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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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裕見子「うん・・・・。あの時、父さんから電話が入って、私にこう伝えたの。」

清水「・・・・・・・っ!」

裕見子「それが、私がデスナイトに追われる理由付けにもなったのよ・・・・・。

あの5週間前の事・・・・・。」


これは5週間前、裕見子がまだ自分の家にいた頃である。

どうやら昔、裕見子は父の強力を経て、ようやくデスナイトから抜け出し、

新しくできた自分の家に帰れたそうだ。しかし、それから彼女はこの家で、

独り寂しく暮らしていたのだ。そして、裕見子は今、自分の髪の手入れをしていたそうだ。

裕見子「・・・・・・っ!?」  この時、電話の音が鳴り出した。

裕見子は鏡の前から離れて、電話機のところで、さっそく電話をしようとした。

裕見子「もしもし・・・・・・。」  謎の声『私だ・・・・!裕見子・・・・・!!』

謎の声を聞いた裕見子は急に驚く。彼女は謎の声の主を知っているようだ・・・・。

裕見子「と・・・・父さん!?どうしたの・・・・!?」

そう。謎の声の主は裕見子の父だったのだ。父は今でもスパイとして、

デスナイトの秘密を探っていたのだ。

裕見子の父の声『よ・・・・よく聞きたまえ・・・・・っ!!私は今・・・・!

とんでもない物を見つけたのだ・・・・!!』

裕見子「とんでもない物・・・・!?」

裕見子の父の声『我らFBIの敵、デスナイトの主力兵器・モンスロイドの、

全ての秘密が記されている設計図だ。私はその設計図を奪ったため、

奴等のメンバーにスパイだとバレてしまい、追われているのだ・・・!』

裕見子「な・・・なんですって!!?じゃあ・・・今、どこにいるの!??」

裕見子の父の声『今、奴等の本拠地から抜けてお前のところへ向かっている・・・・!

いいか?私が帰ってくるまで、この家から一歩も出るなよ・・・・!?・・・・あっ!!??』

そして、裕見子の父は電話を切ってしまった。彼の言葉を聞いた裕見子は焦りを感じる。

裕見子「・・・・・・っ!父さん!父さん!!一体・・・・何が・・・・・!」

裕見子は恐る恐る電話の受話器を電話機に戻し、そこからゆっくりと後ろ歩きで離れていく。

体が震えている。きっと、大切な父の身に何かがあったに違いないからだ。すると・・・・。

ダダダダダダダダンダダダダダダダン  何やら外から激しい銃声が響いていた。

裕見子「っ!!あの音は・・・・・・まさかっ!!!」

裕見子は外で何かが起きたと思って、突然走り出した。どうやら外へ出る気だ。


裕見子「・・・・・っ!」  裕見子はドアをバンと思いっきり開けて、家から出た。

まず、右の方を見てみるが何もない。次の左の方を見てみるとそこには・・・・・。

裕見子「あっ!!あ・・・あれは・・・・・!」  そこにある何かを見た裕見子は、

急に物凄く驚く。その何かとは、血まみれとなって倒れている男であった。

その男は白衣を身に纏い、眼鏡をかけていていた。その男は・・・・。

裕見子「父さん!!!!!」  そう、この血塗れとなって倒れている男は実は、

裕見子の父であったのだ。裕見子は父のこの異常を見て、彼に駆け寄る。

裕見子「父さん・・・・!しっかり・・・・・・!!」

裕見子の父「うう・・・・。すまんな・・・・・。私はもう・・・・駄目かも知れぬ・・・・・。」

裕見子「な、何言ってんのよ!!死んじゃ嫌だよ!!」

裕見子の父「ああ・・・・。私だって死にたくないさ・・・・・・。裕見子・・・・これ・・・を・・・・・!」

父は裕見子にある紙を見せる。裕見子はその紙を手に触れる。

裕見子「これは・・・・・・?」

裕見子の父「設計図さ・・・・。その設計図には、モンスロイドのあらゆる情報が眠っている・・・・。」

裕見子「じゃあ、この設計図を見れば、モンスロイドの全てが・・・・!!?」

裕見子の父「そうだ・・・・・っ!この設計図をSSPに渡してくれ・・・・!

愛して・・・る・・・・ぞ・・・・・。我が・・・・いと・・ぉ・・・しい・・・・む・・・す・・・め・・・よ・・・・・・・・。」

裕見子の父はそのゆっくりとした発言とともについに目をつむり、動かなくなってしまった。

裕見子「と・・・・父さん・・・・・?嘘でしょ・・・・?眠ってるんでしょ・・・・・・??」

謎の声「嫌!その男・・・お前の父はたった今よりあの世へ往った!!私の手でなっ!!」

裕見子「っ!!?」  裕見子は目の前にいる父を殺したと思う謎の声の主を睨む。

その者は・・・・ガララであった。そう。裕見子が来るさっきの事。

ガララは既に銀色の銃器を連射して裕見子の父を撃ち殺してしまったのであった。

裕見子「ま・・・・まさか・・・・・あんたが・・・・・・・!!」

裕見子は自分の父を殺したガララを仇として睨む。その目には激しい憎しみが宿っていた。

ガララ「・・・・愚かな目をしている。その目はいつまでしていられるかな・・・・?」

ガララは自分を睨んでいる裕見子に銃器を向けた。裕見子はそれを見て急に怯える。

裕見子「ひっ!!!」  ガララ「・・・・・・設計図を返せ。さもなくば・・・・死ね。」

その時、裕見子は涙を流し、悲痛な声をあげて逃げ出した。

裕見子「い・・・・いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


そして、現在。清水はそんな裕見子の過去の話を聞いて、切ない表情になる。

裕見子「それから父は死に、モンスロイドの全てが記されている設計図を私に託した・・・・。」

清水「では・・・・その設計図はどこにあるの・・・・・!?」

裕見子「それなら白布の中に・・・・・・。ん?」

裕見子は自分の身を包んでいる白布から設計図を出そうと、そこに手を入れる。しかし・・・・。

清水「・・・・どうしたの?」  裕見子「・・・・・・・・・;」

しかし、裕見子は冷や汗を流しながら白布の中で手を動かしていた。

裕見子「・・・・・・・ない・・・・・・!!!;」  清水「え?えええええぇぇぇぇぇ!!???」

裕見子の白布の中に、モンスロイドの設計図がなかったのだ。清水はそれを聞いて驚く。

裕見子「たぶん・・・。逃げている間に何処かへ落としちゃったんだわ・・・・・・;」

清水「さ、探してみよう!!そうすれば、そのうちに見つかるかもっ!」

裕見子「はい・・・・;」  こうして、二人は落とした設計図を探す事になった。


一方、デスナイト対日本攻撃支部のメインルームでは、桐原とガララがいた。

桐原「何故、あの少女を追わなければならないのかは知っているな?ガララよ。」

ガララ「はっ。それは・・・・あの少女が我がデスナイトの最強兵器である、

モンスロイドの全てが記されている設計図を盗んだからである。その少女を殺し、

設計図を取り戻す。それが、今回の我々の計画・・・・・!」

桐原「そうだ!それにしても、お前の銀色の銃器・・・・・いや、

モンスロイドは万遍なく凄まじい戦力を誇っている。そのモンスロイドの強力な機能を扱えるのは、

恐らくお前しかいないだろう。お前こそが、あの少女・裕見子を殺せるのに相応しいっ!!」

ガララ「ははっ!!お任せください・・・・・!我がインセクト・イェッガーの力を、

SSPに思い知らせてくれるゥ・・・・・!!ふん!!!」

ガララはモンスロイドと呼ばれている銀色の銃器を上の方に投げ出した。

すると、その銃器が徐々に変形した。銀色の銃器が変形したのは、

銀色の昆虫であった。この蟲は裕見子を追い、SSPと戦った蟲であるのだ。

そう。桐原支部長の言うとおり、ガララの持つ銃器の正体は、

銀色の蟲であるモンスロイドだったのだ。ガララはこの力で再び裕見子を追うつもりであった。


夕日の秋田町。高町邸の和室で、光次郎はあかりとちゃぶ台に座りながら、会話していた。

あかり「デスナイトに追われていた少女がついに見つけたんですか!?」

光次郎「ああ。清水さんが保護するらしい。」

あかり「そうですか。よかったです・・・・。」

光次郎「・・・・可哀想なんだな。デスナイトに狙われている人って・・・・・。」

あかり「・・・・・・そうですね。でも、その人たちを助けるのもSSPの仕事ですよね?」

光次郎「もちろん!これ以上、デスナイトによって切なくなった者たちを増やしはしないよ!!」

あかり「うふふふふふwその意気ですよ^^・・・・・あら?電話だわ。」

あかりは電話が鳴り出した事に気づいて、立ち上がる。ちゃぶ台から出て、

電話機のところへ行く。そして、その電話の受話器をとって電話する事に。

あかり「もしもし・・・・・。あっ!SSPの方ですか・・・・・。はい。・・・光次郎さん!!」

どうやら電話の相手がSSPの隊員だったらしく、何か会話したか、

あかりは光次郎を呼ぶ。すると、光次郎が彼女のところに来る。

光次郎「呼んだ?何かあったの??」

あかり「SSPから電話です。」

光次郎「ええっ!じゃあ、代わって!!」

あかりは言うとおり、に光次郎に受話器を渡す。

光次郎「もしもし・・・・・。高町です・・・・・。」

通信隊員の声『5-2L地区で銀色の昆虫が現れました!高町隊員もただちに出動してください!」

光次郎「なんだって!!?わかった!すぐ行く!!」

光次郎は銀色の昆虫の出現に驚き、受話器を電話機に戻す。

光次郎「悪いけど、またSSPの仕事に行かなきゃいけないみたいだ・・・・!

あの銀色の昆虫を倒せってさ!!もし、僕が危なそうになったら、いつも通り頼むよ・・・・!」

あかり「・・・・・っ!はい・・・・マリオネットライターになってあなたをお守りします・・・・・!!」

光次郎「うん。それでは、行って来ます!!」

あかり「行ってらっしゃいませ・・・・・・。」

こうして、光次郎は切ない表情のあかりに見送られながら、再び第6分隊支部へと向かった。

つづく

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