エスレヅナ「ギャアアアアアアアアァァァァァァァン!!!!!!!!!!」
エスレヅナはさらに怒り、クリスタルに急接近して打撃する。
ウルトラマンクリスタル「うぐあああぁぁぁぁっ!!!!」
エスレヅナはクリスタルの腹に強烈なパンチを与える。
クリスタルは殴り飛ばされて、城にぶつかったが、
城はあまりに頑丈か壊れてはいない。
クリスタルがぶつかったので、部屋の中が激しく揺れる。
シャドー「きゃっ!?」 モモ「コ、コリス!!」
シャドーとモモはその揺れに動きを乱しそうになるが、
グランメアルドは落ち着いているか動きを乱してはいない。
グランメアルド「クククク。どうだ?俺の力を見た感想は・・・。」
モモ「く・・・・・っ!!グランメアルド・・・。全ては、
あんたの仕業ね!デズニックさんの夢をぶち壊し、
その上、私が魔法で、
修復したDGC基地を完全に破壊したのは!!!」
モモは全ての元凶である、
グランメアルドに物凄い怒りの表情を見せる。
グランメアルド「ああ。俺さ。夢が実体化した物を破壊する事が、
俺の楽しみの一つでね。俺は夢だの希望だの許せんのだよ!!!」
王様「夢と希望を許せないとか、どう言う事だば!!」
王妃様「あなたは何故、そんな事を言うのです!?」
そんなグランメアルドに王様と王妃様も許せない様子である。
グランメアルド「ぐふっ。人々は現実を恐れ、夢に逃げる。夢は、
愚かな人間たちを甘やかし、堕落させていく物ではないか?
俺は現実で人間を導き、
奴らを完全な俺たちの部下にしたいのだよ!!!」
シャドー「そ、それだけで・・・・!」 シャドーも怒りを感じた。
モモ「許せない・・・!あんただけは!!!」
モモはミンキーステッキをグランメアルドに構える。
モモ「ミンキーショット!!!」 モモは複数の光の弾を連射する。
グランメアルド「むん・・・・・・・。」
だが、その光の弾がグランメアルドの身体をすり抜けてしまう。
モモ「そ、そんな・・・・・っ!!?」
王妃様「モモの魔法が!!」 王様「効かないだばァ!!」
モモたちはグランメアルドが攻撃を通じない事に驚く。
グランメアルド「無駄だぜ。
俺は夢の物質による攻撃など感じないんだよ。
何故なら俺は夢を全く信じてないからな。
だから、何ともない・・・。」
ウルトラマンクリスタル「ウルトラブレード!!!!!」
クリスタルは剣で斬りかかるが、エスレヅナは銛でガード。
エスレヅナ「ギャアアアアアァァァァァァァン!!!!」
さらに、使徒はその銛を思い切り振って、
クリスタルの剣を弾き飛ばした。
ウルトラマンクリスタル「ああ・・・・・っ!!」
クリスタルはこれに驚くも、エスレヅナはさらなる攻撃に出る。
エスレヅナ「ギャアアアアアアァァァァァァァァァン!!!!!!」
エスレヅナは口から青い炎でクリスタルを燃やした。
ウルトラマンクリスタル「うわああああぁぁぁぁぁ・・・・!!!」
クリスタルは青い炎に包まれて、苦しみながら使徒から下がる。
クリスタルと使徒の戦いが映されているスクリーンの方を、
見たシャドーは驚愕し、
グランメアルドと対峙しているモモに話しかける。
シャドー「モモ!!コリス君が・・・!」 モモ「えっ!?」
モモもスクリーンの方を見る。クリスタルはかなり倒れそうだ。
ちなみに、モモたちはこのスクリーンで戦いを見守っていた。
王様「どうなる!?どうなるだばあぁぁ~っ!!」
王妃様「どうなるもこうなるも、ここは運命に任せるしかない・・・。」
クリスタルの身体から炎は消えたが、
ダメージは相当大きい。だが。
ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!」
クリスタルは必殺光線で一気にエスレヅナを倒そうとした。
王様「出ただばぁ!!コリスのウルトラマンで、
一番最強の技、エクセリック光線だばだば!!!!」
王妃様「これで、使徒も一巻の終わり・・・!」
王様と王妃様はクリスタルの勝利が来ると感じて、笑顔になる。
グランメアルド「ふっ。どうかな・・・?」
グランメアルドは微笑んで、また右手の人差し指をあげる。
赤い空から雷が出て、
エスレヅナに迫るエクセリック光線をかき消した。
ウルトラマンクリスタル「何・・・・っ!!?」
クリスタルは自分の光線が雷と、
ぶつかって消えてしまった事に驚く。
エスレヅナはグランメアルドが助けた事に喜び、笑みを浮かべる。
エスレヅナ「ギャキャキャキャキャキャキャキャキャ!!!!」
シャドー「コリス君のエクセリック光線が・・・・!!」
モモ「そんな・・・!これも、あんたの仕業ね!?」
モモは再びグランメアルドに怒りの表情を見せる。
グランメアルド「そう。俺は夢の物質なら何でも消せるのさ。」
エスレヅナ「今度ハコッチノ番ダゼ・・・・!
ギャキャアアァァァァ!!!」
エスレヅナは口から青い炎、
目から紫色の電撃光線を同時に発射した。
炎と雷。二つの力がクリスタルを襲い、その身体を包んでしまう。
ウルトラマンクリスタル「ぅおああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
そして、クリスタルの身体は爆発を起こし、傷だらけとなる。
倒れそうに体のバランスが崩れ、カラータイマーも赤に変わる。
モモ、シャドー、王様、王妃様「コリス!!!!!!!!!」
グランメアルド「わっはははははは・・・・!!そう言えば、
ウルトラマンクリスタルも夢の物質だったなァ・・・?いや、
ウルトラの国の連中は元々夢そのものだったな。」
モモ「え・・・・・っ!?」
確かにクリスタルはウルトラマンだが、夢の塊でもある。
グランメアルドは夢の塊なら何でも壊せる。
そこで、モモは気づいた。
グランメアルドはクリスタルをも消そうとも言うのかと。
モモ「や、やめてえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
モモはグランメアルドに近づこうと走るが、
グランメアルドは瞬間移動して、モモから離れた場所に移動した。
グランメアルド「無駄だ。俺から見れば、クリスタルも、
モロき夢の存在・・・・。ドリームブレイカー。」
グランメアルドはまたも右手の人差し指をあげた。
そして、赤い空から巨大な雷が落ちて、クリスタルに命中した。
ウルトラマンクリスタル「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
モモ「コリス!!!!!!!!」
グランメアルド「わはははははははははははは!!!!!!」
そして、雷が消えると、クリスタルはゆっくりと倒れた。
カラータイマーと目の光が消え、
クリスタルの姿が消滅してしまった。
彼が倒れた場所にコリスがいた。
コリスのウルトラマンになると言う、
夢も、グランメアルドによって消されてしまったのだ。
コリスはあまりの大ダメージで気を失っている。
エスレヅナ「ギャキャキャキャキャキャキャキャキャキャ!!!!!!
勝ッタ!!コレデ、
コノ宇宙ハ俺ラ使徒ノ物ダゼエエェェェェ!!!!」
モモ「そんな・・・・コリスが・・・・・。私の弟が・・・・。」
モモは物凄い絶望に両膝を床につく。
グランメアルドは凄い高笑いをする。
グランメアルド「はははははははははははは!!!!!これで、
マリンナーサは俺たちがもらったも同然!!それと同時に、
カリアムも今頃、地球を制圧する頃だろう!!!
夢では我らに勝てん!!!夢ではなァ!!
ははははははは!!!」
シャドー「モモ!!しっかり!!!」
シャドーはモモの両肩を擦る。これにより、モモは正気に戻る。
モモ「・・・・っ!こ、コリスが・・・・っ。やっぱり、
夢は・・・・現実に勝てないのかな・・・・・・っ?」
モモは涙目でそう言う。
夢は現実に勝てない事を知り、諦めるのか。
シャドー「・・・勝てる。
夢だけじゃ駄目なら、現実の力も貸せば良い!」
モモ「え・・・・っ!?どう言う事・・・?」
シャドー「私に良い考えがある。ちょっと、
危険な賭けになるかも知れないけど・・・・。えぃ!!」
シャドーは黒い闇と共に瞬間移動した。どこかへ行く気か。
モモ「しゃ、シャドー!!!?もしかして・・・・っ!」
その頃、地球の日本。東京の街では、
巨大化したカリアムが光と共に出現した。
人々は巨大なカリアムの姿を見て、それぞれ動揺する。
街の住人たち「何だ?」 「きょ、巨人か・・・・!?」
「お母さん。おっきなお姉ちゃんがいるよ。」
「一体、何星人かしら。」
カリアム「人間ども!!よーくお聞き!!!
私は使徒・カリアム!!!
グランメアルド様の命により、この地球を地獄と化し、
あなたたち人間を我が奴隷としてくれる!!!」
カリアムはそう言った後、すぐに剣を振るい、ビルを斬った。
それを見た人々は恐怖に叫び、逃げ惑い始める。
カリアム「・・・・・・・!」
カリアムはさらに剣を振って、他のビルをも斬り壊した。
カリアム「アイ・レーザー!!!!」
カリアムは両手を左右に広げ、
両目から複数のレーザーを発射。
複数のレーザーが多くのビルを爆発させていく。
カリアム「・・・・!・・・・・・!!」
カリアムは剣で斬ったり足で蹴ったりと、ビルを破壊していく。
カリアム「ソード・スパーク!!!!!!」
カリアムは剣を前に出し、その先端から閃光を出すと、
使徒の前にあった多くの建物が爆発して、破壊されていく。
このままでは、東京は使徒に支配されるのか。その時。
カリアム「ふふふふふふ・・・・!何っ!?」
2機のスカイラッシュが空から飛んできた。
1号機がシュドー、2号機がテブリッシュである。
地上からサキとイチゴがロードラッシュでやって来た。
シュドー「この地球をお前らなんかに渡せねェ!!!」
テブリッシュ「総攻撃で行くぞ!!!」
2機のスカイラッシュがレーザーバルカンでカリアムを攻撃する。
カリアム「・・・・・!?・・・・・・!!!」
カリアムは攻撃を受けて、
痛みでさがる。続けてロードも攻撃する。
サキ「コリス君が守り続けた、この地球を・・・!」
イチゴ「僕たちも守り抜いて見せる!!!」
ロードラッシュは拡散レーザーでカリアムを攻撃した。
2機のスカイラッシュも同時に攻撃して、使徒を押していく。
カリアム「おのれェ・・・・!アイ・レーザー!!!!」
カリアムは両目からのレーザー連射で反撃するが、
2機のスカイラッシュはそれを避ける。
ロードも華麗な走りで避ける。
シュドー「そんなんじゃ、あたらないぜ!!」
テブリッシュ「くらえ!!」
2機のスカイラッシュはレーザーバルカンを連射するが。
カリアム「・・・・!ホーリー・バーリヤ!!!」
カリアムは剣を空に向けると、
使徒の周囲に金色の光の壁が現れ、
その壁がカリアムを守るようにレーザーバルカンを弾く。
イチゴ「スカイラッシュの武器が効かない・・・・!?」
カリアム「人間ごときが、我ら使徒に勝てると思うな!!」
その時、空から白い光が落ちてきた。
その光が人型に変わっていく。あれは、ライドマン。
ライドマンがカリアムの前に立ちはだかった。
サキ「ライドマン!!!ジャックさんが来てくれたのね!!」
隊員たちはライドマンが来た事に喜ぶ。
カリアム「お前は・・・フェナリナーサの子供の・・・・!!」
ライドマン「コリスの代わりに、俺がお前の相手になるぜ!」
カリアム「・・・・・・!!・・・・・・・!!」
カリアムはライドマンに斬りかかる。
ライドマン「ふん!!たぁ!!」
ライドマンは敵の攻撃をバック転で避ける。
そして、すぐにミドルキックでカリアムを蹴り付ける。
カリアム「・・・・・!?・・・・・・!!」
カリアムは痛みでさがるも、剣を素早く降って、ライドマンを斬る。
ライドマン「うわあぁぁぁ・・・・・っ!!?」
シュドー「ジャック!!」 テブリッシュ「援護する!!」
2機のスカイラッシュがレーザーバルカンでカリアムを攻撃する。
カリアム「・・・・・!・・・・・!?」 使徒は攻撃を受けてひるむ。
ライドマン「ありがてェ!!おらああぁぁぁっ!!!」
ライドマンはパンチでカリアムを殴った。
カリアム「・・・・・・・!!ソード・スパーク!!!!」
カリアムは剣の先端からの閃光を放つ。
ライドマン「うわああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」
閃光を浴びたライドマンはひるんで、さがる。
サキ「ジャック君!!頑張って・・・!!」
カリアム「死になさい・・・・っ!!」
カリアムはライドマンに斬りかかる。
ライドマン「やろぉ・・・!オキシジェン・ブリザード!!!!!」
ライドマンは気を取り戻し、オキシジェンブリザードを発射した。
カリアム「・・・・・・!!・・・・・・・・・!!」
ライドマンの必殺技・オキシジェンブリザードを受けたカリアムは、
苦しみながらも、消えていった。間一髪で逃げたそうだ。
つづく
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