不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
ウルトラマンクリスタル 第25話・残酷な現実と悲劇の暗雲
暗黒宇宙人・ワイリー星人登場 サキ(私は・・・・・本当なら行っていい場所などなかった・・・・・。 でも、私は自由が欲しかった。寂しかった。友達も欲しかった。 でも、父さん・・・・いえ、一部の大人たちは許してくれなかった。 子供たちの寂しさも・・・・切なさも・・・・。夢も・・・・・・・!) 暗闇の中で、サキは悲しそうに呟いていた。彼女の前には、サキと似た幼い少女がいるのだが・・・・・? ここ、メキシコには、国際科学防衛局の宇宙観測機関が誇るロケット発射場があった。 宇宙観測と聞いているので、様々なロケットがいつでもスタンバイできるように待機しているだろう。 その中に一つの黒そうな色が目立つロケットがあった。今日はこれが発射されるだろうか? そして、ここに大きな建物がある。ここがメキシコ支部の宇宙観測所である。 その観測所のある部屋で、青い髪をした白衣の男がいた。その男に一人の研究員が。 研究員「いよいよ発射するのですね・・・・!オーバル・コリーム博士・・・・!!」 コリーム博士「うむ。最新機動型観測用ロケット、【MA-22-1号】がな。 あのロケットは観測するだけではない。もし、危険な星、悪人の多い星である場合、 あのロケットに内蔵されてある自動判断装置の働きにより、その星に近づいた瞬間、 内臓された拡散レーザーを発射して、その星を壊滅するまでに、攻撃してしまうんだ。」 研究員「ですが、そのロケットが破壊されたら・・・・・。」 コリーム博士「安心したまえ。MA-22-1号(エムエー・ダブルツー・いちごう)は、 宇宙から採集したメテオールシステムによる装甲によって、並みの攻撃では、 痛くも痒くもないのだよ。もし、壊れて壊滅できなくても、敵の戦力さえ奪えればいいのだよ。、 ・・・・・っ!間もなく実験発射の時間が来るぞ!急ごう!!」 研究員「はいっ!!」 ロケット発射の時間が来たか、二人は部屋から出た。 そして、ついに新型・MA-22-1号、通称MA1号の発射の時間が迫っていた。 この黒いロケットこそが、そのMA1号である。アナウンサーが発射の秒読みを開始する・・・・。 アナウンサー「MA1号発射10秒前・・・・9・・・・8・・・・7・・・・6・・・・5・・・・・・・・。」 そして、観測所から出たコリーム博士は前方からMA1号を見ていた。 まるで、ロケットの発射を見届けるように・・・・・。そこに、一人の研究員が博士に声をかける。 研究員「博士!何故、外から・・・・・。」 コリーム博士「・・・・・せっかくの新型なのだ。リアルな感覚で楽しみたいのだよ。」 研究員「はあ・・・・・・。」 そして、アナウンサーの秒読みは次第に続いていた。 アナウンサー「・・・・4・・・・3・・・・・2・・・・・・1・・・・・・・0。」 ボオォォォウ ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・ 「0。」の発言とともに、MA1号がブースターからの点火を開始した。そして、 次第にMA1号が上へあがっていき、空へ飛んでいく。かくして、ロケットの発射は成功した。 コリーム博士「よしっ!そのまま宇宙へあがれ・・・・・・・・!!」 そして、MA1号は空をあがり続け、ついに地球大気から出て、宇宙へ飛んだ。 コリーム博士は観測所の大きな部屋に来て、巨大なモニターを見た。 コリーム博士「状況は!?」 研究員「ほぼ成功です!!あとはMA1号が目標の星を発見しての行動が問題です・・・・!」 コリーム博士「そうか・・・・・!人類が住みよい星であったら、MA1号は何もしないぞ!」 一方、アメリカのDGC本部の司令室でも、モニターで、MA1号発射の映像が流れていた。 モモ隊長以下、5人の隊員たちがそれを見ていた。 モモ「ついに発射されたのね・・・・・。MA-22-1号。略して、MA1号。」 コリス「一体・・・・・。どの星へ向かうんだろう・・・・・?」 サキはヘッドホン状の通信機でメキシコの観測所の人と報告を聞いた。 サキ「・・・・・はい。わかりました。・・・・・・隊長。」 通信を終えたサキはモモを呼んだ。 モモ「サキ。宇宙観測所の人がなんて報告したの。」 サキ「MA1号が宇宙園に入っているので、モニターを変更する模様です。」 モモ「そう。聞いたことあるわ。MA1号は宇宙へ飛んだら、特殊な電波で、 モニターにMA1号からの視点を確認する事ができるって。」 シュドー「つまり、MA1号がどんな星へ向かっているかわかるって事ですね。」 テブリッシュ「そして、どんな星に近づいたか、MA1号がその星に対しての行動が変わるそうですね。」 サキ「・・・・・・っ・・・・!」 そして、モニターの映像が変わりだした。 MA1号発射の映像から、レーダーのような映像が流れていた。 中央の赤い点がMA1号らしい。これは、MA1号のレーダー機能らしい。 シュドー「おお!レーダーみたいになってるんだなぁ。」 テブリッシュ「これで、MA1号の状況がわかるっ事だな。」 観測所でも、モニターが同じレーダーのような画面が映されている事がわかった。 研究員「モニター自動変更!成功です!!」 コリーム博士「うむ!これでどんな星へ行けるかわかるぞ・・・・・・っ!!」 そして、モニターでは、赤い点(MA1号)の近くに大きな青い点が出てきた。 研究員「MA1号が未確認の惑星に接近してきます!」 コリーム博士「おお!!青い点は惑星の印・・・・!そうか・・・・・。 MA1号が惑星にちかづいてきたか・・・・・!あとはMA1号が惑星に接近し、 その惑星の状況を判断する。そこが勝負だ!!!」 青い点は惑星の事を表していた。 宇宙では、MA1号が目的の惑星へ向かおうと飛びつづけていた。 だが、その惑星はまるで暗闇に包まれたような暗黒の星であった。 DGC本部の司令室でも、モニターでMA1号が惑星に近づいている事を確認していた。 モモ「どうやら、MA1号が未確認の惑星へ向かったそうね。」 コリス「MA1号はその惑星で観測するんですよね?」 イチゴ「ああ。だが、惑星次第では、MA1号の自動判断装置が働き、 その惑星を攻撃してしまうシステムもあると聞いたからね・・・・・。」 モモ「まあ、無理もないわね。開発したのは、あのコリーム博士ですから。」 サキ「く・・・・・・っ!!」 サキは突然、怒りの表情とともに司令室から出た。 イチゴ「っ!?サキちゃん!!」 モモ「・・・・・サキ・・・・・・。やはり・・・・・・・。」 DGC基地より、スカイラッシュ1が発進された。操縦しているのはサキである。 そして、スカイラッシュ1はメキシコのロケット発射場に急行していた。 スカイラッシュはわずか数十分で少しだけ遠い国へ飛べるのだ。ほんの少しだけだが・・・・。 スカイラッシュ1はロケット発射場の上空に飛んできて、観測所の近くに着陸していた。 そして、ここ観測所のコリーム博士のいる部屋では・・・・・。 研究員「MA1号、未確認惑星突入まで、あと1分。」 コリーム博士「うむ。そうか・・・・・・・。」 その時、別の研究員が部屋に入ってきた。 研究員「大変です!博士!!」 どうやら研究員は何か起きたせいか慌てていた。 コリーム博士「何事?」 研究員「DGCの女性隊員が無断でここに入ってきます!!」 コリーム博士「なんだと?」 そして、ついにサキがこの部屋に入ってきた。 サキ「父さん!!!!」 サキはコリーム博士に向かってそう叫んだ。 コリーム博士「サ・・・・・サキ・・・・・・!!?」 つづく PR |
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