ディスタガスが口からガスを吐き始めた。
	
	ティアーズはそのガスに包まれて、急に苦しみだす。
	
	ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・・!!」
	
	その苦しみで走りを止め、喉を傷めるように見せるティアーズ。
	
	日下部「ティアーズがガスに包まれた!!」
	
	叶野「今さっき隊長から連絡があった。魔獣の吐くガスには、
	
	宇宙の有害物質、ディスター線が含まれているらしい!!」
	
	日下部「な、何ですって!?じゃあ、ティアーズは・・・・!!」
	
	ウルトラマンティアーズ(く、苦しい・・・!!何だこのガスは!!?
	
	身体中がすっげー痛ェ・・・!!まるで崩れちまいそうだ!)
	
	ディスタガス「キチャアアアァァァッ」
	
	魔獣はガスを吐くのを止め、ティアーズに突進を仕掛ける。
	
	ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!?」
	
	ティアーズは突き飛ばされ、ビルにぶつかる。そのビルが、
	
	ティアーズの体重によって崩れる。
	
	立ち上がろうとするティアーズ。
	
	ディスタガス「キチャアアアァァァッ」
	
	そして、ディスタガスは両目から黒いビームを発射する。
	
	ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアァァァァァァ!!!?」
	
	ティアーズはビームを受けて急に倒れる。
	
	ディスタガス「キチャアアァァッ!キチャアアァァッ」
	
	魔獣は倒れたティアーズに迫ろうとゆっくり歩く。
	
	だが、ティアーズは倒れたまま遠距離攻撃を撃とうとする。
	
	ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
	
	ティアーズは再びアームシュートで魔獣を攻撃する。
	
	ディスタガス「キチャアアァァァッ」
	
	攻撃を受けた魔獣は一歩だけさがるが、すぐに前進する。
	
	ディスタガス「キチャアアアァァァッ」
	
	ディスタガスはまたもガスを吐き、ティアーズを苦しめる。
	
	ウルトラマンティアーズ「アアアアァァァァ・・・・ッ!!!!」
	
	ティアーズはさらに苦しみ、のたうち回る。
	
	ディスタガスはガスを吐きながら歩いて行く。
	
	ティアーズに接近している。
	
	上川「このままじゃ、ティアーズがやられちゃう・・・・!
	
	ティアーズが負けたら、地球が魔族に物になっちまう!!」
	
	日下部「諦めないでください!!ティアーズは必ず勝ちます!!
	
	例え、魔族が宇宙人であろうとティアーズなら絶対に、
	
	魔族を倒してくれます!!何故なら、彼は・・・!
	
	ウルトラマンですから!!!!」
	
	日下部の声が届いたかティアーズの目が一瞬、輝く。
	
	ウルトラマンティアーズ「ハアアアアアァァァァァァァッ!!!!!」
	
	ティアーズはジャンプして、敵のガスから逃れる。
	
	上川「ディスター線のガスから脱出できた!!」
	
	隊員たちはティアーズがピンチを脱出したところに喜ぶ。
	
	そして、ディスガタスの後ろに着地して、背後から魔獣に迫る。
	
	だが、ディスタガスの背中の2本の角が発光する。
	
	その光を浴びたティアーズは急に苦しみ、魔獣から離れて倒れる。
	
	ディスタガス「キチャアアァァッ!キチャアアアァァァッ」
	
	ディスタガスは後ろのティアーズに向き、再びガスを吐く。
	
	ウルトラマンティアーズ『もう効くかよ!!ウルトラアブソーブ!!!』
	
	ティアーズは右手を前に向く。すると、魔獣の吐いたガスが、
	
	ティアーズの右手に集まって消えていく。ま
	
	るで吸収されるかのように。
	
	叶野「敵のガスを吸い取っているだと!?」
	
	ウルトラマンティアーズ『お返しだぜ!!こんにゃろう!!!』
	
	ティアーズは左手をディスタガスに向く。すると、
	
	その左手からディスタガスのと同じガスが噴出していく。
	
	ウルトラアブソーブとは、敵の攻撃を吸収し、
	
	その攻撃をそのまま敵に返す特殊技なのだ。
	
	ディスタガス「キチャアアァァッ!キチャアアァァッ」
	
	自身のガスを浴びた魔獣が物凄く苦しんでいる。
	
	ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・・!!!」
	
	ティアーズはジャンプして、空中キックでディスタガスに打撃する。
	
	ディスタガス「キチャアアァァッ」  魔獣は打撃を受けてさがる。
	
	ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!ショアッ!!!」
	
	ティアーズは走る。
	
	だが、魔獣は両目からのビームで迎撃する。
	
	ティアーズはジャンプでそれを避けて、
	
	空中でのパンチで敵をさらに打撃する。
	
	ディスタガスは顔を殴られて倒れる。
	
	ディスタガス「キチャアアアァァァァッ」
	
	だが、魔獣はそのままガスを吐いて反撃する。ティアーズは、
	
	バック転でそれを避けた。ディスタガスはゆっくりと立つ。
	
	ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」
	
	ティアーズはファイティウム光線で魔獣にとどめをさす。
	
	これにより、ディスガタスは大爆発で身体を粉々にされた。
	
	上川「やったああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 叶野「うむ!!」
	
	ティアーズの勝利を見た隊員たちは大いに喜ぶ。
	
	日下部「ありがとう・・・。ティアーズ。」
	
	ウルトラマンティアーズ「・・・・・シュワッチ!!!」
	
	ティアーズは空を飛び、どこかへ去った。
	
	
	BAR基地に戻った隊員たちは大神に報告をする。
	
	大神「そうか。我々が敵対している魔族が、
	
	まさか、宇宙人だったとはのォ・・・。」
	
	灰間「魔族はただの宇宙人ではありません。他の星人よりも、
	
	遥かに凶悪で、魔獣と言う恐ろしい宇宙生物を操っています。」
	
	日下部「その魔獣が一体何匹いるでしょうか。もし、
	
	魔族の戦力が地球全体よりも大きい程であったら、
	
	果たして我々は勝てるでしょうか・・・・。」
	
	魔族の大きな戦力に隊員たちは暗そうになる。
	
	大神「勝てるかどうかではない。勝つんじゃぃ。例え、
	
	宇宙人である魔族がどがぁな事をしようとも、
	
	我々は必ずた魔族を倒さねばならんけ。ティアーズも、
	
	勝利を信じて今もどこかで魔族と戦ってるハズじゃけ。」
	
	大神の言葉で隊員たちは笑顔になる。
	
	そして、灰間も笑顔になる。
	
	灰間「そうですよ。隊長。俺たちBARとティアーズが、
	
	力を合わせれば、魔族の地球侵略なんぞ一発で、
	
	潰せますよ!(そうだ。もし、ピンチな時は俺がティアーズで、
	
	何とかしてやる。ティアーズになりゃ、
	
	どんな魔獣にだって負けやしねーぜ・・・・!)」
	
	日下部「・・・・そうですね。私たちには、
	
	ティアーズと言うウルトラマンがいるんだわ。」
	
	大神「そう。わしらにはウルトラマンが付いている。
	
	地球は必ず守れる!そう信じようやないか!!」
	
	隊員たち「はいっ!!!」
	
	魔族の正体は魔星と言う惑星から来た宇宙人だったのです。
	
	彼らが地球を狙う理由は一体何なのか。それは、
	
	まだ謎のまま。ですが、例えどんな理由があろうとも、
	
	ティアーズとBARは魔族の野望を絶対に許さないでしょう。
	
	次回につづく
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