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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰音「D・・・・・・あなたの・・・・・・・負けです・・・・!」

D「ふ・・・・・ふははははははははははははは!!!!!!」

潮「何がおかしい!!?」

D「ククククク・・・・・!ついに時は来たのだよ。」

水城「時が来た・・・・・?ああ!!」  3人は驚いた。何故なら、Dの持つカプセルに異変が起きたからだ。

カプセルの液体の色が紫に染まり、異形の物体も黄色くなり、溶けていった。そして、

二つの色の液が交わり、やがて黒く染まった液ができる。そして、そのカプセルの開け口が開き、

Dがそのカプセルの液体を飲み始めようとしていた。

潮「カプセルの中が黒くなった!!」

水城「飲む気だわ!!」

D「これで・・・・・私が最強の戦士となり、お前たちなどぉ――――!」 その時、灰音が剣を投げ出した。

灰音「そんな事ぉぉぉぉ!!!!」 灰音が投げた剣がDの持つカプセルに突き刺した。

D「な・・・・・・・・・・・!!」 そして、カプセルを突き刺したまま剣は飛んでいき、ついに、壁に突き刺さった。

水城「やった!!」

潮「灰音・・・・・・・・・・。」  そして、灰音は走って、Dに近づいた。

D「こ・・・・こい・・・つぅ・・・・・・・・・!!」

パチン その時、灰音がDを平手で彼の頬を叩いた。

D「な・・・・・・・!この小娘・・・・・・!よくも・・・・・・!!」 しかし、灰音がDの両肩を掴み、こう叫んだ。

灰音「どうしてこの世から逃げようとするのよ!!!!」

D「う・・・・・・!!」

灰音「・・・・確かに・・・・あなたが、科学も・・・・人を幸せにするのも下手でした・・・・。

そのあなたを育ててくれた家族が死んだから・・・・・あなたの心は暗くなり、こうなったのでしょう・・・・。

でも、何故あなたが不幸なのかがわからない。でも、これだけはわかる・・・・・・。

あなたは・・・・・あなたなりに科学の力を平和に使いたかったんですよね。でも、できなかったから、

間違った方向に進んでしまった・・・・・・・そうですよね・・・・・。」 そう聞いたDは寂しい声で言った。

D「・・・・・ああ。私も子供の頃から科学の力で人々を平和な道へ導きたかった・・・・・!

だが、できなかった・・・・・。しかし、人をゾンビにして、永遠にこの世に存在させれば・・・・・、

人類は永遠に絶滅できずに済むかな・・・・・と・・・・。だが、今となってわかった・・・・・・。

お前の言うとおり、ゾンビにさせるというのは、人を殺すという事なんだな・・・・・・。

私は・・・・・・もう死にたい・・・・・・・。死んで・・・・全ての者に・・・・・償いたい・・・・・・・。」

謎の声「お前が死んだら・・・・・全ての者が許せるわけではない。」

D「な・・・・・・!その声は・・・・・・・・・!!」 灰音はDから離れ、後ろの方を見る。

灰音「ま・・・・・・・まさか・・・・!!」  4人の前に複数のSSP隊員と和仁がいた。

D「香宮・・・・・・和仁・・・・・・・・・!!!」

灰音「と、父様!何故こんなところに・・・・!!?」

和仁「すまなかったな。灰音。君がいち早く彼の間違った計画を止めてくれたとはな。」

灰音「あ・・・・・・はい・・・・・。」

D「和仁!!!!お前のせいだ!!お前があんな事をぉ!!」  Dは悲しみを込めて怒鳴った。

和仁「・・・・・・・まだわからないのか、D・・・いや、血宮昭二(ちみや・しょうじ)。」

灰音「ええ!?Dの名前って・・・・血宮昭二って名だったの!??」

潮「血宮昭二・・・・・・聞いた事ある。かつて、帝国学園で不幸の研究家だという噂が・・・・・・。」

水城「でも、その方は・・・・・卒業前、自宅の家事の後に姿をくらましたと・・・・・。」

灰音「それが・・・・・あなただったんですね・・・・血宮さん・・・・・。」

D「・・・・そうだ。・・・・和仁よ。あいにくだが、私には昔から友達がいなくてな・・・・・・。

私は・・・・いつでも友達を造れるように・・・そのためにも、DARK・ALIVE計画を実行してたかもな・・・。」

和仁「それは違う。あの時、私は君にこう言ったな?『君の科学では、幸せを掴めない。

科学とは人に夢や希望を与えるものだが、君の科学のは夢も希望もない。』と。

何故、あの時私がこう言ったかわかるか?」

D「・・・・・わからんな。君のあの発言によって私は科学を急ぎすぎたようだ・・・・・。」

和仁「・・・・君の科学が幸せをつかめないのは確か。君の科学に夢も希望もない。

ただし、その科学で私たちと言う友人を作り出す事ができたではないか。」

D「友達?お前が・・・・・・?」  そして、和仁の隣に舞加が来た。

灰音「か・・・・母様!!!」

D「君は・・・・・・舞加ちゃん・・・・・!!!」

舞加「・・・・・久しぶりだね。昭二さん・・・・・・。」  さらに、樹までもが来た。

灰音「い・・・・樹さんまで!????」

樹「やあ、昭二君!」

D「い・・・樹様!!・・・・何故・・・・あなたも・・・・!?」

灰音「何故・・・・・あなた方が血宮さんとの関係が・・・・・・;」

樹「灰音ちゃんにはちょっと難しそうな話らしいけど。」

舞加「私たちが高校生の頃、昭二さんはとある研究をしていたの。

彼は人を幸せにするために特殊なオルゴールを作っていた。でも、彼はまた失敗したと言って、

捨てたの・・・・・。私がその昭二さんの作ったオルゴールをさっそく聴いてみると、

凄く素敵な音がしました。」

樹「僕も舞加と一緒にそのオルゴールを聞いた。とても良い音だった。」

和仁「私も・・・・聞いてみた。素晴らしい音楽であったぞ・・・・・。」

和仁がそう言うと、銀色のオルゴールを取り出して、Dに見せた。

D「っ!!?こ・・・これは!私の作った失敗作!!!」

和仁「これでも、失敗作かな?」 そして、和仁はそのオルゴールを開けた。そこから、

もっとも素敵で優しいオルゴールの音色が聞こえだした。音楽も綺麗で素敵だった。

灰音「こ・・・・この音楽・・・・・・・。」

潮「・・・・綺麗・・・・・・・。」

水城「D・・・・いえ、血宮さんは・・・こんな素敵な物を造れたなんて・・・。」

D「・・・・・私はこのオルゴールを造った理由は、優しき音色で人々を優しくする事であった。

だが、音色は出せたのはいいが、肝心の人を優しくする方法がわからず、

結局、普通のオルゴールとなってしまった。」 Dは悩んでいる顔で言った。

舞加「普通でも・・・・・いいよ。」  舞加は優しい笑顔でそう言った。

D「え・・・・・・・・?」

樹「音色だけでも・・・・・僕たちの心は十分だよ。僕たちは君の事を大変尊敬しているよ・・・。」

和仁「血宮。君は昔、舞加や樹とはその後から友人のように付き合っていたようだな。

・・・・・君にはもともと科学など向いてなかったのだ。」

D「確かに・・・・私も・・・自分なんか科学に向いてないと思った・・・・・。」

和仁「だったら、もう科学などやめて、私たちの家に来て、音楽家として働いてくれ。」

D「音楽家だと?」

舞加「はい。あなたの考えた音楽は素晴らしく感動しました。私たちの家に来て、

これからも優しい音楽を作って、我が家の人々に幸せを与えてください・・・・・。」

灰音「・・・・母様の言う通り、あなたにも・・・・・優しさがありましたね。」

D「灰音・・・・・・・!」

灰音「・・・・・・あなたがもう一度、生きると誓えば・・・・・周りの人があなたのおかげで、

幸せになれるでしょう。だから、あなたも生きて。私たちも一緒に生きるから・・・・。」

D「ありがとう・・・・灰音・・・・・。」 Dはかつてない優しい笑顔で涙を流し、灰音たちも優しい笑顔になった。

そして、灰音たちは地上に戻った街は明るくみんな笑顔であった。そして石宮隊員も元気な姿で・・・・。

水城「灰音さん。潮さん。このたびはありがとうございました。」

灰音「いえいえ。私たちは・・・・単に事件に巻き込まれただけで。」

D「いや、いいんだ。灰音。本当にありがとう・・・・・。」

灰音「いえ。それは、父様たちに言ってください。あなたを認めてくれた父様たちに・・・・。」

D「そうだな・・・・。では、香宮邸でまた会おう・・・・。」 Dは静かに和仁たちの元へ歩いた。

石宮隊長「灰音ちゃん。潮ちゃん。君たちはこの世界の英雄だ。感謝する。」

灰音「・・・・私たちは英雄なわけがありません。」

潮「むしろ、奴の事件を止めた者、奴の心を動かした者たちが英雄だ。」

水城「灰音さん。ここでお別れになりますが・・・・いつか必ず会いましょうね!」

灰音「うん!今度は平和な日に・・・・それまで、お互いに生きていこうね!」

潮「また・・・・会えるといいな。」

水城「はい!!」

石宮隊長「行こう、金宮隊員。」

水城「はい!」 石宮隊長と水城が二人から離れてどこかへ去った。灰音と潮はそんな二人に手を振った。

灰音「潮・・・・・。戻りましょ!帝国学園に!」

潮「当然。」 二人も笑顔で走った。こうして事件解決とともに日本は平和となりました。

各都市で暴れまわったゾンビたちは全滅。人々は多いに喜んだ。

もう二度と、ゾンビが出現することはないだろう。そして、次の日・・・・帝国学園では・・・・。

生徒会室では、灰音と潮の昨日の活躍に高成たちが驚いていた。

高成「それにしても、凄かったなぁ。灰音に天宮。お前たちがSSPと協力して、

多くのゾンビどもを滅ぼしたとは・・・・・・。俺だったらどうするべきか・・・・・・。」

真栗「でも、ゾンビだけじゃねぇんじゃろ?ほら、超カンチョーゾンビやら・・・・。」

潮「超改造ゾンビだ。」

真栗「そそっ!いやぁ。奴らは恐るべし怪人だと昨日、聞いたばかりじゃから、

お前ら、もしかして超人かぁ?」

灰音「いやいやw私たちは単に生きる努力とともに戦ったのよ。」

まおら「それで、あのDって言う黒幕も・・・・普通の人間に戻ったって?」

灰音「ええ。あの人も・・・・・事件を望んで起こしたわけじゃないから・・・・。」

高成「そうか。しかし、二人とも、よく生きてくれた。」

まおら「まおらたち、心配しすぎで泣いてたんだから!」

潮「・・・・・ごめん。」

まおら「うんうん。生きてたから許すよw」

潮「・・・・ありがとう。」

真栗「・・・・・・それにしても恐ろしかったわぁ。もし、灰音たちが死んだら、俺らも死んでたわ。」

高成「死ぬ事を恐れてこそ、必ず生きようと努力するんじゃないのか?」

灰音「ええ・・・・・。高成様、みんな。これからも・・・・生きていこう!みんなが幸せな日々のままで!」

潮「当然。」

まおら「おっけー!」

真栗「当たり前じゃ。」

高成「ああ。みんな、これからも生きよう。二度と悲しみが増えないように・・・・・!」

灰音「はい!」

みんなはとっても笑顔であった。こうして、恐るべしDARK・ALIVEプロジェクトは、

黒幕のD、ドクターダストこと血宮昭二の改心により、終わりました。

それにしても、恐ろしい計画でしたね。ゾンビたちを最強の怪人にして、

この世界を怪人世界にしようとは、しかしご安心ください。もうゾンビなど現れませんから・・・・。

そうです。生きてるという事は素晴らしい事です。たとえ死んでも生まれ変われば、

またこの世で生きていられる。だから、貴方達も安心して生きてください。

頑張って生きれば、そこには、幸せな事が・・・・ありますから・・・・・・。

この物語はフィクションです。

HAINE・DARK・ALIVE  完

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