不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
夜の町に近くの森で、銀色の昆虫が飛びまわっていた。 PR
裕見子「うん・・・・。あの時、父さんから電話が入って、私にこう伝えたの。」
清水「・・・・・・・っ!」 裕見子「それが、私がデスナイトに追われる理由付けにもなったのよ・・・・・。 あの5週間前の事・・・・・。」 これは5週間前、裕見子がまだ自分の家にいた頃である。 どうやら昔、裕見子は父の強力を経て、ようやくデスナイトから抜け出し、 新しくできた自分の家に帰れたそうだ。しかし、それから彼女はこの家で、 独り寂しく暮らしていたのだ。そして、裕見子は今、自分の髪の手入れをしていたそうだ。 裕見子「・・・・・・っ!?」 この時、電話の音が鳴り出した。 裕見子は鏡の前から離れて、電話機のところで、さっそく電話をしようとした。 裕見子「もしもし・・・・・・。」 謎の声『私だ・・・・!裕見子・・・・・!!』 謎の声を聞いた裕見子は急に驚く。彼女は謎の声の主を知っているようだ・・・・。 裕見子「と・・・・父さん!?どうしたの・・・・!?」 そう。謎の声の主は裕見子の父だったのだ。父は今でもスパイとして、 デスナイトの秘密を探っていたのだ。 裕見子の父の声『よ・・・・よく聞きたまえ・・・・・っ!!私は今・・・・! とんでもない物を見つけたのだ・・・・!!』 裕見子「とんでもない物・・・・!?」 裕見子の父の声『我らFBIの敵、デスナイトの主力兵器・モンスロイドの、 全ての秘密が記されている設計図だ。私はその設計図を奪ったため、 奴等のメンバーにスパイだとバレてしまい、追われているのだ・・・!』 裕見子「な・・・なんですって!!?じゃあ・・・今、どこにいるの!??」 裕見子の父の声『今、奴等の本拠地から抜けてお前のところへ向かっている・・・・! いいか?私が帰ってくるまで、この家から一歩も出るなよ・・・・!?・・・・あっ!!??』 そして、裕見子の父は電話を切ってしまった。彼の言葉を聞いた裕見子は焦りを感じる。 裕見子「・・・・・・っ!父さん!父さん!!一体・・・・何が・・・・・!」 裕見子は恐る恐る電話の受話器を電話機に戻し、そこからゆっくりと後ろ歩きで離れていく。 体が震えている。きっと、大切な父の身に何かがあったに違いないからだ。すると・・・・。 ダダダダダダダダンダダダダダダダン 何やら外から激しい銃声が響いていた。 裕見子「っ!!あの音は・・・・・・まさかっ!!!」 裕見子は外で何かが起きたと思って、突然走り出した。どうやら外へ出る気だ。 裕見子「・・・・・っ!」 裕見子はドアをバンと思いっきり開けて、家から出た。 まず、右の方を見てみるが何もない。次の左の方を見てみるとそこには・・・・・。 裕見子「あっ!!あ・・・あれは・・・・・!」 そこにある何かを見た裕見子は、 急に物凄く驚く。その何かとは、血まみれとなって倒れている男であった。 その男は白衣を身に纏い、眼鏡をかけていていた。その男は・・・・。 裕見子「父さん!!!!!」 そう、この血塗れとなって倒れている男は実は、 裕見子の父であったのだ。裕見子は父のこの異常を見て、彼に駆け寄る。 裕見子「父さん・・・・!しっかり・・・・・・!!」 裕見子の父「うう・・・・。すまんな・・・・・。私はもう・・・・駄目かも知れぬ・・・・・。」 裕見子「な、何言ってんのよ!!死んじゃ嫌だよ!!」 裕見子の父「ああ・・・・。私だって死にたくないさ・・・・・・。裕見子・・・・これ・・・を・・・・・!」 父は裕見子にある紙を見せる。裕見子はその紙を手に触れる。 裕見子「これは・・・・・・?」 裕見子の父「設計図さ・・・・。その設計図には、モンスロイドのあらゆる情報が眠っている・・・・。」 裕見子「じゃあ、この設計図を見れば、モンスロイドの全てが・・・・!!?」 裕見子の父「そうだ・・・・・っ!この設計図をSSPに渡してくれ・・・・! 愛して・・・る・・・・ぞ・・・・・。我が・・・・いと・・ぉ・・・しい・・・・む・・・す・・・め・・・よ・・・・・・・・。」 裕見子の父はそのゆっくりとした発言とともについに目をつむり、動かなくなってしまった。 裕見子「と・・・・父さん・・・・・?嘘でしょ・・・・?眠ってるんでしょ・・・・・・??」 謎の声「嫌!その男・・・お前の父はたった今よりあの世へ往った!!私の手でなっ!!」 裕見子「っ!!?」 裕見子は目の前にいる父を殺したと思う謎の声の主を睨む。 その者は・・・・ガララであった。そう。裕見子が来るさっきの事。 ガララは既に銀色の銃器を連射して裕見子の父を撃ち殺してしまったのであった。 裕見子「ま・・・・まさか・・・・・あんたが・・・・・・・!!」 裕見子は自分の父を殺したガララを仇として睨む。その目には激しい憎しみが宿っていた。 ガララ「・・・・愚かな目をしている。その目はいつまでしていられるかな・・・・?」 ガララは自分を睨んでいる裕見子に銃器を向けた。裕見子はそれを見て急に怯える。 裕見子「ひっ!!!」 ガララ「・・・・・・設計図を返せ。さもなくば・・・・死ね。」 その時、裕見子は涙を流し、悲痛な声をあげて逃げ出した。 裕見子「い・・・・いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 そして、現在。清水はそんな裕見子の過去の話を聞いて、切ない表情になる。 裕見子「それから父は死に、モンスロイドの全てが記されている設計図を私に託した・・・・。」 清水「では・・・・その設計図はどこにあるの・・・・・!?」 裕見子「それなら白布の中に・・・・・・。ん?」 裕見子は自分の身を包んでいる白布から設計図を出そうと、そこに手を入れる。しかし・・・・。 清水「・・・・どうしたの?」 裕見子「・・・・・・・・・;」 しかし、裕見子は冷や汗を流しながら白布の中で手を動かしていた。 裕見子「・・・・・・・ない・・・・・・!!!;」 清水「え?えええええぇぇぇぇぇ!!???」 裕見子の白布の中に、モンスロイドの設計図がなかったのだ。清水はそれを聞いて驚く。 裕見子「たぶん・・・。逃げている間に何処かへ落としちゃったんだわ・・・・・・;」 清水「さ、探してみよう!!そうすれば、そのうちに見つかるかもっ!」 裕見子「はい・・・・;」 こうして、二人は落とした設計図を探す事になった。 一方、デスナイト対日本攻撃支部のメインルームでは、桐原とガララがいた。 桐原「何故、あの少女を追わなければならないのかは知っているな?ガララよ。」 ガララ「はっ。それは・・・・あの少女が我がデスナイトの最強兵器である、 モンスロイドの全てが記されている設計図を盗んだからである。その少女を殺し、 設計図を取り戻す。それが、今回の我々の計画・・・・・!」 桐原「そうだ!それにしても、お前の銀色の銃器・・・・・いや、 モンスロイドは万遍なく凄まじい戦力を誇っている。そのモンスロイドの強力な機能を扱えるのは、 恐らくお前しかいないだろう。お前こそが、あの少女・裕見子を殺せるのに相応しいっ!!」 ガララ「ははっ!!お任せください・・・・・!我がインセクト・イェッガーの力を、 SSPに思い知らせてくれるゥ・・・・・!!ふん!!!」 ガララはモンスロイドと呼ばれている銀色の銃器を上の方に投げ出した。 すると、その銃器が徐々に変形した。銀色の銃器が変形したのは、 銀色の昆虫であった。この蟲は裕見子を追い、SSPと戦った蟲であるのだ。 そう。桐原支部長の言うとおり、ガララの持つ銃器の正体は、 銀色の蟲であるモンスロイドだったのだ。ガララはこの力で再び裕見子を追うつもりであった。 夕日の秋田町。高町邸の和室で、光次郎はあかりとちゃぶ台に座りながら、会話していた。 あかり「デスナイトに追われていた少女がついに見つけたんですか!?」 光次郎「ああ。清水さんが保護するらしい。」 あかり「そうですか。よかったです・・・・。」 光次郎「・・・・可哀想なんだな。デスナイトに狙われている人って・・・・・。」 あかり「・・・・・・そうですね。でも、その人たちを助けるのもSSPの仕事ですよね?」 光次郎「もちろん!これ以上、デスナイトによって切なくなった者たちを増やしはしないよ!!」 あかり「うふふふふふwその意気ですよ^^・・・・・あら?電話だわ。」 あかりは電話が鳴り出した事に気づいて、立ち上がる。ちゃぶ台から出て、 電話機のところへ行く。そして、その電話の受話器をとって電話する事に。 あかり「もしもし・・・・・。あっ!SSPの方ですか・・・・・。はい。・・・光次郎さん!!」 どうやら電話の相手がSSPの隊員だったらしく、何か会話したか、 あかりは光次郎を呼ぶ。すると、光次郎が彼女のところに来る。 光次郎「呼んだ?何かあったの??」 あかり「SSPから電話です。」 光次郎「ええっ!じゃあ、代わって!!」 あかりは言うとおり、に光次郎に受話器を渡す。 光次郎「もしもし・・・・・。高町です・・・・・。」 通信隊員の声『5-2L地区で銀色の昆虫が現れました!高町隊員もただちに出動してください!」 光次郎「なんだって!!?わかった!すぐ行く!!」 光次郎は銀色の昆虫の出現に驚き、受話器を電話機に戻す。 光次郎「悪いけど、またSSPの仕事に行かなきゃいけないみたいだ・・・・! あの銀色の昆虫を倒せってさ!!もし、僕が危なそうになったら、いつも通り頼むよ・・・・!」 あかり「・・・・・っ!はい・・・・マリオネットライターになってあなたをお守りします・・・・・!!」 光次郎「うん。それでは、行って来ます!!」 あかり「行ってらっしゃいませ・・・・・・。」 こうして、光次郎は切ない表情のあかりに見送られながら、再び第6分隊支部へと向かった。 つづく
光次郎「あっ!目を覚ましたぞ!!」
そして、少女は完全を目を開き、意識を取り戻して上半身を起こした。 少女「・・・・・っ。ここは・・・・・??」 起きたばかりの少女にはここが何所なのかは全くわからなかった。 野沢「ここは、SSPの基地よ。」 野沢は優しい笑顔で、少女にそう言った。 少女「SSP基地・・・・・・・。」 清水「・・・・・・・・・っ。」 清水も少女に優しい笑顔を見せる。 少女「っ!あなたは・・・・・あの時の・・・・・・・。」 春日「・・・・・目覚めたばかりで悪いけど、さっそく何故、 あなたが今回の事件でデスナイトに追われているか説明してくれないかしら?」 少女「・・・・・・っ!?そ、それは・・・・・・。」 少女はいきなりそう言われたので、ビクついて恐る恐る言おうとしていた。 少女「・・・・・・・・っ!」 しかし、何故かそれから怖がったいるか、何も言わなかった。 清水「・・・・・隊長。この娘は・・・・私に任せてくれませんか?」 春日「・・・・・・でも、あなたの性格では・・・・・。」 清水「大丈夫です。私はこの娘と知り合いでしたから・・・・・。」 少女「・・・・・・・・っ!!」 少女はそれを聞いて動揺する。 やはり、この少女と清水は何か関係があるみたいだ。 春日「・・・・・・わかったわ。今回の件はあなたに任せる事にしたわ。」 清水「ありがとうございました。・・・・・いきましょ。」 清水は少女に優しく手を差し伸べる。少女はゆっくりと彼女に手に触れる。 少女「・・・・・・あなた。何処かで見た事ある・・・・・・。」 清水「・・・・・・・。さぁ。行こう。」 清水は少女をゆっくりとベッドから立たせる。 光次郎「・・・・・あの・・・・。名前は・・・・・?」 光次郎は恐る恐る少女にそう聞く。 少女「っ!・・・・・【野中・裕見子(のなか・ゆみこ)】・・・です・・・。」 すると、少女は小さな声で答える。少女の名は裕見子だった。 清水「・・・・・・っ。では、私はこれで。行こう。」 清水は春日たちの前で敬礼し、少女・裕見子を連れて部屋から出た。 車を運転している清水は裕見子を乗せながら自分の家へと行った。 この二階建ての家こそが、清水の家である。 車をそこで停めた清水は降りて、裕見子も一緒に降りる。 清水「ここが私の家よ。安心して入って良いわ。」 裕見子「はい・・・・・。」 二人はそのまま家の中へと入って行った。 場所は変わり、ここは家の二階の部屋。いわば、清水の部屋である。 なんとも女性の部屋らしくない程のシンプルに見えそうな部屋である。 強いて言えば、光次郎の部屋に近いようである。しかし、机には、 パソコンがあるが、その前に作戦ファイルがたくさん置かれてあった。 裕見子はきょとんとして、この部屋の風景を見回していた。 清水「ここは私の部屋。本があるから、暇なら読んでもいいわ。 つまらないのが多そうだけど・・・・。」 裕見子「あ・・・・ありがとうございます・・・・。ところで、まだ・・・名前が・・・・・。」 清水「うふふ。じゃあ、教えてあげるわね・・・・・。私は清水。 清水・由美子よ。覚えているかな?」 裕見子「清水・・・・由美子・・・・・?なんか・・・・聞き覚えがあるような・・・・。」 清水「ええ。だって、私と貴方は昔・・・・・・。」 清水はそう言いながら、ポケットから十字架を見せた。 清水「友達だからっ!」 裕見子「友達?こ・・・・・これは・・・・・?」 清水「十字架よ。覚えてる?5年前のあの頃を・・・・。」 裕見子「っ!!!!」 その頃、裕見子の脳裏に何かが浮かび始めた。 それは、5年前の記憶。それは、裕見子が小学3年生の頃であった。 裕見子は寂しそうにブランコに乗っていた。そこに、清水が彼女のところへ来る。 彼女は当時高校2年生の頃であった。裕見子はそんな彼女の姿を見る。 清水「・・・・・どうしたの?」 裕見子「・・・・・・っ。」 しかし、裕見子は黙り込んでいた。清水が彼女の隣のブランコに乗る。 清水「ひょっとして、寂しいんだ。」 裕見子「っ!」 清水「私もね、小学生の頃。あまり友達できなかったの。虐めには会ってないけど。 私、あの頃は交流するのが苦手だったの。今でもちょっと・・・。あなたはどうなの?」 裕見子「・・・・・私、友達作るの怖い・・・・。私、何をやっても駄目だから・・・・。」 清水「そう・・・・・。実は、私も昔は何の取り得もなかったのよ。」 裕見子「お姉ちゃんも?」 清水「うん。でも、少しずつやりそうな事をやってみて、それを頑張れば、 それができると思うわ。私はそれで色々やってみて、 今じゃ何故か何時の間に副委員長になったのよ。父がSSPの関係者だから、 私、将来SSPのメンバーになるかもね。あなたは今何してるの?」 裕見子「・・・・・あまりやってないけど・・・・近くの協会で神様にお祈りしているの。」 清水「神様にお祈りか・・・・。将来、いい人になれるわね、あなた。」 裕見子「・・・・そうかなぁ・・・・。ところで、お姉ちゃんなんて言うの?」 清水「あたしは清水。清水由美子よ。あなたのお名前は?」 裕見子「・・・・野中裕見子・・・・・。」 清水「あははははw裕見子ちゃんね。私と同じ名前ね^^ 私と貴方・・・・近いうちに友達になりそうだね。」 裕見子「え・・・・?でも、私・・・・・。」 清水「大丈夫。もし、わからない事があったら私に相談してもいいわ。 だって、私とあなた。これから友達になるんだから!」 裕見子「・・・・・っ。」 それを聞いた裕見子の目から一粒の涙が出そうになった。 そして、裕見子は手でその涙を拭き、ポケットから十字架を出して、清水に見せる。 清水「これは・・・・・・?」 清水はきょとんとしながらそう言うと、裕見子は笑顔でこう言った。 裕見子「あげる・・・・・。だって、友達になってくれたもん。」 清水「・・・・ありがとう。」 清水は彼女の差し出した十字架を両手に掴んで、嬉し涙を流した。 こうして、裕見子は清水と言う初めての友達ができた。 この日から二人は毎日公園でよく会っていた。しかし、その幸せは長くも続かなかった・・・・。 突然、正体不明のジャンボロイドが現れて町で大暴れをしていたのだ。 それによって、裕見子のいた教会が燃やされてしまい、それを知った清水が、 彼女を救おうと協会へ急ぐが、時は遅く協会は爆発し、裕見子は生死不明になってしまった。 協会を破壊したジャンボロイドはSSPの隊員たちに倒され爆発をして、あの世へ送られた。 裕見子が行方不明になった事になげき悲しむ清水はジャンボロイドを倒したSSPの勇姿を見て、 SSPの隊員になる事を誓ったのだ。これ以上、誰かを悲しませないために・・・・。 そして、現在。裕見子は完全にあの記憶を思い出し、涙を流していた。 清水「ね?思い出したでしょ?あの頃の出会い。そして、別れ・・・・。 その別れで私はこうして、SSPの隊員になってデスナイトによって、 悲しみにくれた人たちを助け、ジャンボロイドやモンスロイドと戦っていたの。 それより、よかったわ・・・・。あなたが・・・・この時までに生きていてくれたなんて・・・・っ!」 清水はそう言いながら涙を流していた。彼女の涙が床に落ちていく。 裕見子「私も・・・・怖かった・・・・・。死ぬかと思った・・・・・。 ずっと・・・・会いたかった・・・・。あなたに・・・・・・・っ!!」 そして、清水と裕見子は再会を果たして、泣き崩れながら、抱き合った。 彼女たちの切なくすすり泣く声はしばらく続いていた。 そして、二人は次第に泣き止み、抱き合うのをやめた。 清水「・・・・・・ところで、何故。あなたがデスナイトに追われているの?」 裕見子「・・・・・デスナイトはあの5年前の騒動で倒れた私を拉致していたの。」 清水「拉致!?それで、デスナイトに捕らわれていたの・・・・・!」 裕見子「ええ・・・・。だって、私の父、デスナイトのメンバーだったから・・・・。」 清水「な・・・・なんですって・・・・・!!?」 裕見子「でも、父さんは正式なメンバーになったんじゃなくて、 FBIのスパイとして奴等の秘密を探っていたの。あの時、父さんは、 私を助けようとあえてデスナイトに拉致した。でも、虐待はしなかった。 父さんは私にだけ優しくしてくれた。そして、父さんは見てはいけない物を見てしまったの。」 清水「秘密・・・・・?」 裕見子「モンスロイドの全ての設計を・・・・・・!」 清水「モンスロイドの設計だって・・・・・・!!?」 つづく
桜(あ・・・・・あの娘・・・・・!?) 野沢「どうしたの!?桜ちゃん!」
野沢はよそ見している桜に向かってそう言うと、桜がこう言い返す。 桜「あっ!すみません・・・・!右の方向に白い布の少女が・・・!」 野沢「白い布の少女・・・・!?聞いた事あるわ。例の少女、 確か白い布を身に纏っていたって・・・・・。あっ!危ない!!!」 銀色の昆虫が口から白い溶解液を吐き出し、二人を襲う。 桜と野沢「きゃああぁぁぁっ!!!」 二人は危うく敵の攻撃を避けきれた。他の隊員たちが昆虫に連射を行う。 桜と野沢「く・・・・・っ!!」 二人も昆虫の攻撃に移ろうと連射した。 それを見ていた白い布の少女はすぐに何処かへ走って姿を消した。 桜と野沢はそれに気づかず、昆虫を撃ちつづけた。 多くの弾に命中したが、銀色の昆虫はなかなか落ちない様子。 野沢「あれだけ撃ってるのになかなか落ちない・・・・・!」 桜「きっと、奴には特別な装甲を持っているんです!」 しかし、その昆虫は何故か急に逃げ出していたのだ。 如月隊員「昆虫が逃げていきます!!」 野沢「・・・・・っ!桜ちゃん!清水さんたちに連絡して! 例の白い布の少女がこの町にいるんだって!!」 桜「はいっ!!」 桜は専用シーバーで支部の清水たちに連絡しようとした。 第6分隊支部の司令室で、通信隊員が桜からの通信をキャッチしていた。 通信隊員「月野隊員より通信が入りました!!」 春日「繋いで!!」 そして、通信コンピューターから桜の声が出た。 桜「こちら月野!例の少女がこの町にいる事がわかりました!! 至急、捜索してください!!」 清水は例の少女と聞いて血相を変えてこう叫ぶ。 清水「あの娘が!!?」 光次郎はその声を聞いて驚く。 光次郎「っ!?し・・・・清水さん・・・・?」 清水「っ!すまない・・・・。だが、とりあえず彼女が見つかった!高町隊員・・・!」 光次郎「はいっ!行きましょう、例の彼女を探しに・・・・・・っ!!」 春日「うむ!では、残りのメンバーは例の少女の捜索に、現場へ向かいなさい!!!」 光次郎と清水「了解っ!!!!」 清水「行くぞ!高町隊員!!」 光次郎「はいっ!!」 光次郎と清水、残りの隊員たちも少女を探そうと出動した。 夕日の町で、光次郎や清水たち残りのメンバーが駆けつけ、桜たちと交流した。 清水「例の少女は!?」 桜「それが・・・急にいなくなって・・・・・。」 野沢「でも、まだこの町の何処かにいるハズです!そして、あの昆虫も・・・・・!」 清水「では、我々は手分けして少女を探す!君たちは銀色の昆虫の攻撃を!! 何処かで奴が暴れていたら被害がさらに広がるだろう。」 桜たち「了解!!!!」 桜たちは銀色の昆虫を探そうと走った。 清水「それでは、我々は手分けして例の少女を探す。私と高町隊員は、 正面のサイドへ。他の隊員たちはそれぞれ右サイド、左サイドへと向かって。 もし、彼女を見つかったらすぐに他のチームに連絡を入れる事。いいわね!?」 隊員たち「了解!!!!」 各隊員たちはそれぞれ右方、左方へと走っていった。 そして、まだ走っていないのは清水と光次郎だけであった。 清水「それでは、行こう。高町隊員!」 光次郎「はいっ!!」 二人はすぐに前へと走り、少女を探そうとした。 隊員たちはそれぞれ使命を果たそうと、走り続けていた。 光次郎も清水も必死に走り続けた。そして、二人の前に走ってくる者がいた。その者は・・・・。 少女「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・!」 白い布の少女であった。 しかし、少女はまるで何かに追われているように必死に走っているようだ。 少女を見た二人はついに発見したと驚き、彼女の前に立ちどまる。 光次郎「白い布・・・・!例の少女だ!!」 清水「・・・・っ!?奴は・・・・!!」 どうやら少女を追っているのは、デスナイトのハイパーコマンダー・ガララであった。 ガララは銀色の中型の銃器を構えていた。どうやら少女を真に狙う気である。 清水「デスナイト!!」 そして、少女は光次郎や清水のところに来た。 少女「た・・・・助け・・・・・・!」 少女は二人に助けを求めようとする。 しかし、ガララは銀色の銃器から銃弾を撃ってきた。 少女「きゃっ!!」 銃弾が彼女の足元にあたり、その衝撃で少女は扱けて倒れた。 光次郎「あっ!大丈夫かい!?」 光次郎は倒れた少女を抱える。 清水「まだ息はあるみたいだ。・・・・お前がこの娘を狙っていたのか!!?」 清水はガララに向かってサイレントガンを向けた。少女を撃とうとした奴を許せないようだ。 ガララ「・・・・ふっ。いかにも、俺はこの娘を狙うため、デスナイトに遣われし男だ。」 光次郎「デスナイトが何のためにこの娘を狙っているんだ!!」 光次郎もボウガンを構える。 ガララ「それは俺にもわからん。まあ、支部長が知っているが・・・。」 光次郎と清水「っ!!」 そして、清水は銃弾、光次郎は矢を発射した。 ガララ「ふん!!」 ガララは右の方へ一瞬移動し、二人のダブル射撃を簡単に避けた。 光次郎「僕らの攻撃を避けるとは・・・・!それに、この銀色の銃器は・・・・!?」 光次郎はガララの持つ銀色の銃器に目をつけていた。何か怪しそうだと思っているそうだ。 ガララ「その娘を渡せ!!我が計画を成功させるためになぁっ!!」 ガララは銀色の銃器を連射して、二人に襲い掛かる。 二人は慌てて、近くに物陰に隠れた。この時、清水は少女を抱えながらでいた。 ガララ「さあ!早く少女を引き渡せ!!そうすれば、手荒な真似はしない!」 ガララは物陰に隠れている3人に近づこうと歩き出した。 光次郎「くそ!!あいつ、近づいてきたぞ・・・・!」 清水「・・・・・っ!」 清水は少女を切なく見つめていた。清水はこの少女をどう思っているのだろうか? この時、野沢と桜、数名の隊員たちがガララの前に現れた。 桜「そこまでよ!デスナイト!!」 ガララは多くの隊員が来た事に少し驚く。 ガララ「っ!ち・・・っ。流石にこれは敵いそうになさそうだな・・・・・。 だが、お前たちはこの後、後悔するかも知れない・・・・。」 野沢「後悔?どういう事・・・・!?」 しかし、ガララは何も言わずに走り去ってしまった。 桜「・・・・・っ!光次郎君!清水さん!」 光次郎は二人に近づいた。 光次郎「おお!桜ちゃん。それより、見つかったんだ!例の少女が!!」 桜「例の少女が!?ああっ!!」 桜は清水に抱かれている少女を見て驚く。 確かに、白い布の少女・・・例の事件に関わる少女であった。 清水「・・・・・この娘を基地へ運ぼう。また奴等が来る前に・・・・!」 隊員たち「はい・・・・・・。」 こうして、隊員たちは倒れた少女を連れて第6分隊支部へと戻った。 清水、光次郎、桜、青井、野沢、春日は病室にいて、 6人はまだ目覚めていないのでベッドに眠っている少女を見ていたのだ。 春日「この娘が・・・・例の事件に関わっている少女・・・・!?」 清水「はい・・・・。確かに、この娘が例の少女です・・・・。」 少女「う・・・うう・・・ん。」 その時、少女は目を覚まそうとしていた。 つづく
野沢「また・・・・・あの少女を探さなきゃいけないのね。」
清水はそう聞くと、飲んだお茶をテーブルに置いて静かにこう言った。 清水「彼女は・・・・・今回の事件に深い関わりを持っているらしいの。 それに・・・・・彼女は・・・・・・・。」 清水は辛そうな顔になりそうな時、 光次郎、青井、桜の3人がこの部屋に来た。清水と野沢はその3人に目線を向ける。 光次郎、青井、桜「こんにちわぁ!」 野沢「こんにちわっ!3人とも♪」 清水「・・・・・こんにちわ・・・・・。」 野沢は元気よく挨拶し、清水は静かに挨拶した。 野沢は相変わらずらしいが、清水は何所か少し様子が違うようだ。 光次郎たち3人は野沢と清水のところに来る。そこで、清水から声を出す。 清水「・・・・例の少女は・・・・また保護できなかった・・・・・。」 桜「・・・・・今回の事件の鍵を握る・・・・謎の少女の事ですね・・・・・。」 光次郎「その今回の事件と少女・・・・一体どんな関係が・・・・・・!」 野沢「う~ん。事件・・・・。あの時、2分隊の人から聞いたんだけど、 最近、変な蟲が街や山などあらゆるところで飛んでいるんだって。」 清水「まるで・・・・誰かを追っているようにな・・・・・!」 青井「その誰かがあの謎の少女ですね・・・・!?」 清水「ああ。その娘は・・・・デスナイトに狙われているんだ・・・・・。」 桜「つまり、最近噂の銀色の蟲も・・・・・!?」 野沢「恐らく・・・・そうかも知れないわね・・・・・。」 光次郎「でも、デスナイトの野郎どもは何故、一人の少女を追ってるんだか。 彼女が事件の鍵を本当に握っているのだろうか・・・・・?」 青井「でも、デスナイトが彼女を追ってるって言うから本当なんじゃないかしら?」 清水「本当よ。今日もまたデスナイトは彼女を狙うわ!」 光次郎「・・・・・だったら、僕が手伝ってもいいですか?」 清水「高町!?」 桜「光次郎君・・・・・・。」 光次郎「僕も・・・・清水さんに強力したいと思いまして・・・・・。 それに、例の女の子が何故デスナイトに追われているか、知りたくて・・・・。」 清水「・・・・・いや。これは私自身の仕事よ。あなたたちには、 銀色の蟲を捜索の任務があるんでしょう?私の任務は私の手でやり遂げたいの。」 光次郎「あっ!そうだったかぁ。確かに、僕には銀色の蟲を探す任務があったか。」 野沢「清水さん。たまには仲間に甘えてもいいと思うわよ?」 清水「しかし・・・・・。」 青井「銀色の昆虫の事ならば、私たちだけでなんとかします。」 光次郎「奈々ちゃん・・・・・・。」 光次郎は青井が自分のやりたい事に賛成していると思って彼女に感謝しようとする。 青井「べ、別にあんたの我侭に付き合っている訳じゃないんだから・・・・っ!!」 しかし、青井は赤くなりながらそう言った。まだ、素直ではないらしい。 清水「・・・・・わかったわよ。ただし、時間は夜から。それまでに待機しておきなさい。 高町隊員。」 清水は光次郎に向かって、そう言った。すると、光次郎は笑顔になる。 光次郎「・・・・はいっ!!でも、すみません。また我侭を言ってしまって・・・・・。」 春日「・・・・・・くすっ。」 春日は自分の席から光次郎たちを静かに見守って微笑んでいた。 デスナイト対日本攻撃支部のメインルーム。桐原支部長とダークネスセイバーの前に、 また新たな幹部が来た。その幹部は、何やらハイテクなアーマーを身に纏い、 銀色の中型の銃器を持っていた。ん?待てよ。こいつは確か、 昨日の夜の森で少女を追っていたデスナイトの戦士ではないのか!? 桐原「間もなく捜索の準備を開始する。スイス支部で破壊の限りを尽くした事に有名な、 デスナイトのハイパーコマンダー・ガララ・リスコ。」 ガララ「はい。今度こそ・・・・彼女を捕まえに参ります。 我らの計画を完全に遂行するために・・・・!」 ダークネス・セイバー「ガララよ。お前は最強の男だ。お前の持つ銀色に輝きし、 この銃器で、見事標的を捉えるのだ。ただし、あの少女は殺してはならぬ。 あの少女には、やるべき事をやってもらわなければならんからな・・・・・っ!」 ガララ「はい・・・・・。必ず・・・・・!!その前に、いつものように、 念のため、彼女の居場所をキャッチしてみましょう・・・・。」 ガララはそう言いながら、銀色の銃器を上に掲げた。 すると、その銃器が突然、変形し始めようとしていた。 夕日。SSP第6分隊基地の司令室ではまだ光次郎たちがいた。 通信隊員「隊長!桜木町にて、銀色の蟲が出現しました!!」 春日「わかったわ!!青井、月野、野沢、木之本、折原、藤森、如月、西浦・・・。 以下8人には、銀色の蟲の対処を行ってもらうわ。」 8人の隊員たち「はいっ!!!」 春日「残りのメンバーは命令があるまで、待機よ。」 残りの隊員たち「はい!」 光次郎&清水「はい。」 夕日の町、桜木町で複数の人々が逃げ惑っていた。 何故なら、そこに銀色に輝く昆虫が飛び交っているからだ。 その昆虫は姿がハチやカミキリが合体したような姿で、目が左右に5つずつあった。 口がなんと、獣に近いようであった。その蟲は町のあらゆるところへと飛びまわり、 あまつさえ、町の住人一人一人に近づいていき、それにより、その人たちは、 自分たちに向かってくる蟲に怯え逃げていった。そこに、SSP第6分隊の、 野沢たちが駆けつけ、さっそく銀色の昆虫と対峙する事に。 野沢「そこまでよ!銀色の昆虫!!」 野沢たちが蟲に向かってサイレントガンを構えると、他の隊員たちも銃を構えた。 青井「なんか、この昆虫!どの虫よりも大きく見えるわ!!」 桜「その大きさのせいで、皆が怯えているんだわ!早く倒さねば!!」 野沢「そうね!さっそく攻撃開始よ!!!」 隊員たちはさっそく一斉射撃で銀色の昆虫を攻撃した。 しかし、ほとんどの弾が蟲に中らなかった。少数の弾なら命中したが何故か効いていないそうだ。 青井「攻撃が効かない・・・・・!?」 そして、今度は昆虫が反撃しようと口から白い溶解液を吐き出した。 野沢「毒液だわ!!」 隊員たち「きゃあぁぁっ!!」 隊員たちは間一髪、敵の溶解液から避けた。 桜「くぅ・・・・っ!・・・・・っ!?」 反撃しようとする桜だが、右辺に何かの気配を感じて、 その方向を見てみる。そこに白布を身に纏った少女がいた。 つづく |
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