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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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攻撃を受けたティアーズはひるむが、すぐに後ろの方に向く。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・!!」

ティアーズは走り、メタシサスにキックを浴びせる。

メタシサス「ギユウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥイン」

蹴られた魔獣はさがるが、再び瞬間移動を使う。

ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・!?」

ティアーズは後ろの方を向かう。

だが、今度は右側にメタシサスが現れる。

メタシサス「ギユウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥイン」

メタシサスは素早い移動でティアーズに突進する。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァァ!!!」

ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がる。だが、そこに魔獣が接近する。

メタシサス「ギユウウウウウゥゥゥゥゥゥゥイン」

メタシサスは口を大きく開ける。ティアーズを喰い殺すつもりだ。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!」

ティアーズは両手でメタシサスの左右の口を封じて、防御する。

日下部と大岩「ティアーズ!!!」 野口「頑張って・・・・!」


森下「きゃああぁぁぁぁぁ!!ティアーズが食べられちゃう!!」

徳丸「やめろおぉぉぉ!!ティアーズは美味しくないんだぞォ!!?」

メタシサスがティアーズを食べようとする様子を見た、

徳丸と森下はさらにパニック状態になる。


大神「ティアーズを援護じゃぃ!!!」

バルワンダーDXは電気ビームでメタシサスの頭上を攻撃する。

メタシサス「ギユウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥイン」

メタシサスはひるみ、ティアーズがこれをチャンスにバック転で離れる。

ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!」

日下部「凄い!!流石はバルワンダーDXだわ!!」

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」

ティアーズはアームシュートを発射し、メタシサスを攻撃する。

だが、メタシサスはその直後にまたも瞬間移動をする。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!??」

ティアーズはメタシサスがどこに現れるか警戒する。

次の方向に向いてみると、その目の前にメタシサスがいた。

ウルトラマンティアーズ『おわっ!!?』

流石のティアーズも、すぐに敵が現れたところには驚く。

そして、メタシサスは8つのレーザーでティアーズを攻撃する。

ウルトラマンティアーズ「グアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」

ティアーズは直接、8つのレーザーを受けて吹き飛ぶ。

野口「ティアーズ!!!!」


森下と徳丸「効いたああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

森下と徳丸はさらに叫ぶ。


ティアーズはゆっくりと立つ。そこに、魔獣が接近してくる。

メタシサス「ギユウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥイン」

そして、メタシサスは大きな口でついにティアーズを噛み付いた。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・・・!!」

日下部と野口「っ!!?」 大岩「ティアーズが噛まれた!!否!!」

ティアーズの上半身がメタシサスの口の中に入ってしまって見えない。


徳丸「不味い!!ティアーズが食べられてしまう!!!」

森下「どうしよ!どうしよ!このままじゃ、丸呑みにされちゃうよ!!」

徳丸「助けてえええぇぇぇぇ!!バルワンダー!!!」


大神「不味い!!ティアーズを助けんかぃ!!」

上川「了解!!!」 DXは電気ビームを発射。

だが、メタシサスはティアーズを噛み付いているまま、瞬間移動をする。

日下部「また瞬間移動を・・・・!!」

そして、別の場所でティアーズを噛んでいるままのメタシサスが現れた。

メタシサス「ギユウウウウウゥゥゥゥゥゥゥイン」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!」

ティアーズは何とか足に地面を付けたままで耐えている。だが、

徐々にその足が浮かびつつある。

メタシサスはティアーズを呑み込もうとしているのだ。

バルワンダーDXが接近しようとすると、メタシサスはティアーズと共に、

またも瞬間移動をして、DXから離れた場所へと現れる。

大岩「テレポートで時間稼ぎとは・・・!腐れ外道が!!!」

日下部「このままでは、ティアーズが負けてしまう・・・!

一体、どうすれば・・・・!!」

ティアーズの身体が徐々にメタシサスの口の中に入っていく。

そして、ティアーズのカラータイマーも赤に変わった。

ウルトラマンティアーズ(このままじゃ、魔獣の胃の中に入っちまう・・・!!

あと1分になっちまった・・・・!!何とかしなければ!!)

野口「ティアーズ・・・・・!!」

野口は自身の脳裏に灰間の姿が浮かび上がる。その時。

野口「灰間君!!!!!」 野口は灰間の名を叫ぶ。

その叫びはティアーズの耳に届く。

ウルトラマンティアーズ『っ!!野口・・・!聞いたぜ。お前の声!!

うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!』

野口の声に励まされたティアーズは両足を再び地面につける。そして、

身体を思い切りあげて、メタシサスを後方へ投げ飛ばす。

ウルトラマンティアーズ『だあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

こうして、ティアーズは自由の身となった。

メタシサス「ギユウウウウウウウゥゥゥゥゥゥイン」


森下「やった!!復活したわ!!!」

徳丸「いけええぇぇぇぇ!!ティアーズ!!!」

ティアーズを応援している生徒たちは灰間たちのクラス、

3年1組だけではない。

ほとんどのクラスの者たちがティアーズを応援しているのだ。

男子生徒「頑張れ!!ティアーズ!!!」

女子生徒「負けないで!!ティアーズ!!!」


ウルトラマンティアーズ「・・・・!シュワアアァァァァッ!!」

ティアーズは倒れたメタシサスに迫ろうと走る。だが、

メタシサスはすぐに立ち上がり、口から青紫の巨大な光線を発射した。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・!!!!!」

その光線を浴びたティアーズは身体中のほとんどの部分が爆発する。

日下部「ティアーズ!!!」 大岩「何ちゅー恐ろしい光線じゃ!!」

野口「・・・・・っ!!頑張って・・・・!!」

光線を浴びてダメージを受けたティアーズ。だが、

野口の応援を受けたティアーズは、

今ならこの大ダメージに耐えられるのだ。

ウルトラマンティアーズ「ハアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

ティアーズはメタシサスに殴りかかる。

だが、メタシサスはまた瞬間移動を使う。

上川「また瞬間移動だ!!これさえなければ・・・・!!」

大神「叶野!!サーチアップシステムを使え!!!」

叶野「了解!!!」 

叶野があるボタンを押すと、

叶野の前のモニターにレーダーらしい画面が映される。

そのある部分に、光っている点が動いているのが見える。

叶野「10時の方向に魔獣が現れます!!!」

大神「よし!!アンチMミサイル発射!!!」

バルワンダーDXはアンチMミサイルを発射する。

そして、ティアーズの背後に、メタシサスが現れた。だが、

そのメタシサスにアンチMミサイルが命中した。

メタシサス「ギユウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥイン」

ミサイルを受けた魔獣は大爆発を受けて、物凄いダメージを受ける。

ウルトラマンティアーズ『そこかよ!!』 

ティアーズは背後を向き、魔獣を見る。

メタシサスの身体は燃え上がっていて、もはや瀕死に近い状態だ。

野口「今よ!!ティアーズ!!!」

ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」

ティアーズはファイティウム光線でメタシサスを攻撃する。

そして、メタシサスはさらに爆発して、粉々に砕けてしまった。

日下部「勝った!!!」 大岩「よっしゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」


徳丸と森下、生徒たち「やったあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

学園の人々はティアーズの勝利に喜んだ。


ティアーズは、

大鳥学園の方を見る。特に、屋上にいる野口の方を見ていた。

野口「ティアーズ・・・・。」 ティアーズは静かに頷く。

野口の目線では、そのティアーズの顔には、

灰間の静かな微笑みが見えた。

野口「っ!!灰間君・・・・!?」

ウルトラマンティアーズ「・・・・シュワッチ!!!」

ティアーズは空へと飛び、どこかへ去った。


夕日。平和となった大鳥町を歩く野口は徳丸や森下と離れて、

帰ろうとしていた。

そこに、灰間が立っていた。少し微笑んでこう言う。

灰間「大変だったな。今日は。」

野口「・・・・・そうね。でも、魔獣が倒されたおかげで、

入学生たちは元に戻ったわ。これで、

改めて新しい学園生活で頑張れると良いけど。」

灰間「・・・だな。もう学園に魔族が来ねー事を祈りましょ。」

そして、灰間と野口は1歩も動かず、黙ったままになる。

長くなりそうな時、野口が静かに話す。

野口「・・・・今日はBARの仕事に行かないの?」

灰間「・・・・ああ。事件は既に終わったからよ。」

野口「・・・・・・灰間君。・・・・ちょっと聞いて良い?」

灰間「何だ?」

野口「ウルトラマンティアーズの正体って、一体誰だと思う?」

灰間「さァ。・・・多分、太古の勇者様の亡霊とかじゃねーの?」

野口「そうだと良いけど・・・。私。思うの?

灰間君が・・・・。

あなたが・・・・ウルトラマンティアーズなんじゃないかって。」

灰間「そっか・・・・。」

野口「違う・・・かしら?でも、例え、あなたがティアーズでも、

私は・・・あなたの事を想いたい。だから・・・!」

野口が切なそうに言う。だが、灰間は人差し指を野口の口元に近づける。

灰間「わかってるよ。もう・・・。俺の側によ、ずっといてーんだろ?」

野口「・・・・・・・・っ。」 その言葉に野口は驚く。

灰間「けど、今はまだそうする事ができねェ。

俺は戦い続けなきゃいけねェ。

魔族からこの地球を守るために。そして、お前を守るために・・・。

もし、魔族との戦いが本当に終わったら、

野口。ずっとお前と一緒にしてやる。

それまで、待っててくれ・・・・。でも、良いじゃねーか。

その間でも、お前を守る事だけでも、できるからよ。」

野口「・・・・っ!灰間君・・・・!!」

野口は涙を流し、灰間に抱き着いた。灰間も優しく、野口を抱きしめる。

野口「うっ!いううぅぅぅ・・・!ふええぇぇぇ・・・。」

灰間「野口・・・・・。(すまねェ・・・。)」

灰間と野口は抱き合う。それを、遠くから日下部が見ていた。

壁の隙間に隠れながら、日下部は静かにこう呟く。

日下部「・・・・・馬鹿。」

こうして、入学生として学園に潜入し、

灰間を抹殺しようとする魔族の作戦は、野口の想いにより、

失敗に終わりました。そして、

野口の想いは灰間に届けたと思います。

野口と灰間。互いを想うようになった二人を見た日下部は、

どう思うのでしょうか。この三角関係の決着やいかに。

それにしても、魔族が学園に潜入するとは驚きでした。

もし、あなたのクラスにも、目を紫色に光らせる者がいたら、

BARにご報告ください。その者こそが、

あなたの学園に潜む魔族の一人でございますから。

次回につづく

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