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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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その町の公園では、子供たちが元気に遊んでいるが、どこか寂しい感じがしそうな雰囲気であった。

サキ(・・・・・・・子供たちがこんなに楽しく遊んでいる。・・・・・でも、中には・・・・・。)

サキはちらっと右の方を見てみる。そこに多くの子供たちがいた。

しかし、何故か一人だけ泣きそうな男の子がいた。その他の子たちはその子の冷たそうだ。

男の子「お願いしま~す。僕を仲間に入れてくださ~い!」

他の子たち「やーだよっ!!」 「誰がお前なんか入れてやるか!」

「お前はすぐに泣くから相手にできるかっつーの!」 「お前は一人の方がいーんだろ?」

「じゃあ、みんな行くかw」 そう言って他の子たちは男の子から離れていった。

男の子「・・・ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

男の子は相手してもらえず泣いてしまう。それを見たサキはさらに左の方を見る。

そこにも子供がいっぱいいて、野球とかしていた。しかし、一人だけ何故か怒りっぽかった。

怒りっぽい男の子「おぉい!!何やっとんか!!!」

男の子は怒り狂ったような声でミスした子供に注意した。

ミスした子供「でも、相手のチーム強いから無理だよ・・・・・・。」

怒りっぽい男の子「うるさいっ!!さっさと俺たちの有利にしろよ!!」

そして怒りっぽい子供の仲間がボールを投げると、相手チームがバットを振って、

そのボールをカキンと打った。ボールは高く飛んでいる。

怒りっぽい男の子「ピッチャー!!いけんよ!!!?」

外野手の子「あ!俺が取る。」 外野手の子供がボールを取ろうと走る。しかし・・・・。

怒りっぽい子供「どけぇっ!!おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

すると、怒りっぽい男の子が物凄い速さで走りだし、キンタを追い越し、ボールを取ろうとした。

しかし、ボールは公園の外に飛んでしまった。もはやホームランと言っていいだろう。

怒りっぽい男の子「なんでホームランなんだよ!!!こんな事できるガキなんていねぇだろーがっ!!

なんとか言えよ、てめーら!!文句あるなら許さんぞ!!!!!」

怒りっぽい男の子の仲間の誰か「でも、どちらかと言うと、俺らの負けじゃね?」

怒りっぽい男の子「貴様・・・・・!わああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

怒りっぽい男の子は自分たちが負けたので、泣き叫んだ。それをも見たサキはこう思っていた。

サキ(・・・・・あの子もきっと、独りぼっちだと思っている。まるで、

何かうまく行かないと、仲間外れにされると思うように。子供は誰もがタブーな気持ちを持つ。

その気持ちがどれくらい壊れた大人になるのだろう・・・・。私のように・・・・。)

サキはそう思うと、公園から出た。しばらくアスファルトの上を歩くと、

またまた泣きそうな男の子と頑固そうな母がいた。サキはその親子の様子を見ることに。

男の子「ね~ママ~。いつ帰るの~??」

母「ちょっと待ってねぇ・・・・。次の店探してるから。」

男の子「次の店ってなーに?もういっぱい買い物したじゃないの?とにかく早く帰りたいの~。」

男の子は早く帰りたがっていた。しかし、その男の子の隣に気が荒そうな青年が通りかかってきた。

青年「くそぉ・・・・・!!!」 その青年は泣きそうな男の子を理由もなく蹴った。

男の子「ひっ!う・・・う・・・・うええええええぇぇぇぇん!!!えええええええぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

サキ「ち・・・・・っ!!」 サキは罪のない子供を蹴った青年を許せず、彼に突っかかろうとした。

まだ高校生くらいの青年が親の前で子を蹴った。それを見た母は当然・・・・。

母「ちょっとぉ!うちの子になんて事を・・・・・!!」 母は自分の子を蹴った青年に怒る。しかし・・・・。

青年「は?誰に向かってなんなの?その口の聞き方は。」 青年は涼しい態度で言いながら、

ポケットから何かの手帳を出した。その手帳を開くと、青年の顔写真と、

その下の面には自分のプロフィールや国際防衛科学局のマークが描かれていた。

青年「俺、国際科学防衛局の宇宙観測スタッフの一人だから。」 それを聞いた母は・・・・。

母「っ!まあ!これはこれは・・・・。すみませんでしたぁ。」 急に青年に接するようになってしまった。

男の子「なんで蹴ったんだよ!!」 しかし、子は納得いかず、青年に怒る。

母「偉い人になんて事言うんかね!!!!!」 すると、母が突然、子の頭を叩いた。

男の子「うえええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 子はまた泣いた。

母「すみません、うちの子が自己中で・・・・。」 青年「ふーん。」

青年は泣いてる子などどうでもよかったらしい。それを許せないサキがついに・・・・・。

サキ「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」  怒りとともに走ってきたサキが、

青年を平手打ちした。今のサキは普通のサキとは何かが違うように見える。

青年「いって~!!何すんだこのガキ!!!」

サキ「DGCのサキよ!!あなたはその子に謝るべきよ!!」

青年「は?そんな気ねーし。」

サキ「じゃあ、なんでその子を蹴った!!??」

青年「俺は今、イライラしてんだよ。人はイライラしてる時、うざいのを嫌がるが当たり前なんだろ?」

サキ「く・・・・・・っ!!この・・・・・・!!」

青年「・・・・・・やっぱ調子よくねーわぁ。よそのとこ行って、誰かぶん殴るわ。」

青年はそう言うと、サキから離れて、どこかへ行ってしまった。

サキ「・・・・あんな男に・・・・科学局の一員が勤まるものか・・・・・!!っ!」

サキは男の子の方を見る。しかし、男の子はサキに怯えるように母の後ろに隠れこむ。

母「・・・・この女、怖いわね。もう帰りましょ。」 母はそう言うと、子を連れ帰るように去って行った。

サキ(・・・・・・私は子供の前で大人を殴ってしまった・・・・。こんな私じゃ、

子供が怯えて当たり前だもんね。) サキは青年を殴った手を見て、後悔していた。


その頃、空からロケットのような物が物凄い速さで落下してきた。

これは・・・・MA1号だ。MA1号が地上に落下しようとしているのであった。

ヒュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・ドオォォォン  MA1号はとうとう、

とある街に墜落してしまう。MA1号は一つのビルと衝突したので、そのビルが粉々に崩れていく。

MA1号は地面につき立てている。それを見た人々はMA1号から離れようと逃げ惑っていた。

「わ~!!ロケットが落ちたぞおぉぉ~!!!」 「何するかわからないぞおおぉぉぉ~!!!!」

そして、MA1号から謎の黒い煙がみるみると出てきた。この煙は一体なんだ!?


町では、サキが一人だけ寂しく歩いていた。その時、彼女のポケットから携帯電話の音が鳴った。

サキはそれに気づいてポケットから、携帯電話を取り、電話の相手と電話する。

サキ「はい。サキです。」

コリス『こちら、コリス!至急、DGC本部へ戻ってください!!』

サキ「え?!了解!!すぐ行くわ!!」


かくして、DGC本部の司令室に、サキが来て、隊員全員が揃った。隊員たちの前に、モモがいた。

モモ「G地区にて、謎のロケットが墜落したとの情報が入ったわ!!

そのロケットの正体はなんと!MA1号だったのよ!!」

シュドー「な、なんですってぇ!!?」

テブリッシュ「MA1号が墜落してしまうなどと・・・・。どこか壊れたところはないのでしょうか?」

イチゴ「でも、MA1号は最新型なので、いかなる状況でも、故障する事ないのでは・・・・?」

モモ「・・・・と、なると。昨日、MA1号は惑星の住人たちに弄られたってわけね。」

コリス「弄られたって!?」

モモ「街の住人の情報によれば、MA1号から正体不明の黒いガスが放出されているらしいわ。

MA1号にそんな機能はない。これはあきらかに遊星人が改造したと思われるわ。

あなたたちはこれより、新メカ、【コプター・ラッシュ】で偵察に向かいなさい!!!」

隊員たち「了解!!!」

DGCの新メカ、コプター・ラッシュとは、DGC専用のヘリコプターである。

一見は輸送ヘリか戦闘ヘリに似ているような形をしていて、もちろん空は飛べる。

スカイラッシュとは違い、隊員が何人でも搭乗する事ができる。しかし、

攻撃武装はあまり少なく、機関銃くらいしかないが、いつかは他の武装も、

付いてくる。そんなコプター・ラッシュの発射場は基地の付近にあり、

コリス、シュドー、テブリッシュ、サキ、イチゴがコプターラッシュに乗った。

イチゴ「コプター・ラッシュ、発進!!」 コプターの操縦をイチゴが担当する。

そして、ローターが回りだし、次第に空を飛んでいき、そのまま現場へ急行した。


そして、コプター・ラッシュはG地区の上空を飛んできた。

そのままMA1号のところに来た。MA1号の周りには黒い煙が漂っている。

この煙はMA1号から出している。コプターラッシュはそのロケットに徐々に近づく。

シュドー「うひょおぉ~!!ロケットから黒い煙が湧き出てやがる・・・・・!」

テブリッシュ「この煙・・・・・!何か嫌な予感がする・・・・・!!イチゴ!

MA1号から噴出している黒い煙をサーチしてくれ!!」

イチゴ「了解!!サーチします!!」 イチゴは青いボタンを押す。

すると、操縦席の前の小型スクリーンに画面が出てきて、MA1号と周りの黒い煙が映される。

さらに、画面の中で黒い煙とMA1号から様々なウィンドウが次々と出てくる。

その数々のウィンドウには、目標のステータスや情報などがあるのだ。イチゴは真剣にそれらを見る。

コリス「どうですか?イチゴさん。」

イチゴ「うん・・・・・。この煙・・・・どうやら宇宙のワイリー星の物質でできているらしいんだ。

それ以外はまだわからないから、まだ他は解析中。・・・・・あれ?」

サキ「どうしましたか?」

イチゴ「・・・・・途中でほとんど解析不能になってしまって・・・・・。」

シュドー「なんだってぇ!?」 イチゴの言う事は正しく、画面には『解析不能』の文字が出ていた。

テブリッシュ「ワイリー星とやらの物質・・・・・。もしかしたら、我々地球人より、

遥かに優れた科学力を持っているかも知れないな・・・・・・。」

イチゴ「・・・・・こうなれば地上に降りて、自分たちで調査するしかありませんね。」

コリス「僕が行きます!!」

サキ「コリス君が!?」

シュドー「できるのか!?」

コリス「やってみますっ!(この煙の中・・・・何か危険すぎる・・・・!

魔法でバリアを張った方がやりやすい・・・・・・。)」

テブリッシュ「わかった。イチゴ!コプターを着陸させるんだ!!」

イチゴ「了解!!!」 こうして、コプターラッシュは地上に着陸した。

つづく

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