野口「ま、魔獣・・・・っ!?」
ガンQ『イカニモ・・・。俺様ハ、ガンQ。オ前ガ昨日、
料理デ失敗シタトコロヲ、ヨーク笑ッテヤッタゼ。』
野口「で、でも・・・。今日は何も失敗してないわ!
なのに、どうして私のところへ来たの!?」
ガンQ『ウィッキッキッキッキッキ・・・・!!
オ前ハトテモ可愛イカラナ。ナノデ、
特別ニオ前ヲ襲ッチマオウト思ッテヨォ!』
野口「そ、そんな・・・・!?」
その時、この部屋に二人の男女が入って来た。
どうやら、野口の父と母であるらしい。
野口の父「どうしたんだ!?明子!!」
野口の母「ひっ!?ば、化け物!!?」
両親はガンQの姿を見て、驚く。
野口「お父さん!!お母さん!!」
ガンQ『ケッ!他ノ奴ニモ、見エルヨウニナッチマッタカ・・・!』
野口の父「娘に手は出させん!!」 野口の母「逃げるのよ!明子!!」
両親は野口を庇おうとガンQの前に立つ。だが。
ガンQ「ウィキキキキキキキキキ・・・・・」
ガンQは目を光らせる。すると、両親は急に気を失って倒れる。
野口「ああ・・・・っ!!」 野口はこれに驚く。
ガンQ『覚悟ハ良イカァ?キキキキキキ・・・・!!」
ガンQはどこからか2本の触手を出して、それを野口に近づける。
野口「ひっ!?い、いやあああぁぁぁぁぁ!!!!」
野口は恐怖のあまり、走って逃げ出した。
そして、野口は1階の和室の、
テーブルに置いてある電話の受話器を取る。
野口「もしもし!!BARですか!?」
野口はBARに電話をした。そして、灰間の声が出た。
灰間の声『こちら、灰間。・・・って、野口か。どうしたんだよ?』
野口「そ、それが!!私の家で魔獣が現れたの!!
灰間君の言ってた、魔の眼と名乗った大きな目の魔獣よ!!」
灰間の声『何だと!?そりゃ本当か!?』
野口「ほ、本当よ!!だから・・・・!」 ガンQ『ダカラ?』
後ろからガンQの声を聞いた野口は、後ろの方を見る。
そこに、ガンQが笑っていて、
それを野口は恐怖して、悲鳴をあげる。
野口「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
BAR基地の司令室で灰間は、
電話の野口の悲鳴を聞いて、驚く。
灰間「っ!?の、野口!!?」
灰間は叫ぶが反応がない。電話が切れたそうだ。
大神「どうしたんなら?灰間。」
灰間「友人の家で、魔獣が現れたそうです!!」
大神「何っ!?魔獣じゃと!?」 大神は魔獣と聞いて驚く。
灰間「これから、友人の家に行きます!!では!!」
灰間は慌てて司令室から出た。
日下部「魔獣・・・。まさか、謎の目とかじゃないでしょうね?」
バルターボで野口宅へ向かう灰間。
その家の前で停めたバルターボから、
降りた灰間は、急いでその家の中へ入った。
灰間「野口・・・・!あっ!!!」
灰間は野口の身体が、
ガンQの2本の触手に絡まれそうなところを見て、
驚く。野口は身体が触手に襲われそうで泣きそうになる。
野口「は、灰間君・・・・・っ!助けて・・・。」
ガンQ「ウィキキキキキキキキキ・・・・」
灰間「奴が見つけたのは、野口の事だったのか・・・!
ふざけやがって!!そいつから離れやがれ!!!」
灰間はバルガンの銃弾でガンQを撃った。銃弾が命中すると、
ガンQは閃光と共に消滅し、野口を襲う触手も消えた。
野口「あ、ありがとう・・・。」 野口は安心して微笑む。
灰間「おう・・・。けど、ガンQめ。何故、野口を・・・・。」
ガンQの声「ウィキキキキキキキキキキキキキ・・・・・」
その時、ガンQの笑い声が聞こえてくる。
野口「っ!?ま、まだ生きているわ・・・!!」
灰間「まさか、外で何かしでかす気だ!!!」
二人は家から出て、夜空を見る。
そこにガンQがいた。それも何か大きく見える。
ガンQ『ウィキキキ・・・!貴様タチ。俺様ニ喧嘩売ルトハ、
良イ度胸ジャネーカ!!貴様タチマトメテ殺シテヤラァ~ッ!!!』
灰間「喧嘩売ってるんのはお前だ!!野口!!俺が、
あの魔獣を抑える!!お前はどこかへ逃げろ!!!」
野口「うん・・・!気をつけてねっ。」 野口はどこかへ走る。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身した。
野口「あっ!!ティアーズ!!!」 野
野口は巨大なティアーズを見て、微笑む。
ガンQ『ツイニ出ヤガッタナ!?ティアーズ!!ダガ、
コノガンQニ勝テルト思ッテンジャネーゾ!テメェ!!』
ウルトラマンティアーズ「ショワアアアァァァッチ!!!!」
ティアーズは空中ジャンプでガンQを攻撃する。だが、
その前にガンQの消えてしまい、ティアーズの攻撃が外れる。
着地したティアーズの後ろにガンQが現れる。
ガンQ「ウィキキキキキキキキキキキキ・・・・・・」
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?アームシュート!!!!」
ティアーズはアームシュートで後ろにいるガンQを攻撃。
だが、またもガンQが消えてしまい、攻撃が外れる。
ガンQの声「ウィキキキキキキキキキキキ・・・・・」
ガンQは幻想能力で本体を隠している。
それに気づいたティアーズは。
ウルトラマンティアーズ「ウルトラアンチダークライト!!!!!」
ティアーズはチドゲラー戦で使用したウルトラアンチダークライトで、
辺りを明るくするように身体を凄く光らせた。
そして、ガンQが本当の姿を現した。
本当の姿は大きな目だけではなく、
不気味な身体をして、両腕が2本の触手であった。口も鼻も耳もない。
ただ、体は大きな一つ目が中心であった。それが、魔獣ガンQである。
そして、ティアーズからの光が消えて、夜の町は暗闇に満ちていく。
ウルトラマンティアーズ『これがてめェの身体か・・・!』
ガンQ『見ラレチマッタカ・・・!ダガ、テメーハ必ズ倒ス!!』
ガンQは走り出し、ティアーズも走る。そして、
ティアーズとガンQが組み合いを開始する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!!」
ガンQ「ウィキキキキキキキキキキ・・・・・」
野口「ティアーズ!!負けないで!!!」
ガンQ「ウィキキキキキキキキキキキキキキ・・・・・」
その時、魔獣の目が光り出すと、
ティアーズがダメージを受けるに、
後ろへ吹き飛ばされる。だが、ティアーズはすぐに立ち上がる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!ショワッ!!」
ティアーズは走り、ガンQの目に殴りかかるが、
ガンQはそれを余裕に避けて、ティアーズを蹴り上げる。
ガンQ「ウィキキキキキキキキキ・・・・・」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!?」
ティアーズは攻撃を受けて、さがる。そして。
ガンQ「ウィキキキキキキキキキキキキキ・・・・」
魔獣は2本の触手を伸ばし、ティアーズの両手を縛る。
ウルトラマンティアーズ『し、しまった・・・・!!』
さらに、ガンQは目から紫色の光弾を連射して、
ティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアァァァァァ!!!!」
ガンQ「ウィキキキキキキキキキキキキキ・・・・・・」
ガンQはひるんだティアーズを思い切り後ろの方へ投げ飛ばす。
ティアーズは離れたところへ倒れるが、複数の民家が、
ティアーズの重さで潰れてしまい、炎上してしまう。
野口「ティアーズ!!!」 ガンQ「ウィキキキキキキ・・・・」
そして、BAR基地の司令室では。
つづく
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