街の人々がその流星を注目しているが、その流星が、
ついに地面に落ちて爆発を起こした。だが、
流星は粉々にもならずに、そのままの形で地面にいた。
その時、空からは3機のバルワンダーが飛んで来た。
1号が灰間、2号が叶野と上川、3号が日下部である。
上川「何も・・・起きない?」
叶野「いや。後で起きるさ。何せ、
魔族が送り込んだもんだと灰間が言ったんだからな。」
灰間(そうだ。あの流星の中には、
魔獣が眠っているんだ!)
灰間はペンダントの力で流星の中に、
魔獣がいる事を確信した。
そして、その流星が割れ始めようとする。流星全体に、
大きなヒビが入り、そこから何かが突き出ようとした。
日下部「何かが出ようとしています!!」
叶野「あれは・・・魔獣か!?」
そう。流星を突き破って出てきたのは、魔獣であった。
その魔獣の姿は獣に近く、頭には6本の角が生えていて、
目が一つだけだが、青かった。背中に銀色の大きい角が、
二つ生えている。身体の色は青色が中心だった。
尻尾も大きい。この魔獣の名はディスタガスであった。
ディスタガス「キチャアアァァァッ」
上川「ま、魔獣が出てきた!!」 叶野「攻撃開始!!!」
3機のバルワンダーは、
レーザーバルカン一斉連射でディスタガスに先攻する。
ディスタガス「キチャアァァッ!キチャアアァァァッ」
攻撃を受けたディスタガスだが、少しも効いていないらしい。
そして、魔獣は近くのビルを自身の腕力で壊し始める。
街の人々は悲鳴をあげながら逃げ惑っていく。
叶野「魔獣の顔を狙え!!
少しでもダメージを与えるんだ!!」
上川「はいっ!!!」
バルワンダー2号はレーザーバルカンで魔獣の顔を撃つ。
ディスタガス「キチャアアアァァァッ」
ディスタガスは顔に苦痛を感じたが、両手でその顔を掻く。
灰間「だいぶ効いたな!?俺も続くぜ!!」
1号もディスタガスの顔に接近する。その時、
ディスタガス「キチャアアアアァァッ」
魔獣は顔を迫る1号に向けて、
口から白いガスを吐き出した。
灰間「おわっ!?」 1号はそのガスを素早く避ける。
ディスタガスはガスを吐きながら、多くのビルの方に向ける。
その時、複数のビルが白いガスに包まれ、
突然に崩れ出していく。
BAR基地の司令室で大神と緒川はスクリーンで、
ディスタガスはガスを吐いているところを見ていた。
緒川「あれは・・・ディスター線!?」
大神「ディスター線とは何なら!?」
緒川「はい!一種のホワイトホールから分裂した物質で、
普通のガスに見えますが、少しでも浴びれば、
肉体が腐食し初め、
崩れてしまうと言う恐ろしい宇宙物質です!!
地球の科学ではそれを採取する事はできませんでした・・・・!」
大神「そがなもんを魔族は扱えるっちゅーんかぃ!!
だとしたら、魔獣ども・・・!何て恐ろしい奴らじゃぃ!!」
ディスタガス「キチャアアアアァァァッ」
魔獣はガスを吐き続けて、次々とビルを崩れさせていった。
それと同時に逃げ遅れた人たちもガスを浴びてしまい、
彼らの肉体が腐り始めて、崩れ落ちてしまう。
日下部「これ以上、好きにはさせるか!!」
バルワンダー3号は赤いレーザー光線でディスタガスを攻撃する。
ディスガタス「キチャアアァァァァッ」
攻撃を受けた魔獣は怒って、
3号にガスを浴びせる。そして、
3号の機体に徐々にヒビが入っていき、壊れていく。
日下部「き、機能停止・・・・!!脱出します!!」
日下部は3号から脱出し、その3号が落ちて行き爆発した。
上川「くそぅ!!魔獣め!!!」
続いてバルワンダー2号が火薬弾を連射する。
ディスタガス「キチャアアアァァァァッ」
攻撃を受けた魔獣はひるむ。2号が火薬弾の連射を続ける。
叶野「このままいけるか・・・!?」
攻撃しながらディスタガスに近づく2号。だが。
魔獣は口からのガスで2号に反撃する。2号もガスを浴びて、
機体にヒビが入り、壊れようとしている。
上川「し、しまった・・・・!!」 叶野「こちらも脱出だ!!」
二人は脱出し、2号が街中に落ちて爆発した。
灰間「くっそ!!これで残るは俺だけになったか・・・!」
1号はレーザーバルカンで連射して魔獣を攻撃し続ける。
ディスガタス「キチャアアアァァァッ」
だが、その程度ではディスタガスには効かず、
魔獣は次々とビルを叩き壊して暴れまわる。
ディスタガス「キチャアアァァァッ!キチャアアァァッ」
1号は再びレーザーバルカンで攻撃するが、通用せず。
地上から叶野、上川、日下部の3人もバルガンの銃弾で、
ディスタガスを攻撃するが、効き目なし。
灰間「野郎・・・!こうなりゃミサイル攻撃だ!」
1号は魔獣の背中に急接近する。だが。
ディスガタスの背中の2本の角が突然、発光する。
その発光を受けた1号が突然、爆発を起こして炎上をし始めた。
日下部「灰間隊員!!!」
灰間「くそったれ!!こんなところで死んでたまるか!!
見てろ!魔星の侵略者共!!今日も、
ウルトラマンティアーズが大暴れするぜ!!」
そして、灰間のペンダントが光り始めた。
そう。変身の時が来たのだ。
灰間「ティアーズ!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身して、地上に降りた。
1号が落下して爆発すると同時に、二つの巨体が互いに向き合う。
ディスタガス「キチャアアァァァッ」
ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!」
日下部「ティアーズ・・・・!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
ティアーズは走ると、ディスタガスも走る。
ディスタガス「キチャアアアァァァッ!キチャアアァァツ」
そして、ティアーズと魔獣は組み合いを開始する。
ティアーズはアッパーでディスタガスを殴り、さがらせる。
ディスタガス「キチャアアアァァァッ」
魔獣も負けずにティアーズを殴る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・!」
打撃を受けたティアーズは耐え抜いて、
強烈なパンチを魔獣に浴びせる。
ディスタガスはそれを受けてさらにさがる。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートで、
ディスタガスにダメージを与える。
ディスタガスは大ダメージを受けて痛がる。
ディスタガス「キチャアアアァァッ!キチャアアアァァァッ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!!」
ティアーズはひるんだ魔獣に迫る。その時。
ディスタガス「キチャアアアァァァァッ」
つづく
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