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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「そうですか・・・・・。REZAITO・・・・・・。そういえば、何かと似たような・・・・・・・。」

テブリッシュ「・・・そうだ。コリス。俺の描いた漫画・・・・・。見てみるかい?」

コリス「え?テブリッシュさんの描いた漫画ですか!?」

テブリッシュは自分の描いた漫画の原稿をコリスに見せた。

テブリッシュ「ああ。俺・・・・漫画家になるために色々描いたんだ・・・・。

その一作品を君に見てもらいたい。そして・・・・どのように感じたか聞きたいんだ・・・・・・!」

コリスとテブリッシュはそれそれみかん箱の前に座り、テブリッシュが原稿をコリスに見せる。

テブリッシュ「読んでくれ・・・・・・・。」

コリス「はい。・・・・・・・・・。」 コリスは笑顔で頷き、さっそくテブリッシュの漫画を読んでみる。

まず、コリスが見たのはタイトルであった。『夢乙女』。表紙には切なそうに見える少女が描かれていた。

まず、いきなり無数の魔物たちが街を襲っているシーンのあるホラにこんな文字が。

『むかしむかし。人々は平和と夢を失いつつありました。そうです。人々は、

魔物たちに苦しめられていたのです。今の人々では、魔物に立ち向かう力など持ってないのです・・・。』

コリスは次々とページをめくり始めようとした。しかし、1ページずつゆっくりと読んだ。

『しかし、そんな魔物に立ち向かう一人の少女がいた。その名も・・・夢の乙女。』

夢の乙女のデザインは何故か19歳版フェイトの真ソニックフォームに似ていた。

夢の乙女『はああああぁぁぁぁぁ!!!!』 夢の乙女はメタナイトの剣に似た剣で、

巨大な魔物たちを次々と斬りつけた。ちなみに魔物のデザインはウルトラ怪獣たちに似ていたりもする。

ナレーション『こうして、夢の乙女と呼ばれし少女は人々の夢を魔物から守っていったのです。

しかし、夢の乙女は自分が何故戦わなければならないのか悩んでいたのです。』

夢の乙女『私には名前なんてない・・・・・。私はどうして生まれてきたの・・・・・・!?』

夢の乙女は涙を流しながら言う。そこに一人の少年が慰める。彼の名前はヤヌスであった。

ヤヌス『だったら僕が付けてあげる。君の名は・・・・イリス。僕は・・・・君を愛しているよ。』

夢の乙女(イリス)『ヤヌス・・・・・。ありがとう・・・・!』

夢の乙女改めイリスはヤヌスに泣きながら抱きついた。コリスは真剣に読み続ける。

そして、ついにイリスとヤヌスは魔物の王と対立するシーンを読む時が来た。

魔王『ヨク来タナ・・・・・夢ノ乙女ヨ・・・・。』 魔王のデザインでカービィのゼロツーを黒くした姿であった。

イリス『私の名前はそんなんじゃない・・・・・!私は・・・・イリスよ!!』

ヤヌス『そうだ!君は・・・・・独りぼっちじゃない!君と僕は・・・・友達だ!!』

魔王『貴様ラ人類ガ束ニナロウガ、コノ我ニ勝テズ、命ノ保障モナカロウ!!』

イリス『いえ!必ず魔王を倒してみせる!!行きます!!』

魔王『黙レ!貴様ゴトキガ魔王デアル我ニ勝テルト思ウナァ!!』

イリスは魔王に斬りかかり、魔王は目から光線を出して、一騎打ちを展開した。

そして、コリスは最後のページをめくる。しかし、そのページは真っ白だが、ナレーションのセリフがあった。

ナレーション『こうして、夢の乙女・イリスと悪しき魔王の戦いはまだ続きます。

ですが、イリスは必ず勝ちます。彼女には愛すべき人がいるのですから。

そして、あなたが夢を持てば、きっと世界から魔物たちが消える事でしょう・・・・・。』

最後のページの一番左下に『FIN』と描いてあった。コリスは漫画を読み終えたのであった。

コリス「ふぅ・・・・・・・・・・。」

テブリッシュ「どうだ?感想は?」  コウ「面白かったろ?^^」

コリス「・・・・・はい。とても面白かったです。」 コリスは笑顔で返事した。

テブリッシュ「面白かった・・・・・か。まあ、俺の描いた漫画はそれだけみたいなもんだろうな。」

コリス「・・・・いえ。今のテブリッシュさんの漫画、面白かっただけじゃありません。

この漫画のテーマは人々に夢を取り戻して欲しい。・・・・そんな気がします。」

テブリッシュ「そうか。適当に描いたなんだけどな・・・・・。

ちなみに、この漫画に出てくるイリスは今度俺が漫画家デビューした時に描く連載ものの主人公だ。」

コリス「そうですか!早くテブリッシュさん、漫画家になるといいですね♪」

テブリッシュ「ああ。」

コウ「うん。テブリッシュの漫画は面白いよ。それに比べ俺のは・・・・。」 コウはそう言いながら暗くなる。

テブリッシュ「何言ってんだ!?コウの漫画だって立派な物が多いじゃないか!」

コウ「本当か!?でも・・・・・・・。」

コリス「・・・・コウさんの漫画も読んでみたいです・・・・・。」

コウ「え!?」 コウは自分の漫画を読みたいと言われて、それに反応した。

コリス「コウさんの漫画ってどんな漫画ですか?」

コウ「・・・・・・!お、おう!今、読ませてやるっ!!///」

コリスの眩しい笑顔を見たコウは赤くなりながら急いで自分の漫画の原稿をコリスに見せる。

コウ「ほら。これが俺の漫画。SF系だけど・・・・・。」

コリス「ありがとうございます。じゃあ、読みますね。」 コリスはさっそく、コウの漫画を読み始めた。

その時、漫画を読むコリスの周りが突然暗くなった。彼の周りから様々なシーンが浮かび上がってきた。

燃える街。空から振る無数の毒の骨。ゴミ捨て場に捨てられた少女たちの死体。

子供たちを残虐して楽しむ大人たち。水の中で泣きながら赤ん坊に引きずり込まれる子供。

床の穴で獲物を待つ魔物たち。少女たちが銃器を武装して街を襲撃する。

店に置かれている無数の銀色の缶。煙突から緑の煙。夕日の雪山の赤いさとうきびの畑。

恐ろしい形相の犬に顔を噛まれそうになる少女。アニメの美少女と一緒にビルを駆け巡る少年・・・・。

様々なカオスな現象は全てコウの漫画で描かれていたのだ。

コリスは静かな表情でコウの漫画を読み終えた。

コウ「ど・・・・どうかな?・・・俺の漫画・・・・・。あまりカオスすぎて・・・・・。」

コリス「・・・・・いえ。なかなか面白かったです。グロテクスなわりに、

意外とファンタジー風なところもあって・・・・。それに正統派でかっこいいと思います。」

コウ「・・・・・・ありがとう。俺の漫画の事をかっこいいと言ってくれて・・・・。」

コリス「コウさんの同人誌の方も人気ですか?」

テブリッシュ「ああ。でも・・・・買ってくれた人は少なかった。」

コウ「・・・・俺たちはそれほどまだ才能が足りないって事さ・・・・・。

まあ、俺の空想はごっちゃごちゃだからな。人気がなくて当然か・・・・・。」

テブリッシュ「コウは自分のありとあらゆる空想を描く人なんだ。

だから、さっき君が読んだ漫画もコウの空想どおりに・・・・・。」

コウ「まあ。そうかも知れねぇな。」 3人が話している間に赤い石が赤く光っている。

コリス「そうですか・・・・・・。じゃあ、僕はここで失礼しました。」

テブリッシュ「ああ。俺はまだここに残るよ。」

コリス「はい。気が向いたらまたここに来ますね。」

コウ「ああ。いつでも来てくれ。」

テブリッシュ「コリス。ちょっといいか?」 コリスはテブリッシュに呼ばれ、後ろを向く。

コリス「なんですか?」 テブリッシュはコリスに自分の漫画を渡す。

テブリッシュ「これを・・・・みんなに見せてくれないか?」

コリス「・・・・・はい。」 コリスは笑顔で答えると、テブリッシュも微笑んで頷いた。

コウ「いい友を持ったな。テブリッシュ。」

テブリッシュ「・・・・・まあな。」 テブリッシュは鼻を指でこすりながら、そう言った。

コリス「では、失礼しました。」 コリスは礼儀正しく挨拶した後、コウの家から出た。

コリスが家から出たので、部屋はまたコウとテブリッシュの二人だけになった。

コウ「・・・・・テブリッシュ。」

テブリッシュ「なんだい?」

コウ「・・・・・もし、できたら俺のこの漫画をコリス君に届けてくれないか?」

コウはテブリッシュにさっきコリスが読んだ自分の漫画を見せる。赤い石はまたも赤く光る。

テブリッシュ「・・・・・お前のSFっぷりに、コリスが夢中になるってわけかい?」

コウ「それを言うならカオスっぷりだよw」

テブリッシュ「ふふ。じゃあ、その漫画、DGCの仲間にも見せるよ。」

コウ「本当か!?すまんなぁ~テブリッシュ~!」

コウは喜んだ。自分の漫画をテブリッシュの仲間たちが読んでくれると思うからだ。

テブリッシュ「・・・そうだ。今度の夏コミの話・・・・・・。」

コウ「お!そうだな・・・・・。」 二人は同人誌について会話をしていた。赤い石は光るばかり・・・・。


コリスはロードラッシュでDGC基地に帰ろうとした。

コリス「・・・・・・・・・ん?」 ロードを運転しているコリスはある看板に目をつけた。

看板『喫茶店・ヤング・ベース。毎年無料で、パソコン、マンガ、食事、ゲームに、

なんでもありのやりたい放題!社会で疲れたあなたもここでリフレッシュ!!』

コリス「こんな店・・・・・あったっけ・・・・・?でも、面白そうだし、ちょっと寄り道しよっと。

でも、あまり遅すぎると姉さんに怒られそうだから早めに終わらせなきゃ・・・・・;」

ロードラッシュはヤング・ベースとやらの喫茶店の駐車場に停まり、降りてきたコリスがその店に行った。


コウ宅。コウはテブリッシュにコリスが見かけた喫茶店と同じような絵を見せた。

テブリッシュ「なんだこれ?」

コウ「ああ。喫茶店。でも、ただの喫茶店じゃないぜ!毎年無料で、

パソコンにゲームに飲食にゲームにテレビ観賞になんでもありでやるたい放題の、

夢の喫茶店さ!!でも・・・・そんな喫茶店、現実にねぇからなぁ~・・・・・。

まあ、毎年無料の喫茶店なんて・・・・実際ありえねぇしな・・・・・。」

コウがそう言った後、赤い石は赤く光った。この石は何故光っているのだろうか?


ここは、喫茶店ヤング・ベースの店内である。コリスは今、そこのカウンターのところにいる。

コリス「ここ・・・・本当に無料なんですか?」 コリスは店の人(性別は女性)に聞いていた。

店の人「はい。ここはお金なんて全然必要ありません。心ゆくまでお楽しみください。」

コリス「・・・・はい。では、入らせていただきます。」

店の人「なお、左のルートがゲームセンターで、右のルートが客室となりますのでw

なお、ここで生活する場合は客室を利用するといいです^^」

コリス「そうですか。(客室で生活?喫茶店でそんな事してもいいの?)では、右のルートに行きます。」

店の人「では、このカードを受け取ってください。あなたの部屋は004号室です。」

店の人はコリスに銀色のカードを渡した。コリスは右のルートに入った。

コリスは右のルートにいた。何故かここは廊下みたいで左右にそれぞれ客室のドアがあった。

コリス「・・・・なんかホテルっぽいなぁ・・・・・。」

そこに、左の大きなドアから賑やかな声が聞こえたので、コリスはそのドアの前に。

コリス「このドアだけ少し大きいなぁ。ん?なんか書いてる。」 大きなドアに文字が書かれていた。

ヤング・ライブ。コリスは複雑な思いとともにそのドアを開いてみる。

コリス「ライブ・・・・・。一体どんな・・・・。あっ!!」 コリスが見たのは、

某アニソンライブであった。ステージには女性のボーカルが、ロザバンのED1を歌っていた。

客たちは大いに盛り上がっていた。コリスはこれを見て、驚き思わず、ここから出てドアを閉めた。

コリス「い・・・・今の・・・・・・ここ・・・本当に喫茶なの・・・・・・!??;;」

コリスは気を取り直して、004号室のドアを見つけ、そのドアを開けて、その部屋に入った。

そこは某ホテルの客室と似てるが、テーブルに一台パソコンが置かれてあった。

コリス「・・・・・ここでパソコンするのか・・・・・。そして、ここで寝るんだ・・・・・・。

・・・・・ちょっとこの喫茶店、回ってみるかな・・・・。」 コリスはそう言うと、004号室から出た。

コリスは廊下を進んでいた。そこにたびたび客同士が話し合っているところもあった。

さらに、廊下中にラジオまでもが聞こえた。ラジオでは、みなみけ・おかわりのOPが流れていた。

しかし、別のラジオも流れていて、ファミリー劇場のCMが流されていた。

さらに、客たちの会話も聞こえてくる。

「いやぁ。今日、いきなりこんな素晴らしい喫茶店ができるなんて嬉しいよww」

「この右ルートもいいが、左ルートは1階のゲーセン、2階の温泉とアイテムショップまで!

それらは全て無料wまさになんでもありだよなぁwww」 「俺、今日からここに住むわ^^」

「3階は映画館もあるらしいしなwww」 「僕、もうここを新しい家にするよ♪」

コリス「っ・・・・・・。ん?」

ピピピピピピ コリスは自分のDGCシーバー(通信機)が鳴り出したので、それを使った。

コリス「もしもし、コリスです。」

サキ『大変よ!コリス君!!各地で様々な事件が起きているわ!!』

コリス「ええっ!??各地で!???」

サキ『GK地区の街が大火災に襲われ、R1地区で、空から無数の骨が降って来て、

3地区では、子供たちが武器で殺しあっていると・・・・!』


サキの言う通り、GK地区の街が大爆発で、巨大な炎に包まれていた。

R1地区の街でも、空から緑色の骨が無数に振ってきて、何故か人々が次々と倒れていき。

3地区の街では、たくさんの子供たちがそれぞれ剣や銃で殺し合いをしていた。

負けた子供たちは無残な目にあっていた・・・・・。


コリス「こんなに事件が起きたんじゃ世界が危ない・・・・・・!!」

サキ『それだけではありません。その他の地区もそれぞれ事件が起きていると・・・・・!

コリス君、とにかく、基地に戻って!!』

コリス「はい!さっそく帰還します!!」

つづく

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