ザギレマサは怪獣のような声をあげて、一瞬で消えた。
恐らく、瞬間移動などで人間界へ向かったのだろう。
グランメアルド「エスレズナよ。お前は例の場所へ行け!!」
エスレズナ「オ任セヲ・・・!ギイイイィィィィィ!!!」
エスレズナは悪魔の翼を羽ばたかせて、どこかへ飛んだ。
この城で残るのは、グランメアルドと女性の使徒だけとなった。
女性の使徒「・・・いよいよ最終段階に入りますね・・・。」
グランメアルド「ああ。この計画を遂行すれば、
地球は再び俺たち使徒が支配する時代が来る。
今度こそ宇宙の神に見返してやる・・・・!!」
グランメアルドは握り拳で怒りじみた表情でそう言う。
女性の使徒「・・・・・・・・・っ。」
その頃、DGCの隊員たちは既にアメリカにあった、
基地が使徒たちによって壊滅したため、
今は日本の東京湾に停泊しているオーシャンラッシュを、
拠点としていた。ブリッジで全ての隊員たちが集まっていた。
シュドー「それにしても、改めて見ると凄ェよな。」
テブリッシュ「コリスと隊長が夢の国から来たなんて・・・。」
隊員たちはコリスとモモがマリンナーサの姉弟である事を、
改めて感心していた。コリスは恥ずかしそうな表情をしているが、
モモは嬉しそうに照れていた。
モモ「いやぁwそれ程でもォ。」
サキ「人々に夢と希望を取り戻させるって、
辛そうだけど、頑張ってね。私たち、応援してるから♪」
サキはコリスに笑顔を見せる。コリスはさらに赤くなる。
コリス「は、はい・・・・/////」
イチゴ「あの・・・ちょっと聞いて良いですか。」
イチゴの質問に、モモが反応し、明るそうに聞こうとする。
モモ「はいはい。何でしょう?」
イチゴ「・・・・この星に存在していた夢の国って、
どんなところでしたか?この世界の歴史になさそうですが・・・。」
モモ「そりゃぁ歴史にはなかったわよねェ。何せ、
人間たちがその夢の国の事を忘れたんだから。」
イチゴ「その夢の国はどんな時代に存在したんですか?
人間たちは彼らと共存できたのでしょうか?」
モモ「えーっと。多分、人間たちが多彩な知識を持つように、
なったからかな?確か、古代の時代かしらね?」
シュドー「ええっ!?それじゃ、夢の国は、
太古の時代から存在したんですか!?
ローマの時代ですか!?」
テブリッシュ「だとすれば、
夢の国の人たちは古代人だったのですか!?」
隊員たちは古代から夢の国が存在した事に驚く。
サキ「どうりで人間の歴史にないと思ったわ・・・。」
コリス「夢の国と人間たちは共存してから、
平和な日々が続いていました。ですが、平和な時だけではなく、
冥界の怪獣軍団との戦争もありました。
何とか勝利できましたが・・・。」
コリスの言葉に、サキは一瞬、悲しそうになる。
サキ「そ、そんな事もあったなんて・・・!
夢に国にもいろいろ辛い事もあったのね。・・・でも、
平和な夢の国はとっても良いところだよね?」
コリス「はい。皆さんに見せてやりたい程です。」
シュドー「じゃあ、その夢の国、連れて行ってくれよ!」
テブリッシュ「興味津々だ!」
隊員たちは夢の国の素晴らしさを聞いて喜ぶ。
モモは笑顔で応える。
モモ「もっちのろんろん!人々の夢と希望を取り戻させてからね!」
サキ「・・・・っ!そうだわ。」
サキが何か思いついたような感じに、皆は注目する。
モモ「どうしたの?サキ。」
サキ「・・・・あの時、グランメアルドが見せたヴィジョンであった、
コリスが同化した、ウルトラマンに似た石像の事ですが・・・。」
モモ「石像・・・・?」 コリス「っ!?」
つづく
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