで無理やり従わせるなんて・・・。

そんな事は愚か者がやる事だ!!

真の平和は誰かと愛し合う事ではないのか!?」

ちなみに、バンジョーの胴体、ティッカロスの角に貫かれた部分は、

ユミによって包帯に巻かせたそうだ。カズーイの胴体にも。

ティッカロス「何だ!?それは・・・!!生憎、我らには、

誰かを愛する事もできん。そしえ、誰からも愛される事も・・・・!」

カズーイ「あんたたちが誰かを愛してなくても、

あいつからには愛されてるんじゃない?ほら。」

カズーイはクリスマスツリーの方に羽を向ける。そこに、

1匹のツウィンクリーズが涙目でこう言ってる。

ツウィンクリーズ「もう争いはやめようよ・・・っ!君は1匹ぼっちじゃない。」

ティッカロス「つ、ツウィンクリーズ・・・!?」

ティッカロスはツウィンクリーズの存在に気づき、動揺する。

ツウィンクリーズ「むしろ、

僕たちが君たちティッカー族の友達になりたいよ!!」

ティッカロス「な、何・・・・!?」

ツウィンクリーズ「君たちが愛されなくて、寂しくて、

そんな切ない気持ちで悪さをしているなら・・・。僕たちが、

君たちを助ける!!僕たちが寂しさから解放してあげるよ!!!」

ティッカロス「何が解放だ・・・!!そんなデタラメ・・・・!!」

ユミ「デタラメだと思う?あのツウィンクリーズ。実は泣いているのよ。

そして、あんたの残った同胞たちも、別の意味で・・・。」

ティッカロス「む・・・っ!?おおっ!!」

ティッカロスは後ろを向く。

そこには、さらに多くの数のティッカーたちがいた。

だが、そのティッカーたちは何故か切なそうな気持ちであった。

ティッカロス「我がティッカー族の民・・・!?何をしに来た!?」

ティッカーA「・・・族長!もう戦いは止めましょう!!」

ティッカーB「僕たち。もう気づいたんだ!僕らが悪さをしても、

他の種族との仲良くできず、僕らにも平和が来ない事を・・・!!」

ティッカーC「私!他の種族とも仲良くなりたいわ!!そうすれば、

本当の幸せがやってくると思うから!!」

ティッカロス「お、お前たち・・・・。」

バンジョー「どうする?君以外のティッカーはもう悪意を捨てた。」

ティッカロス「・・・・・っ!私にはどうしても信用できまい・・・。

他の種族との共存が本当にできるのか・・・。」

ユミ「できるわよ。このツウィンクリーズとなら。」

ティッカロス「ツウィンクリーズ!?」

ツウィンクリーズ「・・・友達になろ?ティッカロス。」

ティッカロス「・・・・この私を許してくれると言うのか?

貴様たちを襲おうとした、この我々を・・・・。」

ツウィンクリーズ「うん。さァ!!熊さん!!スイッチを!!」

バンジョー「OK!!!」 バンジョーはツリーの支える鉢へ走る。

その鉢のスイッチを勢い良く押す。その時。

クリスマスツリーが光り始めた。ツウィンクリーズが全員、

ライトアップしたのだ。その輝きに、バンジョーたちは驚く。

ツウィンクリーズ「きゃっほおおおぉぉぉぉ!!!ついに、

復活したぞ!!クリスマスツリーが!!!」

ユミ「凄い・・・。これが、クリスマスツリー。」

クリスマスツリーの美しい輝きに、ティッカーたちは感動する。

ティッカーA「凄いわ・・・。」

ティッカーB「何て素晴らしい光なんだ。」

ツウィンクリーズ「さァ!!ティッカーの皆!!僕たちを友達になろうよ!!」

ティッカロス「・・・・ツウィンクリーズよ。本当に私を愛してくれるか?

そして、我らティッカー族と共に生きてくれるか?」

ツウィンクリーズ「うん!!だって、僕たち。友達だもん!

これからも、一緒に仲良くしようよ!!ティッカー族!!」

ツウィンクリーズの笑顔と優しい言葉に、ティッカロスは涙を流した。

ティッカロス「ありがとう・・・。ツウィンクリーズ・・・・!!」

こうして、ティッカー族とツウィンクリーズ族は友達となった。

その光景に、バンジョーとカズーイは笑顔になり、

ユミは涙目で微笑んだ。

ツウィンクリーズ「ありがとう。熊さん。鳥さん。妖精さん。

君たちのおかげで、

僕らはティッカー族と友達になれた。お礼に、これをあげるよ。」

そして、クリスマスツリーから、輝くジグソーが飛び出た。

そのジグソーをバンジョーは受け取る。

バンジョー「・・・こちらからも、ありがとう。」

カズーイ「あのティッカー族にもう二度と悪ささせないようにしてね。」

カズーイはそう言いながら、ジグソーをリュックの中に入れる。

これで、バンジョーとカズーイの持つジグソーは47個目となった。

ティッカロス「熊よ。さっきはすまなかった。私からのお礼も受け取ってくれ。」

そして、ティッカロスもジグソーを差し出した。

バンジョー「過ぎた事だし、もう良いよ。」

カズーイ「次、あたいたちを襲おうとしたら承知しないからね。」

そして、バンジョーとカズーイは48個目のジグソーをゲットした。

ユミ「それでは、私は白熊の坊やたちの元に戻るわ。

バンジョー君とカズーイちゃんはどうする?」

バンジョー「そうだね・・・。そうだ!!白熊の子供たちにあげるための、

プレゼント。一つ見つかったんだ・・・。」

バンジョーはリュックから目の付いたプレゼントを出し、ユミに見せる。

プレゼント「僕を泣き虫の白熊に渡して!」

ユミ「これが、白熊の坊やたちが欲しがったプレゼントの一つね。

わかったわ!無事に届けるわ。残りのプレゼントも頼んだわよ!」

ユミはそのプレゼントを受け取り、空を飛び去った。

プレゼントを欲しがる白熊の子供の1匹に渡すために。

カズーイ「あたいたちも行きましょ。」

バンジョー「ああ。そうだね。」

こうして、バンジョーとカズーイも、クリスマスツリーから離れた。

ツウィンクリーズたちとティッカーたちが仲良くなった場所から。

そして、

その二つの種族全員が笑顔で、バンジョーとカズーイを見送った。

ティッカロス「ツウィンクリーズよ。我らも、

あの熊と鳥のように共に生きようぞ。」

ツウィンクリーズ「うん!

君たちと僕たちならどんな困難にだって負けないよ!」


カズサの家では、クリグミとプルレスが一緒にベッドの上で寝ていた。

それを、カズサ、マンボ、アシナガが静かに見ていた。

カズサ「仲良く寝ているわね・・・。」

マンボ「ジンジョー。皆。仲良し。」

アシナガ「だよなァ。まあ、特にプルレスの奴は、

俺たちとあんなに多くの冒険をしたから、いっぱい疲れただろうよ。」

マンボ「朝まで、ゆっくり眠らせる。」

カズサ「そうね・・・。」

アシナガ「おっし!マンボ。俺たちは別の部屋で寝ようぜ。」

マンボ「うむ。カズサ。2匹のジンジョーの御守。任せた。」

カズサ「・・・・・ええ。」


暗い吹雪の中、バンジョーとカズーイは歩き続けた。

カズーイ「ううぅぅぅ・・・!!寒いわねェ。しかも、

あのシロアリの角に刺された部分がまだ痛むし・・・っ!」

バンジョー「早く、残りのプレゼントも探さないと・・・。

確か、残り2個だったよね。むっ!?こ、ここは・・・!!?」

バンジョーとカズーイの前には、

左右の岩壁に、それぞれ多くの穴があり、その穴が光っていた。

カズーイ「もしかして、誰かの住み処かしら・・・。おおっ!?」

そして、とある穴から、1匹のセイウチが出てきた。

セイウチ「・・・おや。見かけないお客さんが来たね。」

バンジョー「あ、あの・・・。ここはどこですか?」

セイウチ「ここは、セイウチの村じゃよ?」

バンジョーとカズーイ「村ァ!?」

つづく

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