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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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前回は影に隠れていて姿が全く見えなかったが、

今回ははっきりと見えるようになる。色が水色が中心なカラフルで、

腕が4本、足も4本ある。胴体の獣のような顔があり、

頭部が刃物に近いくらいに鋭い。姿が四足系タイプに似ているらしい。

全ての手がハサミに近い形である。この異形の魔獣が、

前回のギアクーダを送り込み、

ティアーズを倒した大魔獣、ドールックである。

ドールック『私の名前はドールック。君たちの勇者、

ウルトラマンティアーズはもはやどこにもいないのだ。

前にも言ったハズだ。

ティアーズは光となって消滅したと。いくら探しても無駄なのだ!』

日下部「今はティアーズの事ではないわ!!私たちは、

仲間である灰間翔を探しているのよ!?」

ドールック『灰間翔か・・・。クククク・・・!!そのガキは死んだよ。』

ドールックの発言に、驚愕する隊員たち。

日下部「し、死んだ・・・・・!!?」

ドールック『恐らく、我が部下の襲撃にでも受けて死んだだろうな。

やり過ぎていたのか、遺体すら残らない程に散りをなったそうだ。』

上川「そんな事はない!!灰間君はミラクルマンだ!!」

叶野「奴が貴様の部下のような雑魚の攻撃で死ぬハズがない!!」

ドールック『では、聞こう。ティアーズが死んだ日から、

灰間の遺体を探して、見つかったか?多くの場所を探していたか?」

日下部「草の根を分けても探してみた。

でも、あいつの姿がどこにも・・・・!!」

日下部は悔しそうに言う。そしてすぐに、強気でこう言う。

日下部「でも、私は信じるわ!!灰間は必ず生きていると!!そして、

どこかで眠っていると・・・・!

あんたの言う事なんか一切も信じないから!!」

ドールック『信じなくとも良い。こちらとて、

灰間など、どうでも良いからな。』

日下部「何ですって・・・・!!?」

ドールック『ウルトラマンティアーズはもはや永遠に存在しない!!

奴がいない事で、我ら魔族はこの地球を侵略できたも同然なのだ!!!』

大神「ティアーズがいなくても、

地球には我らBARがいる!!BARだけやない!!

この星を守る正義の防衛隊がぎょうさんにおる!!

我々防衛軍がおる限り、

貴様のような外道にこの地球を侵略する事はできんのじゃぃ!!!」

ドールック『笑止!!お前たち人間の科学で、この俺を止める事など、

絶対にできない。

俺は今まで貴様らが戦った魔獣より数倍は強いつもりだ。

地球人よ!覚悟するが良い!!これから私はこの地球の日本で、

大暴れする!!まずは東京から。

そこから日本人を一人残らず、殺し尽くしてくれよう!!!

だがもし、貴様たちが自ら降参するのであれば、奴隷として、

その全ての命を助けてやろう。

ぐははははははははははははは!!!!!!』

ドールックが笑うと同時に、その姿を映している映像が消えてしまった。

上川「くそっ!!魔獣め・・・・!!」

叶野「隊長!!何か対策を・・・!市民たちを助けなければ・・・・!!」

大神「ああ。魔獣はすぐに現れる確率がある。さっそく、

東京市民に避難命令を出そう!!

叶野と上川はバルワンダーDXで迎撃準備せんかぃ!!

日下部は灰間の捜索を続けろ!!彼を頼んだど・・・・!」

日下部「はい・・・!」 叶野と上川「了解!!!」


次の日。まだ雨が降り続けている。

秋田町で一人、野口が傘をさして歩いていた。

野口「・・・・今日も灰間君がいない。灰間君。一体、

どこに行っちゃったのかな・・・。あと、数日で・・・。あら?」

その時、野口は右の方に何かに気づく。その何かを見た野口は驚く。

野口「・・・・っ!!?は、灰間君!?」

野口が見たのは、ボロボロな姿で眠っている灰間であった。

野口は無意識に傘を捨てて、灰間に近づき、声をかける。

野口「灰間君!!灰間君!!目を覚まして・・・!!こんなところで、

寝ちゃうと、風邪ひいちゃうよ!!?」

野口は灰間の身体を擦るが、灰間はまだ起きない。

野口「・・・っ!?よく見れば、傷だらけになってる・・・。

そうだ!私の家で手当てをしなきゃ・・・・っ!!」

野口は灰間を抱えて、野口の家へ向かった。その様子を遠くから、

あのピンク髪の少女がいた。少女は切なく呟く。

少女「私の回復魔法では完治に至らなかった・・・。

あとは、あの人間の少女に任せる必要があるわね。」


野口邸の2階。野口の部屋で、灰間がベッドで眠っていた。

身体中を包帯に巻かれながらも。部屋にいるのは、

野口ただ一人である。

野口「これで、良いかな・・・・。この前に習った治療の仕方が、

こんな時に役立つなんて思わなかったわ。でも、思い出すな。

昔、よく喧嘩して傷だらけになった灰間君に手当てしたっけ。」

野口は微笑んで呟くが、少しだけ切ない表情となる。

野口「灰間君・・・・。一体、何があったの?こんな酷い傷を受けて・・・。

まるで誰かに物凄く痛めつけられたみたい。でも、大丈夫だよね。

灰間君。ミラクルマンだもんね・・・。だから・・・・。」

野口は灰間の手を両手で優しく触れる。だが、

灰間はまだ目覚めない。今でも意識がないのだ。灰間が目覚める時は、

まだ先の話なのだ。ペンダントも一切の輝きがない。

野口「この事を灰間君のお母さんには黙っておくべきかな?今、

知らせたら、何か余計な何かが起こっちゃう気がするわね。

完治したら、知らせよっか・・・。」


日下部はバルターボで秋田町を走り続ける。灰間を探すために。

日下部「あの夜。灰間は秋田町にいたハズ・・・!

それが何なのよ!?

突然、この町から消えるなんてありえない!この町から消えるなんて、

ありえない・・・・っ!必ず見つけてやるわ!!あいつを・・・!

必ず見つけて、いっぱい文句を言ってやるんだから・・・・!!」

日下部は涙を流そうとしながら、灰間を探し続けている。だが、

日下部は知らない。灰間が既に野口に保護されている事を。


一方、東京の街では、

多くの人々が自衛隊の避難命令を受けて、逃げ惑っていた。

この東京に魔獣が現れる。BARはそれを自衛隊に知らせて、

人々に避難をさせているのだ。

上空では、上川と叶野が乗っているバルワンダーDXが飛んでいる。

つづく

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