不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
すると、コリーム博士はサキに向かって彼女の名を言った。
まるで、サキとコリーム博士が親子のように感じそうであるが・・・・? サキ「父さん・・・・・!もうこんな卑劣な事はやめてっ!!」 コリーム博士「サキ・・・・。いや・・・・・っ!この女を追放しろっ!!!」 コリーム博士の叫びで二人の白衣の男がサキの両腕を掴む。腕づくで追い出そうとするらしい。 サキ「きゃ!父さん・・・・!?私よ!!サキよ!!あなたは・・・私の父さんなのよ!??」 コリーム博士「知らん!!貴様など知るものか!!貴様のような奴に我々の実験を、 乱させるわけにはいかん!!それに、MA1号は発射したら最後、目的を終えるまで、止まらん・・・!」 サキ「そ・・・・そんな・・・・・・。ならっ!もし、あのロケットの向かうロケットが、 平和に住んでいる者たちの惑星であったら・・・・・・!!」 コリーム博士「心配するな。その星ならば、MA1号は何もせん。とにかく、今すぐここから・・・・!!」 その時、スクリーンを確認していた科学者の一人がコリーム博士に向かってこう叫んだ。 科学者「博士っ!MA1号が未確認惑星の潜入に成功しました!!」 コリーム博士「なにっ!!?」 サキ「っ!?」 博士とサキはスクリーンの方を見た。 スクリーンでは、赤い点(MA1号)と青い点(惑星)が接触していたのであった。 コリーム博士「おおっ!!確かに・・・・MA1号が惑星園に突入したみたいだな!! あとはMA1号がこの惑星の状況を知らせるのを待つのみだ・・・・・!!」 宇宙にある一つの惑星。その惑星はまるで暗黒の塊であった。その惑星で今、 MA1号が探索するように飛んでいたのだった。MA1号の周りには、 暗闇の空間に、荒れた岩山。さらに何か呻き声のような声も聞こえた。 そして、しばらく飛んでいるMA1号の前に不気味さを感じる都市があった。 DGC本部の司令室。隊員たちもスクリーンでMA1号が惑星に突入したところを見た。 イチゴ「MA1号が惑星に突入したみたいだな・・・・。」 コリス「でも・・・・。何故、サキさん、いきなりスカイラッシュ1で・・・・・。」 モモ「恐らく、コリーム博士に訴えに来たんでしょ。」 イチゴ「え?サキちゃんはコリーム博士と何か関係があるとでも・・・?」 モモ「おおありよ。国際科学防衛局・宇宙観測機関・メキシコ支部の科学者の一人、 オーバル・コリーム博士。彼は・・・・・実は、サキの実の父だったのよ。」 コリス「っ!?まさか・・・・・。サキさんのパパが、MA1号を開発した人だったなんて・・・・!!」 シュドー「って事は、親子で我々国際科学防衛局の仲間ってわけですね。」 テブリッシュ「ですが、何故、サキは今になって父のコリーム博士に会おうと・・・・。」 モモ「さーね。父さんの暴走を止めに行ったんでしょ?もしくは・・・・・。」 観測所では、コリーム博士たちやサキがスクリーンの方を見ていた。 すると、スクリーンの画面で赤いウィンドウとともに、「キョウゾンフカ ハイジョカイシ」の文字が、 出てきた。サキはこれに驚き、博士たちは実験成功したと思って喜びそうに声をあげる。 コリーム博士「よし!この段階も成功した!!このウィンドウが出たら、攻撃を始めるのだ!!」 サキ「なんですって!?では、あの惑星は・・・・・・!!」 コリーム博士「ち!え~い何をしている!!さっさとこの娘を追い出せ!!」 サキ「なんでよ!!私より科学の方が大事だっていうの!??」 コリーム博士「黙れぃ!お前のような自己中の女など知るか!! お前は自分の悲とともに生きなければならないのだ!!お前が【本当の自分】を認めん限り、 ずっと独りぼっちである事を忘れるな!!!出て行け!!!!!」 サキ「そんな・・・・・きゃぁっ!?ちょっと!放してっ!!父さん!父さああぁぁぁぁぁん!!!!!」 サキは無理やり二人の研究員に引っ張られて、観測所から追い出されてしまう。 そして、スクリーンでは、こんなウィンドウも出てきた。 ウィンドウ『ワクセイメイ・ワイリー アンゼンリツ・0% キケンリツ・100% ゲンザイ・コウゲキチュウ ゼンチケイハカイマデ アト20ジカン』 コリーム博士「おお・・・・。惑星ワイリーか・・・・。いかにも愚かな星に相応しい名前だ・・・・。」 研究員「女性はあきらめてスカイラッシュに搭乗し、帰還しました。」 コリーム博士「そうか・・・・・・・。彼女は・・・・もう私の娘ではないのというのに・・・・・。」 サキはスカイラッシュ1を操縦し、アメリカのDGC本部に戻ろうと大空を翔けた。 その間に、コックピットでサキは悲しげそうに呟いていた。 サキ「なんで・・・・なんでなのよ・・・・・。父さん・・・・・。昔から今も・・・・・。 何も変わってなんかないじゃない・・・・・・っ!!私の気持ちなんかちっともわかってくれない・・・・・! 私の理解なんてしてくれていない・・・・・。私は・・・・・・・!!」 悔しがるような表情のサキの目から一粒の涙が溢れた。 かくして、サキは寂しい表情で、司令室に戻った。隊員たちは笑顔で迎える。 コリス「おかえりなさい、サキさん。」 イチゴ「おかえり。サキちゃん」 シュドーとテブリッシュ「おかえり!!」 サキ「・・・・ただいま戻りました・・・・・・。」 サキは寂しそうに言った後、テーブルへとぼとぼと歩く。 サキがぐったりとイスに座り、テーブルに両腕を置くと、モモが話しかける。 モモ「どうだった?久しぶりにパパに会って。」 サキ「・・・・・・・っ・・・・・・。」 モモ「・・・・そう。なんかおかしい事言われたのね。ま、無理もないわね。 あんたのパパは、頑固な親父だから・・・。娘のあんたに説教されるのが嫌だったでしょうね。多分。」 サキ「・・・・・・・・・隊長。」 モモ「どうしたの?」 サキ「・・・・・・私は・・・・独りぼっちなのですか?」 モモ「・・・・・・。独りぼっち?あんたが・・・・・・?」 サキ「・・・・・はい。」 サキは父、コリーム博士の言葉を思い出す。 コリーム博士『お前が本当の自分を認めん限り、ずっと独りぼっちでる事を忘れるな!!!』 サキ「・・・・・・ただ、そんな気がします。」 モモ「・・・・・そう。でも、違うわ。」 サキ「・・・・・違う?」 モモ「・・・・・あんたは・・・・決して独りじゃないわ。周りをよく見て。」 サキ「え・・・・・?」 サキはモモに言われて、周りを見てみる。そこには、 コリス、イチゴ、テブリッシュ、シュドー。いずれもサキのかけがえのない仲間である。 コリス「・・・・サキさん。」 コリスはもちろん、皆はサキに笑顔を見せた。 モモ「・・・ね?あんたにはこの人たちという友達がいるじゃない?」 サキ「友達・・・・・・・。」 モモ「そうよ。だからね、自分を独りぼっちだなんて思わないで。」 サキ「・・・・はい・・・・・。ぐす・・・っ。」 サキはモモに慰めら、自分にも友達がいた事に改めて気づき、涙を流す。 モモ「それに、音楽のプロダクションにもいるでしょう?」 サキ「え?」 サキはモモの言葉に何かに気づいた。 ところで、MA1号はいつこの暗黒の惑星、ワイリーの破壊を終えるのだろう? この惑星のある不気味そうな都市で突然の爆発が次々と襲っていた。 実は、MA1号が機体から拡散レーザーを出して、ありとあらゆるものを破壊しているのだった。 『ギイィィィィィィィ!!!!』 『ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!』 『ギギャアァァァァッ!!』 『アギイイィィア!!?』 『ガピャアァァァッ!!』 『ギピイィィッ!!!』 『ギギギイイイィィィ!!!』 MA1号に脅かされているこの都市の住人たちは怯えるように奇声をあげていた。 その声はまるで人間たちの奇声と同じ位であった。中には泣き叫ぶ声もあった。 そして、都市は次第に燃え上がってくる。しかし、その炎よりも遥かに大きい、 漆黒の闇が周りから出てきて、その闇が爆発による炎を包んで消してしまう。 あまつさえ、闇が次第に大きくなっていき、全ての火を消すどころか、MA1号を包み込んでしまった。 そして、夜の観測所。コリーム博士と研究員たちは、スクリーンのある部屋にいた。 もちろん、スクリーンでMA1号の状況を見ていたのだ。しかし博士たちは何故か機嫌が悪そうだ。 コリーム博士「うむぅ・・・・・!一体MA1号は何をしておるのだ!?? もう25時間ではないか!!20時間で破壊工作を終えるはずだったのだぞ?!!」 研究員「なにか・・・・・。欠点とかは・・・・・。」 コリーム博士「いや!私はMA1号を完璧なまでに作った!欠点なんてあるものか!!! 私の命を捧げる程に作ったMA1号が壊れるはずなどない・・・・・・っ!!」 しかし、30時間後。MA1号は突然、惑星ワイリーから飛び去り、地球へと進んだ。 MA1号は何故か今でも無傷であった。これもメテオールシステムの装甲によるものか。 いや、MA1号には実は、何かが変わっていたのだ。一体何が変わってのだろうか? 次の日、サキは町で散歩をしていた。 つづく PR |
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