コリスとモモはウルトラマンの石像と聞いて驚く。
テブリッシュ「うむ・・・。確かに、あの石像・・・・。
クリスタルに似ていたよなァ。」
シュドー「もしかして、クリスタルの正体は石像だったのか?」
イチゴ「でも、ちょっと待って。グランメアルドは、
クリスタルはコリスが想像した二次元の人物だって・・・・。」
確かに、クリスタルはコリスは架空したヒーローである。
だが、そのクリスタルに似た石像があって、
その石像と同化した事で、
コリスはウルトラマンクリスタルになれたのだ。
テブリッシュ「・・・・コリス。あの石像、知ってるか?」
モモは石像と関わりのあるコリスに聞いてみるが。
コリス「い、いえ・・・。し、知りません・・・・。」
どうやら、コリスも石像の事をわかっていないらしい。
シュドー「ええっ!?でも、おめェ・・・。
クリスタルに似た石像のところに行って・・・。」
コリス「確かに、僕はあの石像のところに行きました。
偶然として。初めて見た時は何が何だかわかりませんでした。
ですが、パパが言うには・・・・。」
コリスは王様がクリスタルの石像について語った事を皆に話した。
あの石像の正体は、は夢の国に現れた光の巨人だった。
巨人はクリスタルと名乗り、夢の国を守ろうと語ったのである。
しかし、人類の夢と希望が無くなりつつあったため、
その巨人は力を失い、石像となってしまう。
その巨人に宿った光が宇宙へと飛び去ったのである。
そして、コリスが新たな光として、巨人と同化して、
ウルトラマンクリスタルが誕生したのだ。
隊員たちはそれを聞いて動揺する。
隊員たち「・・・・・・・・・・っ!!」
コリス「・・・・以上が、パパが語ったクリスタルについての事です。
あの巨人はどこから来たのか、
どんな種族なのか、わからないんです・・・。」
シュドー「・・・・もしかして、M78星雲人の戦士か!?
もしかして、あの巨人は宇宙人かも知れねーぞ!」
テブリッシュ「いや、
あの巨人はウルトラマンティガと同じ3000万年前の、
超古代の巨人かも知れないぞ。石像と光がそのヒントだ。」
確かに、ウルトラマンにも色々と種族がある。
宇宙人であるM78星雲人のタイプと、
古代の地球に住んでいた超古代戦士のタイプ。
だが、他にも違う星に住む者、地球の意思、異星人が造った存在、
他にもいろんなタイプのウルトラマンがいるのだ。
コリス「・・・・残念ですが、どっちも違うと思います。」
シュドーとテブリッシュ「え・・・・?;」
二人は自身の予想が外れた事に残念そうになる。
サキ「確かに、あの巨人は人類の夢と希望がなくなって、
力を失ったと言うから・・・。もしかして、
彼も夢の国の住人かしら?」
コリス「それも・・・・わかりませんね・・・・;」
隊員たちはクリスタルの正体が一体何なのかと悩んでいた、
その時。
女性の声『残念ですが、巨人は夢の国の者でもありません。』
女性の声に、隊員たちは驚き、動揺していた。
イチゴ「い・・・今、隊長が喋りましたか・・・・??」
モモ「ち、違うわ!だ、誰な!?今、声をかけたのは!!」
モモは声を出した女性に向かっているように怒鳴る。
女性の声『私です。』 隊員たち「っ!!?」
隊員たちは女性の声が発した方向を見る。そこには、
眩い光に包まれた美しい女性であった。
その姿は眩しすぎて影のようにしか見えない。
コリス「だ、誰ですか!?あなたは・・・・!」
光に包まれた女性『私は・・・あなたやモモと同じ、
夢の国の者です。』
そして、女性を包んだ光が消えていき、彼女の正体が見えるように。
隊員たち「っ!!?」 隊員たちは彼女の姿を見て、驚く。
モモ「う・・・嘘!?ま・・・まさか・・・・!!?」
コリス「しゃ、シャドーさん!!!!!」
そう。光に包まれた女性はシャドーであったのだ。
シャドー「・・・久しぶりね。コリス君。モモちゃん。」
モモ「な、何で・・・あんたがここに・・・・!!?」
シャドー「・・・全ての真実を伝えるために、
夢の国の長から命じられたの。」
コリス「す、全ての真実・・・・!!?」
一方、とある町では、複数の男と女が楽しそうに歩いていた。
だが、電柱の陰からそんな平和を睨んでいるような影があった。
その陰の正体は、ザギレマサであった。
ザギレマサ『見てるが良い・・・・!地球人ども・・・。』
ザギレマサは右腕の刃の先端をキランと光らせる。
そして、ザギレマサは急に猛スピードで跳び出して、消えた。
すると、突然。若者たちがいきなり倒れ始めた。
彼らから血が流れている。
そんな彼らの前に、ザギレマサが姿を見せる。
ザギレマサ『クククク・・・・!思い知ったか・・・・。』
そう。ザギレマサは人間の目には見えない程のスピードで、
若者たちを両腕の刃で斬り殺したのであった。
つづく
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