グランメアルドがそう唱えると、20の火の球が現れ、
漂う。それこそが、死んでいった使徒たちの魂だ。
その魂が20の奇怪な柱に近づき、接触する。
すると、20の奇怪な柱の上に20の青い火が灯される。
それにより、魔方陣が光り始めた。そう。ここからが、
グランメアルドの本当の計画が始まるのだ。
グランメアルド「おお・・・!20の魂よ!!我が声に、
応えてくれるか!!ならば、この異界を動かしてみよ!!
そして、我が欲する世界と一つになってみせよ!!!」
グランメアルドの声に魔方陣はさらに光った。
そして、宇宙に漂う美しき夢の国・マリンナーサ。
そこはかつて、使徒たちに支配されたが、
コリス&モモ、DGCの仲間たちの救いによって、
使徒たちは消え、再び平和を取り戻したのだ。
コリスたちは今、マリンナーサの城の中にいる。
シュドー「それにしても、この国はとっても素晴らしいな!」
テブリッシュ「うむ。夢のような物がいっぱいあるからな。」
隊員たちはマリンナーサの中を探索して、
そこに夢の産物が多くある場所に来たので、
とても良い気分らしい。
王様「マリンナーサには夢がいーっぱい詰まってるだば!!
人間たちの夢はこの国にいっぱいあるだなよォ!!」
王様も嬉しそうにはしゃぎながら、喋っていた。
サキ「この国は素敵ですね。多くの幸せを感じます。」
王妃様「ええ。
この国の住人たちは人々の夢が好きなのですから。」
イチゴ「・・・何だかずっと、この国にいたい気がします・・・。」
イチゴはこのマリンナーサの素晴らしさに引かれ、
この国に住みたいと思うようになる。だが、イチゴは地球の人なので、
地球に帰らなければならないだろう。
モモ「そのために、私とコリスが頑張ったものね。」
コリス「この国と同じように、
地球にも幸せでいっぱいになって欲しいから。」
王様「そうだば!そうだば!この国もあの地球も、
あそこの星もどこかの世界も、
皆みーんな幸せになって欲しいだば!!」
王妃様「その通りです。全ての者が残酷な事にあらず、
平和で幸せになってもらいたい。それが、私たちの願いです。」
サキ「そうですか・・・。だから、コリス君とモモ隊長は、
あんなに必死で私たちを守ってくれたんですね・・・。」
モモ「えへへ。それ程でもォw」
モモは照れ笑いし、コリスは冷静に微笑んで、こう語る。
コリス「何度も辛い目に合ったけど、あなたたちと一緒に、
励まし合ったりで多くの試練を乗り越える事ができました・・・。
ありがとうございます。サキさん。皆さん。」
サキ「コリス君・・・。」 隊員たちは微笑んで、それぞれ語る。
シュドー「へっ。言ってくれるじゃん。」
テブリッシュ「俺たちが君たちに感謝をしたい気分さ。」
イチゴ「ありがとう。マリンナーサの皆さん。」
モモ「皆・・・。」 モモは皆の感謝を受けて、微笑む。
マリンナーサの姉弟と地球の戦士たちはこれまでに、
何度も助け合っていたのだ。全ての者たちの幸せのために。
モモ「・・・コリス。」 コリス「っ!姉さん・・・。」
モモとコリスは見つめ合う。モモはコリスにこう言う。
モモ「・・・・ありがとう。」 コリス「え・・・?」
モモはコリスに感謝した。その理由を語るモモ。
モモ「あなたのおかげで、色んな経験を得たわ。そして、
あなたは私に本当の勇気をくれたわ。夢と希望を、
再び取り戻させるために戦う勇気を・・・。何より嬉しいのは、
この私たちの家、マリンナーサに戻れた事。」
クックブック「そう。全てはモモの弟のおかげ。」
チャーモ「彼は真にウルトラマンだからね!」
ルピピ「それはそれで、とっても素敵で良いわ!!」
コリスたち「え?????」 一同は3匹の声に気づく。
そう。クックブック、チャーモ、ルピピの3匹もこの国にいたのだ。
モモ「クックブック!チャーモ!ルピピ!あんたらもいたの!!?」
モモは3匹のお供がいた事に驚く。
シャドーは冷や汗で笑いながら言う。
シャドー「私が連れて来ました・・・。」
シャドーがいつの間にか3匹のお供を連れて来たのだ。
モモ「そ、そうなんだ・・・・^^;」
クックブック「何はともあれ、これで全員帰れたもんじゃわぃ。」
チャーモ「本当に懐かしいなァ!このマリンナーサは!!」
ルピピ「やはり、
故郷へ帰るとすっごく良い気持ちがするわァ~っ!」
3匹もこのマリンナーサに帰れて、
喜んでいた。一同はこれに笑う。
モモたち「あはははははははは・・・・。」
その時、ジャックが現れる。何やら焦っているようだ。
ジャック「大変だ!!!」 モモたち「え・・・・っ!?」
モモたちはジャックの様子に気づき、笑顔でなくなる。
モモ「ど、どうしたの・・・!?ジャック・・・。」
ジャック「地球が・・・闇に覆われてしまった・・・・!!」
つづく
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