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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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光次郎たち3人は階段を上り、3階につく。そして、廊下を急いで走り、

302号室のドアのところについた。

光次郎「ここに桜ちゃんが・・・・・・・。」

野沢「っ・・・・・・・・。」

清水「入るわよ。」  清水がドアを開け、3人は302号室に入った。


302号室はいわゆる病室である。そこに、ベッドの上で眠っている桜の姿があった。

その姿はあまりにも無残であった。まるで、身体全身に包帯を巻いているようであるが、

顔などは露出していた。今の彼女には笑顔と言う表情がなく、眠っていた。

口にはマスクを付けてあり、それで、呼吸する事により、生きているか確認されているようだ。

光次郎「っ!!?さ・・・・・桜ちゃん・・・・・・?」

光次郎が驚くまでもない。大切な人がこんな目にあってしまったからだ。

光次郎「桜ちゃん!!!」

光次郎は桜に近寄った。野沢や清水も彼女に近づく。

光次郎「桜ちゃん!!桜ちゃん!!!」 光次郎は何度も彼女の名を叫ぶ。桜に目覚めて欲しいからだ。

清水「落ち着いて、光次郎君。」

光次郎「これが落ち着かずに入られますか!?桜ちゃんが・・・・・・・!!」

野沢「・・・・・大丈夫だよ!桜ちゃんは・・・・・・桜ちゃんは・・・・・・。」

野沢が切なそうに言う。彼女も桜が死ぬわけないと信じているからだ・・・・・。

清水「とにかく、看護婦が今、月野の容態を調べているわ。

でも、月野の怪我がとても重症だった場合、元通りになる事は・・・・・・。」

光次郎「そ・・・・そんな・・・・・・・!」

野沢「なんでこんな事言うの!?」

清水「私だって、月野には生きて欲しい・・・・・。でも・・・・・現実はどうなるか・・・・・・!」

清水は震えている手を握り締め、悲しげな表情をしていた。彼女も桜を心配しているのだ。

野沢「し・・・・清水さん・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・桜ちゃん・・・・。」


一方、高町邸の和室では、あかりがメイド服を脱ぎ、全裸で布団で横たわっていた。

しかし、あかりは呼吸しづらいように喘ぎ、胸を押さえ込んでいた。

どうやら、マリオネット回路に限界が近づいてきたようだ。

あかり「あっ。あぁ・・・!ああ!!あ。あ・・・。あ!ああ・・・あう!あ!はぁ・・・っ!」

そして、あかりの左胸のクリスタルから電気が放電されている。クリスタルからも悲鳴をあげているようだ。

あかり(も・・・・・もう・・・・駄目・・・・・!もうすぐ・・・・・私・・・・私・・・・・・!!)

胸の苦痛に苦しむあかりの目から涙が流れ始めた。

しかし、その苦痛が終わることなく、徐々にショートしている回路から煙が少し出ていた。


一方、春日と日向隊長はSSP本部にいて、そこの廊下を一緒に歩いていた。

どうやら会議は既に終わっていたらしい。

日向隊長「・・・・・・結局、会議は終わり、デスナイトの日本支部の攻撃は決定されましたわ。

ですが、私は何か不安があるのです。前のシャーマニック・ツァルトが出現した日、

マリオネット・ライターは何故か苦しそうでした。胸に苦痛を感じてるように見えました。」

春日「ええ。あなたもその戦いを見たのですね。私たちも確認してあります。

それにしても、彼女が胸に苦痛を・・・・・。ん?そういえば・・・・・・・・。」

日向隊長「なんでしょうか?」

春日「秋田学園の卒業式の日で、時々胸を痛むと言う女性がいましたね。

確か・・・・・あかりさん・・・・・だっけ・・・・・?」

日向隊長「そうですか・・・・あかりさんと言う女性ですか・・・・・。あかりさん・・・・・・。

あかりさん・・・・・・?まさか・・・・あのあかりさんですか!?」

春日「っ!?いきなりどうなさいましたか?日向隊長・・・・。」

日向隊長「もうお会いになりましたのね・・・・・!あの人に・・・・・!」

春日「え、ええ・・・・・。あの娘の事・・・・知ってますか?」

日向隊長「ええ。・・・・あの人は・・・・・実は・・・・・・!」


一方、デス・ナイト日本支部のアジトでは、佐野山が柴の話を聞いていた。

佐野山「そうか・・・・・・。浅倉とデンジャラス・アタッキーが、

マリオネット・ライターを探して抹殺しようと・・・・・?」

柴「はい。デストロイ・スラッシャーからの話によれば・・・・・。」

佐野山「クククククククククク!悪くはないだろう。ジェノサイド・シーザー!」

ジェノサイド・シーザー「はい。」

佐野山「ついに、お前もジャンボ・アップする時が近づきつつある。

さあ、さっそく準備に取り掛かるのだ。」

ジェノサイド・シーザー「了解。必ずやこの世界をあなたの物にして差し上げます・・・・・・!」

ジャノサイド・シーザーと佐野山は笑みを浮かべた。かなりの余裕の表情と言っていいだろう。

佐野山「そうだ。ついでにデストロイ・スラッシャーにも攻撃命令を出すとしよう・・・・!」

ジェノサイド・シーザー「残りのジャンボロイドはどうしましょうか?」

佐野山「うむ・・・・・・。他のジャンボロイドか・・・・・・。彼女たちの数はもはや、

少数だからな。それに、あの者たちの性能は弱い。この基地の防衛をさせておこう。

もし、デンジャラスアタッキーがマリオネットライターを倒せた場合、

もはや我々を妨害する者はいなかろう・・・・・ふふふふふふふふふ!!」

ジェノサイド・シーザー「ですが、SSPがこのアジトに攻めて来る事があります。」

佐野山「ふっ。その時は頼んだよ、相棒w」

ジェノサイド・シーザー「お任せを・・・・・。」

佐野山「たとえ、私が死のうとも、奴が私の後を継いでくれる・・・・・・!

後の奴の戦力が楽しみだ・・・・・はっはっはっはっはっはっはっはっは!!」


とある街では、桐原が歩いていた。しかし、彼は空を見上げながらこう呟いていた。

桐原「・・・・・・ついに来るか・・・・最後が・・・・・・・・・・・・。」


病院の302号室では、光次郎たちが桜を見ていた。そこに、医者の先生と二人の看護婦が来た。

光次郎「っ!先生・・・・桜ちゃんは・・・・どうなるのですか!?」

光次郎は先生にいきなり聞く。すると、先生は冷静にこう言った。

医者の先生「うむ。・・・・・この娘の体は・・・・とてつもなく、壊れている。」

光次郎「壊れているですって!?」

野沢「まさか・・・・・・・!!」

医者の先生「うむ。恐らく、最悪な場合、死ぬかもしれん。」

光次郎&野沢「っ!!!?し・・・・・死ぬ・・・・・・?」  二人はこれを聞いて驚き、震える。

清水「・・・・・・桜の容態はどうだったんですか?」  清水は冷静に先生に聞く。

医者の先生「・・・・身体中がまるで殴られたかのようだが、酷い重症であります。

そのせいで、彼女の身体中の骨はほぼ折られています。特に・・・・・・。」

医者の先生はそう言いながら、レントゲンの写真を光次郎たちに見せた。

どうやら、桜の胸の骨が写されていた。しかし、デンジャラスアタッキーに殴られ続けたせいか、

彼女の胸の骨が粉々になってるかのように見えた。

光次郎たち「っ!!???」 3人はこれを見て、さらに驚いた。

医者の先生「特にこの胸が酷くやられている。ここの骨がやられたあげく、

内臓にも影響が出ているはずでしょう。それによって、呼吸することはもちろん、

心臓の動きにも問題が・・・・・・。」

野沢「そ・・・・それじゃ・・・・桜ちゃんは・・・・・!?」

医者の先生「まだわかりません。ですが、今は安静が必要なのです・・・・。それでは・・・・・。」

医者の先生がそう言うと、二人の看護婦とともに、部屋から出て行った。

光次郎はゆっくりと桜に近づき、両手で彼女の手をとる。

光次郎「桜ちゃん・・・・・ごめん・・・・・・・。」

光次郎の目から涙が溢れた。

光次郎「本当にごめん・・・・・・・!さっき、君が僕を信じてくれたのに・・・・・・!」

光次郎の頭に公園での桜の言葉がよぎった。

桜『私は・・・・あなたを信じている。もし、私がピンチになった時に助けてくれるって・・・・。』

光次郎「でも・・・・・できなかった・・・・・・!僕はやっぱり駄目人間なんだ・・・・・!

信じてくれた人を裏切ってしまう・・・・・昔だって・・・・・今だって・・・・・・・・。

でも、ごめん。僕は・・・・・君を守れなかった・・・・・・。守ることができなかったんだぁ!!」

野沢「光次郎君・・・・・・・・・。」  野沢も涙を流し、清水も目から一粒の涙を流す。

光次郎「でも・・・・・・死なないで・・・・・!僕も・・・・・君に恋しているんだ・・・・・・。

真奈美ちゃんにも恋したけど、彼女はもう死んでいるんだ・・・・・・。

だから、生きて。生きて・・・・・・もう一度、僕の顔を見て・・・・・・・!」

光次郎は涙を流しながらそう言った。そこに、清水が彼の肩に触れ、優しくこう言った。

清水「・・・・・・優しいんだね。光次郎君。その優しさなら、きっと・・・・月野も元気になるはずよ・・・・。」

光次郎「うっ・・・・ぐす・・・・・・。でも・・・・僕は・・・・・・・。」

野沢「・・・・・責めなくてもいいよ、自分を・・・・・。あなたは今でもこうして涙を流して、

桜ちゃんを心配してくれてるじゃない。だからね・・・自分を責めないで。

信じて、自分の優しさを・・・・・。そうすれば、きっと桜ちゃんもわかってくれるよ。」

野沢が笑顔でそう言うと、光次郎はさらに、涙を流して応えた。

光次郎「はい・・・・・・。わかりました・・・・・・・。うう・・・・っ。」

野沢は光次郎に近づいて、彼にハンカチを見せた。

野沢「さ、涙を拭いて。」

光次郎「はい・・・・・・・・。」  光次郎は野沢からハンカチを貰い、それで涙を拭いた。

清水「・・・・・どうやら、あなたの優しさが・・・・光次郎君に勇気付けたかも知れないわね・・・・・。」

野沢「そんな清水さんも優しいじゃない。だって、あなたもちゃんと涙を流しているもん。」

野沢の言うとおり、清水の目から涙が流れていた。清水はこれに気づき、手で涙を拭こうとする。

清水「っ・・・・・・・。」

野沢「桜ちゃんもきっと思ってるわ。皆が笑顔で幸せでありたいって・・・・。

だから、私たちも・・・・笑顔にならなきゃ・・・・・・・。」

清水「・・・・・ええ。一番優しいのは、月野だからね・・・・・。」

光次郎「・・・・・桜ちゃん・・・・・・。僕は・・・・・・・!」

光次郎は手を握り締める。どうやら何か決心をしたらしい。そして、彼は清水の方に顔を向く。

清水「?」

光次郎「清水さん・・・・・いえ、清水隊員。僕を・・・・・SSPに入れてください!!」

清水「光次郎君・・・・・・・。」

野沢「じゃあ・・・・本当に私たちと一緒に・・・・・・・!」

野沢が言ってる途中で、急に清水の携帯電話が鳴り始めた。清水は電話をする。

清水「こちら、清水。」 どうやら相手は春日であるらしい。

春日『清水、野沢。二人とも、至急、基地に帰って。大事なお話があるらしいわ。』

清水「わかりました・・・・・・・。」  清水は携帯電話を切った。

野沢「何かあったの?」

清水「うん・・・・・。光次郎君。」

光次郎「はい。」

清水「ごめんなさい。急に基地に戻らなきゃいけなくなったの。悪いけど、

今はまだ君を基地に入れる暇はないと思う。」

光次郎「それでもいいんです。僕も・・・SSPに入隊できるのが今すぐなんて思ってませんから。」

野沢「ごめんね。もし、君がSSPに入隊できたら喜んで歓迎してあげるからね。」

光次郎「はい・・・・・・。」

清水「いつかは必ず、君がSSP隊員になれるように隊長に相談してみるわ。

行きましょ、野沢!」

野沢「はい!!そうだ、光次郎もこの病室から出るよね?」

光次郎「はい。・・・・・・桜ちゃん、ごめん。また来るから・・・・・・。」


3人は病院から出て、清水と野沢は基地へ帰ろうと走り、

光次郎も家に帰ろうと彼女たちとは違う方向へ走った。

光次郎(・・・・・・・・あかりさん・・・・・・。)  光次郎はあかりを心配していた。


一方、秋田町では、浅倉とデンジャラス・アタッキーがついに高町邸の前に来た。

つづく

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キッチンに入った光次郎はテーブルにある食べ物を見た。

スパゲティとロールパン2個が皿に置いてあった。光次郎は椅子に座り、テーブルの前で食事をとる。

光次郎「・・・・・いただきます。」  光次郎は橋でスパゲティをゆっくりと食べていた。

その後にロールパン一個を一口で食べる。しかし、彼は食事をしている間に、

あかりの事を考えていた。

光次郎(・・・・・・やっぱり変だ・・・・・・。あかりさんは急に僕の前に倒れそうになった。

それに、和室で休むとも言った。あかりさん・・・・・何かの病気かな・・・・・・。)


SSP本部の会議室では、春日、日向隊長ら各分隊長たちが集まっていた。

今回の会議はDEATS・NIGHT日本支部をどう叩くかである。

隊長たちの前のモニターに地獄谷にあるデスナイト日本支部の基地が移されていた。

第1分隊長の男「このように、奴らのアジトは地獄谷にある。

我が第1分隊は総力を上げて、この基地を攻撃したいと思う。皆さんはどうしますかね?」

日向隊長「・・・・・・私は、その間にジャンボロイドたちが一斉に都市を攻撃するかと思います。

私たち第2分隊は念のため都市の警備にあたります。」

第5分隊隊長の男「私も万が一に応えて、部下に都市の警備をさせましょう。」

第4分隊の女性「私はランド・バーナーにアジトを攻撃させるつもりです。

ジャンボロイドはマリオネット・ライターが倒してくれるでしょう。」

第9分隊長の男「しかし、もしも、マリオネットライターが倒れたらどうするのかね?」

第3分隊長の女性「そのためにも、我々SSPも計画を順調にしなければならないでしょう。

私はマリオネット・ライターの援護をする班や敵アジトを攻撃する班にあたります。」

第7分隊長の女性「私はリボルバージャック部隊で都市を攻撃する敵を迎撃させます。」

第8分隊長の男「私も同意します。第6分隊長はどうしますかな?」

春日「・・・・・・私はアジトの攻撃を推選します。」

第1分隊長「そうか。アジトの襲撃についてだが、ランドバーナーや様々な現用兵器があったとして、

アジトでは残りのジャンボロイドが何人いるだろうか・・・・・・。」

第10分隊長の男「・・・・・工作作戦を展開してはどうでしょう?」

第4分隊長「工作作戦?」

第8分隊長「確か、あなたの10分隊は表のジャンボロイド戦ではあまり活躍せず、

人知れずの白兵戦や敵基地の破壊で多くの勝利を手にしたと言うが・・・・・・。

もしや、奴らの本拠地に爆弾を仕掛けようと言うのはありませんでしょうな?

六条玄太郎(ろくじょう・げんたろう)。」  第10分隊長の名は六条であった。

六条隊長「はい。アジト内に複数の時限爆弾を仕掛けておけば、

日本支部などすぐに壊滅できるでしょう。ですが・・・・・敵の日本支部には、

いかなる罠が待ち構えているかわかりません。」

第1分隊長「確かに、敵の日本支部にはまだまだ無数の敵がいますな。」

日向隊長「ですが、我々はこれまで何度もデスナイト日本支部のメンバーを、

ことごとく打ち消しました。奴らのメンバーは残り少ない事でしょう。」

第9分隊長「確かに・・・・・。もし、奴らの戦力が少ないとしても、

突入部隊の戦力とはほぼ同じかも知れません。」

第3分隊長「秘密裏に潜入して、ジャンボロイドや敵メンバーが動く前に、

早めに工作作戦を行おうというのは・・・・・・。」

第4分隊長「外からの攻撃もお忘れなく。ランドバーナーと戦車部隊を初めとする、

様々なマシーンがアジトを爆撃させます。なるべく、隊員たちを傷つけないように・・・・・。」

六条隊長「だからこそです。考えるべきです。どう都市を防衛するか?

どうアジトを攻略するかと・・・・・?」

こうして、隊長たちによる会議は今でも続けられていたと言う・・・・・・。


その頃、清水と野沢は桜を心配して、公園に来て、彼女を探していた。

野沢「桜ちゃん・・・・・一体何しているのかな?光次郎君と長く話してるかしら?」

清水「でも、なんか妙だ。桜の声が聞こえない・・・・・・。」

野沢「うん・・・・・・。何か変な予感がするけど・・・・・。」

清水「とにかく、月野隊員を探さなきゃ・・・・・。」

野沢「うん・・・・・。あ!!」

野沢が叫ぶと、清水はそれに驚き、彼女の見ているところに目線を向けた。

そこに、傷だらけで倒れている桜がいた。

清水「月野隊員!!!」

野沢「桜ちゃん!!!」  二人は桜に近寄り、心配していた。

清水は桜を抱え、野沢が桜を両腕に触れて、心配していた。

野沢「大丈夫!?桜ちゃん!!しっかりして!!」

桜「はぁ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・。」

清水「大丈夫。息はあるわ。でも、凄い傷だらけだ。まるで身体のあちこちを殴られたみたい・・・・・。」

そう、桜はデンジャラス・アタッキーの連続ラッシュによって、

腹、胸、顔など身体のあちこちを強く殴られ続けて凄い傷をつけてしまった。

そのせいで、口から血が出たり、胸や腹が少し抉れていた。

腕や足も骨が折れてしまい、やるせなくなってしまっている。胸の骨も恐らく砕けているだろう。

野沢と清水はそれを知らない。攻撃を受けた桜は息が荒く、しゃべる事も困難らしい。

野沢「ねえ、桜ちゃん。一体誰にやられたの!?」

桜「はぁ・・・・はぁ・・・・ジャン・・・・ロ・・・・・ド・・・・・。」

清水「もう一度しゃべって!!」

桜「ジャン・・・・・ボ・・・・ロイ・・・ド・・・・・に・・・・おそわ・・・・れ・・・・・・っ・・・・――――。」

桜は激痛のせいか気を失って眠っていった。

野沢「っ!!桜ちゃん!!!!」

清水「大丈夫、気を失っただけ・・・・・!とりあえず、彼女を病院に運びましょ!!」

野沢「うん・・・・・・!そうだ!光次郎君に知らせる・・・・べきかな・・・・?」

清水「っ・・・・・・。」


デンジャラス・アタッキーと浅倉は秋田町を歩いていた。高町邸を探しているつもりだ。

デンジャラス・アタッキー「あ~。スッキリしたぜ。」

浅倉「ほんと。あの裏切り女みたいな可愛い女の子を甚振るのは本当に気持ちいいわw」

デンジャラス・アタッキー「で?マリオネットライターの馬鹿はこの辺りにいる事は本当ですね?」

浅倉「ええ。支部長がそう言ったからよ。」

デンジャラス・アタッキー「へへ。だったらよぉ・・・・・!

早くそいつの隠れている家を探して、そこに殴りこんで大暴れしてくれるぜ!!」

デンジャラス・アタッキーは笑みを浮かべながら両手をポキポキさせた。

浅倉「待ちなさい。下手に殴りこんでいいってもんじゃないわ。」

デンジャラス・アタッキー「じゃあ、どうするのです!?シャーマニックツァルトの攻撃で、

あいつは弱っている!今のうちに奴を見つけてすぐに殺さなければ・・・・・!!」

浅倉「慌てないで。いずれ、彼女は寿命が尽きて死ぬはずよ。

それに、支部長は最後の作戦を行おうって言うのよ。」

デンジャラス・アタッキー「最後の作戦?」

謎の女性「その最後の作戦は・・・・あなたも知ってるはずよ。」

二人は謎の女性の声を聞き、彼女の方に向いた。その女性は、

赤い髪で長い、長いスカートを履いているが、上半身の衣装は露出が高かった。

デンジャラス・アタッキー「なんだ。デストロイ・スラッシャーか。何のようだよ?」

デンジャラス・アタッキーに言われた女性はデストロイ・スラッシャー。

彼女ももちろんジャンボロイドの一人で、不気味な笑みをしていた。

デストロイ・スラッシャー「ヒヒヒヒヒヒ!支部長はジェノサイドシーザーやあなた・・・・・、

そして、この私の3人に東京を襲撃させるつもりよ。つまり、東京を一気に攻撃するつもりなの。

楽しみだわぁぁ~wイーヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!!」  デストロイは不気味に笑っていた。

デンジャラス・アタッキー「東京攻撃ねぇ・・・・・・。じゃあ、マリオネットライターはどうなる?」

デストロイ・スラッシャー「マスターが言ったでしょ?あいつは寿命で死ぬって。

まあ、私も本当はこの鎌で切り刻んであげたかったけど・・・・・。」

デストロイスラッシャーはスカートから二本の長い大鎌を持ち出した。

その鎌は二本もあり、両手でそれを持っていた。

デンジャラス・アタッキー「ふん!つまらんな。私はこの手で必ずライターを倒したい!

寿命が尽きる前に私が奴の命をぶっ壊してやる!!!」

デストロイ・スラッシャー「やぁねぇ・・・・・デンちゃん。」

デンジャラス・アタッキー「私の事をデンちゃんって言うなって何回も言ってるだろーがっ!!!!」

デンジャラスはデストロイに変な名前で呼ばれている事に怒った。

デストロイ・スラッシャー「あらあら。あまり怒りすぎると、可愛くなれなくなるわよ、デンちゃんw」

デンジャラス・アタッキー「てめぇ!あたしはデンジャラス・アタッキー!デンちゃんじゃねーよ!!」

デストロイ・スラッシャー「ごめんねぇwだって、デンちゃん、胸が大きいし可愛いしw」

デンジャラス・アタッキー「む、胸は関係ないだろ!!//////」

浅倉「それで、デンジャラスアタッキー。これからどうするつもり?」

デンジャラス・アタッキー「決まっている!あいつがジャンボアップする前に、

今のうちに叩きのめしてやる!!」

浅倉「うーん・・・・・。じゃ、念のため、彼女を探すとしますか。」

デンジャラスと浅倉はそう言うと、高町邸へ目指そうと歩いていた。

デストロイ・スラッシャー「いってらっしゃーい。」

デンジャラス・アタッキー「別に挨拶してもらいたくねーよ。」


一方、高町邸では。

光次郎は二階で相変わらずパソコンでネットをしていた。

今回は星のカービィの最新作の公式サイトである。しかし・・・・・。

光次郎「・・・・・あかりさん・・・・・・。」  やはり、光次郎はあかりを心配していた。

彼女は今どうしてるか、光次郎は二階から一階へ降りて、和室に近づいた。

光次郎「あかりさん・・・・・。大丈夫かな・・・・・?」  ピンポーン

そこに、玄関のサイレンが鳴った。光次郎はこれに気づき、玄関のドアを開けた。

光次郎「どなた?」

光次郎の前には、野沢と清水がいた。しかし、二人とも不安な表情であった。

光次郎「あ!野沢さんに清水さん。どうしたのですか?」

野沢「・・・・ごめんなさい・・・・。それが・・・・・。」

清水「っ・・・・・。月野桜が・・・・ジャンボロイドに襲われたの・・・・・。」

光次郎「えっ!!!?さ・・・・桜ちゃんが・・・・・!?」

光次郎は愛する桜がジャンボロイドに襲われたと聞いて、驚いた。

野沢「・・・・・でも、大丈夫。死んでなんかないよ。ただ・・・・・。」

清水「かなりの大怪我なんだ・・・・・。致命傷かも知れない・・・・・。」

光次郎「まさか・・・・・桜ちゃんが・・・・・そんな・・・・・・!!」

野沢「私だって桜ちゃんがあんな事になるなんて信じたくない。あなたの気持ちはわかるわ。

でも・・・・・・・。桜ちゃんは大怪我になっている。」

清水「・・・・本当かどうか・・・・・。それが知りたいなら、私たちと一緒に病院に来ない?」

光次郎「・・・・・・・はい・・・・・・・・!」  光次郎は不安そうな表情で言った。

野沢は彼の悲しげな顔を見て、切なそうな表情をした。

清水「・・・・・・・・・・・・。」  清水も二人の悲しげな表情を見て、切ない表情になっていた。

光次郎「桜ちゃん・・・・・・・・。」 悲しげな光次郎の手を野沢が優しく触れる。

野沢「・・・・・・・大丈夫・・・・・・。もしもの事なら私が守ってあげるから・・・・・・。」

光次郎「野沢さん・・・・・・・・。」

清水「・・・・・行くわよ。二人とも。」

光次郎&野沢「はい。」  こうして、3人は桜が入院している病院へ向かった。

光次郎(・・・・・あかりさん、ごめんなさい・・・・・・・。)


3人は第O3病院のロビーについた。清水は病院の人に桜の病室はどこだと聞いた。

清水「月野桜はどの病室にいます?」

看護婦「三階の302号室でございます。」

清水「わかりました。聞いた?二人とも。」

野沢「うん。3階の302号室ね?」

光次郎「早く桜ちゃんに会わないと・・・・・・!」

つづく

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桜と光次郎は二人で青いベンチに座っていながら、話していた。

桜「・・・・・私たちが中学卒業して一週間、なんかこうしてずっと一緒にいられるようになったよね・・・。」

光次郎「確かに、僕たち・・・・・一緒だね。」

桜「うん・・・・・。光次郎君はどう思う?」

光次郎「え・・・・・?」

桜「・・・・このままずっと・・・・私と一緒である事を・・・・・。」 桜はそう言うと、光次郎の手に触れる。

光次郎「・・・・・そうだよ・・・・僕は君の側に永遠にいたい。当たり前じゃないか。」

桜「私も・・・・・光次郎君と一緒にいたい。だって・・・・・私・・・・・。」

光次郎「?」 桜は切なそうに言っていた。そして、二匹の鳥が木の枝から飛び出すと、桜はこう言った。

桜「光次郎君に・・・・・・恋しているから・・・・・。」

光次郎「え・・・・・。」  桜が恥ずかしくも優しい笑顔と切ない声でそう言うと、

光次郎はその言葉を聞いて驚く。その時、鳥たちが空を舞い踊っていた。

光次郎「・・・・・・・僕に・・・・恋を・・・・・・。」

桜「うん・・・・・。」

光次郎「でも・・・・・僕・・・・・・弱いし・・・・・。」

桜「弱くてもいい。ただ、私は・・・・・光次郎君の事を、優しい人だと少し思ったから。」

光次郎「・・・・僕は優しくない・・・・・。」

桜「ううん。優しいよ。あなたは、今までジャンボロイドとの戦いから、

私を何度も救ってくれたんだもん。今の光次郎君は・・・強くて・・・・優しいわ・・・・・。

だからね、私は・・・・あなたを信じている。もし、私がピンチになった時に助けてくれるって・・・・。」

光次郎「・・・・・でも、もし、それができなかったら・・・・。」

桜「できなくてもいい。私とあなたは結ばれていれば、必ず奇跡は起きる・・・・・・。

そして、もし、あなたがまた独りになっても忘れないで。あなたの記憶に、心の中に、

私や・・・・・あなたが今まで出会ってきた優しい人たちがいて、応援しているという事を。」

光次郎「・・・・・・・うん・・・・・・。」 光次郎は悲しげに頷いた。

その時、野沢と清水が二人のところに来た。

清水「月野隊員・・・・・・。」

桜「・・・・・あ、清水さん、野沢さん。」

野沢「ん?あ、君は、あの時の・・・・・光次郎君だよね!?」

野沢は光次郎を見ると、彼に指を指す。久々の再会にはしゃいでいるそうだ。

光次郎「え?ああ!あなたたちは、SSPのお姉さんたち!!」

清水「光次郎。君もいたのか・・・・・。」

光次郎「はい・・・・・。桜ちゃんに呼ばれて・・・・・。」

清水「全く、月野隊員。一般人をここに呼んどいて・・・・・。」

桜「す・・・・すみません・・・・^^;」

野沢「まあまあ。たまにはこーいうのもいいじゃんwで、光次郎君、桜ちゃんとどんな話してた?」

光次郎「え?え、えーっと・・・・;」

桜「恥ずかしくて言えません・・・・・・/////」

野沢「恥ずかしいって事はまさか、恋話?」  野沢がそう言うと、光次郎と桜は一気に赤くなった。

光次郎「た、たぶん・・・・・・・・///////」   桜「そうかも知れません・・・・・・///////」

二人がそう言うと、野沢は嬉しそうに二人を抱きついた。

野沢「あははぁ!やっぱり、光次郎君と桜ちゃん、可愛いわwww」

野沢が嬉しそうに抱きしめると、二人は苦しそうに見えた。しかし、光次郎は・・・・。

光次郎「うわ。大きい////」 光次郎は野沢の胸を見て、赤くなった。

光次郎から見ると、野沢の胸はとても大きく、少しだけ揺れていた。

桜「あ・・・・あの・・・・・;苦しいです・・・・・;」

野沢「あ、ごめん。」  桜に言われた野沢は二人から離れた。

桜「ふぅ・・・・・・。って、光次郎君、大丈夫・・・・;」 桜は光次郎を見て、驚く。

光次郎はさっきの野沢の胸を見て、その魅力に酔ったせいか赤くなっていた。

桜「もう・・・・野沢さんが大きな胸で抱きしめるから、光次郎君のびちゃったじゃないですか・・・。」

野沢「えぇ~いやん。ごめんね、光次郎君・・・・・。」

清水「・・・・・光次郎君・・・・・・。ちょっといいかな・・・・・?」

光次郎「え?あ、はい・・・・・。」 清水に言われると、光次郎は正気になって、彼女の話を聞く。

清水「あなたは・・・・今まで何度もデスナイトと戦ってきたわね?

私たちとともに・・・・・・。別行動だけれども・・・・。」

光次郎「・・・・はい。確かに、僕はあなたたちと同じデスナイトと対立しています。

でも、僕はあまり戦うのは嫌いだし、本当は人殺しも・・・・・。」

清水「でも、あなたがそのままでは、私たちと一緒に戦い、

戦いを早く終わらせることが不可能だわ。隊長から聞いたわ。

ついに、日本支部のアジトが見つかったそうよ。」

光次郎「なんですって!!?奴らのアジトが・・・・・!?」

野沢「清水さんの言う事は本当よ。春日隊長は各支部の隊長たちと共に、

日本支部をどう攻めるか、会議を行っているの。」

桜「え!?デス・ナイトの日本支部が見つかったんですか!!?」

野沢「あ、桜ちゃんは聞いてなかったのね・・・・・^^;」

清水「全く・・・・。ちなみに、私が野沢と一緒に歩いている時に、隊長から携帯電話で、

私にその事を話してきたわ。でも、たとえ、日本支部を壊滅しようとも、

デスナイトは別の支部を日本に送り出すに違いないわ・・・・・。」

光次郎「・・・・・・まさか、その日本支部攻撃に、僕も参加しろと・・・・・!?」

清水「・・・・無理しなくてもいいわ。あなたは一般人。一般人をその過酷な戦いに、

参加させるのは私の気に入らないかも知れない・・・・・。」

桜「大丈夫よ。光次郎君、私たちは生き残るから・・・・・。」

光次郎「う・・・・うん・・・・・・・。」

清水「それと、もう一つ話したい事がある。」

光次郎「はい?」

清水「・・・・・・・もし、戦いが続くようであれば、私たちの元で戦わない?」

光次郎「え?」

清水「つまり・・・・・・SSPに入隊する事よ。」

光次郎「っ!!?ぼ・・・・僕が・・・・SSPに・・・・・・?」

清水「そうよ。あなたは今まで一人で戦っていたけど、SSPに入ればより有利に戦えるわ。」

光次郎「でも・・・・・僕は・・・・・・。」

桜「私は構わないわ。光次郎君がSSPの第6分隊に入ったら、私、光次郎君と一緒に戦えるわ。

そして、光次郎君さえいれば、私たち(第6分隊)、ちょっと楽しくなるかも。」

光次郎「そ・・・・・そうかなぁ・・・・・。僕、SSPと言う組織の事、あまり知らないし・・・・。」

野沢「大丈夫、第6分隊の人たちは皆、優しいお姉さんが多いわよ^^

ちなみに、清水さんも私と同じくらい胸が大きいわよ♪」

清水「ちょっと、野沢//////」  清水は胸を両手で隠しながら叫んだ。

光次郎「・・・・・うーん・・・・・。本来なら僕、高校に行くから、

そこで授業を受けなきゃならないし、他にも色々予定があるし・・・・・・。」

清水「それなら、私たちがなんとかしてあげるわ。」

桜「・・・・私・・・・光次郎君にSSPに入隊して欲しいと思った事あるの・・・・・。

だから、もし、私がお願いしたら・・・・・一緒に戦ってくれるよね?」

光次郎「で・・・・・でも・・・・・・。もし、作戦に失敗したら・・・・。」

野沢「その時は私が慰めてあげるわ。よしよしとね^^」

清水「・・・・・別に怖いなら入らなくてもいい。でも、私たちはあなたを待っているわ・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

清水「・・・・ちなみに、私たちの基地はこの街にあるわ。・・・・・では、野沢、月野隊員、帰るわよ。」

野沢「はい。また会おうね、光次郎君。」

桜「・・・・・・待ってるからね・・・・・。」  3人は光次郎から離れて基地へ戻ろうと歩いていった。

光次郎「・・・・・・いいのかな・・・・・。僕が・・・・・・。」

光次郎はそう呟くと、ベンチから立って、公園から出ようと歩いた。

彼は今、SSPに入ろうかどうか迷っているのだ。


桜、野沢、清水は基地に戻ろうと街を歩いていた。その時、桜が突然足を止めた。

野沢「どうしたの?」

桜「・・・・・なんか・・・光次郎君に他に言っておきたいことが残っていたから、

ちょっと光次郎君のところに行って来ます。すぐ、基地には戻りますから。」

清水「しょうがないわね。早く行きなさい。」

桜「ありがとうございます。」  桜は礼をすると、彼女たちから離れて、走っていった。


桜は公園についた。しかし、光次郎の姿がない。

桜「あれ?・・・・・光次郎君、もう帰っちゃったのかな?・・・・きっと、彼は家に帰ってるんだわ。

よし、光次郎君の家に行かなきゃ。」  桜がそう言うと、いきなりデンジャラス・アタッキーの声がした。

デンジャラス・アタッキー「見つけたぞ!!」

桜「っ!?」  桜は後ろの方を向く。そこに、デンジャラスアタッキーと浅倉の姿があった。

浅倉「ふーん。あんたが裏切り者の桜。可愛いわねぇ~。」

桜「あなたたちは・・・・デス・ナイト!!!!」  桜がポケットからピストルを出す。しかし・・・・。

浅倉「そんな物騒な武器を持って・・・・・・。」 パチン 浅倉が速くも桜に近づき、

平手で桜の両手を叩き、ピストルを落とした。次の瞬間、桜の後ろにまわり、彼女を捕まえてしまう。

桜「く!は・・・・速い・・・・・・・!!!」

浅倉「うふふふふふふ。その苦しそうな顔・・・・可愛いわね。

きっと、惨い攻撃を受けたらもっと可愛いでしょうねぇ・・・・・・w」

桜「な・・・・何をする気・・・・・!?」

浅倉「あたしは何もしないわ。まあ、デンジャラス・アタッキーがやるけどね・・・・。」

デンジャラス・アタッキーが両手をポキポキと鳴らしながら桜に近づいた。

デンジャラス・アタッキー「おい!この裏切り女。てめぇ~・・・・デスナイトを裏切った者はどうなるか、

知ってるよなぁ・・・・・!!!」

桜「・・・・・死刑・・・・・・・・・。」

デンジャラス・アタッキー「ああそうだよ!その死刑ならここでやるさ・・・・・・・。

てめぇの腹も胸も顔も全部、私の拳でぶっ潰してやる!覚悟はいいなぁ・・・・・・・・!!」

桜「っ・・・・・・・・・・・・!!」


一方、高町邸では、あかりが和室で横たわっていた。手で胸に触れて、息をしながら・・・・・。

あかり「はぁ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・。(感じるわ・・・・・・。私の回路が、

私のこの胸から響くくらい悲鳴をあげているわ・・・・・。後・・・・・何時間持つのだろう・・・・・・。)」

そこに、光次郎が玄関で靴を脱いで、廊下にあがって、帰ってきた。

光次郎「ただいま。」  和室で光次郎の声を聞いたあかりは必死に立とうとした。

あかり「っ!(光次郎さんだわ・・・・・・!立たなきゃ・・・・・・!)」

あかりは胸を押さえ込みながら、和室から出て、光次郎の前に立った。

あかり「おかえりなさいませ。」

光次郎「うん。ただいま。」

あかり「昼食ならテーブルに置いてあります。夜食は・・・・・・・。」

あかりは言ってる途中で急に光次郎の前に倒れこむ。光次郎はそんな彼女を抱える。

光次郎「わっ!どうしたんだ!?」

あかり「・・・っ!い・・・・いえ・・・・・。ごめんなさい・・・・・。」

あかりは辛い表情で光次郎から少し距離を置く。

あかり「私は和室でお休みになります。」

光次郎「うん。・・・・いいよ。」

あかり「・・・・・ありがとうございます。」  あかりは笑顔を見せながら和室に戻った。

光次郎「・・・・・・・・・・・・。」 光次郎はあかりが和室に入るところを見た後にキッチンに行った。

つづく

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高町邸のキッチンでは、光次郎が朝食をいつも通り食べていた。

今日のメニューはチーズパンとウィンナーと目玉焼きである。

光次郎はゆっくりとパンを持って食べる。あかりはそれを見て、彼に聞いた。

あかり「・・・・・お味はどうですか・・・・・・?」

光次郎「ん?うん。相変わらずうまいよ。」

あかり「・・・・・ありがとうございます・・・・・・・・。」

何故かあかりは少し元気がなく、少し苦しげな表情をしていた。声も静かで、手で胸に触れていた。

まだ胸の苦痛が続いているからだろう。光次郎はそんなあかりを見て、こう思った。

光次郎(・・・・やっぱり変だ。あかりさんのあの表情・・・・いつもの笑顔ではない。

とても苦しそうな気持ちを隠しているようだ。そして、自分の胸を自分の手で触っている・・・・・。

やっぱり・・・・・・あかりさん、なんか変だ・・・・・・・!)

あかり「・・・・・・・ん!」 あかりは胸の苦痛をまたも感じ、胸を押さえ込んでいる。

光次郎「・・・・・・・あかりさん・・・・・・・・。」

あかり「はい・・・・・・?」

光次郎「・・・・・・何か・・・・・僕に隠し事してない・・・・・?」

あかり「・・・・・ありません・・・・・・・・。(言えない・・・・・言いたくない・・・・・・・・。)」

光次郎「ふーん・・・・・・。じゃあさ・・・・・なんで・・・・僕の事を・・・守ろうとしているの・・・・?」

あかり「・・・・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・元々、僕とあなたは・・・・・関係のない人だった。僕はそう思っていた・・・・・・。」

あかり「・・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・。それも・・・・言えません・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・・じゃあ、いつかは必ず・・・・・言ってね・・・・・。」

あかり「・・・・・・・・はい・・・・・・・。」


朝食を終えた光次郎は私服を着て、玄関で家から出ようとした。

ちなみに、彼は緑色の上着を着ていて、青いジャージを履いていた。

しかし、そこにあかりさんが来て、彼を呼び止める。

あかり「光次郎さん!」

光次郎「何?」  光次郎はあかりに呼ばれ、足を止め彼女の方に向く。

あかり「どこへ行くつもりですか?」

光次郎「うん・・・・・。ちょっと桜ちゃんと一緒にどこかへ遊びに来る・・・・・・。」

あかり「・・・・・・・・さっきは・・・・ごめんなさい・・・・。」

光次郎「・・・・謝るところあったのかい?」

あかり「いえ・・・・・・。でも・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・僕は・・・・あかりさんをもっと知りたい。あかりさんがどんな人なのか、

何故、僕を愛しているのか・・・・・・・それが知りたいだけなんだ。」

あかり「・・・・・・・・光次郎さん・・・・・・。うっ!」

あかりは再び胸を痛がり手で押さえ込む。マリオネット回路の苦痛は続いている。

あかり(いけない・・・・・・・もう・・・・・私は・・・・・・・・。)

光次郎「あかりさん・・・・・・・?」

あかり「・・・・・・わかりました・・・・・・。いつか、必ずいいます。」  あかりは切ない笑顔でそう言った。

光次郎「あかりさん・・・・・・・・・。」

あかり「・・・・・・それまで・・・・・私は、あなたを愛し続けますから・・・・・・・。」

あかりはそう言うと、ゆっくり両手を伸ばし、光次郎の顔に触れ、そこに顔を近づける。

そして、あかりの唇と光次郎の唇が重なり、光次郎はこれに感じた。いわば、キスであると。

光次郎「っ!」 あかり「・・・・・・・・・・・・・。」

そして、あかりはキスを止めて、光次郎から離れた。

光次郎「・・・・・・・・・・/////////」  光次郎は恥ずかしく、手を口に触れた。

あかり「・・・・・いってらっしゃい。」 あかりはにこっと笑顔になりながらそう言った。

光次郎「・・・・・うん。」  光次郎は頷きながら、靴を履いて家から出た。

そして、光次郎がドアを閉めて家から出た瞬間、あかりは静かに呟いた。

あかり「・・・・・本当に・・・・・言いますからね・・・・・・・・私のこの回路が壊れる前に・・・・・。

必ず・・・・・・・・・うあ!!」

あかりの回路がさらに苦痛を増し、両手で胸を押さえ込んで痛がった。

あかり「ああ・・・・あう!あっ!ああ・・・・・・!!」

あかりは徐々に胸の苦痛が大きくなっている事に感じて、のたうちまわって痛がった。

あかり「こ・・・・・こう・・・・・じろう・・・・・さん・・・・・・・・。」


光次郎「っ!」

外の町を歩いている光次郎はまるで何かを聞いたように感じ、足を止めた。

光次郎「今・・・・・誰かが僕を呼んだような・・・・・・・。ま、いっか。」

光次郎はそう言うと再び歩き出した。


一方、別の町では、等身大姿のデンジャラス・アタッキーが歩いていた。

そして、変態顔の男が彼女に目をつけた。

変態のような男「えへへへへ~可愛いね~君~wwwww」

男はいやらしそうにデンシャラス・アタッキーに近寄った。デンジャラスは男を睨む。

デンジャラス・アタッキー「あぁ??」

変態の男ような男「でへへへ~w美しい顔だぁ~俺の好みだなぁぁ~wwww」

デンジャラス・アタッキー「へぇ・・・・・。でもなぁ・・・・・・・!!!」

そして、デンジャラス・アタッキーは右手で男の顔を掴んだ。

変態のような男「っ!!???」

デンジャラス・アタッキー「私はなぁ・・・・・てめぇのような人間が嫌いなんだよあぁ!!!!」

デンジャラスアタッキーはそう言った左手で男の腹を強く殴った。

変態のような男「うべ!!!」  すると、男の腹が抉り、吹き飛んだ。それで壁に叩きつけらてしまう。

デンジャラス・アタッキー「おおぉぉぉぉらああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

デンジャラスアタッキーは壁に叩きつけられた男に容赦なく近づき、

彼を強く殴り続けた。 ドドドドドドドドドドドドドド  殴られ続けていた男は血を吐いた。

男「うはぁぁ・・・・・・!ゆ・・・・・ゆる・・・・・し・・・・・・て。」

デンジャラス・アタッキー「はぁ?知るか。」  デンジャラス・アタッキーは冷たく言った瞬間に、

男の顔面を殴った。男の顔が壁に叩きつけられてしまう。

男「・・・・・・・・・・・・・・!!」  男は顔に重症を負ってしまい倒れた。

デンジャラス・アタッキー「鬱が・・・・・・・!!」  そこに謎の女性が現れ、彼女の元に来る。

その女性はレースクイーンがよく来そうな服を着ていた。

女性「派手にやり過ぎじゃない?デンジャラス・アタッキー。」

デンジャラス・アタッキー「別に。このクソ人間、私をいやらしい目で見てやがりましたんで。

ところで、マスター浅倉(あさくら)様。ここに奴がいるのですね。」

そう、このイカつい女性こそ、デンジャラスアタッキーのマスターで、名は浅倉であった。

浅倉「そうよ。柴がそう言ったもの。」

デンジャラス・アタッキー「あ~イライラする。いくら探しても、あいつが見つからんとは!!

誰か他に人間をぶん殴ってやりたい・・・・・・!!」

浅倉「うふふふふふふ。相変わらず凶暴ねw」

デンジャラス・アタッキー「我々ジャンボロイドの敵は人間。人間を殺してこそがジャンボロイドっスよ。

その同胞のハズのマリオネット・ライター!!あの女だけは酷くぶっ殺してやる!!!」

デンジャラス・アタッキーは怒りながらそう叫ぶ。その同時に拳を振り回し、

電柱を強く殴った。殴られた電柱の一部が抉られていった。

浅倉「そんな事したら電柱が折れて大事件が起こるかもしれないわよ?

それじゃ、裏切り者たちをやっつけにいきましょうか・・・・・。」

デンジャラス・アタッキー「はい・・・・・・・。あの鬱女どもぉ・・・・・!!!」

浅倉は不気味に笑い、デンジャラス・アタッキーは物凄い形相で怒った。


光次郎は人が多い街にいた。彼は歩きながら何かを考えていた。

光次郎(・・・・・・何故、あの時あかりさんが僕にキスを・・・・・・・。)

光次郎はさっきのあかりが自分にキスした事を思っていた。

光次郎にとっては何故、あかりがキスしたのかはわからなかった。

そこに、桜が彼の前に来ていた。彼女も女の子らしい衣装であった。

ピンクの服を着て、青いスカートを履いていた。

桜「光次郎く~ん!」

光次郎「あ!桜ちゃん!!」  二人は笑いながらお互い近づいた。

桜「おはよう、光次郎君。」

光次郎「うん。おはよう。ところで、ここで何をする気なの?

昨日、ネットで君が僕にメールをくれただろう?『明日、午前中にG地区に来てください。』って。」

昨日の夜で光次郎がパソコンをやってる途中に桜からのメールが届いたところを見ていたのだ。

桜「うん。実は、話したい事がいっぱいあるの。でも、ここではなんかアレだし、

どっかいきましょうか。」

光次郎「うん。」   二人は手を繋ぎながらどこかへ行こうと歩いた。

しかし、後ろから柴がその二人を密かに見ていたが、二人は柴に見られている事に気づいてなかった。

柴「・・・・・・今に見ていろ。月野桜。高町光次郎。」 柴はそう言うと、携帯電話を持ち出した。

どうやら仲間に連絡を取るつもりであった。

光次郎「それにしても、この街は平和だね。」

桜「うん。実はこの街には私たちSSP第6分隊の支部がどこかにあるの。」

光次郎「え?」

桜「・・・・・・まず、公園に行きましょ。この街の公園、あまり人がいないから、長く話せると思うわ。」

光次郎「うん。そうしよう。(桜ちゃんたち第6分隊の支部がこの街にあったなんて・・・・・・。

知らなかった。まあ、SSPって、秘密裏に行う事が多いからね・・・・・・。)」

一方、SSP第6分隊支部の司令室では、春日や他の隊員がいるが、

何故か清水、野沢がいなかった。そして、春日の前に第2分隊の日向隊長がいた。

春日「ついに・・・・・・デス・ナイトの日本支部が見つかったそうですね。」

日向隊長「はい。第1分隊が懸命に捜索、やっと目撃しました。」

春日「その場所は?」

日向隊長「・・・・・・地獄谷です。」

春日「地獄谷・・・・・・・!確かにあそこは人が少ない・・・・・。

奴らはここを秘密基地にして、暗躍しているのね・・・・・・!!」

日向隊長「はい。これから私は第1分隊長とともに各分隊長を集めて、

地獄谷のデスナイトの基地をどう襲撃するかと、会議を開くつもりです。」

桜「全総力を挙げて、一気に攻める事は?」

日向隊長「いえ、力で押しつこうとしても、奴らの基地にはまだ複数の協力兵士や、

ジャンボロイドがわずかに残っているはずです。あまつさえ、

佐野山支部長は多くの戦力を送り込み、総攻撃をかけるつもりです。」

春日「そうですか・・・・・・。では、私も・・・・・・・!」

日向隊長「はい。お願いします・・・・・・・!」

春日「うん。では、私の代わりに清水がリーダー役にしておきましょう・・・・。」


その頃、桜と光次郎は人気のなく。鳥の声が少しだけ聞こえる公園についた。

つづく

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アンドロイド少女・マリオネットライター  第14話・マリオネット・ライター大ピンチ

豪腕ジャンボロイド・デンジャラス・アタッキー
斬殺ジャンボロイド・デストロイ・スラッシャー
登場


光次郎は最初は不幸で寂しい独りぼっちの少年であった。

そんな彼に、謎の美少女・あかりが彼の家にいてから、光次郎は彼女の優しさに包まれつつある・・・。

しかし、恐るべしジャンボロイド軍団の猛攻に一人の仲間を殺され、

我を忘れ、ジャンボロイドと戦うがあかりの優しさに触れ、桜との再会も果たし、

光次郎も次第に優しい人になりつつあった・・・・・・。しかし、光次郎には疑問を持っていた。

自分に優しいあかりとは誰か?そして、突如現れてジャンボロイドを倒す謎の巨大な少女戦士、

マリオネット・ライター。光次郎は今、その彼女とあかりに関する謎を徐々に明かそうとしていた。


和室では、一つの敷布団があり、掛け布団を自分に被せて横たわっている少女がいた。

その少女こそがあかりであった。しかし、あかりは何故か息苦しそうに息をしていた。

あかり「はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・。あっ・・・はぁ・・・あ・・・あ・・・・はっ・・・あぁ・・・・・。」

あかりは胸を手で押さえながら苦しんでいた。ちなみに彼女のパジャマの色は青であった。


あかりの正体は実はマリオネット・ライターであった。彼女の胸に仕込んだマリオネット回路は、

あかりの心臓の役割をしている。そして、左胸に付けている宝石のような物が、

クリスタルタイマー。マリオネットライターのもう一つの心臓だが、4分を過ぎると壊れてしまうが、

これはマリオネットライターの時だけであかりの時だけタイマーによる制限効果はなく、

回路の働きによって生きる事ができ、タイマーの働きで戦う力を発揮できるのだ。

しかし、これまで過酷な戦いが続いたため、回路に多くの傷がつき、

さらに回路にも寿命が着き始め、あかりはその激しい苦痛とともに最後の日を待たなければならない。


あかり「ん・・・ん・・んん・・・んあ!!あ・・・・。」  苦しみに耐えず、あかりは起き上がった。

そして、右の方にある時計を見て、右手でそれを持つ。

あかり「6時・・・・40分・・・・・。もうこんな・・・・・ん!!」 あかりは胸の苦痛にまだ痛がっていた。

あかりはその苦しみに耐えながらパジャマを脱いで、下着姿になった。

あかり(・・・・・熱い・・・・回路のショートが激しく増している・・・・・。)

あかりは胸に手をあてながらそう言った。あかりは苦しい表情をしていた。

あかり「・・・・っ!いけない・・・・・。朝食を作らなきゃ。」  あかりはメイド服を着て和室から出た。


二階の部屋。ベッドで寝ているアホ毛の少年がいた。その少年こそが高町光次郎である。

彼は今は眠っていた。彼は今、どんな夢を見ているのだろう?うなされているようだが・・・・。

光次郎は今、青い空間であかりの前にいる夢を見ていた。あかりは悲しい表情をしていた。

光次郎「あ・・・・・あかりさん・・・・?」   すると、あかりは全裸となり光に包まれる。

あかり「ごめんなさい・・・・・私・・・・・。」  あかりは涙をしながら言った。

光次郎「あ・・・・・あかりさん・・・・?ああ!!」

光次郎は、あかりの左胸が青く光っているところを見た。

光次郎「あかりさん・・・・胸が・・・・・・・!」

あかり「ごめんなさい・・・・・私・・・・実は、マリオネットライターだったんです・・・・・。」

あかりはそう言うと光がマリオネットライターの服となり、それをあかりに包んだ。

あかりはマリオネット・ライターとなった。光次郎はこれを見て驚く。

光次郎「っ!!!!!!」  光次郎は途中から夢から覚めて起き上がった。

光次郎は今自分の部屋にいる。しかし、あかりの事で悩んでいた。

光次郎「い・・・・今の・・・・夢・・・・・?でも、あかりさんが・・・・・・まさか・・・・・・!!」


悪の組織・DEATS・NIGHTのアジトでは、ここ日本支部のボスである、

佐野山影雄支部長と彼のパートナーでありジャンボロイドであるジェノサイド・シーザーが、

巨大なランプの前にいた。巨大なランプが点滅し、デスナイト総裁の声が発した。

デスナイト総裁の声『佐野山支部長よ。ついに最終作戦の時が来たな。』

佐野山「はは。」

デスナイト総裁の声『我がデスナイトの日本支部はこれまでに何度も、

裏切り者のマリオネットライターの攻撃により、戦力が大幅失った。

そこに、お前は全ての戦力を一斉に差し向け、最後の攻撃作戦に出ようと言うのだな。』

佐野山「は。マリオネット・ライターを作ったあの男を逃がしてしまったには我々です。

私はその男も、マリオネットライターを許しません。」

デスナイト総裁の声『よかろう。だが、SSPの奴らもついに日本支部のアジトを見つけてしまったぞ。』

佐野山「なんですと!!?」

デスナイト総裁の声『もし、お前の最終作戦が失敗してしまったら、

SSPがここを襲撃し日本支部は壊滅するだろう。だが、成功したら、

日本はお前達の物となろうぞ。では、幸運を祈る・・・・・・。』

佐野山「はい。この日本支部は・・・・必ず奴らに勝ちましょうぞ・・・・・・・!!」

ジェノサイド・シーザー「支部長。ついにあの者を差し向けるのですね。」

佐野山「うむ。デンジャラス・アタッキー!!!」

佐野山の呼び声の応え、一人の少女が来た。

黒い派手な衣装をして、髪が緑であった。両手には銀色の手袋らしき物を付けていた。

その顔は美しいがとてつもなくいかつく、笑ってはいなかった。

その者こそが、デンジャラス・アタッキーであった。

デンジャラス・アタッキー「呼びましたか?支部長。」

佐野山「デンシャラス・アタッキーよ。ついにお前の出番が来た。

お前の力なら必ずマリオネットライターを消せるはずだ!お前のその拳ならな・・・・・。」

デンジャラス・アタッキー「やってやりますよ。あのクソ女・・・・・・。私がギッタギタにしてやりますから。」

デンジャラスアタッキーは両手でパキパキと鳴らしながら、そう言った。

ジェノサイド・シーザー「そして、もう一人の裏切り者、人間・月野桜と、

我々の邪魔をしている高町光次郎少年をも殺せ。奴らも強敵だ。心してかかれ。」

デンジャラス・アタッキー「人間なんて余裕っすよ・・・・・・。」

佐野山「うむ。・・・・では、かかれぃ!」

デンジャラス・アタッキー「かしこまりました・・・・・・!」


そして、デンジャラス・アタッキーは暗い闇に包まれ、衣装が変わった。

そして、赤い空間となっていき、両手が鋼鉄のように硬くなり、衣装もメカニックな部分を付け、

目が黒く、頭に二本の角が生えた。肌の色が少し濃くなった。

これこそがデンジャラス・アタッキーの巨大化した姿であった。

デンジャラス・アタッキー「グオォォウッ」

つづく

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