カズーイ「な、何!?こいつら・・・。」
	
	ミクス「もしかして、あなたたちがクラッシャー!?」
	
	このテントの中には、爬虫類な動物たちが複数いた。
	
	ヘビが3匹、トカゲ2匹がいた。
	
	ヘビ「そうなんだ・・・。」
	
	トカゲ「俺たちがこの沼で戦っているクラッシャーの部隊なんだ。
	
	俺たちはこの沼の紛争に介入すると言う事を利用して、
	
	この沼で暗躍しているグランティと対決していたんだ。」
	
	ヘビ「ところが、グランティの援軍がやって来てから、
	
	俺たちの兵隊が大幅に減ってしまった。もはや、
	
	全滅も時間の問題かも知れない・・・・。」
	
	プルレス「援軍って・・・・。」
	
	ユミ「まさか、あの第7特命隊とかの仕業ね・・・!」
	
	トカゲ「先ほど、瀕死の状態で帰ったヘビ兵士の情報では、
	
	グランティとカエル族がいよいよカエル族を初めとする、
	
	他の種族の住み処を見つけたらしく、総攻撃を開始するそうだ。
	
	奴らの戦力は大きい・・・!帰って来てくれた同士のコッパ君でも、
	
	奴らを全滅させる事はできないのかも知れない・・・・・。」
	
	クラッシャーたちは暗くなりつつ悲しんでいる。
	
	カズーイ「安心なさい!そんなグランティもカエル族も、
	
	あたいたちが全部ぶっ飛ばしてやるから!!」
	
	バンジョー「そうだよ。僕らはグランティを倒して、
	
	この沼の全ての種族に仲良くさせるために来たんだ。」
	
	テル「その代わり、ジグソーを全て貰うと言う方式でな。」
	
	バンジョー「う・・・・っ;」
	
	テルにそう言われたバンジョーは図星になったのか、
	
	少し落ち込む。
	
	トカゲ「そうか。俺たちもそれと同じように戦っていたんだ。」
	
	すると、1匹のトカゲが立ち上がり、バンジョーの前に歩く。
	
	トカゲ「どうやら、君たちとは気が合いそうだ。これをあげるよ。」
	
	トカゲはどこからともなく、ジグソーを持ち出した。
	
	バンジョー「これは・・・ジグソー!!」
	
	トカゲ「うん。トンボ族から奪った物なんだ。他の種族から、
	
	奪ったジグソーを全てカエル族に捧げるつもりだったけど、
	
	一つだけ、君に渡すよ・・・・。」
	
	バンジョー「うん。ありがとう。」
	
	こうして、
	
	バンジョーとカズーイは30個目のジグソーを手に入れた。
	
	カズーイ「クラッシャーのクセに、気が利くわね♪」
	
	テル「・・・・言っておくが、こいつらはデスブラザーだぞ?
	
	そんな奴に簡単にジグソーを渡して良かったのか。」
	
	トカゲ「・・・・悪いけど、俺たちにはそう見えない。
	
	だって、この熊と鳥って何だか優しそうじゃないか。」
	
	ミル「ふーん。結構、心が広い部隊ねェ。あんたたちって。」
	
	ヘビ「それと、君たちに良い情報をやるよ。明日、
	
	カメ族がコンサートを開くらしいんだ。あれは、
	
	とても良い音楽だから、君たちも聞くと良い。ただ、
	
	その日にカエル族とグランティの襲撃を受けなきゃ良いけど・・・。」
	
	ボトルズ「そうですね・・・。何か、防衛の策を考えないと。」
	
	アシナガ「でも、あの特命隊って結構強いモンスターがいっぱい、
	
	いるそうだしなァ・・・。
	
	あの黄色いフリビッツも相当ヤバそうだったぜ。」
	
	カズーイ「まあ、頑張ってぶっ飛ばせば良いじゃない。
	
	ね。バンジョー。」
	
	バンジョー「そうだね。そうしないと生き残れないもんね。」
	
	トカゲ「そうだな。君たち。そろそろ就寝の時間だから、
	
	ここで寝てくれ。ゆっくり休めば戦う気力は回復するハズだ。」
	
	バンジョー「はい。ありがとうございました。」
	
	こうして、
	
	バンジョーたちはクラッシャーのテントの中で眠りについた。
	
	
	一方、ワニ族の住み処では、マンボが一人だけ立っていた。
	
	他のワニたちは就寝のため、それぞれの家で眠っている。
	
	マンボ「・・・・・・・・・っ。」
	
	だが、1匹のとあるワニがマンボの後ろにいた。
	
	マンボはそれに気づく。
	
	マンボ「後ろにいるのは、バイル。マンボ、その気配がわかる。」
	
	後ろにいたのはミスターバイルであった。
	
	身体中に包帯が巻かれてある。
	
	ミスターバイル「ワニワニ。わかっていたのかワニ?」
	
	マンボ「既にわかっている。怪我、もう平気か?」
	
	ミスターバイル「お前が助けたおかげで、
	
	治療を受けてすっかり元気になったワニ。
	
	だが、身体の傷がそうはいかなそうワニ。それにしても、
	
	驚いたワニ。あの緑ワニの正体が熊と鳥だったとは・・・。
	
	何故、あの熊と鳥をワニに変えたワニ?」
	
	マンボ「あの熊と鳥。この沼の戦争、止めたい。マンボ、
	
	それに協力した。だが、戦争、そんなに甘くない・・・。」
	
	ミスターバイル「そのために、あんな事を・・・。だが、
	
	あまり評価できないワニ。
	
	どのみち、勝つのはこのワニ族だワニ。
	
	それに、俺様は先ほど感じたんだワニ。ワニ族の長が、
	
	そろそろ出しそうな気を・・・・。」
	
	マンボ「・・・マンボも、そう感じた。」
	
	ミスターバイル「うむ。色々と異変が起こり過ぎて、
	
	キレそうになりつつあるワニ。このまま起き上がって、
	
	他の種族の壊滅に向かうハズだワニ・・・!」
	
	マンボ「ワニ族の・・・長・・・・・。」
	
	
	暗く誰もいないところで、巨大な顔のワニが眠っていた。
	
	このワニが、ワニ族の長である。だが、
	
	そのワニ族の長の瞑った目が少しずつ開けていた。
	
	その目はとても赤く輝いていた。
	
	
	そして、他の種族の住み処ではない暗い木々のところでは、
	
	ある者が赤いフリビッツ、ワニ、カメ、バズボムの、
	
	大勢の死体を見ていた。
	
	その者はとても暗いため、よく見えないが、
	
	何故か熊に似ていた。目が赤く輝いている。
	
	熊は多くの死体を見て、笑みを浮かべた。
	
	熊「目覚める・・・。そうすれば、
	
	この沼の種族が全て・・・・滅びるゥ・・・・!!」
	
	その熊は何か巨大な物が目覚めると知っていた。
	
	その時、後ろから3匹のイエローフリビッツが来た。
	
	イエローフリブッツA「てめェ!!ここで何をしてやがる!!
	
	ゲコ・・・・ッ!?ま、まさかお前が・・・・!!?」
	
	熊「っ!?ぬぅ・・・・ん!!!」
	
	熊は右手を後ろに振るう。
	
	すると、3匹のイエローフリビッツの身体が、
	
	巨大な何かに斬られたかのように、粉々になっていく。
	
	イエローフリビッツ「ゲキャ・・・・・ッ!?」
	
	熊「・・・歯向かう者は・・・。一人も生かさん。」
	
	
	悪の大魔女、グランチルダのアジトでは、
	
	クランゴがグランチルダに報告をしていた。
	
	クランゴ「・・・ト、言ウワケデ。ブクゲコ沼デ援軍ニ来タ、
	
	エスメラルダ率イル第7特命隊ノ戦力ハ、
	
	ワニ族ノエースト、カメ族ノエースニヨッテ削ラレタトノ事デス。」
	
	グランチルダ「やっっっっぱり、この沼にいいぃぃぃぃぃは、
	
	恐ろしいいいいぃぃぃぃぃ奴2匹は倒したあぁぁぁぁぁいものだ!!
	
	奴らやあぁぁぁぁぁブレンティにあの熊と鳥を倒せええぇぇぇぇば、
	
	ブクゲコ沼はああぁぁぁぁぁ我ら、
	
	グレンティの物になあぁぁぁぁる!!!」
	
	グランチルダは多くのハンバーガーや、
	
	多くのコーラを飲食しながら喋っていた。
	
	クランゴ「ドウシマス?マタ援軍ヲ出シマスカ?」
	
	その時、異人な青年や異形な怪物が近づいて来る。
	
	異人な青年「その必要はないんじゃないかぃ?その、
	
	ワニ族のエースとカエル族のエースを捕獲してさ、
	
	洗脳すれば良いと思うよ?俺的の考えで・・・ね。」
	
	グランチルダ「そおおおぉぉぉぉの2匹を我が戦力に、
	
	しようってのかぃ?これえええぇぇぇぇぇは、
	
	面白そおおぉぉぉうだ!!」
	
	異形の怪物「グルルルルルルルルルル・・・・!!
	
	捕獲するなら、
	
	大きな戦力でかかった方が良いぜ。奴らは一騎当千の力を、
	
	持ってやがるからなァ・・・。」
	
	グランチルダ「そのたああああぁぁぁぁぁぁめに、
	
	カエル族には、我らグランティに入った、
	
	イエロー部隊がいるぢゃろおおぉぉぉぉが!!!
	
	イエローは普通のカエル族よりおおおぉぉぉぉぉぉくいる!!!
	
	全員が動けば、誰も敵わなあああああぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
	
	クランゴ「デハ、イエロー部隊ニワニ族ノエースト、
	
	カメ族ノエースヲ捕獲スルヨウニ命令シテオキマス。」
	
	グランチルダ「うううぅぅぅぅぅむ!!頼んだぞっっっっっ!!!」
	
	つづく
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