バンジョーとカズーイが後ろからの攻撃を受けて、倒れた。
その後ろから打撃した者の姿を一同は目につける。
プルレス「っ!?お・・・お前は・・・・!!?」
その者はまるで蟹のような姿をしていた。スピニットか。
プルレス「ス・・・スピニット!!?」
ボトルズ「い、いえ・・・!少し違います!!」
だが、このスピニットはどこか違うみたいだ。
目とハサミが片方だけ大きかく、足が全て大きい。
下部の色も違うが、他は変わっていないそうだ。
ガムロ「何だ・・・!あいつは・・・・!!」
そして、ガムロの後ろにも、スピニットらしき者がもう1匹いた。
スピニットらしき者「ゴ・ク・ロ・ウ・ダ・ナ。」
ガムロ「え・・・・!?」
ガムロは後ろの方に向くが、スピニットらしき者が既に、
大きなハサミを振り回して、ガムロを思い切り打撃する。
ガムロ「うぁ!?」 ガムロも倒れた。一同は動揺する。
テル「・・・・誰だ?お前は。」
ガムロはスピニットらしき者に問う。
その者は奇怪な声と喋り方でこう語る。
スピニットらしき者「ワ・レ・ワ・レ・ハ、ミューティースピニット。
ミューティーズノ、サ・イ・ゴ・ノブタイダ。」
ミクス「ミューティスピニット!?」
ユミ「ミューティーズ版のスピニットね。
恐らく、チャズ男爵がとっておきに造ったでしょうね・・・。」
ミューティ・スピニットA「ソ・ウ・ダ。チャズ様ハ、
死・ヌ・マ・エ・ニ、我ラニ最後ノ命令ヲ与エタ。」
テル「その最後の命令は、俺たちを殺す事か。」
ミューティ・スピニットB「ソウダ。チャズ様ヲコ・ロ・シ・タ、
熊ト鳥ハ倒レタ。ノ・コ・ルハ貴様ラダ。」
2匹のミューティスピニットが、
ボトルズたちに襲いかかろうと移動する。
ユミ「たかがスピニット・・・!私の格闘にかかれば、
どうって事ないわ!!はっ!!」
ユミは1匹のミューティースピニットに向かおうと、跳ぶ。
ユミ「(一度攻撃すれば、ひっくり返る!!でも、そんなヒマも、
与えない!!)はああぁぁぁっ!!でえぇぇぇい!!!」
ユミは手刀を連続で素早く振って、
ミューティスピニットAを攻撃した。
ミューティ・スピニットA「グルル!?」
攻撃を受けて吹き飛ぶミューティスピニットA。だが、
敵は裏返らずに、着地した。そのまま立っていた。
ミューティ・スピニットA「ソ・ン・ナ・モ・ノ・カ?」
ユミ「っ!?効かない!!?10回くらい斬ったハズなのに・・・!」
プルレス「10回!!?素早すぎて、数えれきれなかったよ!!!」
ボトルズ「感心してる場合ですか・・・;」
ミューティ・スピニットA「ガアアアアァァァァァ!!!!」
ミューティスピニットAが巨大なハサミでユミを襲う。
ユミ「くっ!!」 ユミはジャンプで避けた。
だが、彼女の左足が切られたような傷跡ができてしまう。
ユミ「っあ!」 ユミはその痛みを感じてしまう。
ミューティ・スピニットB「グオオオオォォォォォォ!!!」
ミューティスピニットBがユミ以外のボトルズたちに迫る。
プルレス「あわわわ!!く、来るよ!!」
ミクス「・・・・・っ!!」 ミクスを両手を敵の前に構える。
空気の金縛りでミューティスピニットBの動きを封じる。ハズが。
ミューティスピニットB「ギギ・・・!ギギギギ・・・・・!!」
ミューティスピニットBが少しだけ動いている。
ミクス「っ!!私の空気の金縛りでも動ける!?」
ミル「恐らく、チャズの奴。スピニットを他のミューティーズよりも、
強力に改造したわよね。
まあ、スピニット自体はちょっと厄介だったけど。」
ミューティスピニットA「グァオオオォォォ!!!」
ミューティスピニットAがハサミでユミを攻撃するが、避けられる。
ユミ「ふっ!!ならば、50回くらい斬ってやるわよ!!!
はあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ユミは両手を目にも止まらぬくらいに素早く振りまくった。
ミューティスピニットA「ゲ・・・ゲゲ!!
ゲギャアアアァァァッ!!!」
ミューティスピニットAの身体に斬られた跡が次々とできる。
その跡が体全体にできた後、ユミはどこかへ跳んだ。
そして、
ミューティスピニットAがバラバラに分解されて吹き飛んだ。
ユミ「でやあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ユミは素早く飛んで、ミューティスピニットBを蹴りつける。
ミューティスピニットB「ギギャッ!!?」
ミューティスピニットBは蹴られると簡単に浮いた。
恐らく空気の金縛りで力が半減されているだろう。
ミクス「ユミさん!!!」 ミクスはユミが助けた事に驚く。
そして、蹴られた敵も地面に落ちると、
何故かバラバラに砕けた。
恐らく、ミクルが空気の力で、
ミューティスピニットBを潰そうとしたが、
敵があまりにも頑丈過ぎたためにヒビが入る程度であったのだ。
そのおかげで、ユミのキック一撃で倒せたのだ。
ボトルズ「これで全滅ですね!・・・・ん?」
その時、
敵を倒した事に喜ぶボトルズたちはガムロが起きた事に気づく。
ガムロ「・・・・・っ!不覚をとってしまった・・・・。」
ユミ「もう終わりましたよ。ガムロさん。」
ガムロ「そ、そうか・・・。」 テル「いや。まだだ。」
プルレス「えっ!?どう言う事!!?」
ミル「こちらをご覧。」 ミルが指さしたところを一同は見る。
そこに、何と無数のミューティスピニットがいた。
ミューティスピニット「グルルルルルルルルル・・・・・!!!!」
プルレス「こ、こんなに!!!」 一同は敵の多さに驚く。
ユミ「く・・・・っ!流石にこれは敵わないな・・・!」
ミクス「1匹だけでも大変なのに・・・・!」
ボトルズ「皆さん!!一旦、退きましょう!!
もうチャズも倒しましたし。」
ガムロ「むぅ・・・!この傷だらけの身体では・・・。やむを得ん!」
こうして、一同は逃げた。本当は戦いたいガムロであった。
つづく
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