そして、チャズは目の前にいる者の正体を知った。だが・・・。
その者が凶悪な爪が生えていた右手を振る。チャズを殺す気だ。
一方、ガムロとその部下たちは、
大勢のミューティーアニマルたちと戦っていた。
ここは毒の水上が溢れていた、ガムロたちは一本道の足場にいる。
ウサギに似ていて、目が無数あるミューティーラピットがガムロを襲う。
ミューティーラピット「グギャアアアアァァァァァゴオオォォォ」
ガムロ「ぬぉらあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ガムロが強烈なパンチでラピットを殴り飛ばす。
ミューティーラピットは毒の水に落ちて、ドロドロに溶けてしまう。
今度は顔が二つあるオウムの、コッカテイルが空中から迫る。
ミューティーコッカテイル「ガギャギャギャギャギャギャギャギャン」
ガムロ「む!?ガムロンファイヤー!!!!!!」
ガムロはそのコッカテイルをガムロンファイヤーで撃ち落とす。
ミューティーコッカテイル「ガギャギャン」
攻撃を受けた怪物も毒の池に落ちる。
後ろでは、サソリ型のミューティースコーピオンがいた。
4の腕のハサミで2、3人のブレンティメンバーを切り裂く。
ミューティースコーピオン「ビシャアアアアアァァァァァァ」
ブレンティメンバー「うわああぁぁっ!!」 「ぎゃああぁぁぁ!」
バズーカを持ったメンバーの男が、そのスコーピオンを攻撃する。
スコーピオンは顔を攻撃されて、倒れた。さらに。
ブレンティメンバー「えぃ!!!」 「おらああぁぁぁっ!!」
他のブレンティメンバーたちも剣やヤリ、斧などで、
目も足も6つあるカメレオン型のミューティーカメレオンを突き刺していた。
ミューティーカメレオン「グワアアアアアァァァァァァァ」
そのカメレオンも多くの刃に刺されて、絶命した。
身体が人間に近いミューティーバッファローがガムロと格闘する。
ミューティーバッファロー「グオォッ!!グオオオオォォォォ!!!」
バッファローはパンチで打撃するが、ガムロは右腕でガードする。
さらに、敵は素早くキック。ガムロはそれを避けて反撃する。
ガムロ「ふん!!たぁ!!」 ガムロはバッファローの顔を殴る。
ミューティーバッファロー「グアアァァ!!グルルルル!!!」
だが、バッファローは倒れない。だが、後ろから新たな敵が迫る。
モグラ型のミューティーアニマルで、顔にドリルが付いていた。
名はミューティーモウルと言い、4足らしい。地面の中から突き破って現れた。
ミューティーモウル「ガアアアァァァァオゥ」
ガムロ「むっ!?とああぁぁぁ!!」
ガムロはそれに気づき、素早いパンチでモウルを殴り飛ばす。
モウルが倒れると同時に、
毒水からエイ型のミューティーアニマルが出てきた。
エイそのものの姿に獣の顔が付いただけのミューティーレイだ。
ミューティーレイ「プオオオオオォォォォ・・・・ン」
レイとモウルが一斉にガムロに襲いかかる。ミューティーモウルが、
ドリルを回して、ガムロを串刺しにしようと襲いかかる。
ガムロ「むむっ!?とぉ!!」 ガムロはジャンプして、敵の攻撃を避ける。
そして、そのままミューティーレイに近づくガムロは、
その怪物にキックを繰り出す。
ガムロ「はあああぁぁぁぁっ!!!」
ガムロに蹴られたレイは物凄い速さで、
毒水に落ちる。致命傷で死んだらしい。
ガムロ「うぉりゃああああぁぁぁぁぁ!!!!」
さらにガムロはモルのところに急降下し、その敵を強く殴る。
ミューティーモウル「ゲオオオオォォォォォ・・・・ウ」
モウルは重い打撃を受けて血を吐いて倒れる。
次は再びバッファローが襲いかかる。
ミューティーバッファロー「グオオオオオオオォォォォォォォ!!!!!!」
ガムロ「っ!!ガムロンファイヤー!!!!!!」
ガムロの必殺火炎を受けたバッファローは爆発して、粉々になる。
後ろにいたサラセニアに不気味な、
人型の顔が付いたミューティーサラセニアも巻き込まれる。
ミューティーサラセニア「キパパパパパパ・・・・・ッ」
炎上するサラセニアは倒れて、灰となってしまった。
ブレンティメンバー「ガムロさん!!後ろからどんどん敵が・・・っ!!」
ガムロ「何・・・っ!?チャズめ!こんな多くのミューティーアニマルを!」
ガムロはそう聞いて驚き、後ろを向く。その後ろにあった通路から、
多くのミューティーアニマルが出てきた。クモ型やコウモリ型はもちろん、
毒花型、オオカミ型、トンボ型、ゴキブリ型、
フクロウ型、イグアナ型、ヘビ型、他数名も。
周りの毒水からカジキ型、イソギンチャク型、
ウナギ型、フグ型、ピラニア型、他にも。
まずは、身体中に目が無数にあり、口が人間に近いミューティースパイダーと、
足がなく、全身が全く黒いが、
目が黄色く光っているミューティーバットが迫る。
ミューティースパイダー「コウウウゥゥゥゥ~オオォォォウゥゥゥゥッ」
ミューティーバット「キキキキキキキキキイイイイィィィィィィ!!!!!」
大勢のブレンティメンバーが一斉射撃で、
迫るスパイダーとバットを足止めする。
ブレンティメンバー「ガムロさん!!
ここは我々に任せて、あなたはチャズを!!!」
ガムロ「わかった・・・!死ぬなよ!!!」 ガムロは急いで道を走った。
そして、チャズのアジトがある通路へと入って行った。
ガムロは今、とても暗く大きな通路を歩いていた。そこには、
大勢のミューティーアニマルとミューティーヒューマンの死骸があった。
ガムロ「こいつら・・・。まるで、誰かに殺されたみたいだな。
もしかして、
誰かが先に、チャズのところへ向かったのか!?おっ!?」
ガムロは通路に先にあるドアが、
開いているところから火が燃えている事に気づく。
ガムロ「こ・・・・これは・・・・・!!!」 ガムロはそのドアのところへ走る。
そこに近づくガムロは、開いているドアの中を見て、驚く。
ガムロ「おおぉぉ・・・・・っ!!!」
そこは何と、チャズの部屋だった。パソコンが壊されて燃えている。
そして、チャズが血まみれになって倒れていた。チャズは死んだ。
いや、殺されたのだ。彼の前にいる黒き者に・・・・。
ガムロ「っ!!き・・・貴様は・・・・・!!」
ガムロはその者の姿を見て驚く。その彼の顔は・・・バンジョーに似ていた。
彼に手にはジグソーが。恐らく、チャズから奪い取っただろう。
ガムロ「まさか・・・・!お前が、倒したと言うのか・・・・・!?」
別の通路では、プルレスたちがいた。彼らはさっきのクランカーの大声で、
立ち止まって、耳を塞いでいた。だが、
その大声が収まり、普通に歩いている。
ユミ「一体・・・・なんだったのかしら?今の騒音は・・・。」
ユミはその騒音に少し怒っていた。
テル「恐らく・・・・クランカーの仕業だろう。
ここは、奴の部屋に近いからな。」
プルレス「えっ!?もしかして・・・!
クランカーのところに向かってるの!?」
プルレスは不安そうにそう言う。
ミル「・・・・かも知れないわね。でも、今はグランティの奴隷になってるし・・・。」
ミクス「奴隷って、何だか可哀想・・・・・。」 ミクスは切なくそう言う。
ユミ「とにかく、そのクランカーのところに行きましょ。
何かわかるかも知れないし。」
そして、一行は走った。クランカーのところへ。
クランカーは大声を止めていたが、今でも口を大きく開けたままだ。
グルウプ「ブクブク・・・・。だ、大丈夫か?クランカー。」
そして、クランカーは口を閉じて、静かにしゃべる。
クランカー「う、うん・・・・。治った。虫歯が治ったんだ・・・・っ!」
クランカーは涙を流しながら、喜んでいた。さっきの大声は、
奇跡が起きたと感じた時の歓声だったのだ。グルウプも微笑んで頷く。
グルウプ「ブクブク。ブクブク。やはり、こいつらは良い人なんだな。」
グルウプは上を向いて、そう言う。そこには、
空を飛んでいるカズーイとボトルズを抱えてるバンジョーがいた。
つづく
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