バンジョー「な・・・・・・っ!?」
カズーイ「な・・・・・何よ。これ・・・・・・。」
二人は物凄い表情で驚く。まるで、見たことのないものを見たように・・・・。
そう。赤いバッテンが変化したのはなんと、【?】であった。
バンジョー「は・・・・?(ハテナ)だって・・・・・??」
カズーイ「矢印ではない・・・・・?では、宝箱は一体どこに・・・・・?」
カンシー「余所見をするな!!!!!!!!!!」
カンシーは赤いハテナを見て、戦うどころではなくなったバンジョーを思いっきり殴った。
バンジョーとカズーイ「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
バンジョーとカズーイはカンシーの打撃で吹き飛んでしまい、
岩場から落とされそうになるが、カズーイはまたも左右の翼を羽ばたかせ、
再び浮かび上がり、ゆっくり飛んで岩場に戻そうとするが・・・・・。
カズーイ「ふふん。何度でも戻っちゃうわよ!」 だが、いつまでもそうは限らなかった。
カンシー「もうさせんわァ!!!!」 カンシーは物凄い横走りで二人に迫る。
今の二人はまだ飛んでいて、岩場に着陸しようとする行く直前。反撃できない。
バンジョー「うわっ!??」 カズーイ「げげっ!?ちょ・・・・ちょっと・・・・・;」
カンシー「ぉらあああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
カンシーは容赦なくバンジョーを思いっきり殴り、下の方へと叩き落とした。
バンジョー「ぐほっ!!!?」 カズーイ「わああぁぁぁ・・・・・!!!」
ボトルズ「あっ!!!バンジョーとカズーイが海に落ちていく!!!」
エレナ「・・・・でも、海に落ちた時の音がしないわよ・・・・?」
プルレス「確かに、ザプーンと音がしなかったね・・・・・。」
リーキー「岩場の近くの海面が見えるところへ行って見ましょう!!!」
そして、4人は岩場の周りの海面を見ようと海と浜辺の間のところへ走った。
ボトルズ「おお・・・・・っ!!これは・・・・・・!!」
4人の目線には岩場の近くにある砂だけの小島があった。さっきボトルズたちが見た、
岩場の後ろのところに密かにあったので、みんな知らなかっただろう。
その小島にバンジョーとカズーイが倒れていた。しかし、
バンジョーはゆっくり立とうとしていたのだ。カズーイも起きていく。
バンジョー「う・・・・うう・・・・!う・・・海じゃない・・・・・?」
カズーイ「あたいたち、まだ死んでないので・・・・。あっ!!?」
そして、二人は上の方を見て驚く。何故ならそこからカンシーが岩場から飛び降りて来たからだ。
バンジョーは着地したカンシーの前に、堂々と立ち上がった。
カンシー「ククククク・・・・・!どうやらここがお前たちの墓場に相応しそうだなァ。」
バンジョー「どういう事だ!!?」
カンシー「下を見るがいい・・・・。」 カズーイ「下・・・・?あっ!!!」
バンジョー「ま・・・・・またバッテン・・・・・・!??」
二人は下の方を見て、驚く。そう。この小島にも赤いバッテンがあったのだ。
カンシー「どうやら、このバッテンこそが本物かも知れないぞ?」
カズーイ「・・・・・っ。本当にそうなの??」
カンシー「さァ?自分で確かめて見るがいい・・・・・。」
バンジョー「じゃあ・・・。お前を倒してからだ!!!」
そして、バンジョーが走り、カンシーも走った。両者はまた激突する。
一方、ラーティとサリマは数名の同志たちを引き連れて、ニッパーのアジトたる灯台へ目指そうと、
岩山を走っていた。ラーティたちはブラバーからの情報を頼りに進んでいるそうだ。
ラーティ「もうじき灯台へつくハズだ!!」 サリマ「みんな!!気を引き締まって!!!」
同志たち「おう!!!!!!!!!」 そして、一同はひたすら進む。そして・・・・。
ついに灯台のところへとたどり着いた。一同は灯台の前に止まる。
ラーティ「ここが・・・・。グランティ第6海軍のアジト・・・・・。」
サリマ「でも、扉が開いているままだわ。誰かが先に侵入したのかしら?」
ラーティ「とにかく進もう。あのローブの二人も後から来ると聞いたからな。」
その時、灯台の入り口から何者かが吹き飛んできた。一同はこれを見て驚く。
「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
クラッシャー一同「!!!!!????」
ラーティ「な、なんだ!!??」 サリマ「ダ・・・・ダッタさん!!!!」
そう。入り口から吹き飛ばされたのは、ダッタであった。
ダッタはラーティたちの前に落ちる。サリマがダッタに駆け寄る。
サリマ「ダッタ!!大丈夫!!?」
ダッタ「ぐ・・・・っ!!あの・・・・サザエ貝女ァ・・・・・!!」
ダッタは力のなさそうな声で言った。よく見れば、ダッタの体中には、
傷だらけがある。特にこれはハサミに切られた跡が多い。
ラーティ「サザエ貝女・・・・?まさかっ!!!」 ラーティたちは灯台の入り口から、
何者かが歩いてきた。それは、アルシェルであった。そう。ダッタはアルシェルに、
圧倒されてしまったのだ。アルシェルはそれほどに強そうだからだ。
アルシェル「その・・・・・まさかよ。」 ラーティ「アルシェル!!!!!」
サリマ「あなたが・・・・ダッタを・・・・・・・!!」
アルシェル「そうよ・・・・。こいつは女の敵よ。まァ、仕方がないわよねぇ。
あなたたちクラッシャーはちっちゃな悪者が多そうなテロリストだからねぇ・・・・。」
ラーティ「確かに、俺たちはテロリストかも知れない。だがなァ・・・・・!」
ダッタ「てめーらグランティを滅ぼせるなら、手段は選ばねェから・・・・・!!」
ダッタはそう言いながら、ゆっくり立ち上がる。サリマもアルシェルに銃を構える。
サリマ「あなたたちは必ず、私たちが倒して見せます!!!」
アルシェル「どうかしら?たとえ私が死んでも、ニッパー様には勝てないわよ。誰にもね・・・・。」
ラーティ「なにィ・・・・・?あっ!!」 サリマ「じ・・・・地震!??」
アルシェル「地震ではないわ・・・・・。ついて来なさい!!!」
アルシェルはそう言った後、すぐに右の方へと跳んで行った。下のところへと着地するそうだ。
ラーティ「むっ!??お、追うぞ!!!!」 サリマたち「おう!!!!!」
そして、ラーティは灯台のところより下のところに来た。そこにアルシェルがいた。
よく見れば、彼女の後ろの岩壁には何やら大きなコンクリートのドアがあった。
ダッタ「なんだ!?このドアは!!?」
アルシェル「ふふふふ・・・・。間もなくニッパーが出てくるわ。その瞬間をとくと見なさい!!!!」
アルシェルはそう言いながら、コンクリートのドアに手を向ける。そのドアがギギギギ・・・・と、
音を出しながらゆっくりと開き始めた。そして、ドアが大きく開き、そこから巨大なヤドカリの、
姿をした怪獣が出てきた。そう。そいつこそが、この島を支配する悪の親玉、ニッパーであった。
ニッパー「ガルルルルルルルルルルルルル・・・・・・・・・!!!!!」
クラッシャー一同「おお・・・・っ!!!」 一同はニッパーの姿を見て、驚く。
ラーティ「こ・・・・こいつがニッパーか・・・・・・!!」
サリマ「な、なんて大きいの・・・・!?」
ダッタ「スクリーンで見たぜ。てめぇがグランティ第6海軍のボスだろ?」
ニッパー「ガルルルル・・・・!貴様らが今回、この俺様のシマに来たクラッシャーの、
クズどもか?えぇ?ガルル・・・・。ビーバーに変な布の怪人。後は愚かな人間どもか。
あまり極上じゃねェ組み合わせであるなぁ?おい!ガルルルルルル・・・・・!!」
ダッタ「あぁ?ヤドカリのクセに随分と態度がでけぇじゃねーか?コラ!」
サリマ「私たち愚かな人間を、あまり馬鹿にしない方がいいわよ。
この島はあなたたちだけの物にはさせない!!この島を解放してみせるわ!!!」
ラーティ「グランティ第6海軍ボス、ニッパー水軍長よ。今こそ貴様の首を、
我らが貰い受け、貴様の部隊と野望を必ずや消し飛ばしてみせるっ!!!!!」
アルシェル「残念だけど、ニッパー様は私が防衛いたしますわ。」
ニッパー「ガルルルルル!!アルシェルよ。クラッシャーを倒せ。俺様は、
あの例の熊と鳥、そして邪魔な海賊を排除してみせよう。ガルルルルルルルッ!!!!!」
そして、ニッパーは突然、跳びだして、荒地の方へと向かった。
ラーティ「あ・・・っ!待て!!!」 アルシェル「あんたらの相手は私よ!!!」
バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!!!」
カンシー「ぐあああぁぁぁぁぁ!!?」 バンジョーとカズーイはくちばしアタックで、
カンシーを攻撃し、海の方へ吹き飛ばした。カンシーは海に落ちてしまう。
ボトルズ「これでヤツもスナッカーに・・・・!!えっ!!?」
カンシー「とおぉぉぉう!!!!」 しかし、カンシーは海から飛び出し、小島に着地した。
バンジョーとカズーイ「な・・・・・っ!!??」
カンシー「クククク・・・・!間もなくお前たちの終わりの時が来たのだ。見よ!!!!」
カンシーが海の方にハサミを向けると、二人はそこを見る。その海から、
無数の目のついた黒い戦艦があった。ちなみに、その戦艦の群れの中には、
無数のシャップネルが泳いでいた。ダルシップ艦隊が島に接近してきたのだ。
バンジョー「おのれ、カンシー・・・・・・!!!」 バンジョーはカンシーに顔を向ける。
カンシー「さぁ・・・・。ここからが本当の戦争だ・・・・・!!」
ついにグランティの第6海軍のボス、ニッパー水軍長がその姿を表し、
クラッシャーとバンジョーたちを完全抹殺しようと動き出しました。
そして、同じグランティの部隊たるダルシップ艦隊もついに総攻撃をかけようとします。
この恐怖の総攻撃に、バンジョーとカズーイ、そしてクラッシャーは勝てるのでしょうか?
そして、この島を救える事ができるのでしょうか・・・・!?
次回につづく
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