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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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アシナガ「こ、ここは・・・!?」

バンジョー「このオアシス・・・。来た事あるぞ!?」

レリッカー「すると、ここがクラッシャーの拠点か!」

カズーイ「・・・・そうだわ。ここはクラッシャーのオアシスよ!

このオアシスは奴らだけが独り占めにしていたのよ!!」

レリッカー「なるほど。

同志たちを外に待機させて正解だったな。」

ターシュー「ここに、ゴビがいる事に間違いねェな。」

レリッカー「うむ。探してみよう・・・。なるべく、

クラッシャーのメンバーに見つかる前に、保護するんだ。」

バンジョーたちはゴビを探そうと行動する。

バンジョー「そう言えば、トランカーさん。どうしてるかな?」

カズーイ「もう枯れたんじゃない?だって、

このとっても暑い砂漠だし。クラッシャーの連中は、

水をやりそうになかったし・・・。」

バンジョー「・・・・・っ。むっ!?あれは・・・・!」

バンジョーとカズーイは目の前にある物を見た。

それは、まだ生きているトランカーと、

彼の前に平和そうに休んでいるゴビであった。

ゴビ「ふぅ・・・。やはり、オアシスは気持ち良いやァ。」

トランカー「ひゅうぅぅ・・・ひゅううぅぅ・・・・。」

カズーイ「ゴビ!!それに、トランカー。

生きてたのね。しぶとい。」

バンジョー「しぶとくても良いから、皆に連絡だ!!」

ゴビとトランカーを見つけたバンジョーとカズーイは、

レリッカーたちを集めた。

レリッカー「おお・・・。ゴビ・・・!

よし。話しかけてみよう。」

レリッカーはゴビに近づく。

レリッカー「・・・・やぁ。ゴビ。」

ゴビ「え?あんた。誰?」

レリッカー「私はレリッカー。君を保護するために来たんだ。」

ゴビ「保護?・・・それなら、

クラッシャーの皆さんがやってくれてるけど・・・。

もしかして、あんたも知りたいの?この砂漠の秘密を。」

レリッカー「・・・その通りだ。もし、教えてくれるなら、

美味しい物を何でもあげよう。」

レリッカーはそう言うと、水色のキャンディーを見せる。

ゴビ「こ、これは・・・?」

レリッカー「これは、ウォーターアイスキャンディーと言ってね。

とっても美味しいキャンディーさんだよ。」

レリッカーはそう言いながら、キャンディーをゴビに近づける。

ゴビ「・・・・はむ!」

ゴビはそのキャンディーを口で掴み、舐め始める。

ゴビ「ふむ・・・ふむ・・・。う、美味い!!」

ゴビは感激の表情で喜び、そのまま美味しく味わった。

レリッカー「・・・・もし、できれば、

この砂漠の秘密を教えてくれないかね?」

ゴビ「・・・・うん。美味しかったお礼に、

ちょっとだけ教えてあげるよ。」

アシナガ「こいつ・・・。食べ物を貰わないと、教えない主義か?」

ターシュー「聞いた話だと、このラクダ。

結構、我儘らしいぜ?相手の事は考えないらしい。」

クリグミ「・・・僕もあのキャンディーさんを食べたい・・・。」

レリッカー「・・・・では、古の物と言う存在について、

教えて欲しいのだが・・・・。」

ゴビ「古の物だね。・・・・彼らは数万年前より、

この砂漠に存在している不思議な石像なんだ。

恐らく、この砂漠を支配する一族が造ったらしいけれど・・・。

古の物たちは、あらゆる者に真実や予言を伝え、

自身の輪に潜ると言う試練を乗り越えた者に、

欲しい物を何でも与えるらしいんだ。」

レリッカー「そうか・・・。その古の物は今、どこにいる?」

ゴビ「それは・・・ゴビにはわからないよ。

彼らの事は自分たちで探してくれないかな?」

レリッカー「そうか・・・。ところで、このヤシの木は?」

レリッカーはトランカーに目をやる。

トランカー「ひゅぅ。ひゅぅ。み、水・・・・。

水を・・・く、くださあぁぁぁ・・・い。

ひゅうぅぅぅ・・・・。」

ゴビ「このトランカーさんは、

喉が渇いてるみたいだけど、ゴビの水はあげないよ・・・。」

レリッカー「何と・・・・。」

カズーイ「あのラクダ・・・!ヤシの木がピンチなのに、

そんな彼の前で楽々といてェ・・・!むかつく!!」

ボトルズ「水を欲しがっている人に、

水をあげられないなんて・・・。

凄く我儘だ。もし、その人が死んだらどうするんですか!?」

ゴビ「誰が何と言おうと、ゴビの水はあげないもん。誰にもね。」

プルレス「何故、あげられないんだ?何か理由でもあるのか?」

ゴビ「・・・・別に。ただ、

ゴビは自分で生きていくのに精一杯だからさ。

この砂漠はオアシスがいっぱいいるけど、

雨とかで水が増える日はとっても少ないの。」

トランカー「ひゅうぅぅ・・・。ひゅうぅぅ・・・。

ひゅううぅぅぅ・・・・。」

ボトルズ(不味い。このヤシの木さん・・・。

もうすぐ枯れてしまいそうだ。何とかしないと。)

ターシュー「自身が生きていくための水は、

保存のつもりでとっている。

だから、誰にもやらない・・・ってワケかぃ?」

ゴビ「そうだよ・・・。

このトランカーさんには可哀想だけれど・・・。」

カズーイ「可哀想だと思うなら、少しでもわけなさいよ!!!」

カズーイが大きく怒鳴り、ゴビはこれに驚く。

ゴビ「ひっ!?あ、あの時の熊と鳥・・・!?」

カズーイ「とう!!!」

バンジョー「わわっ!?」

カズーイが素早く空を飛んだ。バンジョーはこれに驚く。

カズーイ「バンジョー!

あのラクダのこぶにくちばしバスターを打ち込むわよ。」

バンジョー「え!?で、でも・・・。

あんな凄い威力の技では・・・。」

カズーイ「威力を軽くすれば良いでしょ!?

力を抜けばいいのよ!」

バンジョー「よし。では・・・。」

バンジョーとカズーイはゴビのこぶの方に向ける。

バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!」

バンジョーとカズーイは、

くちばしバスターでゴビのこぶを攻撃する。

ゴビ「ぐええええぇぇぇぇぇ!!???」

アシナガ「ば、バンジョー!!?カズーイ!?」

プルレス「ゴビに攻撃したァ!!?」

だが、今のくちばしバスターは手加減により、

威力は軽くなった。その軽いくちばしバスターを受けたゴビは、

死なないが、少し大きい衝撃を受け、

口から水が飛び出るようになった。

ゴビ「ぴゅうううぅぅぅぅぅぅ!!」

その水がトランカーの口の中に入る。

トランカー「お、おおぉぉぉ・・・・!!」

そして、ゴビが水を出し終え、トランカーがその水を飲んだ。

トランカー「あぁぁ。美味しい水だ!トランカー、感激!!」

トランカーが水を飲んで、急に元気な声を出す。

すると、そのトランカー自身が細くなり始めた。

レリッカー「おお!生き返ったぞ!!

水でこんなに元気になるとは。」

ボトルズ「あのくちばしバスターの威力を落とせるようになって、

技の加減を制御できるようになって、

腕をあげましたね。二人共。」

カズーイ「・・・まあね。」

バンジョー「・・・・あ!ゴビが!!」

つづく

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カルーゼル「はあああぁぁぁぁぁぁ!!!」

カルーゼルは走り、そのネギをグラントリングに向けて振るう。

グラントリング「ぐえっ!!?」

すると、そのグラントリングが斬られて倒れる。

カルーゼルが持つこのとても細いネギは、

何故か切れ味を持ち、斬撃に使えるそうだ。

カルーゼル「るあああぁぁぁぁ!!!」

カルーゼルはそのネギで別のグラントリングを斬り殺す。

グラントリング「ひぎっ!!?」

クラッシャーの戦士「おお!カルーゼル!!」

カルーゼル「何をやっとるか!!さっさと、

このクソ共を始末せェ!!!」

クラッシャーの戦士たち「おおおおぉぉぉぉ!!!!」

クラッシャーの戦士たちは士気をあげたように、

勢いを増して、グラントリングたちを倒していく。そして、

カルーゼルもネギを振るって、

次々とグラントリングを倒していく。そこに。

キアイドー「やああああぁぁぁぁぁ!!!!」

キアイドーが複数のクラッシャーの戦士を斬る。

複数のクラッシャーの戦士「うぎゃああぁぁぁぁぁ!!!??」

カルーゼル「ぬっ!?てめェ!!俺の仲間をォ!!!」

カルーゼルはネギでキアイドーに斬りかかる。

キアイドーは左腕の刃で受け止める。

キアイドー「そなたがこの部隊のリーダーのカルーゼルか。

その実力・・・。見せてもらおうぞ!!」

キアイドーは左腕の刃を振るい、カルーゼルを弾き飛ばす。

カルーゼル「ぬ・・・・っ!?この隊長様の力、

思い知って後悔してもらうぜ!!」

カルーゼルはネギでキアイドーを斬る。

キアイドー「むおっ!?」

キアイドーはさがった。笑みを浮かべながら。

キアイドー「それがそなたの実力か・・・。少しは効いたぞ?」

カルーゼル「俺のネギソードで倒れないだと・・・!?」

キアイドー「今度はこちらの番だ・・・。ふん!!」

キアイドーは左腕の刃でカルーゼルを斬ろうとする。

カルーゼル「く・・・・っ!!」

カルーゼルはネギで防ごうとするが、

キアイドーの刃を振るう力に敵わず、吹き飛ばされる。

キアイドー「うおおぉぉぉ!!?」

クラッシャーの戦士A「か、カルーゼル!!?」

クラッシャーの戦士B「あの赤い奴・・・!

凄ェ力を持ってやがるぞ!!?」

キアイドー「ちなみに私は第6特命隊のメンバーの一人だ。

我が隊長、オグフ様の思い通りにならぬ者は全て滅ぼす。」

カルーゼル「ちっ!格下のクセに偉そうにいいぃぃぃ!!!」

カルーゼルはネギで斬ろうとする。

だが、キアイドーはこれを避ける。

キアイドー「ふっ。どりゃあああぁぁぁぁ!!」

キアイドーは左腕の刃で斬るが、避けられる。

カルーゼル「うおっ!?とぉ!!!」

カルーゼルはまたもネギで斬る。

キアイドー「えい!!!」

だが、キアイドーは左腕の刃を振るい、そのネギを弾き飛ばす。

カルーゼル「ぬあ!!??」

カルーゼルが尻餅をつき、ネギの先端が地面に刺さる。

クラッシャーの戦士「か、カルーゼル!!!」

カルーゼル「く、クソが・・・・っ!!」

キアイドー「そなたの首、頂こうぞ・・・・。」

キアイドーは左腕の刃でカルーゼルを斬ろうとする。その時。

テルとミル「ストレンジナックル!!!」

テルとミルがいきなり現れて、

すぐにストレンジナックルを発動する。

キアイドー「ぐおっ!!!?」

キアイドーはこれを受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。

キアイドー「お、お主らは・・・!?」

カルーゼル「テル!ミル!・・・助かったぜ。」

テル「特命隊の幹部は俺らに任せれ。」

ミル「特命隊の幹部の実力は基本的に、

普通のクラッシャー部隊長と互角か、それ以上だからね。」

キアイドー「私に大きな痛手を与えるとは・・・。

貴様達。面白そうな力を持っているな。さァ!

来るが良い!!心ゆくまで楽しもうぞ!!」

ミル「OK!望むところよ!!」

テル「行くぞ!!」

テルとミルが走り出す。

キアイドー「ふん!!!」

キアイドーは右手から光線を発射するが、テルとミルは、

それを簡単に避ける。テルが光の拳で殴りかかる。

テル「おらあああぁぁぁぁぁ!!!」

キアイドー「ふんぬうううぅぅぅぅ!!!」

キアイドーは左腕の刃で対抗。拳と刃が激しくぶつかった。

ミル「さがって!テル!!」

テルがさがり、ミルは光のドームをキアイドーに包む。

キアイドー「ぐはっ!!?」

キアイドーはダメージを受けた。

テル「でやああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

テルは光の拳でキアイドーを殴り飛ばす。

キアイドー「ぐあああぁぁぁぁ!!?」

キアイドーは倒れる。

カルーゼル「よし!良いぜ!!」

だが、キアイドーが立ち上がってしまう。

キアイドー「思ったよりやるのォ。では、

そろそろ本気モードとゆこうかぃ!!はああぁぁぁ・・・・!!」

キアイドーの体の関節部分から激しい煙が出た。

ミル「な、何よ・・・!?」

キアイドー「くらうが良い・・・!我が力をォ!!!」

キアイドーはジャンプして、

左腕の刃をテルとミルの近くの地面に思い切り打ち込む。

すると、その地面が爆発するように吹き飛び、

テルとミルが吹き飛ばされる。

テルとミル「うわああああぁぁぁぁぁ!!!??」


その頃、バンジョーたちはオアシスにたどり着いた。

ここはクラッシャーの基地にあるオアシスだ。

つづく

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ゴビ「え・・・・?いやだよ。

何で君にゴビの水をあげなきゃならないの・・・?」

トランカー「そ、そんなァ・・・!?

だって、君・・・。水を多く持ってるでしょ?

す、少しくらいは・・・。」

ゴビ「駄目だよ。この砂漠で生き残りには水が必要だもの。

ゴビはその水を集めるのに、凄く苦労しちゃうの。

だから、分ける事なんてできないんだ。ごめんね。」

トランカー「ぼ、僕が死んだって良いの!?

この砂漠の自然が一つ消えちゃっても良いのォ!!?」

ゴビ「うーん・・・。所詮、植物だし・・・。

植物さんなら、別に良いんじゃないのかなァ?」

トランカー「えええぇぇぇぇ・・・・!??」

トランカーはゴビの言葉を聴いて、絶望しつつある。

その様子を遠くからテルとミルが見ていた。

ミル「全く、頑固者と言うか我儘と言うか・・・。

このラクダ。助けたくらいで私の事を天使と呼ぶとか、

ちょっとオーバーなところがあるかも?」

テル「しかし、あのラクダの態度。

昔のミルの性格に似ているみたいだな。」

ミル「何よ!?私、植物に非道な事は昔からしてないわよ!?」

テル「けど、お前。小さい頃、俺にケーキ分けてくれなかったよな?」

ミル「あ、あれはとても美味しくて、

分ける余裕なんてなくなっちゃっただけよ!

あ、あの時はごめんね・・・。

・・・・ってか、あんただって、

私にそうめん分けてくれなかったじゃない!?

あれは一体、どう言う事なの!!?」

テル「あ、あれはとても美味ししくて、

お前が近くにいる事に気付かなかっただけだ!!

・・・すまなかった。」

ミル「テル。・・・・もう少し、

周囲の事を把握できるようになったら?」

ゴビ「ねェ?二人共。何をベラベラ喋ってるの?」

テルとミル「あ・・・・。」

ゴビはテルとミルに近づいた。

ゴビ「とても楽しそうに会話しているね。」

ミル「そう?ただの喧嘩ですけれど・・・。ところで、

君がこの砂漠を支配する一族の末裔なのがわかってるけど、

この砂漠はラクダが支配していたの?」

ゴビ「うーむ・・・。

この砂漠を支配する者の名前には、必ず、

僕と同じ名前であるゴビと付いているんだ。だからここは、

ゴビバレーと呼んでいるのさ。」

テル「そうか・・・。この砂漠の名の由来を理解したぜ。

・・・して、何故、支配者の名がゴビと決めていたんだ?」

ゴビ「・・・・わかんないけど、

そのゴビの名はこの砂漠の世界では長と言う意味であるらしく、

何かに使うための魔法のパスワードでもあるらしい。

・・・・って、お母さんとお父さんから聞いたけど・・・。」

ミル「その何かのために使う魔法のパスワードって?」

ゴビ「・・・・ごめん。そこはわからないや。

それについては、古の物が知ってるけれど・・・・。」

テル「古の物だと?」

ゴビ「うん。彼は・・・・・。」

その時、一人のクラッシャーの戦士が慌てて走ってきた。

クラッシャーの戦士「大変だ!!

グランティが攻めてきたぞ!!!」

ミル「何ですって!?テル!!」

テル「ああ・・・!ラクダ!ここで待ってろ!

続きは必ず、聞かせてもらうからな!!」

テルとミルはカルーゼルたちの元へと戻ろうと走る。

グラントリング「おらああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

多くのグラントリングがクラッシャーの拠点に接近している。

その前の地点で、袋のバリケードから、

複数のクラッシャーの戦士が銃器で一斉連射で迎え撃つ。

クラッシャーの戦士A「拠点を守れええぇぇぇぇっ!!!」

クラッシャーの戦士B「一人たりとも入れるなァ!!」

銃弾で倒れていくグラントリング数名の近くから、

キアイドーが飛び出して来た。

キアイドー「とおおおぉぉぉぉぉぉう!!!」

キアイドーは左腕の刃を思い切り振るい、

袋のバリケードを吹き飛ばす。

それにより、複数のクラッシャーの戦士が吹き飛ぶ。

クラッシャーの戦士「うわあああぁぁぁぁぁ!!??」

キアイドー「者共!!クラッシャーを滅するぞ!!」


司令室らしきテントの中でカルーゼルが報告を聞いて驚く。

カルーゼル「何!?迎撃部隊がやられただと!?」

クラッシャーの戦士「奴らが既に、ここに入ってくるぞ!?

どうする!!?」

カルーゼル「グランティめ・・・!俺も出る!!」


テントから出たカルーゼル。そこは、既に戦場となっていた。

多くのクラッシャーの戦士と多くのグラントリングが、

それぞれ数を減らして、激しく戦っていた。

カルーゼル「おのれグランティ・・・・!!」

カルーゼルはネギらしいのを持ち出した。

つづく

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ボトルズ「グランティがクラッシャーの基地を、

襲撃すると言うのでしょうか?」

バンジョー「・・・と言う事は、

あのトランカーさんが危ないかも知れない!」

ボトルズ「もしかしたら、

あのゴビと言うラクダも危ないかも知れません!!」

レリッカー「もし、そうなれば、

ゴビがグランティに奪われる可能性がある。さっそく、

クラッシャーの基地へと向かわねば・・・・!」

ターシュー「まあ、どこにあるかわかればね。」

クリグミ「・・・・何か地図らしいのが落ちてたよ?」

クリグミは倒れたクラッシャーの戦士の一人が、

落とした地図を拾った。

プルレス「見せてくれ!」

プルレスはその地図を見る。

プルレス「これは・・・・!皆!!この地図で、

クラッシャーの基地の位置がわかるよ!!」

ボトルズ「では、その地図を頼りに、向かいましょう!」


オグフのアジトでは、

1匹のスキャビーがオグフに何かを伝えていた。

オグフ「ゴビと言う名のラクダがクラッシャーに奪還されたァ?」

スキャビー「はっ!奴らはそのラクダを、

基地へと運んでいきました!!

ですが、キアイドーの班がそれを目撃し、

尾行している模様です!事後の指示を・・・!」

オグフ「キアイドーがか・・・。ぐふふふふ!

そいつァ良い。このまま密かに尾行し、クラッシャーの拠点に、

襲撃をかけるように伝えやがれ!!ゴビを奪うためになァ!!」

スキャビー「ははっ!!・・・・して、

古の物はいかがでしょう?」

オグフ「古の物は他の班に任せておけ。今は、

ゴビが優先だ。念のため、あやつの班にも要請しておきたまえ。」

スキャビー「・・・・・・はっ。」

オグフ「ふふふふふふ・・・・。

忌まわしいクラッシャーの壊滅や、

ゴビの奪還・・・。一石二鳥だぜ。ククククク!!」


カルーゼルの基地。病室の代わりとなろうテントの中では、

少数のクラッシャーの戦士たちが倒れていた。

ミル「・・・酷いわね。」

テル「くそっ!スラッパ共め・・・!」

そう。少数のクラッシャーの戦士たちは、

大勢のスラッパたちの攻撃を受けて負傷していたのだ。

カルーゼル「だが、そのおかげで、ゴビを捕まえる事ができた。

・・・おい。ゴビはどなってやがる?」

カルーゼルは倒れていないクラッシャーの戦士に聞く。

クラッシャーの戦士「奴はオアシスで、

ゆっくりと羽を伸ばしてるぞ。

それで、あのラクダの事をどうやって聞きだす?」

カルーゼル「・・・まあ、そう早まろうとすんじゃねェよ。

拷問しても、奴は頑固で喋らないだろう。ここはあえて、

甘やかして、俺らの事を信頼できる味方だと思わせて、

楽に喋らせようじゃあねェか。」

クラッシャーの戦士「そうだな・・・・。けど、

もし、全ての情報をもらったら、

どうするんだ?用済みで捨てるのか?」

カルーゼル「それはまだ決まってない。だが、

その可能性は少しはあるかも知れねェな。」

ミル「・・・ねェ。そのゴビちゃんのところ行って良い?」

テル「奴がどんな状態か知りたくてね。」

カルーゼル「うむ。お前らが奴を捕えてくれたからな。

見に来て良い。ただし、ちょっかいはかけるなよ?」


クラッシャーの拠点にあるオアシス。

そこに、ゴビが極楽な気分のごとく、のんびりしていた。

ゴビ「はぁ・・・。何て幸せな気分だろう・・・。

ジュースやアイスも飲み放題食べ放題。ついでに僕を守ってくれる。

何て優しいんだろう。クラッシャーの戦士たち。

まさに、天使だ・・・。」

ゴビの前にはトランカーがいた。

トランカー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。た、頼む・・・!

そ、そこのラクダ・・・。

水をくれええぇぇぇぇ・・・・!!」

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST

第88話・ラクダの水

この砂漠を支配する一族の末裔かも知れないゴビを探すため、

それぞれ動き出す勢力。だが、

それを妨害するかのように暴れ狂うスラッパの軍団。

そして、そのスラッパの代表らしき怪物、グラッバから、

ターボシューズの力で見事に、

ジグソーをゲットできたバンジョーとカズーイ。

だが、去りゆくグラッバから、

古の物と砂漠の長の証と言う謎の二つの言葉を残した。

バンジョー一行はレリッカーたちと共に、

砂漠を歩いていた。

バンジョー「どうでしたか?あの遺跡の方は。」

ボトルズ「中にはスラッパなど1匹もいませんでしたが、

ある古代文字が多く書かれている石板がありました。」

レリッカー「その古代文字はこう書いていた。

かつて、我らは巨大なる肉体を持っていた。だが、

我らは貧しさにより、莫大な金のある国を襲った。

その罪により、我らはここを支配せり一族の怒りを受け、

呪いを浴び、封印された。しかし、我らは、

手だけの存在となって、生き延びた。それは我らが、

存在を欲すと言う欲望があったからだろう。

恐らく、古の物に復元の願いを届けても無駄だろう。

何故なら、あの物の頭の輪を潜らなければならないから。

我らはその輪を潜れない身体となった。

近き未来、我らの情は怒りのみとなろう。そして、

我は予言する。2001の時にて、

この砂漠の長を受け継ぐ者に試練を与える事となろう。

・・・・との事だ。」

カズーイ「・・・ところで、古の物って何?

あれの輪を潜れば・・・どうにかなるの?」

レリッカー「古の物か・・・。あれは、

己の輪を潜った者の願いを叶えると言う、

不思議な石像と聞く。・・・まあ、

あるピラミッドの石板で書かれた事だが。

それはただの仮説か真実かどうかはわからない。」

バンジョー「・・・じゃあ、

その古の物を探してみましょう。

その物にこの砂漠の謎を教えて貰えば・・・。」

レリッカー「ふむ・・・。それが良いかも知れない。

では、その古の物を探す事にしよう。」

その時、謎の悲鳴が聞こえる。

謎の悲鳴「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ターシュー「む・・・っ!?誰かの悲鳴だ!!」

レリッカー「あの方角だな・・・!行ってみよう!!」

バンジョーたちは悲鳴のあった方角へ向かう。


そこに、複数のクラッシャーの戦士たちが倒れ、

複数のグラントリングが走り去って行った。

プルレス「クラッシャーの戦士たち!!?」

クリグミ「グラントリングたちもいる!!」

アシナガ「恐らく、クラッシャーの皆さんは、

グランティの襲撃で倒れているだろう。」

バンジョー「グランティめ・・・!」

その時、一人のクラッシャーの戦士が、

血まみれで倒れながらも、意識を少しずつ取り戻していた。

クラッシャーの戦士「うう・・・・・っ!」

レリッカー「おい!大丈夫か!?」

クラッシャーの戦士「や、奴らに・・・・。

俺らがラクダを基地に運んだことを、

バラし・・・・ちまった・・・・・っ!うっ。」

クラッシャーの戦士はそう言って倒れる。死亡したのだ。

つづく

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