バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第29話・二刀流の亀剣士
争いの沼と呼ばれしブクゲコ沼に突入したバンジョー一行。
だが、そこで沼の住人達であるカエル族と、
ピラニア族の襲撃を受けてしまう。これを退けたバンジョーたち。
彼らの前にあしながぐつ族のアシナガが来て、カズーイが、
そのアシナガを履き、新たな力を得て、沼の中を超えた。
だが、ここにグランティのエスメラルダ率いる第7特命隊が、
襲いかかる。
その危機を救ったのは、あのクラッシャーのコンビ、
テルとミルであった。二人はバンジョーたちから離れようとするが。
バンジョー「・・・・待ってくれ!!」
テル&ミル「・・・・・ん?」
二人はバンジョーに呼び止められて、彼の方を向く。
テル「・・・・何か用か?俺たちはお前たちと、
話し合う程、ヒマじゃないが・・・・?」
ミル「それとも、今すぐ私たちと戦いたいかしら?」
バンジョー「・・・・君たちの力を貸して欲しい。」
カズーイ「ば、バンジョー!!?」
カズーイはバンジョーの発言に驚く。そして、テルも。
テル「何・・・・っ!?どう言う事だ?」
バンジョー「僕らはこの沼の事はほぼ知らない。この沼の、
住人達とはどう接すれば良いかわからない・・・!
それに、ここにはグランティの奴らもいるだろう!?
僕はこの沼に何があったのか知りたい!そのためには、
君たちの力と知恵を、少しでも良いから貸してくれ!」
カズーイ「まあ、確かに・・・・。クラッシャーは、
あたいたちと同じグランティを憎む者だからね。さっ。
ここは協力し合いましょ。そうすれば、
この沼を支配するグランティも簡単に倒せるんじゃなくて?」
ミル「・・・・くすっ。面白そうじゃない。ねェ。
テル。しばらくの間、彼らと組まない?」
ミルは微笑んでそう言うが、テルは疑わしい表情で返事する。
テル「・・・・だが、わかってるのか?ミル。
あの熊と鳥が本当は何なのか・・・・!」
ミル「まあ、彼らがああ言ってるそ。それから、
私たちだけじゃ、第7特命隊や沼の住人たちと戦うのは、
ちょっとキツそうだと思うから・・・。」
テル「・・・・仕方がない。良いだろう!お前たちと共に行く!!」
テルがそう言うと、バンジョーとカズーイは笑顔になる。
ミル「・・・と、言うワケよ。一緒に頑張りましょ!」
こうして、テルとミルはバンジョーたちの仲間になった。
一方、ボトルズたちはこの沼をどう渡るか迷っていた。
ボトルズ「・・・・・何とかできましたね。」
ボトルズたちの前にある沼の上に、
木でできたイケダがあった。これは、彼らが造った物らしい。
プルレス「それにしても、驚いたよ!ユミさんが、
木を綺麗に斬ってくれたおかげで作るのが速かったよ!」
ユミ「ふふ。不器用なところもあるけどね♪」
ボトルズ「それでは、皆さん。乗りましょう。」
ボトルズたちはイケダに乗った。
ミクス「では、行きましょう。」
ミクスが両手を前に出すと、イケダが前方へ移動を始めた。
ミクスは両手から空気を噴出しているのだ。
ブースターの代わりとしてイケダを動かしているのである。
ユミ「力を使い果たしそうに感じたら休憩しても良いのよ。」
ミクス「はい。でも、できるだけ頑張ります・・・・っ!」
つづく
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