クリグミ「うええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!
会いたかった!!会いたかったよおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
プルレス「僕も・・・!!僕も君に会いたかったよおぉぉ・・・!!」
クリグミとプルレスは抱き合いながら、泣いていた。
それ程に嬉しい再会であるらしい。
それを見たカズサとボトルズたちは。
カズサ「あの青いジンジョーが・・・。クリグミの友達・・・。
そう。やっと、会えたんだね・・・。クリグミ。」
アシナガ「ボトルズ。この緑のジンジョーが・・・。」
ボトルズ「ええ。プルレスの仲間ですね。けど、プルレスの仲間は、
グランティに捕らわれているハズでは・・・・!?」
マンボ「ジンジョーの中にグランティの魔手、
逃れたジンジョー、複数いる。」
ボトルズ「そうなんですか・・・。」
プルレス「無事だったんだね・・・。クリグミ。」
クリグミ「うん。ずっと、この村の人たちに育てられたんだ・・・。」
プルレス「そうなんだ・・・。」 その時、カズサが歩いてくる。
カズサ「あなたが、クリグミの友達ね。青いジンジョー君。」
プルレス「え?は、はい・・・。そうですけど・・・。」
クリグミ「この人はカズサお姉ちゃん。僕を育ててくれる人なんだよ。」
プルレス「そうか。」
カズサ「良かったら、私の家に来ない?歓迎してあげる。」
プルレス「うん!するする!!」
プルレスとクリグミは手を繋いで、笑顔でありながらカズサに付いて行く。
ボトルズ「凄い仲良しですね・・・。」
マンボ「ジンジョー族の皆。ほとんど仲良し。」
かくして、クリグミと再会できたプルレスはボトルズたちと共に、
カズサの家に泊まる事になった。そして、一同は、
カズサの作った料理を食べていた。グラタンのようだ。
プルレス「むぐむぐ・・・っ!うん!!美味しい!!」
クリグミ「カズサお姉ちゃんの料理はとっても美味しいよ。」
アシナガ「本当だ!!マジで美味ェぜ!!」
アシナガは長靴のため、口はないらしいが、
何故か食べ物を中に吸収して食事しているらしい。
クリグミ「こうして、プルレス君とご飯を食べるのって、
凄く懐かしい気がするよ。」
プルレス「そうだね。・・・あっ!そうだ!!クリグミ。
どうやって、グランティから逃れて、この山に来たんだぃ?」
クリグミ「うーん・・・。どうやったかわかんないけど・・・。
グランティ・・・・。あっ!!そうだ!!」
クリグミは初めに迷い始めるが、途中から思い出したらしい。
カズサ「何か、思い出したの?」
クリグミ「うん・・・。僕たちジンジョー族は、去年の大きな戦争で、
グランティと言う人たちに襲われていたんだ。」
カズサ「去年の戦争・・・。ファイナリック・ミレニアム・ウォーズね。」
クリグミ「・・・僕はグランティの人たちに捕らわれそうになったけど、
僕のパパとママが何とか逃がしてくれて、僕は必死になって逃げようと、
走り続けた。どこまで走っているのかも気づかずに、
気づけば、この山に迷っていたんだ・・・。」
ボトルズ「それで、カズサさんと出会ったと言うワケですね・・・。」
クリグミ「うん・・・。」
プルレス「そっか。良かったよ。グランティの奴隷にならなくて。
ありがとう。カズサさん。クリグミを助けてくれて!」
カズサ「良いわよ。それくらい。ジンジョーを守るのは当然だから・・・。」
クリグミ「カズサお姉ちゃん・・・。」
一方、エゥーラのコテージでは、エゥーラとセイリーが、
多くのクラッシャーの戦士たちと共に会話をしていた。
クラッシャーの戦士A「偵察隊からの報告によると、
クリスマスツリーは未だにライトアップしていないそうだ。」
クラッシャーの戦士B「村人からは、夜になると、
クリスマスツリーが光り始めると聞きますが・・・。」
エゥーラ「ふむ。それは気になるな。グランティの仕業か。
奴らはあのツリーにあるジグソーを奪うつもりだな?」
セイリー「だとすれば、大変な事になりそうですわ。
今より、出撃の準備を致しますか?」
エゥーラ「そうだな・・・。では、ここは俺とセイリーだけで行こう。
他の連中はしっかりと休むように。明日の戦いに備えるためにな。」
クラッシャーの戦士A「しかし、エゥーラ!!
あんたの今の銃弾の数は・・・。」
エゥーラ「弾のチャージはさっきからしている。
30分後には完全に溜まり、
それから出撃できるハズだ!その30分後でも、まだ間に合うハズだ。」
クラッシャーの戦士C「・・・そう言えば、クリスマスツリーの近くに、
巨大なプレゼントと、複数の謎の怪獣がいるとの噂もあったな。」
エゥーラ「何・・・・!?その怪獣共はグランティか!?」
クラッシャーの戦士「わからない。
それから、シロアリらしき怪虫の軍団もいたそうな・・・。」
バンジョーとカズーイは今、闇夜の雪に包まれながら歩いていた。
既に着地しているらしい。今は、
冷たい水に満ちた池に近いところにいる。
とても寒いので、寒がっている動作を見せる。
カズーイ「さ、寒い・・・・っ!寒すぎるわ・・・!!」
バンジョー「そ、そうだね・・・。
どこか、温かい場所はないのだろうか・・・。」
カズーイ「でも、その前にあの嫌な奴がまた出たわね・・・!」
バンジョーとカズーイの前に、3匹のチンカーが現れる。
チンカーA「キキキキキキ!!美味そうな熊と鳥だぜ・・・!!」
バンジョー「く・・・っ!こんな時に・・・・!!」
そして、3匹のチンカーが一斉にバンジョーとカズーイに襲いかかる。
チンカー「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バンジョー「くっ!!でや!!」
バンジョーはキックで1匹のチンカーを攻撃。
チンカー「ぐっ!!おらああぁぁぁぁ!!」
攻撃を受けたチンカーは怒って、バンジョーに体当たりする。
バンジョー「ぐわっ!!」 カズーイ「この!!キキツキアタック!!!」
カズーイはキキツキアタックでチンカーを攻撃する。
チンカーA「ぎゃっ!!!」
キキツキアタックを受けたチンカーは砕けるが、
そこから新たなチンカー2匹に分裂してしまった。
チンカーD「ちぇめぇ!!やりぎゃっちゃにゃ!?」
チンカーE「ちねええぇぇぇっ!!!」
分裂した1匹のチンカーがバンジョーに突進する。
そして、別の方向から別のチンカーが。
チンカーB「俺様も忘れてんじゃねーよォ!!!」
別のチンカーがバンジョーとカズーイを突進する。
バンジョーとカズーイ「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
吹き飛ばされたバンジョーとカズーイは、池の中に落ちる。
水の中からバンジョーとカズーイが出てくるが、何故かとても痛がっていた。
バンジョー「ぐああああああぁぁぁぁぁぁ!!!
い、痛いいいいぃぃぃぃ!!?」
カズーイ「何なのよ!?これええええぇぇぇぇ!!!」
チンカーB「ぎゃははははははははは!!!
池に落ちてやんのォ!!」
チンカーC「このまま痛がりながら泳げ!!ボケ!!!」
チンカーD「ケケッ!!危険にゃ水あしょびをしゅるなんちぇ、
ほんちょうにばきゃな熊と鳥だにぇ!!!」
チンカーE「みょっちょ泳げ!!10時間ぐりゃい泳いで良いよ!!
ぎゃひゃはははははははははははは!!!!!!」
バンジョー「ぐうぅぅ・・・っ!!な、何とかしてあがらないと・・・!!」
バンジョーは必死に泳ごうとするが、何故か苦痛でうまくできないらしい。
その時、近くの水からクリスタルの氷が出てきた。
その氷に目が生えているから、生きている。
クリスタルの氷「冷たすぎて痛いだろう?
泳ぐのはやめといた方が良いぞ。」
カズーイ「・・・って、あんた!誰!!?」
クリスタルの氷「俺はこの雪山の水に住んでいる、
ミズゴオリ族さ。この水に入り続けると、体が凍傷し、
最悪な場合は粉々になってしまう事もある。」
バンジョー「だから、こうして陸へあがろうとしてるじゃない・・・!!」
ミズゴオリ「そうなのか。では、俺が手伝ってやろう。それ!!」
ミズゴオリは泳いでいるバンジョーとカズーイに体当たりする。
バンジョーとカズーイ「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ミズゴオリの身体はとても冷たい。
その身体に触れたバンジョーとカズーイは、
あまりの威力に吹き飛び、地上へと落ちた。
つづく
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