不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
ウルトラマンクリスタル 第21話・許されざる思い出
宇宙怪奇魔城獣・ゾンバイユ 宇宙腐廃怪人・シルバック星人 登場 イチゴ(人は必ず死ぬ。死んだ者はもうこの世に帰る事はできない・・・・・はずだった・・・・・・。) 司令室。テーブルの前でイチゴは何故か落ち込んだ顔で写真を見ていた。 そこに、サキがお茶を来て、彼に声をかけた。 サキ「どうしたのです?イチゴさん。」 イチゴ「ん?ああ。ちょっと・・・・・・・。」 サキ「お茶を持ってきました。・・・・あれ?この写真の人は?」 サキがお茶をテーブルに置くと、イチゴの持っている写真に目をつけた。 写真に写されているのは、中学時代くらいのイチゴと青い髪をしたおとなしそうな少年であった。 イチゴ「・・・・・昔の僕の友人。・・・・・もう亡くなっちゃったけどね・・・・・。」 サキ「そうですか・・・・・。その人はどんな人でしたか?」 イチゴ「・・・・・名前は、名島浩太(なじま・こうた)。性格は優しくて、おとなしい少年だった。 僕が中学になってから、出会ったんだ。でも、何故か病気で死んでしまったんだ。」 サキ「・・・・・・その人が死んで、イチゴさんは寂しかったんですか・・・?」 イチゴ「寂しくなんかないよ。僕にはまだ、宮坂杏(みやさか・あんず)と言う、 僕と一番仲良しな女の子がいるよ。彼女も優しくて、僕の事を想ってくれたんだ。 その娘はちゃんと生きてるよ。僕の故郷、日本でね。」 サキ「そうですか。その杏さんが・・・・・もし・・・・・・。」 イチゴ「死なないよ。あの人は・・・・強いから。」 サキ「・・・・・・これ以上、大切な人が失わないためにも、私たちDGCも頑張らないといけませんね。」 イチゴ「うん・・・・・・。」 一方、3機のスカイラッシュが上空を飛びまわっていた。いわゆるパトロールである。 1号機はテブリッシュ、2号機がシュドー、ZEROはもちろんコリスである。 テブリッシュ「こちら、テブリッシュ!ここでの異常は無しと確認。次のルートに入る。」 シュドー「了解!!」 コリス「了解。」 テブリッシュのいう事に、コリスは静かに、シュドーは元気よく、賛成した。 3機のスカイラッシュは右の方向に飛んだ。 コリス「・・・・・よし!次のルートだ・・・・・・!ん?」 コリスは左の方向を見て、何かを見つけた。どうやら城のように見えるが、 雲のせいで、あまりよく見えない。 コリス「っ・・・・!こちら、コリス!左の方向に怪しい物が・・・・・・!!」 コリスは怪しい物体を発見したので、マイクを使ってその事をシュドーやテブリッシュに話す。 テブリッシュ「何?左の方向に!?」 シュドー「本当か?」 二人も左の方向を見た。しかし、何故か怪しい物体がなくなったそうだ。 テブリッシュ「我々も左の方向を見た。だが、何もないぞ。」 シュドー「なんかの鳥と見間違えたんじゃないのか?」 コリス「ええ?でも、本当に・・・・・・あ!」 コリスは再び左の方向を見る。しかし、怪しい物体は完全になくなっていた。 コリス(おかしい・・・・・。確かにあったのに・・・・・・。あれはまるで城のようだった。 それがいきなり消えるなんて・・・・・。何かの前触れなのかな・・・・・・。) そして、ヘルメットの通信機からテブリッシュの声がした。 テブリッシュ「コリス、次のルートを終えたら、本部に戻るぞ。」 続いてシュドーがしゃべった。 シュドー「今度は見間違えるなよ。」 コリス「はい・・・・・・。」 3機のスカイラッシュが次の空域へ向かうべく飛び去る。 しかし、そのスカイラッシュを密かに睨んでいる青い目があった。その目の主は・・・・・。 とある山で上空を飛んでいる3機のスカイラッシュを見ている少女がいた。 この少女は一体何者だろうか・・・・・。 本部では、イチゴがテーブルの前でお茶を飲んでいた。今度は写真を見ていないようだ。 そこに、電話が鳴りだし、イチゴが立って、その受話器を取り、耳に近づけた。 イチゴ「もしもし。DGCの隊員です。」 少年の声『アキヒメ君・・・・・。僕だよ。』 イチゴ「え?あなたは・・・・誰?」 少年の声『忘れたのかい?僕だよ。名島浩太だよ!』 イチゴ「え?まさか・・・・・・君は・・・・・!?いえ、名島浩太はもう死んでいる。 彼はもう・・・・・・・。」 イチゴは名島浩太と聞いて焦っていた。 死んだはずの親友が自分に電話で話しているなどとはとてもありえなかったと思っていた。 名島?の声『とにかく、僕は君の友人の名島浩太だ!』 イチゴ「・・・・・悪いけど、貴方と話すのはこれが初めてだと思います・・・・・!」 名島?の声『・・・・真相を知りたかったらE地区に来て。』 イチゴ「・・・・・わかった。」 イチゴは電話を切った。 モモ「どうしたの?イチゴ。」 イチゴ「・・・・・少し、E地区に行って来ます。」 イチゴはモモにそう言いながら司令室から出た。 イチゴはロードラッシュに乗ってE地区に来ていた。E地区は静かな村であった。 そこに、青い髪のおとなしそうな表情の少年がいた。 しかし、この少年はイチゴの友人の名島に似ているようだが・・・・・?」 ロードラッシュが彼の前に止まり、そこからイチゴが降りてきて、彼の前に来る。 イチゴ「・・・・・っ!き・・・・君は・・・・・・・!!」 イチゴが見たのは、さっき写真で見ていた少年そのものであった。 その少年は死んでいるはず。しかし、その少年は今、イチゴの前にいるのであった。 イチゴ「まさか・・・・本当に君が・・・・・。」 そう、この少年こそが名島浩太であった。 名島「イチゴ・・・・・会いたかった。」 名島は優しい声でイチゴをゆっくりと抱いた。 イチゴ「っ!この暖かさ・・・・・君は・・・・本当に名島君だったんだね・・・・・・・。」 イチゴは涙を浮かべながら名島の体を抱いた。 イチゴ「本当に・・・・本当に名島君だよね・・・・・!」 名島「会いたかったよ・・・・アキヒメ君・・・・・。」 イチゴ「僕も・・・・・ずっと君に会いたいと思っていた・・・・・・!」 イチゴと名島は草原を歩いていた。 イチゴ「でも、君は病気で死んだはず。それがどうして・・・・。」 名島「・・・・・・。とにかく、生き返ったんだ、僕は。ねえ、いきなりだけど、ちょっといいかな?」 イチゴ「ん?なんだい?」 名島「・・・・その服・・・・・DGCの隊員になったんだね。」 イチゴ「うん。前は科学特捜隊に所属したけどね・・・・・。」 名島「・・・・へぇ。じゃあさ、ちょっとだけでもいいから。君の基地へ連れてってくれないかな?」 イチゴ「え?」 名島「いいだろ?友人だからさ。」 イチゴ「・・・・・うん。隊長に頼んでみる。」 名島を乗せたロードラッシュはDGC本部の駐車場に戻り、そこに止まった。 イチゴ「ここが、僕らDGCの基地だ。さあ、入ってみよう。」 名島「うん。」 ロードから降りた二人はDGC本部に入った。 つづく PR |
カレンダー
リンク
カテゴリー
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
ブログ内検索
最古記事
(04/22)
(05/03)
(05/05)
(05/12)
(05/12)
カウンター
カウンター
最新トラックバック
|