忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[209] [210] [211] [212] [213] [214] [215] [216] [217] [218] [219]

ウルトラマンティアーズ   第4話・父からかったペンダント

トゲトゲ魔獣・ヂグドン登場

夜。灰間邸の2階にある部屋で、

灰間が机の前の椅子に座りながら、ペンダントを見ていた。

灰間は今、とても暗い表情をしていた。

灰間「・・・・親父。」

そして、灰間はある写真立ての方を見る。その写真には、

一人の青年が一人の幼い男の子が、

抱っこしている場面が写っていた。もしかして、

男の子は幼い頃の灰間で、青年は灰間の父かも知れない。

灰間「・・・・一体、何処で何してんだ・・・・。」

灰間は切なそうにそう言う。父と何かあったのだろうか。


次の日。大鳥学園のクラスでは、灰間や野口たちがいた。

野口「一週間前のBARの活躍、凄かったわねェ。」

森下「うんうん。ウルトラマンと一緒に魔獣を倒したんだから、

これから、地球は平和になる事、間違いなしだねw」

徳丸「でも、魔族ってしぶといらしいからなァ・・・。

まあ、大丈夫だよね!BARとウルトラマンがいるから。」

灰間「ま。できるだけ頑張っておくよ。」

灰間の言葉に3人は反応し、彼の方に向く。

徳丸「え!?もしかして、灰間君はBAR隊員だったの!?」

灰間「・・・・・まあ、そうだけど?」

森下「すっごーい!翔ちゃんも防衛隊のメンバーだなんて、

この学園の人気者になれるよ!きっと。」

灰間がBAR隊員になった事は、学園では知らされてないそうだ。

徳丸と森下はそれを知って、喜ぶ。

野口「おめでとう。でも、防衛隊の仕事って結構、

危険だから、あまり無茶しないでね・・・。」

野口は少し切なそうな笑みで灰間にそう言う。

灰間「確かに防衛隊の仕事って危険だけど、

俺はミラクルマンと呼ばれてっから、何とかなるっしょ。」


そして、下校の時間となった。ほとんどの生徒は、

帰宅するために廊下を歩いている。そして、灰間たちも。

徳丸「今日は僕んちに行かない?新しいゲームを買ったんだ!」

森下「え?どんなのどんなの??」

徳丸「バンジョーとカズーイの大冒険Xと言うんだ。

バンカズの最新作で、4人でも遊べるんだ!

今、僕らは4人いるからできると思うよ。」

徳丸「うわーい!面白そ~う♪」

徳丸と森下は嬉しがり、野口も微笑んでいる。だが、

灰間は微笑んではいないらしい。その時。

灰間「・・・・・む!?」 灰間は前の方を見て驚く。

そこに、クラスから出て歩く少女の姿があった。

その少女は、何故か日下部隊員に見えた。

灰間「あれは・・・・?」

少女の姿を見た灰間は、脳裏に日下部の姿がよぎる。

もしかして、この少女は日下部そのものではないかと、

灰間は思い、固まったような感じのままに歩いた。

野口「・・・・どうしたの?灰間。」

灰間「・・・・いや。何でもねェ。」


そして、学園の外から出た灰間たち。

灰間「さて。そろそろ良いかな?」

灰間はそう言って、ポケットかた携帯を取り出す。

野口「何をするの?」 灰間「ちょっとBARに挨拶するのさ。

灰間はそう言って、携帯を使う。

灰間「もしもし、灰間です。・・・・何っ!?」

つづく

拍手[0回]

PR

灰間は何故、光るペンダントを手にしたのか。

それは、父から授かったものらしい。その父から今、

どこへ。灰間の過去で何かがわかる。

次回、【父から授かったペンダント】。

どうも、ゆー1です。いかがでした?ティアーズ第3話。

今回は灰間が初めてBAR隊員として働くエピソードです。

ですが、あまり仲良くいけませんでしたな・・・^^;

まあ、徐々に仲良くさせるつもりです。

灰間は少年を魔族と見て、攻撃しましたが、

ヒロインの日下部隊員からは普通の人間の見たので、

灰間と日下部が対立してしまいます。

主人公を信じない展開はAに似てますね。

まあ、魔獣と言うテーマはAに似たコンセプトですし・・・(

まあ、今回の魔獣はタロウの怪獣である、

超獣のオイルドリンカーですがね。この小説で初の、

他作品からのゲスト怪獣ですね。はい。

そして、主力戦闘機・バルワンダーの初登場です。

容姿は少し迷いました・・・・(

オイルドリンカーは超獣ですが、この小説では、

魔獣と言う設定にさせました。能力を勝手に加えました。

例えば、人間かオイル?に化けたり・・・・。

次回は、灰間の過去の一部を紹介します。

それでは。

拍手[0回]

日下部「ま、魔獣!?液体となって炎上したハズなのに・・・・っ!」

叶野「恐らく、この魔獣は炎は全く通じない奴らしい!

・・・と、言う事は火力だけでは駄目なんだ!!」

そう。オイルを好物とするオイルドリンカーには、

火の攻撃は全く効かないのだ。そして、体を液体化して、

攻撃を避ける事もできる。その液体に火をつけたら、

大炎上が起きてしまう。辺りに被害が起きるが、

魔獣には全く害がないのだ。それでは、BARが勝てない。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイィィィィィィィィィ」

オイルドリンカーは燃え上がる港町を歩き、ど

こかへ目指そうとする。

上川「魔獣がコンビナートの地帯へ目指そうとしている!!」

日下部「くっ!!そうはさせるかああああぁぁぁぁぁ!!!」

1号が物凄いスピードでオイルドリンカーに接近し、

レーザーバルカンを乱射する。背

中を撃たれた事に気づく魔獣。

オイルドリンカー「キイイイイイイィィィィィィィィィィィィ」

怒ったオイルドリンカーは、

口からの火炎でバルワンダー1号を攻撃する。

日下部「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

攻撃を受けたバルワンダー1号の機体が爆破して、

1号が墜落しようとした。日下部が危ない。

上川「日下部隊員!!脱出をするんだ!!!」

日下部「は、はい・・・・!」

日下部は脱出用のレバーを引く。だが、何も起きない。

日下部「だ、脱出できません・・・・!!」

日下部は何度もレバーを引いても、

脱出できない事も絶望する。

上川「そ、そんな・・・・!!」

叶野「このままでは死んでしまうぞ!!!」

その時、海からあがろうと何者かの手が地面についた。

そして、その者はゆっくりと上がって行って、港に立つ。

その者は灰間。海で身体についた火を消して、

海から港へとあがったのだ。

そして、ウルティメイトペンダントが光る。

灰間「ティアーズ!!!!!!」

灰間はペンダントを上に掲げ、光に包まれる。

その光と共に巨大化して、姿が変わっていく。

光が消えると、そこにウルトラマンティアーズが現れた。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!」

ティアーズはさっそく墜落する1号をキャッチして、

日下部を助けた。

日下部「あぅ!!・・・・っ!ウ、ウルトラマンティアーズ・・・。」

日下部はティアーズの方を見て、驚く。そして、

ティアーズはゆっくり1号を地上に置いて、

日下部がその1号から急いで脱出する。日下部は救われた。

日下部「こちら、日下部隊員!!

ティアーズに救われました!!」

日下部は通信機で上川か叶野にそう連絡する。

オイルドリンカー「キイイイイイイイィィィィィィィィィィィ」

ウルトラマンティアーズ「・・・・ショワッ!!」

魔獣とティアーズは互いにぶつけようと走り、

組み合いに入る。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!!」

そして、ティアーズがキック、チョップでダメージを与える。

だが、オイルドリンカーは鼻の角でティアーズを突き飛ばす。

オイルドリンカー「キイイイイイイイィィィィィィィィィィィィ」

ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がり、反撃にかかる。

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!」

ティアーズのアームシュートがオイルドリンカーに直撃。

オイルドリンカー「キイイイイイイイィィィィィィィィィィ」

日下部「ウルトラマン・・・・。何て強いの・・・!?」

魔獣は攻撃を受けて、ひるむ。

ティアーズは回転して接近する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!ハアアァァッ!!!」

そして、ティアーズはハイキックでオイルドリンカーを打つ。

オイルドリンカー「キイイイイイィィィィィィィィ」

魔獣は倒れる。

ティアーズはさらに攻撃しようと接近するが。

オイルドリンカーは火炎を吐いて、ティアーズを攻撃する。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

ティアーズは炎を浴びて、オイルドリンカーから離れて倒れた。

オイルドリンカー「キイイイイイイィィィィィィィィィィィィ」

立ち上がった魔獣はまた火炎を吐いて、ティアーズを攻撃する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・・・!!!」

立ち上がろうとするティアーズは火炎を受けて、痛がる。

日下部「あっ!!ティアーズが危ない・・・・!!」

オイルドリンカーは火炎を吐き続いて、ティアーズを苦しめる。

叶野「ウルトラマンを援護しろ!!!」

上川「了解!!!」 

2機のバルワンダーがレーザーバルカンを連射。

それを受けたオイルドリンカーは痛がり、火炎を止める。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!ショアアァァァッ!!」

ティアーズはジャンプして、空中キックを打ち込もうとする。

その時、オイルドリンカーが黒くなり、オイル状の液体となって、

ティアーズの攻撃を避けた。

ティアーズはこれに驚き、地面に落ちて倒れる。

日下部「また液体になった・・・・・!!」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・??」

立ち上がったティアーズは液体が、

自分から離れるように動いている事に気づく。

魔獣は液体のままでティアーズから逃れ、

コンビナートへ行くつもりだ。

日下部「ティアーズ!!液体に光線を撃っちゃ駄目!!

大炎上が起きて、被害が拡大してしまうわ!!!」

それを聞いたティアーズは頷き、右手を液体に向ける。

ウルトラマンティアーズ「ティアーズ・ブリザード!!!!!」

ティアーズは右手から冷凍ガスを発射した。

その冷凍ガスを、

浴びた液体が徐々に凍り始める。このまま行けば、

黒い液体は完全に氷の塊となる。だが、

突然、液体がオイルドリンカーに戻った。だが、

さっきのティアーズブリザードを浴びていたか、

身体中のほとんどが白く凍っている。オイルドリンカーは、

あまりの冷たさに耐えられる戻ってしまったそうだ。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイイィィィィィィィィ」

日下部「魔獣が冷たさに苦しんでる。弱点は氷なのね!!」

ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」

そして、ティアーズは必殺光線であるファイティウム光線で、

オイルドリンカーの身体に大爆発を起こさせた。

オイルドリンカー「キャアアアアアアァァァァァァァァァァァァ」

魔獣は断末魔をあげて、倒れた。そして、消滅してしまった。

日下部「やった!!!」 上川「ウルトラマンが勝ったぞ!!」

叶野「我々の勝利だ!!!」 勝利に喜ぶ隊員たち。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・ショワッチ!!!!」

ティアーズは空を飛んで、去って行った。


BAR基地の司令室に戻った、

灰間の前に大神や隊員たちがいた。

大神「灰間。君の疑いは完全に晴れた。

君が襲ったあの少年は、

やはり魔獣だったそうじゃけ。

今回もまた、君の活躍があったから、

勝てた。君をもう一度、BARの隊員にしたいんじゃがのォ。」

灰間「・・・悪いけど、これから一人で魔族と戦うから・・・。」

灰間はまだBARの皆に疑われた事に不満を持っているらしい。

もはやBARと一緒に働く気はないそうだ。

日下部「あんた。まだ気にしてるの?

私に勘違いされた事が。」

灰間「・・・・別に?ま。反省してるつもりだけど・・・。」

日下部「私だって反省してるつもりよ。あんたを疑った事に。」

灰間「え・・・・?」

日下部「あんたが何で魔族の正体を知ったか知らないけど、

やっぱり無暗に暴力振るわないでよね?

迷惑になるから・・・。

本当に敵の正体を見破りたかったら、

しっかりと敵の行動を見続けてから、行動しなさい!」

日下部の言葉に灰間はやる気なさそうに返事する。

灰間「・・・・わかったよ。」

日下部「返事は了解でしょ!?全く、しっかりしなさいよね?

これから、あんたはBAR隊員なんだから・・・・。」

日下部はそう言って、灰間から離れた。

大神「・・・良かったやないの。灰間。」

灰間「・・・・・大神隊長。」

大神「日下部隊員が君を正式な隊員として認めてくれたんじゃ。

彼女の許しに答えて、これからもBAR隊員として頑張るんど。」

大神が笑顔で親指を立てると、灰間も頷いてこう言う。

灰間「・・・・・行けるところだけで行きますよ。」

こうして、灰間はこれからもBAR隊員として、

新たな仲間たちと一緒に魔族と戦う事になります。

魔族は次に、どんな刺客を送り込むでしょうか。ですが、

ウルトラマンティアーズとBARが力を合わせて戦えば、

どんな魔獣も太刀打ちできるハズがないでしょう。

次回につづく

拍手[0回]

灰間「うわっ!!!」 灰間は慌てて火炎を避けた。

少年「おーっと。危ない危ない。ここは、

僕の好物に影響が出て、

この倉庫が爆発するところだったぜ。

お前のような人間には、喰う事で十分だああぁぁぁ!!!!」

少年はそう言って、灰間に跳びかかる。

灰間「てぁ!!」 灰間はバック転で敵から離れる。

そして、素早く殴りかかって、少年を攻撃する。

灰間「おるあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

少年「ぐはああぁぁぁぁっ!!!」

少年は灰間のパンチを受けて吹き飛び、

後ろの方にあるドラム缶にぶつかる。それにより、

積み込んだドラム缶の多くが崩れ落ちていく。

その多くが少年を下敷きにしてしまった。

灰間「どうだよ?この野郎・・・!」

その時、崩れたドラム缶の山から、

オイルのような液体が流れて来た。

何らかの影響で漏れたのか。

灰間「ん?オイルだと・・・?漏れちまったのか?」

灰間はそのオイルに近づいてみる。漏れていくオイルは、

倉庫の外に流れていく。まるで、意思が宿っていくように。

灰間「オイルが川のように流れていく・・・・!?

いや、ありえない・・・。どこへ行くんだ!?」

灰間は流れるオイルの川を辿った倉庫の外へ出た。


外へ出た灰間。

彼の前にはオイルが水たまりみたいになっていた。

灰間「こ・・・これは・・・・!!」 灰間はこれに驚く。

そして、溜まったオイルが急に変化し始めた。オイルが、

黒い色をした人型になる。そして、色が変わっていき、

少年の姿となった。まさか、オイルに魔力があるのか。

灰間「な、何・・・・っ!!?」

ちなみに、遠くの建物の物陰から警察らしき人が見ていたが、

両者はそれに気づいていない。

少年「驚いたか?僕は自身をオイルに変える事ができるんだ。

見せてやるよ・・・!僕の本当の力を!!」

灰間「ぐっ!!そうはさせるか!!」

灰間は再び殴りかかる。だが、少年は再び黒くなる。

そして、オイルとなって灰間の打撃を避けた。

灰間「く・・・・っ!!」

オイルは素早く倉庫の方に入る。灰間はそれに気づく。

灰間「またオイルを飲むつもりか!?おっ!!」

その時、倉庫から発光が起きる。それも、数回。

発光が消えた後、急に地震が起こった。そして、

倉庫に大きくヒビが入り、その屋根を巨大な何かが突き破って出てきた。

それは、頭と鼻の部分に角が生えて、緑色をした怪物であった。

怪物「キイイイイイイイイィィィィィィィィィィ」

灰間「野郎・・・!魔獣になりやがったか・・・・!!」

そう。この怪物は魔族である少年が倉庫の中で、

多くのオイルを飲み尽くし、変身した巨大な魔獣・オイルドリンカーなのだ。

オイルドリンカー「キイイイイイィィィィィィィィ」

オイルドリンカーは上半身を外に出して、灰間を睨む。

そして、口から火炎を放射して、灰間を襲った。

灰間「う、うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

灰間は火炎に押されるように吹き飛んで、海の方に落ちた。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイイィィィィィィィィィィィ」

魔獣は倉庫を蹴って壊して、下半身をも外に出した。


魔獣が東京湾に出現したとの情報は、

ただちにBAR本部に届けられた。

大神「新しい魔獣が、東京湾に出現したけ。」

上川「いよいよ、バルワンダーの出番ですね・・・っ!」

大神「その通りだ。じゃが、警備員からの情報によれば、

その魔獣の正体は昨日、

灰間が暴行した少年だったようじゃ。」

叶野「な、何ですって・・・・・!!?」

隊員たちは魔獣の正体を聞いて驚く。

大神「少年は魔族だったようで、口から火を吐いたり、

身体を黒い液体に変えたりしとったんなら。」

日下部「それでは、あいつ(灰間)が見たのは・・・・!」

日下部は切なそうに震えて、言う。

大神「どうやら、本当のようじゃの。さっそく、

灰間を助けに行く!バルワンダーの出撃じゃ!!!」

隊員たち「了解!!!!」

こうして、BARは戦闘メカ・バルワンダーで出撃した。


格納庫でついに3機のバルワンダーが動き出した。

バルワンダー1号に日下部、

バルワンダー2号に叶野、バルワンダー3号に上川が乗っている。

そして、ドーム状の基地から3つの壁が開き、

カタパルトとなった。

基地の前の部分、右の部分、左の部分であった。

3機のバルワンダーがそれぞれカタパルトの前に停まる。

そして、ブーストが点火し、3機がカタパルトの上を走る。

ちなみに、1号が前の方のカタパルト、

2号が右の方のカタパルト、3号が左の方のカタパルト。

3機がそれぞれのカタパルトから飛んで、

ついに空へ舞い上がった。こうして、

3機のバルワンダーは魔獣の暴れる地へと飛んで行く。

よく見れば、3機とも白色を中心としているらしい。


東京湾では、オイルドリンカーがタンカーへ向かって歩く。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイィィィィィィィィィ」

そして、鼻の角でタンカーの石油タンクを突く。

その石油タンクに、穴が開き、

そこからオイルが出てきた。オイルドリンカーは、

そのオイルを飲んでいる。オイルが出なくなると、

オイルドリンカーが満足そうに飲み終えた事になる。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイィィィィィィィィ」

そして、魔獣は次のタンカーへ目指そうと歩く。その時、

空から3機のバルワンダーが飛んで来た。

上川「魔獣を発見しました!!」

叶野「これより、攻撃を開始する!!

魔獣をタンカーに近づけるな!!」

そして、3機のバルワンダーが、

一斉にレーザーバルカンを連射し始めた。

その攻撃がオイルドリンカーに命中した。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイイィィィィィィィィィィィ」

魔獣は攻撃を受けて、タンカーからさがり、

3機のバルワンダーを見る。

日下部「魔獣め・・・!!くらいなさい!!!」

バルワンダー1号がレーザーバルカンを連射。

魔獣はこれを受けて痛がる。

上川「良いぞ!!僕らの攻撃があの魔獣を押している!!」

叶野「これがバルワンダーの性能・・・!

これなら、勝てる!!」

そして、2号や3号もレーザーバルカンを連射し続ける。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイィィィィィィィィィィ」

攻撃を受け続けてオイルドリンカーは、口

からの火炎で反撃する。

上川「わっ!!」 叶野「危ない!!!」

2機のバルワンダーは素早く火炎を避ける。

上川「ちっくしょーっ!よくもやったな!!」

叶野「バルワンダーの武器は一つだけじゃないぜ!!」

2号は2問の大砲から少し太く見える火薬弾4発を発射した。

その4発を受けたオイルドリンカーは痛がってさがる。

オイルドリンカー「キイイイイイイイイィィィィィィィィィィィ」

3号は先端から赤い光線を発射した。

魔獣はこれを受けて、

身体の一部が爆発して、倒れる。

日下部「バルワンダー・・・!何て素晴らしい兵器かしら!!

これなら勝てる!!とどめは私が・・・・!!」

余裕の表情で日下部は1号を動かして、

魔獣に接近する。その時。

オイルドリンカーの身体が黒くなり、黒い液体となった。

日下部「っ!?え、液体になった・・・?それでも!!」

叶野「あっ!!待て!!日下部隊員!!!」

1号はレーザーバルカンを連射して、黒い液体を攻撃した。

その液体が爆発すると、それによる炎が大きく広がっていく。

多くの建物や多くの船が火炎に包まれて、

その複数が爆発する。

日下部「えっ!?そ、そんな・・・・!!?」

日下部は突然の出来事に混乱しそうになる。

上川「あの黒い液体はオイルだったんだ・・・・!!

だから、爆発すると、大きな炎上が起きたんだ!」

そして、炎の中からオイルドリンカーが出てきた。

つづく

拍手[0回]

灰間があっさりと答えると、美由紀は悲しそうに言う。

美由紀「何て事を・・・・!何で子供に手を出したの・・・!?

今まで子供には一切、手を出さなかったお前が・・・・。」

灰間「・・・・・あのガキが、魔族だからさ。

・・・つっても、信じてもらえないだろうね・・・・・・。」

灰間が暗そうにそう言うと、美由紀は急に驚く。

美由紀「魔族・・・・っ!?」

灰間「悪いけど、一人にしてくれ。気分が悪いんだ。」

灰間はそう言って、階段を上って自分の部屋へ向かった。

美由紀「まさか・・・!あの魔族が・・・・!

あなた・・・・。私たちの息子が、魔族と・・・・。」

美由紀は震えながら呟く。過去が何があったのだろう。


自分の部屋に戻った灰間はベッドの上で横たわった。

灰間「ち・・・っ!どいつもこいつも・・・・。

何で俺の言う事を信じてくれねェ・・・!俺は確かに見たんだ。

あのチビが魔獣なのがよ。まさか、あの野郎。

俺には正体を見せて、他人には見せない事で、

俺を陥れようってのか!?ふざかやがって・・・・!!」

灰間はあの魔族の少年の事を思い出して、苛立っていた。

ちなみに、BARの隊員服から一般の私服に着替えている。

その時、彼の脳裏に日下部の言葉がよぎる。

日下部の声『あんな子供に暴力振るう奴なんか、信用できません。

BARの隊員に相応しくはありません。』

灰間「・・・・そうだよ。俺みたいな中学生が、

軍人としての務めができるワケがねーぜ。

だから・・・・!む!?」

その時、灰間のペンダントがまた輝き出した。

灰間「また光った・・・!?っ!!やはり、そうか・・・・!!」

灰間はそう言って、表情がさらにキツくなる。

ペンダントは灰間に何を語ったのだろうか。


BAR基地の司令室で、日下部もまた苛立っていた。

日下部「全く、何であんな暴力的な人がいたなんて・・・!

でも、良かったわ。あいつが防衛隊を辞めてくれて。」

大神「まだ、完全に辞めたワケではない。」

日下部「え!?で、でも。彼は自ら・・・。」

大神「灰間は自らBARを抜けた。じゃが、

わしはまだ彼にBARを辞めさせとらんけ。灰間にはまだ、

BARの隊員として戦ってもらいたい。わしの感が、

正しければの・・・・。」

日下部「正しくなんかありません!あいつは、

私と同じ学生のクセして、喧嘩っ早い。

とても、軍人として働けるとは思えません・・・!」

大神「じゃが、わしは信じているき。彼なら、

きっと我々と一緒に戦ってくれる事を・・・・。」

その時、叶野と上川が入って来た。上川が笑顔でこう言う。

上川「隊長!!ついに完成しました!!!」

大神「何!?いよいよできたのか!?

対魔獣メカ、バルワンダーシリーズが!!!」

叶野「はい!!これで、魔族と互角に戦えます!!」

バルワンダー。それは、BARが完成した、

対魔獣用の戦闘機である。3機が存在し、

小型に近いが、機体が正統派に見える1号、

少し大きく大砲らしき武器が2問あるのが2号、

小型で機体が少しだけ細そうに見えるのが3号である。

3機は魔獣との戦いを待つように格納庫で待機している。

上川「これで、魔獣なんか怖くありませんよ!!」

叶野「地球人の科学を、魔族どもに見せてやる・・・!」

大神「おっしゃ!ここからが、本当の戦争じゃき!!」


その頃、ここは夜の東京湾では、

一人の警察が港を警備していた。

懐中電灯を使っていた警察の男が立ち止まる。

警察「・・・・ふむ。うむ。よし。異常はないな!おや?」

警察は懐中電灯の明りで一人の子供を見つける。

その子供は灰間に襲われていた少年であった。

少年「・・・・・・・っ。」

警察「君。ここで何をしているんだぃ?お家は?」

少年「ないよ。それより、飲みたい。」

警察「そうか。じゃあ、ジュースを買ってあげるよ。」

少年「それはいらない・・・・。」

警察「え・・・!?じゃ、何が良いんだ?」

少年「それはね。この港にあるオイルが欲しいの。」

少年は不気味な笑みを浮かべて、そう言った。目が赤く光る。

警察「ひっ!?な、何だ!?君は・・・・!!」

少年「ガアアアアアァァァァァァァァウ!!!!!!」

少年が警察に襲いかかるように、跳びだした。


次の日。朝日が昇ろうとしていた。

灰間は街を走っていた。まるで、何かを探すように。

灰間「あのガキ・・・!やはり、そうだったか・・・・!!」

灰間はウルティメイトペンダントに、

昼間に自分が殴った子供が、魔族である事を伝えられ、

その魔族が暗躍を始めた事をも伝えました。

灰間「何がBARだ・・・!

俺一人だけで魔族どもを倒してやる・・・!!」

灰間は走り続ける。そう。あの少年は魔族であったのだ。


東京湾ではまだ誰もいない。朝が始まったばかりだからだ。

魔族である少年は、

不気味に笑いながらある建物の中へ入って行った。


そこには多くのドラム缶があった。その缶一つ一つには、

オイルが詰まっているのだ。少年はそのドラム缶を掴み、

それに入っているオイルを飲み始めた。

少年「んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ・・・・!べはぁ!!」

少年は全て飲み終えたか、一つのドラム缶を投げ捨てた。

その中にはもうオイルがない。

少年「ああぁぁぁぁ・・・!美味しかった。さて、次は・・・!」

少年はまたドラム缶を掴み、オイルを飲もうとする。その時。

灰間「見つけたぜ!!魔族野郎!!!!」

灰間が入って来た。だが、

少年は気にせず、オイルを飲み続ける。

そして、飲み終えたかオイル缶を投げ捨てた。

少年「ふぅ・・・。ん?あんた、昨日僕をいじめた地球人だね?」

灰間「ああ、そうだよ。あの時はお前のせいで、

酷い目にあったぜ・・・!今度は容赦しねェ・・・・!!」

少年「やってみろよ・・・・!しゃあああぁぁぁぁっ!!!」

少年は口から火炎を吐き出した。

つづく

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック