ガムロの指示にバンジョーたちは、
残ったミューティスピニットたちの元へ向かう。
ボトルズ、プルレス、テル&ミルは見ているだけだが。
バンジョーたち「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ミューティスピニット「グオオオオオォォォォォォォ!!!!!」
ミューティスピニットたちもバンジョーたちを倒そうと一斉に走る。
こうして、バンジョーたちは敵陣に突入し、複数の敵と戦っていく。
バンジョー「おらぁ!!せい!!」 カズーイ「えぃ!!」
バンジョーは連続パンチでミューティスピニットを2匹、殴り飛ばし、
カズーイは嘴で1匹のミューティスピニットの顔を突く。
フラエ「とりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」
フラエは巨大な拳でミューティスピニットの頭を思い切り叩く。
すると、そのスピニットがバラバラに吹き飛んでいく。
他にガンズの射撃、ミクスの超能力、ガムロとユミの格闘で、
次々とミューティスピニットがバラバラに破壊されるが、
攻撃を受けても生き残っている敵の方が多い。
ガムロ「ふぅん!!急げ!!今は敵から離れる事を考えろ!!」
1匹のミューティスピニットを蹴り飛ばしたガムロがそう叫ぶと、
一同は走りながら、次々と迫る敵を攻撃する。
ボトルズたちも攻撃してないが、彼らに続いている。
ミューティスピニット「ガアアアァァァァァ!!!」
ユミ「どきなさい!!!」 ミクス「近づかないで!!!」
ユミとミクスはそれぞれ迫る2匹の敵に攻撃した。
ユミは素早い手刀で敵を切り裂き、
ミクスは空気を操って敵を吹き飛ばした。
ミューティスピニット「グォ!!?」 「ギャオォォウ!!」
二人の攻撃を受けた2匹だが、まだ死んではいない。
ガムロ「ガムロンファイヤー!!!!!!!」
ガムロはガムロンファイヤーで、
1匹のミューティスピニットを爆発させる。
ガンズ「このっ!!」
ガンズも連続射撃で2匹の敵の動きを止めた。
ミューティスピニット「ニ・ガ・サ・ン・・・・・・!!」
後ろから1匹のスピニットがボトルズたちの方に近づく。
プルレス「っ!!ボトルズさん!!後ろ!!」
ボトルズ「え・・・・っ!!?」
二人は後ろからミューティスピニットが迫る事に恐怖する。
バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!!!!」
ミューティスピニット「グッ!!?」
ボトルズ&プルレス「おお!!」
その時、バンジョーとカズーイが、
二人に近づくミューティスピニットの方へ、ジャンプで近づく。
そして、敵の頭上に飛び、カズーイがそこに嘴を向ける。
バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!!!!」
二人はくちばしバスターでミューティスピニットを攻撃した。
ミューティスピニット「ギゲエエエェェェェ・・・・・ッ!!!」
だが、スピニットは死ななかった。ただ、頭に大きなヒビが入る程の、
ダメージはあったが。
バンジョーとカズーイは敵から離れてさらに攻撃する。
バンジョー「たぁ!!」
バンジョーは顔にヒビができた敵の顔にパンチする。
ミューティスピニット「グアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
ミューティスピニットは顔が粉々に吹き飛んで、死亡した。
カズーイ「まるで、
ブラックスピニットがいっぱい増えたみたいね・・・!」
バンジョー「ああ・・・っ!こんな奴らがいたなんて・・・・。」
ボトルズ「とにかく、今は逃げましょう!!
戦力を回復させるために!!」
バンジョー「そうだね!!急ごう!!」 こうして、一同は走った。
迫りくる敵を退けながら。それまで激しい戦闘は続いていた。
そして、
一同はとうとうミューティスピニットの部隊から逃げ出す事ができ、
どこかで休憩できるようになった。ここは、緑色の巨大な部屋で、
中央にはとても大きな塔があった。
なお、この部屋の大きさは40メートル以上らしい。
塔からは複数の光が漏れていて、壁へと繋がる橋も複数あった。
バンジョーたちはそこで戦いの傷を癒えていた。
バンジョー「ふぅ・・・。とっても疲れたよォ・・・・。」
バンジョーはそう言って、座り込む。
激しい連戦で体力が多く減っただろう。
カズーイ「本当よね。それにしても、変よね・・・・。」
カズーイも顔もあがれないくらいに疲れている。
バンジョー「何がだぃ?」
カズーイ「金色の光の事。どうして使えなくなったと思う?」
バンジョー「うーん・・・。わかんないや。」
二人が金色の光が使えない事に悩んでいる時、
突然フラエが近づいてくる。
フラエ「おい!熊と鳥!!」 バンジョーとカズーイ「っ!!?」
二人はフラエが来た事に気づく。
ボトルズは一瞬、怖がりそうになる。
フラエ「言っとくけど、俺はお前らを許さねェから。」
バンジョー「それが・・・どうした・・・・!?」
カズーイ「こ、ここでやろうっての!?」
バンジョーとカズーイはフラエと戦おうとしているが、
先の戦争で大きなダメージを負ったので、
体力が少ないそうだ。しかし。
フラエ「・・・・と、言いてーところだけど・・・。」
フラエはガムロの方を見る。彼は顔を振っている。
フラエは知っているのだ。ガムロはここで戦う事を望まないと。
フラエ「悪いけど、お前らを殺すのは、
いつかだ。それまで覚悟しな。」
フラエはそう言い残して、二人から去って行った。
バンジョー「フラエ・・・ガムロさん・・・・。」
カズーイ「何なのよ。あいつら・・・!」
ちなみに、プルレスはユミやミクスのところにいた。
プルレス「大丈夫?怪我はなかったかぃ?」
プルレスはミクスを心配していた。確かに、
ユミとミクスも激戦のため、
身体中に多少の汚れや傷がついている。
ミクス「少し・・・痛かったけど、平気になったよ。でも、
プルレス君も・・・大丈夫?少し怪我をしてるけど。」
ミクスの言うとおり、プルレスの右腕に斬られた跡があった。
さっきの戦いで、ミューティスピニットにつけられただろう。
ミクス「ごめんね・・・・。あの時、助けられなくて・・・・。」
ミクスはプルレスを守れなかった事に、悲しそうになる。
プルレス「い、良いよ良いよ!バンジョーさんとカズーイさんが、
しっかりと僕やボトルズさんを守ってくれたから・・・。」
プルレスは無理やりな笑顔でミクスに元気を出させようとする。
ミクス「そう・・・。じゃあ、あの熊さんや鳥さんに感謝しなくちゃ。」
ミクスはバンジョーとカズーイの方に顔を向けて、微笑む。
ユミ「そうね。あの二人のおかげで、
助かった事もあるからね。」
ユミもバンジョーとカズーイに微笑みを向ける。
ガンズはフラエやガンズがいるところで、
何か不安な表情をしていた。
ガンズ「・・・・・・・っ。」 ガムロ「どうした?ガンズ。」
フラエ「何か機能が故障したんじゃね?」
ガンズ「いや。違うんだ。何か嫌な予感がするんだ・・・?」
ガンズは何か不幸な事が起きる事を感じていたが、
フラエはそう感じない。
フラエ「嫌な予感だァ?」 ガンズ「・・・・そうだ。」
ガンズだけではなく、テルやミルも嫌な予感をしていた。
テル「確かに・・・俺も感じる。とても大きな気配が・・・。」
ミル「もしかして、ここに敵の気配かも知れないわね。」
バンジョー「て、敵がいる!!?」
バンジョーたちはここに敵が来ると思って驚く。
カズーイ「う、嘘でしょ!?まだ少ししか回復してないのに・・・!」
ミクス「ど、どうしよう・・・・っ!」 ミクスは怖がってユミに抱き着く。
ユミ「確かに、この部屋って妙な感じがすると思ったよね・・・。」
ボトルズ「でも、ここに敵がいるなんて・・・。ただの勘違いでは。」
謎の声「カ・ン・チ・ガ・イ・デ・ハ・ナ・イ。」
一同「!!!!!!!!!!」
謎の声に一同は驚き、顔をあげる。
塔から出ている複数の端には、
それぞれ無数のミューティスピニットがいた。
ミューティスピニット「ガルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!」
バンジョーとカズーイ「ミューティスピニット!!!!!!!」
ガンズ「やはり・・・・思った通りか・・・っ!」
フラエ「何がだよ?」
ガンズ「この塔、何か怪しいと思っていたんだ。
もしかしたら、敵のアジトなんじゃないかとな・・・・っ。」
ミューティスピニット「ソ・ノ・ト・オ・リ。強イテ言ウナラ、
ココハ、我ラミューティスピニットノ工場ニシテ、司令塔デアル。
我ラハコノ塔デ造ラレ、コノ塔デ指令ヲ待ッテイルノダ。」
ガムロ「く・・・・っ!我々は敵の拠点に来てしまったのか・・・!!」
ガムロは敵の拠点に来たと言うミスを犯したと感じて、悔やむ。
ボトルズ「皆さん!!前の方を見てください!!!」
バンジョー「え・・・?おおっ!!!」
一同は顔をさげて、前の方を見る。塔の下から、
バンジョーたちの前に無数のミューティスピニットがいた。
ミューティスピニット「ギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!」
カズーイ「ちぃ・・・・っ!なんて大軍団なの・・・!!」
プルレス「い・・・一体、何十匹いるんだ!?」
フラエ「ま。全員ぶっ殺すんだから、
数なんて関係ねーじゃん。」
ガンズ「そうだ。数を減らせれば、勝機はあがるハズよ・・・!」
バンジョー「く・・・・っ!戦うしなかいのか・・・・!!」
ユミ「でしょうね。」 ミクス「プルレス君はさがってて・・・。」
プルレス「うん・・・。頑張ってね・・・・。」
バンジョーたちは立ち上がり、スピニットの大軍団に近づく。
プルレスとボトルズはテルとミルの後ろにさがる。
テル「お前らはここで動くな。」
テルはボトルズとプルレスにそう言う。
ミル「私たちがちゃーんと守ってあげるから♪」
ボトルズ&プルレス「は、はい・・・・。」
ミューティスピニット「ガアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」
そして、無数のスピニットが一斉に襲いかかった。
端にいた敵たちも一斉にジャンプして、
バンジョーたちに近づく。
ガンズ「ちぃ!!!」 カズーイ「タマゴミサイル!!!!!」
ガンズとカズーイの無数の銃弾とタマゴが、
ジャンプして襲いかかるミューティスピニットを次々と撃ち落とす。
フラエ「とう!!」 ユミ「えぃや!!」
フラエ、ガンズ、ユミ、ミクスは地上から迫る敵と戦っていた。
ミクス「はああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ミクスは両手を多くのスピニットに向けて、空気の金縛りで、
その多くの敵の動きを封じるが、
他の多くのスピニットが進行を続けている。
ミューティスピニット「ウガアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」
ミクス「やっぱりこんな数の敵を止めるなんてできない・・・・!」
ミクスは大勢の敵を止められない事に悔やむ。
そして、ジャンプしたスピニットたちも多く着地して、
進行を開始する。
つづく
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