忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[2248] [2247] [2246] [2245] [2244] [2243] [2242] [2241] [2240] [2239] [2238]

エゥーラ「・・・お前たちは、さっきのデスブラザーの仲間か!?」

アシナガ「違う!!あいつらはデスブラザーじゃねェ!!

バンジョーとカズーイっつー立派な名前があんのよ!!」

エゥーラ「去れよ。お前らにこの村を入れるワケにはいかねーんだよ。

貴様たちのせいで、またデスブラザーが来たら溜まったもんじゃねェ。」

エゥーラはボトルズたちに銃器を向ける。ボトルズは前に出て、こう言う。

ボトルズ「そうはいきません!何故なら、僕たちは、

この怪我人たちを治療してもらうために来ましたから・・・。」

ボトルズはマンボに抱えられているテルと、

プルレスに抱えられてるミルに手を向ける。

エゥーラ「っ!?テル!!ミル!!」

エゥーラとセイリーはテルとミルの姿を見て驚き、二人に近づく。

セイリー「酷い怪我だわ・・・!!」

エゥーラ「まさか、デスブラザーの仕業か!!?」

マンボ「マンボたち。本物のデスブラザー。見た。デスブラザー、

黒く恐ろしい熊だった。ヘルシスターと言う青き怪鳥、奴のパートナー。」

プルレス「その本物のデスブラザーに、

テルさんとミルさんがやられたんだ・・・!

お願い!助けてあげて!!今すぐ医者のところへ連れて行ってよ!!」

セイリー「エゥーラ様・・・・!」

エゥーラ「テルとミルは、同じクラッシャーの戦士。我らが主、

ブレンチルダ様は言った。仲間を常に想うべしだと。

テルとミルを病院へ連れて行く。・・・お前らも来い。礼はしておきてェ。」

ボトルズ「ありがとうございます・・・。」

ボトルズたちは嬉しそうに微笑む。


カズサの村にある病院の中で、テルとミルは治療を受けて、

ベッドの上で眠っていた。

二人の身体中には複数の包帯が巻かれている。

医者である人間の女性が微笑んで、エゥーラとセイリーにこう言う。

医者の女性「身体に多少の傷が負われていますが、

命に別状はありません。しばらく安静していれば、

回復するかと思います。」

セイリー「そうですか。ありがとうございます・・・。」

エゥーラ「・・ったく!デスブラザーなんかについていくからだ。

無暗に騙されて、不意打ちを打たれたなんて聞きたくねーぜ。」

セイリーはテルとミルに微笑みを向ける。そして、テルも。

プルレス「・・・意外と優しいんだね。エゥーラとセイリーって。」

エゥーラ「ふん!こいつらはクラッシャーにとって、最高の戦力だ。

グランティを倒すために、

その素晴らしい戦力を失うワケにはいかんだろ。」

セイリー「そして、私とエゥーラ様にとっても、大切な仲間であるのです。」

セイリーがそう言うと、エゥーラは恥ずかしそうに言う。

エゥーラ「おい!セイリー!!」

アシナガ「・・・テルとミルが復活するまで、

俺らもこの村に泊まろうぜ。」

プルレス「そうだね。」

エゥーラ「・・・・テルとミルを助けてくれた礼だ。

カズサっつー女の家に行ってみろ。そいつに聞いて、許可をもらいな。」

ボトルズ「ありがとうございます。」

エゥーラ「ただし、デスブラザーを庇うような真似は止めるんだな。

言っておくが、デスブラザーの相棒がヘルシスターである事を、

俺らのようなクラッシャーの一部のメンバーが知ってるからよ。

あの赤い鳥。きっとヘルシスターが変装しただろ。」

プルレス「違うよ!カズーイさんが、あんな怪鳥のような・・・!」

プルレスは怒ろうとするが、マンボがそれを止める。

マンボ「落ち着け。プルレス。」 プルレス「・・・・・っ!」

ボトルズ「・・・・行きましょう。皆。」


テルとミルの眠る病院から出たボトルズたちは、村を歩き続ける。

プルレス「何だよ!あの人間!!テルさんやミルさんには優しいのに。

何で、バンジョーさんやカズーイさんだけ・・・。」

ボトルズ「仕方がないですよ。何故なら、バンジョーとカズーイは、

デスブラザーと全く似ているものですから・・・。」

プルレス「そりゃそうだけど・・・。っ!?」

その時、プルレスはいきなり驚いたような動作をする。

アシナガ「ん?どした。プルレス。」

プルレス「・・・・感じる。どこか、懐かしい感じが・・・。そうだ。

この感じだ!会える気がする・・・。あの同胞に・・・・!」

ボトルズ「もしかして、今の感じもジンジョーとしての能力なのですか!?」

プルレス「・・・・・多分。」

マンボ「ジンジョー族には、同じジンジョーが互いに近づきつつあった時、

その気配を感じ合う能力、持っている。プルレス、

この村に同じジンジョーがいる事、気づいた。」

プルレス「そうだ・・・!この村にいるんだ!!

僕の仲間であるジンジョーが・・・!!

僕の仲間の誰かにやっと再会できるんだ!!!」

プルレスはそう言って、元気いっぱいに走る。

ボトルズ「あっ!ちょっと!!」 ボトルズたちもプルレスに続いて走る。

そして、カズサもクリグミと一緒に、村の中を歩いていた。

カズサ「こうして歩けば、何かがわかる気がするの?」

クリグミ「うん。さっき、凄い何かを感じて思ったんだ。この村に、

誰かが来そうで、その誰かに何故か会いたい気がして・・・。

本当は何なのかわからないけど、嘘だったらごめんなさい・・・・。」

カズサ「良いのよ。こうして、散歩するのも悪くないし・・・。あら?」

その時、カズサとクリグミはボトルズたちと会った。

カズサ「・・・・あなたたちが、例の客人?」

ボトルズ「は、はい。僕はボトルズと言います。」

プルレス「僕はジンジョーのプルレスです。」

カズサ「そう・・・。私はカズサ。この子は緑ジンジョーのクリグミよ。」

プルレス「ジンジョー!?・・・・まさか!!」

プルレスはクリグミの方を見て、驚き。そして、クリグミも。

クリグリ「・・・・・・っ!!」

プルレスとクリグミはお互いを向き合い、

まるで感動するような感じを見せる。

プルレス「く、クリグミ・・・・!」 クリグミ「ぷ、プルレス君・・・!」

プルレスとクリグミは少しずつ歩く。

カズサ「クリグミ!?どうしたの・・・!?まさか!?」

ボトルズ「もしかして、このジンジョーがプルレスの・・・。」

そして、プルレスとクリグミは走り、互いに向かって叫ぶ。

プルレス「クリグミいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」

クリグミ「プルレスくううううぅぅぅぅぅぅん!!!!」

そして、プルレスとクリグミ。二人のジンジョーが抱き合う。

つづく

拍手[0回]

PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック