ピカアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ
カズーイの羽から、特に黄色い部分から金色の光が輝いた。
バンジョー「なっ!?」 カズーイ「こ・・・これは・・・!?」
二人は自身らに異変が起きた事に、戸惑う。その光は、
まるで、二人を守るように暖かかった。だが、
その光を見たミューティーアニマルたちが怯えだす。
ミューティーオストリッチ「キャアァァオゥ」
ミューティービー「・・・・・!?・・・・・??」
カズーイ「もしかして、この光は・・・あたいの羽から?」
カズーイは光が自分の羽から発している事に気づく。そして・・・。
バンジョー「凄いよ。カズーイ・・・。」
カズーイ「え・・・・?」 カズーイはバンジョーの方を見る。
すると、バンジョーの右腕と斬られた部分の傷が消えていくではないか。
バンジョー「傷が・・・・傷が少しずつ癒えていくよ・・・・!」
光はバンジョーを回復させていたのだ。カズーイはそれを見て、笑顔になる。
カズーイ「バンジョー・・・・!」
ミューティーアリゲータ「グイイイイイイイィィィィィィィィン」
アリゲーターは火炎球でバンジョーとカズーイに攻撃する。
火炎球が直接命中してしまい、爆発してしまう。二人は死んだのか・・・。
否、生きている。バンジョーとカズーイは黄金の輝きに守られたのだ。
カズーイ「・・・・あれ?全然、痛くない。」
バンジョー「この光が僕らを火炎球から守ってくれたのか・・・!?」
ミューティービー「・・・・・・・・!!!!!」
ビーは怒って、
ハリを突き出して猛スピードでバンジョーとカズーイに襲い掛かる。
バンジョー「は・・・速い!!!」 バンジョーは敵のあまりのスピードに驚く。
そして、ビーのハリがバンジョーの顔に。だが、そのハリが黄金の光を浴びて、
急にヒビが入り、壊れかける。そして、ビー自体もバンジョーとカズーイから、
発した光に弾き飛ばされてしまう。
黄金の光に邪悪な者が触れる事はできない。
ミューティービー「・・・・・・!!・・・・・・・・!!」
弾き飛ばされたビーは壁にぶつかると、
その身体がバラバラに砕けて吹き飛んだ。
カズーイ「これは・・・・・!!!」 バンジョー「光に触れただけで・・・っ!」
光に触れたビーが死んだ。そして、二人は笑みを浮かべて気づいた。
この光を相手に触れさせれば、相手は倒される・・・・と。
カズーイ「・・・・いけるわ。」 バンジョー「いけるとも!!」
そして、バンジョーはこの体勢のままで、走り出す。黄金の光と共に。
バンジョーとカズーイ「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
ミィーティースクイレル「キイイイイイイイィィィィィィィィィ」
スクイレルが口から火炎を放射する。火炎に包まれる二人だが、
今や黄金の光に守られているので、その炎すら寄せつかない。
そのまま敵めがけて走る二人。
バンジョーとカズーイ「とおぉぉう!!!!!!!」
バンジョーとカズーイはスクイレルに突撃。
ミューティースクイレル「キャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ」
光の突撃を受けたスクイレルは物凄く吹き飛び、壁に叩きつけられる。
そして、口から炎を溢れさせたスクイレルは倒れて、
身体中から燃え上がり絶命。これで敵は後2匹。
ミューティーアリゲータ「グイイイイイイイィィィィィィィィィン」
その時、
アリゲータが口を大きく開けて、バンジョーとカズーイを食べようとする。
バンジョー「あっ!?」 カズーイ「・・・・・っ!!」
そして、ついに二人を食べたアリゲータ。笑みを浮かべる怪獣だが・・・。
ミューティーアリゲータ「!!!???」
その時、アリゲータの目で瞳が凄くあがり、身体中から光が発した。
その身体がさらなる光の発光と共に爆発してしまう。そこから、
光に包まれているバンジョーとカズーイがいた。アリゲータも、
二人が発する光に勝てなかったのだ。
クランカーの体内の制御室では、レーダーを見ていたグラントリングが、
不安そうな表情で、室長にグラントリングに伝えます。
グラントリング「近くで味方が3匹死亡!!!このままでは、
敵がこの部屋に攻めて来る恐れがあります!!!」
室長のグラントリング「慌てるな!!この部屋には回転鋸がある!!
そう簡単に、敵がこの部屋に来れるハズもないわぃ!!!!」
なんと。バンジョーとカズーイはこの制御室の近くにいたのだ。
そこで、バンジョーとカズーイは最後の1匹であるオストリッチと対峙している。
ミューティーオストリッチ「キャアァァァオォゥ」
カズーイ「こいつにも光の突進を浴びせなきゃ!!!」
バンジョーとカズーイが光と共にオストリッチに迫る。
だが、オストリッチは素早く走って、二人の攻撃を避ける。
バンジョー「なんて速いんだ・・・!!カズーイダッシュ以上だ!!!」
ミューティーオストリッチ「キャアアァァオオオォォォゥゥ」
そして、オストリッチはバンジョーとカズーイの後ろにつき、
そこから二人を襲おうと走る。だが、黄金の光は甘くはなかった。
オストリッチの嘴がリュックに突き刺そうとする瞬間、突然、
バンジョーとカズーイの身体から強烈な光が発し、オストリッチは、
その光に弾き飛ばされ、回転鋸の方へ。
ミューティーオストリッチ「―――――――――――――――」
オストリッチの身体が少数の回転鋸にズタズタに斬られ、
バラバラになってしまった。オストリッチも死んでしまったのだ。
バンジョー「この回転鋸・・・厄介だな。どうする?」
カズーイ「決まってるでしょ?この光と一緒に行くのよ!!」
バンジョー「そうだね。カズーイ。君の羽は何て、
素晴らしい光を出してくれたのだろう。」
カズーイ「もっと褒めて良いわよ。この回転鋸を突破してからねっ!!!」
バンジョー「おうっ!!!」 バンジョーは回転鋸のところへ走る。
カズーイ「ねえ!バンジョー!!この技、何て名で良い!?」
バンジョー「名?そうだね・・・!この光が発したのは、
実は不思議の事だからねェ・・・。その光が君の翼から発したから、
君の翼もまた不思議だ・・・。」
カズーイ「あら?あたいの事、不思議ちゃん扱いしてない??」
バンジョー「・・・・そうだ!!不思議な翼と書いて・・・・・・!!!」
バンジョーが笑顔になって、カズーイも笑顔になる。
カズーイ「・・・・不思議な翼と書いて・・・・・!!!!!」
そして、二人は回転鋸に近づき、その刃が二人に当たる。だが・・・。
バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!!!!!!!!!!!」
鋸の刃が砕けると同時に、二人の身体が黄金の光となり、
その光が流星のごとく進み、己に迫る回転鋸が次々と砕けていく。
グラントリング「敵がこちらへ向かってきます!!か、
回転鋸が突破されていきますっ!!!」
室長のグラントリング「な、何だと!!?このトラップは誰にも、
攻略できないハズ!!一体、どう言う事だ・・・・っ!!」
制御室ではグラントリングたちが大騒ぎになっていた。
そして、光となったバンジョーとカズーイは、そのまま制御室の入り口の、
ドアへ向かっていき、そのドアを光の突撃で破壊して、制御室に入る。
すると突然。その制御室で何かが起こったか、
入り口から巨大な爆風が出ていた。
一方、プルレスたちはローブの二人と一緒に廊下を歩いていた。
プルレス「そうですか・・・。テルとミル。それがあなたたちの名前でしたか。」
プルレスはローブの二人に対してそう言う。
テルとミル。それが、二人の名だった。
ローブの少年がテル。ローブの少女がミルである。
テル「そうだ。ところで、お前もブレンティのメンバーか?
見かけない顔だが。」
プルレス「いえ。僕はバンジョーさんとカズーイさんの仲間です。」
ユミ「あの二人はフラエがヤケになったせいで、どこかへ消えちゃって・・・。」
ミル「そっか。じゃあ、一緒に探して来てあげる!」
ミルが笑顔でそう言うと、テルも笑顔ではないが、冷静にこう言う。
テル「そうだな。俺たちはチャズの首を取ると同時に、あの熊と鳥を、
探す事を目的とするのだからな・・・・っ。」
ミクス&プルレス「本当ですか!!!??」 ユミ「一緒に探してくれるのね!」
3人も笑顔になる。そして、テルとミルは頭に被っていたローブを外した。
そして、ついに二人の素顔が明らかになる。
テルは緑色の短い髪、ミルは桃色の長い髪であった。二人とも童顔であった。
テル「ああ。俺たちとお前たちの目的は共通してるからな。」
ミル「ここからは仲間ねっ!よろしくねっ☆」
テルは無愛想に言い、ミルはウィンクして、明るくそう言う。
こうして、プルレスたちはローブの二人であるテル&ミルを仲間にして、
バンジョーとカズーイを探そうとします。そのバンジョーとカズーイ。
二人は今、とてつもない未知の力を突然にして、手にして、
4匹のミューティーアニマルを倒し、クランカーの体内を駆け抜けました。
その力は一体、何なのでしょう?あの黄金の光は一体・・・。
ですが、名は知る事ができました。ワンダーウィング。
次回につづく
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