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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ウルトラマンクリスタル   第29話・サキ救出作戦

他国使用万能アンドロイド・アントマン登場

暗い夜の町では、ある一人の女性が歩いていた。何事もなくただ歩いていた。

女性「・・・・・・・・・・っ!?」  その時、後ろからもう一人、何者かの足音が聞こえる。

女性はその何者かが自分についてきていると恐怖して、後ろを向いた。

しかし、彼女の後ろにはだれもいなかった。女性は警戒しながら、前を向いて歩く。

女性「だ・・・・・誰かが私を狙っているのかしら・・・・・・??」

女性は恐る恐る歩いていた。そして、しばらく歩くと、何者かの声がした。

謎の声「キキャキャキャ・・・・キキャキャキャ・・・・・・!」 どうやら子供のような声だった。

女性「・・・・・・っ!?」  しかし、その声の主はどこにも見当たらない。

女性はますます恐怖を感じて、ついに走った。謎の声の者から逃れるために・・・・。

しかし、その先に右辺にある木々のところがガサガサとなる。そこから、

いきなり謎の怪人が女性の前に現れた。女性はいきなり怪人が出た事に驚き、立ち止まる。

怪人「ギキイイィィィィィィ!!!」  女性「ひいぃ・・・・っ!!」

そして、怪人は中型の銃器から青い光線を発射して、女性を襲った。

女性「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」 光線を浴びた女性は急に氷付けになった。

怪人「ウゥゥ・・・・ウゥゥ・・・・・。」  怪人は赤ん坊のような声で、銃器を撫でる。

この銃器は冷凍光線銃らしい。ちなみにこの怪人の姿は、全身が白と黒で、

その色がグルグル回っている模様が複数に描かれていた。顔には口も鼻もなく、

目が一つだけであった。この不気味な姿をした怪人は何者だ?そして、どこから来たのか?

怪人は凍った女性を軽く持ち上げ、そのまま歩いて、彼女を連れ去ってしまった。

しかし、その後ろから、その様子を一人の少年が物陰に隠れながら目撃してしまった。

少年「ああ・・・・・っ!」  赤い帽子をした少年はその様子を見て、恐怖を感じて声を漏らす。

怪人「ンバ?」  怪人は声が聞こえたので、後ろの方を見ようとする。

少年(やば・・・っ!)  少年は急いで物陰に顔を隠す。怪人は後ろを向いた。

怪人「・・・・ンウブウゥ~。」 怪人は後ろに誰もいない事がわかったので、前へ進んだ。

少年「・・・・・・あの怪人、女性を凍らせて攫っていった・・・・!DGCに知らせよう・・・・っ!!」

少年はそう言った後、すぐに走った。DGCに知らせようと・・・・。

少年「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・。・・・・っ!??」

しかし、少年は突然驚き、停まってある車に隠れた。彼の前の広場では・・・・・。

怪人「ウプププ!ウプププ!!」 「キャッキャッキャッ!!」 「タァァ~ヤ!」

複数の怪人たちが凍った人たちをそれぞれ地面に置いていた。怪人たちの近くには、

何やら現用兵器らしき大きなバンらしき車が。怪人はその車に凍った人たちを入れていたようだ。

ちなみにバンと言っても、第10話に登場した車怪獣バンとは全く違う車である。

その中には、さっき凍らされたハズの女性がいた。彼女も怪人によってバンに入れられてしまった。

少年「凍った人たちを攫っている・・・・っ!く・・・・・っ!!」 少年はまた別の方向へと走る。

少年は広場から離れたところへ走っていた。しかし、そんな彼の前に怪人が立ちはだかった。

少年「うげ・・・・っ!!?」  怪人「キャキャキャキャキャ!!」

怪人は銃器を少年に向ける。彼を氷付けにして、さっきのバンに入れる気だ。

少年「あ・・・・・・っ!!」 少年は自分も氷付けにされてしまう恐怖で、尻餅を地面についた。

怪人「・・・・キャアアァァァ!??」  怪人は銃器の引き金を引く瞬間、

いきなり頭を何者かに撃たれて、爆発してしまって倒れた。少年は救われたのだ。

少年「・・・・・っ!?な・・・・何だ?」 少年は不思議そうに思って立ち上がる。

頭を撃たれて倒れた怪人はずっと立ち上がらない。どうやら再起不能になったようだ。

声「・・・・大丈夫?」  少年「っ!?」

少年は後ろから女性の声を聞いたので、その後ろを向く。そこには、

右手にウルトラシューターを持ち、DGCの隊員服を着ているサキがいた。

サキ「・・・・大丈夫?」   少年「DGCのサキ隊員・・・・。ありがとうございます。」

そう、怪人を倒し少年を助けたのは、サキであった。少年は彼女に感謝する。

サキ「・・・・最近、深夜の町でこの怪人みたいなアンドロイドが暗躍して、

人間たちを攫うようになっているの。その正体と理由は全くわからないけど・・・・。」

少年「アンドロイド・・・・??」  少年はアンドロイドとは何の事かわからなかった。

サキ「奴の頭を見て。」  サキは倒した怪人の頭に指を差し、少年がその怪人の頭を見る。

怪人の頭はサキの射撃によって砕けて中身が見える。その中身はまるで機械のようだった。

少年「・・・・・っ!!頭の中に機械が・・・!た・・・・確かに、こいつはアンドロイドだ・・・・・!!

・・・・実は僕、変な奴が夜で暗躍しているウワサを聞いて、外に出たんです・・・・。」

サキ「そう。・・・・このアンドロイドを造った奴が一体誰なのかわからないの。

私たちDGCはこの事件の元凶を探しているの。怪人たちを倒しながら・・・・。」

少年「ふーん。そうなんですか。そうだ!サキさん!!奴らは冷凍光線銃で、

人々を凍らせてバンに入れているところを見たんです!奴らはどこかへ連れ去るつもりです。」

サキ「その事もこちらは察しているわ。怪人たちは何の目的で人を拉致するのだろうか・・・・。

とりあえず、君は早く家に帰った方がいいわ。ここは私たちDGCに任せて・・・・!」

少年「わかりました。頑張ってください。」

サキ「うん。」  サキは笑顔で応えると、少年も笑顔で応えた。

一方、広場では。怪人たちはようやく全ての凍った人々をバンに入れたそうなので、

一斉にバンに乗ってどこかへ走った。怪人たちは人々をどこへ連れて行くのだろう・・・・?


次の日の朝。DGCの本部。司令室では、モモがサキの報告を受けていた。

モモ「・・・・今回も敵の真相を掴みそこねた・・・・そうね・・・・・。」

サキ「はい。奴らはまた人々を拉致してしまいました。幸い、子供を助ける事はできましたが・・・・。」

モモ「わかったわ。一人救えたところで大きな価値が生まれるかも知れないわ。

それにしても、あのアンドロイドの持つ銃器・・・・。あの時、その一つを持ち帰って、

科学班に調べさせてもらったんだけど・・・・。あの結果じゃぁねえ・・・・。」

サキ「私も・・・あの時はとても信じられませんでした。

あの銃器が・・・・実は、地球の科学で造られた最新兵器だなんて・・・。」

つづく

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