ロードラッシュは急いでコウ宅へ向かって走る。
しかし、ロードの前に不思議な事が起きた。コリスはそれを見て驚く。
コリス「っ!?これは・・・・・!!」 ロードラッシュから左のところに、奇妙な家があった。
何故かあのらき☆すたのこなたの顔をしたような形の家であった。ロードはその家の近くに止まった。
コリス「なんでこんなところにあのらき☆すたのキャラの顔のような形の絵が・・・・・?
・・・・とりあえず入ってみよう・・・・・。」 コリスはその家を見て違和感を感じていた。
今までにこんな家はこの街にはなかった。しかし、今日で何故か立てられていたのだ?
一体何故?コリスはロードから降りて、こなたの顔の形をした家に近づいてみた。
ちなみに、こなたの形の家では、額に窓があり、口から下のところにドアがあった。
コリス「一体誰が立てたんだこんな変な家・・・・・。」 コリスはそう言いながらドアを開けて、
家に入った。しかし、そこに家具も人も何もなかいただの白い空間であった。
コリス「っ・・・・・?何もない・・・・・?」 コリスは家の部屋の殺風景を見てさらに違和感を感じる。
コリスは家に何もないものと判断してこなたの顔の形をした家から出て、ロードラッシュに乗った。
DGC本部の司令室では、サキが暇つぶしにネットで遊んでいった。
サキ「うふふふふふふ。」 サキは楽しそうにノコノコ動画で、ウルトラマンクリスタルVSラフレイアの、
戦闘シーンを見ていた。モモはその様子を見て呆れながらこう言った。
モモ「たまには遊ぶのもいいけど、仕事はしっかりしなさいよ?」
サキ「はい♪」 サキは動画を楽しみながらもモモの言葉を聞いた。
シュドーはヤングマガマガジン雑誌で、少し微エロな漫画を読んでいた。
シュドー「でへへへへへへへwwww」 シュドーはちょびっとエロイシーンを見て変態な顔をしていた。
モモ「あんたも!!!」 モモはその様子を見て、後ろから近づいてシュドーに声をかけた。
シュドー「はいぃ~wわかりやした~ww」 モモに注意されたシュドーは、
漫画を読みながらエロそうな声と表情で答えた。モモの言葉はちゃんと聞いただろうか?
モモ「全く・・・・・・。」 モモは今のシュドーの態度に呆れた。イチゴがそんなモモに声をかける。
イチゴ「ふふふふ。真面目なテブリッシュさんがいないと二人とも子供っぽくなったね。」
モモ「テブリッシュがいなくても、二人とも子供よ。まあ、イチゴの言うとおり、
テブリッシュだけ真面目な大人ね。そんな真面目でみんなのまとめ役な彼も子供っぽい事あるけど。」
イチゴ「漫画家を目指す・・・・・って事だね?」
モモ「そう。ま、いいか。漫画家こそがあいつの夢だから・・・・・。」 プルルルルルルル
テーブルの電話が鳴り出した。モモはいち早く電話の受話器を取り、耳に近づけた。
モモ「はーいっ!こちらDGCのモモですけどーっ!!」 モモはテンション高そうに言った。
イチゴ「ははっ。シュドーさんとサキちゃんが不真面目だから、隊長が代わりにやってますね・・・。
怒ってる様に見えるけど・・・・・・^^;」 どうやらモモの電話の相手はコリスであった。
コリスの声『隊長。コウさんの家に行ってる途中で変な物を見たんです。』
モモ「変な物?」
コリスの声『はい。どこかのアニメキャラの顔をしたような家です。』
モモ「ふ~ん。アニメキャラの顔をしたような家ねぇ。誰かが悪戯で作ったんでしょ。ほっときなさい。」
コリス『はい・・・・・・・。あっ!!前方の民家が突然、空を飛んでいきました!!』
モモ「えええっ!??家が空を飛んだ!?なぁ~んて冗談でしょ?w」
コリスの声『本当です!!!』
町では、コリスがロードラッシュから一つの民家がロケットのように空を飛んでいるところを見た。
家は下から火を噴射して、上空を高く飛んでいた。まるで、家のロケットであった。
コリス「現在、民家は上空100メートルくらい飛んでいます・・・・・!」
コリスは家が飛んでいるところに驚きながらもモモと電話をしていた。
モモの声『本当に!?カメラでそれを写して!!』
コリス「はい・・・・・・。ああっ!!」 コリスは左の方を見て急に驚く。」
モモの声『どうしたのよ!?』
コリス「今度は100階建ての家が!!!」 コリスの目線には、100階建ての民家があった。
100階建てと言うよりも同じ家が100つ上に積んだだけであった。まるで某高速ビルに見える。
DGC本部・司令室。
コリスの声『隊長!100階建ての家があります!!今日まではなかったのに・・・・・!!』
モモ「はいはい。わかったからカメラを出しなさいって!!」
コリスの声『はい・・・・・・・。』
モモ「じゃあ、あたしは電話を切るから。変な物があったらカメラでその証拠を写しなさいよ!?」
モモはそう言った後、すぐに受話器を電話に戻し、電話を切った。
サキ「あれ・・・・・?何・・・・これ・・・・・??」 サキはパソコンの映像を見て違和感を感じた。
イチゴ「どうしたの・・・・?むっ!?」 イチゴはサキのところに来て、パソコンを見る。
すると、イチゴは少し驚いた。パソコンの映像の中に、
『俺様らんらん武霊邪アッ――!!!!』の派手な文字が描かれていた。それだけではない。
上下にそれぞれ様々なアニメ、特撮、漫画のキャラのアイコンが横に並べてあった。
サキ「こんな変なの・・・・・今までネット中になかったハズですけど・・・・・。」
イチゴ「・・・・・きっと、たぶん。誰かが作ったと思うけど・・・・・。」
サキ「しかし・・・・・。こんなメチャクチャに作れるのは誰も・・・・・。」
シュドー「うぅ~ん・・・・。」 シュドーは雑誌を読んで何故か悩んでいた。モモが彼に声をかける。
モモ「どうしたの?こんなに慌てて。」
シュドー「ああ。隊長。見てくださいよこれ。」 シュドーはモモに雑誌のあるページを見せる。
そのページにはこの雑誌に某漫画キャラたちがありえなくカオスに大勢にいた。
モモ「このページが・・・どうしたってのよ?」
シュドー「ええ。このページに描かれている奴ら、全部この雑誌のキャラではありません。」
モモ「へぇ~。誰かが間違ってるんじゃない?」
シュドー「でも、おかしいよなぁ。今日まではこんなページなかったのに。
このページ・・・・元々来月号の情報が入っているページなんです。他のページでもこんなのが・・・・。」
シュドーは別のページを開いた。そのページには、カネゴンを追っている・・・・・。
無数のキャラたちが追っているシーンであった。そのページに、
一つ一つのコマにキャラの顔が描かれていた。中にはカオスな者もいた。
下の大きなホラでは、『サクラたんをよこせえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!』と書かれていた。
シュドー「どれもこれも別の雑誌やコミックの奴らです。しかし、描く人も違います。
これも今日まではこの雑誌に描かれていなかったのに・・・・・・。」
モモ「うーん!確かに・・・・・何か変よねぇ・・・・・。」
イチゴ「怪獣は現れてないし、宇宙人も暗躍している気配もない・・・・・。一体何が起きるんだろう・・・・。」
そこに再び電話が鳴り始めた。モモは電話の受話器を取って電話する。
モモ「もしもーし?」
コリスの声『コリスより本部へ!コリスより本部へ!助けてええぇぇぇぇ~!!!』
モモ「はいはい。一体どうしたっての?」
コリスの声『僕にもわかりませんが、謎のおじさんたちが僕を女性だと間違って、
襲ってくるんですううぅぅぅぅ~!!!!;;;」
モモ「はいはい。どうせ酔っ払いなんでしょ?しょーがないわなぁ。
あんた、髪がピンクだし、顔が女の子っぽいから・・・・。それぐらい自分で・・・・・。」
コリスの声『ただの酔っ払いではありません!!!!』 コリスはキツくそう叫ぶ。
モモ「え?」
ロードラッシュを運転しているコリスは後ろから追ってくる謎の男の集団に追われていた。
その者たちは色が紫色で変態のような顔つきで舌を伸ばしていた。
集団「おにゃのこ~おにゃのこ~!!」 集団は気持ち悪い声でコリスを女性だと思って追っていた。
コリス「僕は男だよおおぉぉぉ~!!!」 コリスは後ろの集団に叫んだ。
しかし、集団は気持ち悪い表情でコリスを女性だと思って追い続けていた。
コリス「っ・・・・・・!このように奴らは気持ち悪い顔と声で僕を追っています・・・・!」
コリスは通信機の前でモモと話す。すると、モモがコリスにこう返事した。
モモの声『うーん・・・・・。で、カメラは?』
コリス「こんな気持ち悪い連中に追われながらなんて出来ませんよおおぉぉぉぉぉ~!!!!(泣」
コリスは泣きながら言った。そして、ロードラッシュは全速力で走り、
気持ち悪い集団から逃れて行った。そして、20分後、なんとかうまく奴らから逃れてまいた。
ロードラッシュはコウ宅の前に着いた。コリスはロードから降りて、コウ宅に近づいた。
コリス「よし。なんとかコウさんの家についた・・・・・。テブリッシュさん、いるかな・・・・・。」
コウ宅。コウの部屋では、テブリッシュがコウの描いた落書きをいっぱい見ていた。
テブリッシュ「へぇ・・・・・。どれもこれも凄いなぁ・・・・・。」
テブリッシュは様々な紙に書かれていた絵を見ていた。
中には空飛ぶ家、100階建ての家、ゾンビの集団など・・・・・・。
『俺様はらんらん武霊邪アッ――!!』という文字。カネゴンが様々なキャラに追われているシーンなど。
色々描いていた。
コウ「いやぁ・・・・・。俺ってよくカオスなもんを描くもんだなぁw」
テブリッシュ「いや、君のその才能があってこそ、同人誌の世界でトップになれるかも知れない。」
コウ「ああ。ありがとよ。」 二人が仲良く話している間に机に置いてある赤い石が赤く光りだした。
テブリッシュ「ん?今、君の机に置いてあるものが赤く光りだしたが・・・・・。」
テブリッシュは机の石が光っているところを見て、コウに聞いた。
コウ「ああ。この石は・・・・・・。」 ピンポーン コウが話している途中にチャイムが鳴った。
テブリッシュ「お。誰か来たな?僕、行ってくるよ。」 テブリッシュが玄関に向かう。
コウ「ああ、頼む。」 コウは赤い石を持ちながら、テブリッシュにそう言った。
玄関で、コリスがこの家に入ってきた。テブリッシュは彼を見て、まさか彼が来ようとは・・・と驚く。
テブリッシュ「コ、コリス!???何故・・・・・?」
コリス「テブリッシュさんが休暇を取って友達の家に遊びに行ったと聞きまして・・・・。」
テブリッシュ「そうか・・・・。すまんな・・・・僕にも・・・・・。」
コリス「夢はあるんでしょ?漫画家になる夢が・・・・・。」
テブリッシュ「え?どうして君が・・・・・・!?」
コリスはテブリッシュの案内でコウのところに来た。そして、コリスは、
テブリッシュの夢を隊員たちが教えてくれたと言い、コウとテブリッシュはそれに納得した。
テブリッシュ「そうか・・・・・。あの人たちが・・・・・。」
コウ「へぇ。君がDGCのコリス隊員か。いつもテブリッシュが世話になってるな。」
コリス「ええ。僕とテブリッシュさんは一緒に戦う仲間ですから。」
テブリッシュ「ああ。」
コウ「そうかぁ。じゃあ、俺とテブリッシュは一緒に漫画家を目指す仲間ってとこかな。
俺はコウ。ご覧の通り、テブリッシュの友人で、同じ漫画家を夢見る人さ。
テブリッシュ「ああ。その・・・俺の夢の漫画家になる事だが・・・・・。」
テブリッシュは落ち込んだような気持ちだった。そしてコウの手に持っている赤い石が、
またも赤く光る。コリスはその光る石を見て、何かを感じた。
コリス「っ!?コウさん・・・・・。その赤い石は・・・・?」
コウ「え?ああ、この石ね。昨日の夜に偶然拾ったんだ。この石・・・・REZAITOって名前だってさ。
俺だってこの石がなんだか知らないけど・・・・・・。」
つづく
[0回]
PR