だが、ガムロはバンジョーとカズーイ戦で、
パワーを消耗させたので、大勢の敵と戦えるかどうかわからない。
だから、退かなければならなかっただろう。
ガムロ「く・・・・・っ!!」
ミクス「ま、待ってください!!熊さんと鳥さんは!?」
ミクスの叫びに、皆が気づく。バンジョーとカズーイの存在に。
ボトルズ「そ、そうでした!!バンジョーとカズーイが・・・!!」
そして、一同は二人の方を見る。倒れているバンジョーとカズーイを。
プルレス「バンジョーさん!!カズーイさん!!
起きてください!!!逃げるんですよ!!!」
プルレスの叫びに、バンジョーとカズーイは目を覚まし、
少しだけ体を動かして、起きようとする。
カズーイ「・・・・・っ!!くううぅぅ~っ!!!
わかったわ。後ろから攻撃したのは、この変なカニね!!」
カズーイは近くにいるミューティ・スピニットが、
自信を攻撃した事に気づく。そして、バンジョーも。
バンジョー「・・・・うん。そうだね。でも、逃げなきゃ!」
バンジョーは起き上がった。それを見た、
ボトルズたちは笑顔になるが、ガムロとテルはそうではなかった。
ボトルズ「さぁ!!逃げましょう!!!」
一同は逃げようとする。だが。
ミクス「ひっ!??」 ユミ「そ、そんな・・・・!?」
ミクスとユミは恐怖に驚く。そして、他の者たちも。
そう。彼らの前には無数のミューティスピニットがいた。
ミューティスピニット「グルルルルルルルルルルルル!!!!!」
ボトルズ「ああ・・・・っ!!うぅ・・・。」
ボトルズは後ろの方を向く。その方向にも、
無数のミューティスピニットがいた。
一同は挟み撃ちにされたのだ。
ミューティスピニット「ギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!!」
無数の敵は不気味に笑った。
一同はそれぞれ恐怖したり動揺したりする。
バンジョー「金色の光さえ使えれば・・・・っ!!」
カズーイ「そうね。あたいの羽がもうちょっと輝ければ良いけど・・・。」
ミル「・・・・・・っ。」
ミルは悩むバンジョーとカズーイをちらっと見る。
ガムロ「しかし、どうする!?これだけの数だと・・・・!!」
プルレス「もしかして、勝ち目がないんじゃ・・・・。」
プルレスは不安する時、1匹のミューティスピニットが叫ぶ。
ミューティスピニット「カ・カ・レェ!!!!!」
1匹の叫びに大勢のミューティスピニットが走り出す。
ミューティスピニット「ギャオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!」
前後からそれぞれ無数の敵が迫る。このままでは危ない。
バンジョー「く・・・・・っ!!負けるワケには・・・。」
その時、左側の壁が突然爆発するように粉々に吹き飛び、
そこから巨大な拳が出て、
通りかかった複数のミューティスピニットを、
一斉に殴り飛ばした。バンジョーたちはそれを見て、驚く。
バンジョー「こ、この拳は!!」 ユミ「まさか・・・・!!?」
左側の壁が壊れてできた穴からフラエとガンズが出てきた。
そう。フラエが巨大な拳でこの通路に来て、ミューティを攻撃したのだ。
ミクス「フラエさん!!ガンズさん!!」
ガムロ「無事だったか!?」
ガンズ「ああ。
フラエがクランカーから無理やり脱出できたおかげだ。」
フラエ「そこで、チャズの野郎を探そうと、
適当に暴れたんだけど?」
クランカーの体内にいたフラエとガンズは何とかして、
右側のエラから脱出できたそうだ。それにより、今に至る。
ガムロ「チャズは死んだ。だが、奴は最後の手段として、
このミューティスピニット軍団を送り込んだんだ!!」
フラエ「はぁ?」 ガンズ「むっ!?こ、これは・・・!」
ガンズは驚いた。周りに無数のミューティスピニットがいた事に。
フラエ「・・・・ん?あっ!!熊と鳥!!
何でここにいんだよ!!!」
フラエはバンジョーとカズーイがいた事に怒る。だが、
バンジョーとカズーイは今は彼と戦いたくない様子だ。
バンジョー「待ってくれ!!今は争ってる場合じゃない!!」
カズーイ「周りが見えないの!?」 フラエ「あぁ?」
ガムロ「フラエよ。残念だが、
ここは熊と鳥と一緒に戦うしかない。」
ガンズ「確かに、ここは一時だけ協力した方が良いな。」
ガンズの言う通り、この無数の敵がいる状況では、
互いが強力し合って戦うしかない。
皆はそれがわかっていた。そして、フラエも。
フラエ「・・・・ちっ。おい。熊と鳥。今日だけだぞ?」
フラエは嫌味そうにそう言う。
本当はしたくないが、協力するらしい。
バンジョー「・・・・・わかった。行こう。」
カズーイ「・・・ふん。」
バンジョーが微笑んでそう言うが、
カズーイは何故かフラエと同じ気持ちだった。
ボトルズ「なんか・・・形勢逆転な気がします!!」
ボトルズは笑顔でそう言う。こうしている間にも、
敵が攻めて来ている。
ガムロ「うむ!行くぞ!!」 一同「おう!!!!!」
こうして、バンジョーとカズーイ、ガムロ、フラエ、ガンズ、
そして、
ユミ&ミクスが迫るミューティスピニット軍団に立ち向かう。
バンジョー「例え金色の光さえ、なくても!」
カズーイ「勝つ!!」
フラエ「けっ!!熊と鳥がいい気になってんじゃねーよ!!」
フラエは両腕の筋肉を強化して、
その巨大な両腕でラッシュする。
フラエ「死ねえええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
フラエの無数の拳が複数のミューティスピニットを殴り飛ばす。
ミューティスピニット「ギギャアアアァァァァァァ!!!!」
ガムロ「でぃ!!とう!!はぁ!!どらぁ!!」
ガムロはパンチやキックなど、
様々な格闘で敵を1匹ずつ倒していく。
ミューティスピニット「ギッ!!」 「ウゴッ!!」 「ゲゲ!!!」
他に迫る複数のミューティの動きが止まった。
ミクスが空気の金縛りをしたからだ。
ミューティスピニット「ウ・・・・!ウ・ゴ・ケ・ナ・イ・・・・・!!」
ミクス「今です!!ユミさん!!!」
ユミ「ええ!!ぬううぅぅぅぅ・・・・!」
ユミは飛びながら、素早いチョップとキックの連続コンボで、
動けない複数の敵を斬り付け続ける。ガンズも銃弾を連射して、
遠くのミューティスピニット数匹を撃ち続けていた。
ガンズ「・・・・・っ!!」 カズーイ「タマゴミサイル!!!!!」
カズーイはタマゴミサイルを無数に発射して、
多くのミューティを攻撃。
そう。バンジョーとカズーイも必死に戦っていた。そして、
バンジョーが走りだし、
自身を回転された。カズーイがリュックに引っ込める。
バンジョー「ローリングアタック!!!!!」
バンジョーはローリングアタックで多くの敵を倒していく。
ボトルズ「す・・・・凄い!皆の力で次々と敵が減っていく。」
プルレス「・・・・あれ?テルさんとミルさんは戦わないの。」
プルレスは後ろに向いているテルとミルの方を見る。
テル「俺たちも戦っている。」 ミル「もう終わったけどね。」
プルレス「え・・・・・?おおっ!!!」
プルレスはテルとミルの前にいる光景を見て、驚く。
そこには、無数にバラバラになって死んでいるミューティがいた。
プルレス「い・・・いつの間に・・・・!?;」
ミル「まっ。私たちが強すぎるからね。」
テル「普通のスピニットと対して変わらん。
俺たちにとっては。」
バンジョーたちも必死な活躍で、多くのミューティを倒している。
大勢がバラバラになってるが、
攻撃を受けても死なない者も多くいた。
ミューティスピニット「ガルルルルルルルル・・・・・!!!!」
カズーイ「これだけやっても、残りが多いなんて・・・・!!」
ユミ「仕方がないわよ。何せ、ス
ピニットの強化体なんだから・・・・。」
ガムロ「進むんだ!!何匹か倒せなくても良い!!とにかく、
できるだけ倒しながら、進行するんだ!!!」
つづく
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