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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ボトルズが指をさした方向には、何やら建物らしき物があった。

その建物の周りには、沼が溢れないくらいの陸がある。

さらに、最も驚くのは、その陸の前には、

複数のイカダがあったのだ。

ユミ「な、何で、このような洞窟に小屋みたいな物が・・・?」

ミル「しかも、イカダもいっぱいあるわ。・・・っ!?

下半身がどんどん沼に満ちている・・・・!?」

洞窟の沼は既に溢れていったか、

一行の下半身のほとんどが沼の中であった。

マンボ「建物、看板ある。看板、何か書いてある。・・・。」

ボトルズ「わかりました!!ここは、洞窟温泉です!!!」

アシアガ「洞窟温泉!?」

ボトルズ「ええ。この洞窟には、この洞窟の旅で疲れた者たちを、

癒すために作られた温泉があるんです!この洞窟は、

本来、イカダを作って移動する場所だったのです!!」

そう。洞窟にある建物は温泉であった。その看板には、

【洞窟温泉(どうくつおんせん)】と書かれている。

バンジョー「そうだったのか・・・。」

ミル「でも、ちょうど良いわ。久しぶりに温泉に入りたい気分だし。」

ユミ「そうね・・・。お風呂なんて長い間、入ってなかったからね。」

ボトルズ「・・・・そろそろ夕日になりそうですし。

皆さん、疲れてます?」

プルレス「うん・・・。もうすっごく疲れてる。」

ボトルズ「じゃあ、今日は洞窟温泉で泊まるとしよう。」

こうして、一行は陸へとあがり、温泉と呼ばれる建物の前に立った。

そして、一行はゆっくりと歩いて、建物の中に入る。


そのロビーは何だか昭和な感じが残る程の部屋であった。

ほとんどの者は靴を脱いで、廊下を歩く。彼らの前に、

二人の老夫婦が歩いて来た。

その姿が人間らしいが、肌は青色であった。

老父「ようこそ、我が洞窟温泉へ・・・。ここは、

旅人はもちろん、全ての者たちを歓迎する癒しの場所じゃぃ。

わしらは夫婦で、この温泉のオーナーをやっとる。」

老婆「ささっ。ゆっくりくつろいでくだされ・・・。

ほれ、12番目の部屋のカギですよ。

そなたたちはその部屋で・・・。」

老婆は一つのカギをボトルズに渡す。

ボトルズ「ありがとうございます。では・・・。」

一行は二人の老夫婦から離れ、廊下へと歩く。


とても大きく和風な部屋に来たバンジョーたち。そこには、

テレビとファミコンがあった。パソコンまでもあるらしい。

ユミ「ぷはーっ!この布団、気持ち良いいいぃぃぃ!!」

ミクス「ふぅ・・・。本当ですねェ・・・。」

ユミとミクスは一つの布団に飛び込み、気持ち良さそうに横になる。

プルレスも別の布団で横になっている。

プルレス「ああ・・・。こんな気持ち良いのは久しぶりだよ・・・。」

カズーイ「おおっ!!クルクルランドがあるわ!!

さっそく遊びましょ!」

バンジョー「うん。そうだね。」

バンジョーとカズーイはファミコンを楽しんだ。

マンボ「・・・・まるで、ネット喫茶。久しぶりに行った気分だ。」

アシナガ「俺、ちょっと他の場所。行ってみるわ。」

マンボはパソコンをして、アシナガは部屋から出た。

ミル「皆。何だか楽しそうね・・・。」

ミルは微笑むが、テルは相変わらず無愛想な表情だった。

テル「・・・・このまま続ければ問題はないと思うがな・・・。」

ユミ「ねぇねぇ。皆。せっかく、

温泉に来たんだし。皆でお風呂に入らない?」

ミクス「はい。」 ミクスは笑顔で応える。他の皆も。

プルレス「うん!」 マンボ「・・・・入ろう。」

カズーイ「あたいも入りたいわ!バンジョー!」

バンジョー「そうだね。皆で入ろうか!」

ミル「私も入るけど、テルは?」 テル「・・・仕方あるまい。」


こうして、一同は部屋から出て、廊下を歩いた。そして、

温泉には男湯と女湯で分かれていた。風呂はそれぞれ、

とても大きな感じがして、温かそうであった。

まずは、女湯。そこでは、全裸になったユミ、ミル、ミクス。

そして、カズーイが湯の中に入っていた。ただし、

カズーイはリュックの中から出ないので、そのまま入っている。

つづく

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ディスタガス「ギャアアアアアァァァァァァオン」

大暴れするディスタガスの前に、バルワンダーDXが飛んで来た。

叶野「レーザーバルカン発射!!!」 上川「発射!!」

バルワンダーDXはレーザーバルカンでディスタガスを攻撃する。

攻撃を受けるディスタガスだが、ダメージがとても少ない。

ディスタガス「ギャアアアアアァァァァァァァァァオン」

ディスタガスは眼から光線を発射する。だが、避けられる。

DXは再びレーザーバルカンで魔獣を攻撃した。


一方、別の町ではバルターボが走っていた。

日下部が運転している。

灰間「・・・・っ!!いたぞ!!!」

日下部「何ですって・・・!?あっ!!」

そして、バルターボは急に停まる。バルターボの前には、

二人の女子高生を襲おうとしているガルプキンがいたからだ。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッ」

二人の女子高生「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

バルターボから降りた灰間と日下部は、

バルガンの銃弾を連射し、ガルプキンを攻撃する。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッ」

攻撃を受けたガルプキンは痛がる。

日下部「早く逃げて!!!」 二人の女子高生「は、はい!!」

二人の女子高生は素早く逃げて行った。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッファッファッ」

ガルプキンは怒って、灰間と日下部に襲いかかろうと走る。

灰間と日下部はバルガンの銃弾を連射して、迎撃する。だが、

ガルプキンはジャンプして、回避。そして、二人の背後に着地する。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッファッファッ」

魔獣は日下部を襲おうとする。それに気づいた灰間は。

灰間「ぬっ!?てやあああぁぁぁぁ!!!」

灰間は素早いキックでガルプキンを蹴り飛ばす。

日下部「っ!?この・・・!」 

日下部は後ろに気づき、バルガンを構える。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッ」

ガルプキンは倒れるが、すぐに立ち上がる。

ジャンプして、どこかへ逃げる。

灰間「どこかへ逃げようとしてやがるな・・・・!!」

日下部「二手に分かれて、探しましょ!」

灰間「ああ!」 灰間と日下部はそれぞれに分かれて、走った。


灰間はこの町の別のルートを走っていた。

灰間「あのカボチャ野郎・・・!相当、ずる賢いからな・・・。

一刻も早く見つけねェと、大変な事になっちまう・・・!むっ!?」

その時、灰間は立ち止まる。灰間の前には、

あのピンク髪の少年が立っているからだ。

灰間はその少年を見て、驚く。

灰間「お、お前は・・・・!」

ピンク髪の少年「やぁ。また会ったね。

ティアーズ。いや、灰間翔君。」

ピンク髪の少年は微笑みながら、そう言う。

灰間「・・・・知ったよ。お前の正体・・・。お前の正体は、

マリンナーサと夢の国から来た、王子コリスだろ?」

ピンク髪の少年の名はコリスであった。そして。

灰間「そして、俺たちと同じ光の戦士・・・。ウルトラマンクリスタル!!」

灰間は微笑んでそう言う。コリスはさらに笑顔になる。

そう。ピンク髪の少年こそ、マリンナーサの王子であるコリス。

そして、怪獣たちからアメリカを守ったウルトラマンクリスタルであった。

コリス「そうさ。僕が、ウルトラマンクリスタルだ。数年前、僕は、

この星の人々に夢と希望を取り戻させようと自らアメリカに来た。

でも、そのアメリカでは、

たくさんの怪獣や宇宙人が人々の夢を壊そうとしたんだ。

それを阻止しようと、僕はウルトラマンクリスタルとして、

その怪獣たちからアメリカを守るために戦ったんだ。

DGCと言う組織に、入っていたんだけど、

この日本を狙う怪人たちとの戦いの日で解散しちゃった。

だから、今。こうして人々の夢を叶えさせようと旅立ってるワケさ。」

コリスが語っているシーンで、

次々とクリスタルの過去の場面が出てくる。

火を吐くギルゾング、出現するターゲザン、暗躍する昆虫怪人たち、

夜の町を走るギラギンド、町を荒らすベルザス星人、

毒ガスを吐くグレイヴァ星人、暗黒の中に漂うクロネ星人、

走り回るカプリゴン、闇夜に立つゴダル、

踊る等身大のハヌマーン、そして、使徒の軍団。

灰間「そうだったのか・・・。だが、この日本は、

魔族っつー恐ろしい戦力を誇る悪魔の星人に狙われているんだ。

奴らは魔獣と言うモンスターを使って、この国を襲っている。」

コリス「そうか。けど、今の敵は暗黒宇宙から来た、

ハウル星人。魔族と同じくらい恐ろしい宇宙人だ。」

灰間「ハウル星人!?もう調査できたのか!?」

コリス「色々あってね。・・・・そろそろ来ると思う。」

灰間「まさか・・・!ハウル星人か!?」

コリス「多分・・・。でも、その前に。」

コリスと灰間はある方向を見る。そこから、ガルプキンが歩いて来た。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッファッファッ」

ガルプキンは素早いスピードで灰間とコリスを襲う。だが。

灰間「にゃろ!!」 

灰間はバルガンの銃弾を連射して、魔獣を攻撃。

コリス「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

コリスは物凄いパンチでガルプキンを殴り飛ばす。

灰間「すげーパンチだな。」 コリス「ウルトラの力のおかげだよ。」


バルワンダーDXはレーザーバルカンでディスタガスを攻撃し続けた。

ディスタガス「ギャアアアアアアァァァァァァァオン」

ディスタガスは口からディスター線のガスを吐く。だが、

バルワンダーDXはそれを避けて、

ディスタガスをレーザーバルカンで攻撃し続ける。

ディスタガス「ギャアアアアァァァァァァオン」

上川「それ!!電気ビームを受けて見ろ!!」

バルワンダーDXは電気ビームで、ディスタガスをさらに攻撃する。

ディスタガス「ギャアアアアアアアァァァァァァァァオン」

ビームを浴び続けるディスタガスは徐々に苦しむようになる。

上川「やっぱり、昔の魔獣なんか、

このDXの敵じゃないみたいだね!」

叶野「このまま一気に攻撃を続ければ、勝てる!!」

バルワンダーDXは電気ビームを発射し続けて、

ディスタガスを攻撃している。

その時、どこかの方向から謎の青いビームが出てきて、

そのビームが電気ビームに命中。

それにより、電気ビームが消える。

叶野「何っ!?」 上川「い、今のは・・・!?」

上川と叶野は謎のビームが妨害した事に驚く。

叶野「・・・・むっ!?あ、あれは!!」

その時、ビームが放った方向で、何かの怪光が光っていた。


同じく、灰間やコリスの前にも同じ怪光が発生していた。

灰間「こ、この光は・・・・!?」 コリス「来るぞ・・・!奴が!!」

そして、怪光が消えると、恐ろしい姿の宇宙人が出てきた。


ディスタガスとバルワンダーDXの戦場でも、怪光が消え、

同じ恐ろしい姿の宇宙人が現れた。

その姿は紫色が中心らしく、

顔は大きく、その顔の左右には両腕が生えていた。

下半身は普通らしい。目は黒く、口が獣のようであった。

頭には二つの触覚があり、その先端には、

緑色の目が付いていた。手は人間と同じらしいが、足は異形らしい。

叶野「な、何だ!?この異形の魔獣は・・・・!?」

そして、現れたその異形の宇宙人は不気味な声で喋り出す。

宇宙人『我が名はハウル星人。暗黒宇宙から来た者だ・・・!』


灰間「ハウル星人だと!?」

コリス「そうだ!こいつがハウル星人だよ!!」

コリスと灰間の前にいる宇宙人も、ハウル星人であった。

ハウル星人『我々はこの表宇宙を研究しようと活動している間、

私はこの星を見て、

この星を自分の物にしてみようとした。そこで、

私はこの星では、魔星と言う惑星の生物の死骸を発見し、

その死骸で魔獣とやらを研究した。』


バルワンダーDXの前でも、ハウル星人は喋り続ける。

ハウル星人『そして、私は、

ディスタガス、ガルプキンと言う2匹を気に入り、

我がハウル星の超科学でその2匹を蘇らせた。』

上川「ディスタガスとガルプキンを復活させたのは、

宇宙人の仕業だったのか・・・・!」


灰間「あの2匹が生き返った感じがするワケだぜ・・・!」

ハウル星人『私は後に、他の魔獣たちをも蘇らせるつもりだ・・・。』

コリス「何・・・・っ!?」

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST 

第43話・洞窟の温泉

ブラックだにを抜け、ブクゲコ沼に来てしまったバンジョーたち。

その沼には多くの種族が争っていた。バンジョーたちは、

ローブの二人組や不死の魔術師マンボの助けを受け、

その修羅場を潜り抜け、グランティと手を組んだカエル族を倒し、

カメ族とワニ族の共存により、ブクゲコぬまはついに、

平和な沼となった。そして、二つの種族から感謝の印として、

多くのジグソーを手に入れた。これでバンジョーたちの所持する、

ジグソーは90個となった。だが、あの沼の戦いで、

徐々に知りつつあった。デスブラザーの正体を。

突然、バンジョーたちは沼の向こうにある洞窟を見つけた。

カズーイ「カメ族とワニ族から別れて、30分。

ついに我々はこの洞窟を見つけたわ・・・・!」

ボトルズ「この洞窟に入れば、この沼から出られるハズですが・・・。」

ボトルズは不安しそうになる。洞窟の前は、

沼に溢れていたからだ。しかも、洞窟の中にも沼があった。

バンジョー「洞窟に入るには沼に入らなきゃならないってワケか。」

ミクス「ど、どうしよう・・・。沼にはピラニアがいるんでしょ?

そ、そうだったら・・・。入れないわ。」

ミクスは怯えそうに言う。

マンボ「・・・・いや。この沼、もうピラニア、1匹もいない。」

アシナガ「そうだよなァ。この沼のピラニア共は、

グランティの奴が全部、殺しちまったからなァ。」

プルレス「じゃあ、もう沼に足を入れても良いんだね?」

マンボ「大丈夫。もう怪我する事、ない。」

カズーイ「じゃっ!さっそく進むわよ!!もう沼の中だって平気だわ!」

バンジョーたちは沼に足を入れて、沼の中を歩いた。

ただし、ユミはミクスを抱えながら飛んでいる。

そして、ついに洞窟の中に入った。


洞窟の中は黄色に近い色であった。洞窟の床はまだ沼で溢れていた。

カズーイ「ねぇねぇ。この洞窟を抜けたら、

また別の場所に来るんでしょ?」

ボトルズ「はい。そうなりますね・・・。」

カズーイ「どうせ、そこも・・・。ブクゲコ沼以上に、

戦争だらけの世界だったら、あたいはもう、

この地球全体が戦争に満ちた悪意の星として評価しないわ。」

ミル「確かに、この世界では、FMWのせいで、混沌な時代になったし。

その時代でほとんどの者たちが争っているわ・・・。」

テル「これも皆、グランティかデスブラザーのせいだ・・・。」

バンジョー「一刻も早くチューティを救って、グランティを倒さなきゃ!

そのためには、ジグソーを多く集める必要があるハズだ。」

ボトルズ「そうですね。そのためには、進まなきゃ・・・!」


ここは、別の洞窟。この洞窟はとても白かった。

まるで凍っているかのように。そこには、

若いフランケンのフラエと、生きた銃器のガンズがいた。

しかも、何故か傷ついたような身体で。二人の周りには、

多くのグラントリングの死骸があった。


そして、場面は沼の洞窟の方へ戻る。バンジョーたちは、

その洞窟の方を進み続ける。だが。

バンジョー「何だか・・・。涼しくなっていく気がするよ。」

ユミ「本当よね。沼は何だか暑い感じがしたし・・・。」

カズーイ「まるで、環境が変わったみたいね。さらに進みましょ!」

バンジョーたちはさらに歩き続ける。進むごとに、

洞窟に色が徐々に白色に染めつつあった。

バンジョー「ああ・・・。何だか寒くなってきそうだ。」

バンジョーは身体を抱きながら言う。

アシナガ「この先に、一体何があるってんだ?」

ボトルズ「っ!?皆!!あれを!!!」

バンジョーたち「え・・・・・っ!?」

つづく

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森下「そうよねェ。確かに、怪獣の代わりに、

魔獣たちが暴れているもんねェ・・・・。」

徳丸「その魔獣たちもウルトラマンクリスタルが、

やっつけてくれれば良いのに・・・。そうすれば、

この戦争は僕らの勝利に近くなると思う。」

野口「アメリカでも魔獣は多少に出現している事もあったのに・・・。

DGCがその魔獣たちを倒してくれたけど。」

森下「まあ、今はウルトラマンティアーズがいるから、大丈夫よね。」

徳丸「そうだね。ティアーズならきっと、

魔獣たちを全部、倒せるし。」

徳丸と森下が笑顔で会話している間に、

灰間は心の中で何かを呟く。

灰間(・・・ウルトラマンクリスタルか。夢の国の王子で、

アメリカにいたのか・・・。どんな奴だったのかな?

王子のような奴か?まあ、

実際に会ってみなきゃわかんねーな・・・。)


そして、灰間と野口たちはそれぞれ分かれ、

それぞれの家へ帰ろうとした。ただし、

灰間はBARの任務があるので、

BAR基地へ向かおうと、一人で道路を走っていた。

灰間「早くBARの皆にあの事を知らせないと・・・・!」

その時、灰間の前に謎の少年が現れた。その少年は、

ピンクの髪をしているが、何やら普通の少年らしい衣装であった。

だが、目が髪に隠れて、見えなかった。

灰間はその少年に気づかずに走り続ける。その時。

ピンク髪の少年「君も・・・BAR隊員なのか。」

灰間「ん!?だ、誰だ?お前は・・・。」

灰間は少年にそう言われて、立ち止まって少年の方を向く。

ピンク髪の少年「・・・・君、中学生かぃ?」

灰間「ああ。けど、

何らかの理由でBARの隊員になっちまった・・・。」

ピンク髪の少年「くすっ。同じだね。僕も中学生くらいの時に、

DGCと言う防衛隊に入ったんだ。ただし、自分からだけどね・・・・。」

灰間「お前・・・。何者なんだ?「」

ピンク髪の少年「君に良い事を教えてあげるよ。

あの2匹の魔獣を蘇らせたのは、

暗黒宇宙から来たとても邪悪な宇宙人だ・・・。」

灰間「暗黒宇宙から来た・・・・!?」

ピンク髪の少年「ああ。僕はその星人を追うために、

この日本に来た。

じゃあ、僕はそろそろ去るよ。日本から魔獣を守ってね。

・・・・・ウルトラマンティアーズ。」

ピンク髪の少年がそう言って、すぐに歩いて去ろうとする。

灰間は少年に、自分の正体がバレた事に驚いている。

灰間「何っ!?お、お前・・・!ちょっと待・・・。え!?」

その時、後ろからバルターボが走って来た。

日下部が運転している。


BAR基地の司令室に来た灰間と日下部。

大神「昨夜の都賀市で、ガルプキンと思われる怪物が、

複数の一般人を襲ったそうじゃけ。」

日下部「まさか・・・!?ガルプキンも蘇ったと言うのですか!?」

灰間「ああ。蘇ったさ。

俺にも襲いかかったんだからな。あのカボチャ野郎は。」

大神「うむ。灰間君の意見により、ディスタガスだけではなく、

ガルプキンも復活した事が判明したそうだ。表では、

ディスタガスやガルプキンを倒さなければ、ならんが・・・。

本当はあの2匹を蘇らせた何者かの、

正体を突き止めなければならん。」

その時、灰間の脳裏に、あの少年の声が出た。

ピンク髪の少年の声『君に良い事を教えてあげるよ。

あの2匹の魔獣を蘇らせたのは、

暗黒宇宙から来たとても邪悪な宇宙人だ・・・。』

灰間(良いのか?あんな奴の言葉を信じて・・・。

ま、わかんねーよりはマシか。)

灰間はピンク髪の少年を疑っていたが、

彼の放った言葉を信じようとした。

灰間「・・・・2匹の魔獣を復活させたのは、

暗黒宇宙から来た星人かと思われます。」

日下部「えっ!?」 日下部たちは灰間の方を向く。

大神「何故、わかるんじゃい?」

灰間「いえ。これは俺の仮説ですが、俺の前に、

怪しいピンク髪の少年がいて、彼が俺に2大魔獣を蘇らせた、

元凶の事を話したんです。

彼がその元凶を知っているかと思われます。」

大神「なるほど・・・。敵は宇宙人か。

で、そのピンク髪の少年は?」

灰間「残念ですが、どこかへ去ってしまいました・・・。」

叶野「もしかして、あの少年は宇宙人かも知れないな・・・。」

上川「もし、そうだとしたら、彼は正義の宇宙人かも!」

日下部「そうよね。確かに、敵の正体を灰間に教えてくれたし。」

その時、灰間のペンダントが光る。

灰間はそれを見て、隊員たちから離れる。

灰間「何・・・っ!?あの少年の正体の事だと!?・・・・っ!

ま、まさか・・・!あの少年が・・・・!!」

その時、コンピューターの通信を受けた上川が、

皆に向かって叫ぶ。

上川「大変です!!ポイントRD-35に巨大なディスタガスが、

ポイントF-176で等身大のガルプキンが出現しました!!」

日下部「何ですって!?」

叶野「くそっ!!それぞれ街を攻撃するつもりだな!!」

大神「おどれェ・・・!上川と叶野はバルワンダーDXで、

ポイントRD-35へ向かえ!!灰間と日下部はバルターボで、

ポイントF-176へ行け!!BAR、出撃じゃ!!」

隊員たち「了解!!!!」

こうして、灰間と日下部はバルターボで、

上川と叶野はバルワンダーDXでそれぞれの現場へ向かった。


ディスタガスが町で大暴れをしていた。

ディスタガス「ギャアアアアアアァァァァァァァァァオン」

民家を踏みつぶし続けるディスタガスは、

口からディスター線のガスを吐いて、

別の多くの民家を破壊する。

つづく

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こうして、バルワンダーDXと2号も基地へ戻ろうと移動した。


BAR基地の司令室に戻った隊員たち。

上川「ディスタガスめ・・・!逃げ足の速い奴だよ!」

大神「何故、ディスタガスが復活したのか、

その原因を突き止める事にしよう。かつて倒した相手だと思って、

油断したのが、今回のお前たちの欠点であったぞ?」

大神が怒ってそう言う。隊員たちはそれにしょんぼりする。

叶野「すみません・・・。甘く見てしまいました・・・。」

緒川「魔獣の戦力は前とは変わっていません。上手く、

攻略できれば、倒せると思いますが・・・。」

日下部「今度、また現れたら、必ず倒してやるわ!!」

灰間(ディスタガスの野郎・・・。何で蘇った?

蘇生能力を持つ魔獣が現れたってのか?それとも・・・・。)


夜の町を一人で歩く灰間。今日は何故かとっても暗かった。

ゆっくりと歩く灰間のペンダントが光り出した。

灰間「っ!?誰かが来るだと・・・・!?あっ!!」

その時、不気味な何者かが灰間の周りを飛び交う。

その何者かが、

灰間の前に着地する。灰間はその者を見て、驚く。

灰間「っ!?て、てめーは・・・・っ!!」

灰間の前に着地した者は、何とガルプキンであった。

ゼルンチルダの手下であるガルプキンが再び現れたのだ。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッファッファ」

ガルピキンは灰間を襲おうと、突進をし始める。

灰間「ぬっ!?」 灰間は素早く避ける。

ガルプキンは殴りかかろうとするが、

灰間はその拳を右手で受け止める。

魔獣の両腕はマントに包まれているが。

その時、またもペンダントが光る。

灰間「何っ!?こいつは、

ハロウィンの日に出てきた奴そのものだって!?ぬん!!」

灰間はガルプキンを背負い投げする。

だが、ガルプキンはすぐに立ち上がる。

ガルプキン「ブッファッファッファッファッファッファッファッファ」

そして、ガルプキンはすぐにジャンプして、消えて行った。

灰間「逃げたか・・・。ディスタガスと言い、ガルプキンと言い、

一体、どうして2匹も復活したんだ?まっ。突き止めてやるけどね。」

灰間はそのまま家へ帰ろうと歩き続けた。その背後。

暗い部分から、何やら怪人の顔らしきものが少しだけ見えた。


次の日。秋田学園の廊下では、

灰間、野口、徳丸、森下の4人が、歩きながら会話していた。

灰間「・・・・なァ。野口よ。アメリカとか夢の国の王子とか、

ウルトラマンとか言ったよな?あれは一体、どう言う事だ?」

野口「うん・・・。知る人のみぞ知るとか言われているけど、

3年前、アメリカで夢の国の王子と呼ばれたウルトラマンがいて、

そのアメリカを襲う怪獣たちと戦った事があるらしいわ。」

灰間「そのウルトラマンは・・・・!?」

野口「そのウルトラマンは・・・・。ク・・・・。」

野口が名を語ろうとする。その時、

森下と徳丸が彼女の前に出て、灰間に向かってこう叫ぶ。

森下&徳丸「ウルトラマンクリスタル!!!」

野口「えっ!?」 

野口は森下と徳丸がいきなりそう言った事に驚く。

灰間「う、ウルトラマンクリスタル・・・・!?」

徳丸「そうだよ!ウルトラマンクリスタルは夢の国からやって来て、

アメリカの人たちを怪獣や宇宙人から守ったんだ!」

森下「そして、冥界から来た悪者たちも倒した事あるのよ!

そのウルトラマンクリスタルの活躍が、

この絵本に記されたってワケ!」

森下は手に持っている【夢の国から来た王子】に指をさしてこう言う。

灰間「そうなのか・・・?野口。」

野口「・・・・・うん。」 野口は少し悲しそうに言う。

3人の言う事は真実であった。ウルトラマンクリスタルは、

夢の国の王子が変身した巨人でアメリカを襲う怪獣と戦っていたのだ。

そのクリスタルは今、どこに旅をしているのだ。伝説となって。

野口「でも、

最近はそのアメリカで活躍したウルトラマンクリスタルは、

現れていないらしいわ。アメリカにもう怪獣が出ないからかしら?」

灰間「いや、この地球にほぼ怪獣は現れないだろう。

魔族や魔獣共が、この地球に大勢来たせいでよ・・・。」

つづく

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