不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
桐原「何だね?君は。」
榊「いわゆる。ただの友人って事で。」 桐原「友人か・・・・・・。誰にでも友はいると言うわけか。」 榊「初めはいねー時もあるさ。それより、光次郎。こいつはお前に何をしようちしてんだ?」 光次郎「し・・・知らないけど、僕を見ようとしただけで・・・・。でも、僕には、 こいつが僕に何かしようかと思って・・・・恐ろしそうなんだ・・・・・!」 榊「へぇ・・・・・。おにいちゃん!そういえば、あんた・・・・空手部のキャプテンらしいな・・・・?」 桐原「そうだ。俺は桐原零。高町光次郎と言う男が、どれほどの者か見極めようと思ってな・・・・・。」 光次郎(やはり僕を狙っている・・・!?一体誰だかわからないけど、 恐ろしいという事だけはわかる・・・・!」 光次郎は桐原に脅え、榊と桐原はにらみ合った。 榊「それで、あんたは光次郎をどんな男だと思ってる?」 桐原「思うだけでいいのだな?そうだな・・・・。彼は、社会の裏で何者かと喧嘩してそうだな・・・・。」 光次郎(なっ!!?こ・・・・こいつ・・・・・!僕の事を・・・・・!!) 榊「喧嘩ねぇ・・・・・・・・。光次郎が・・・・・。」 光次郎(違うんだ!榊・・・・・・!僕は・・・・・・・!!) 榊「そんな事言うなって。光次郎が無駄な争いをするわけねーだろ?」 光次郎「さ・・・・榊・・・・・・。」 榊「それに、光次郎は自由奔放でもある男だから、戦いだってしそうだな。 相手は・・・・・・・どこかの悪の組織じゃね?」 光次郎「そ・・・・そうだ!僕はそいつと戦ったことある!・・・・夢で・・・・。」 榊「夢かよwwww」 榊は光次郎の冗談?を聞いて笑った。 桐原「・・・・・そうか。失礼する。」 桐原は二人に後姿を向いた。そして、顔は光次郎の方に。 光次郎「!ま・・・・また何か?」 桐原「・・・・・間もなく・・・・・動き出すだろう・・・・・。」 桐原はそう言って、二人から離れた。 光次郎「動き出す・・・・・。一体誰が・・・・。」 榊「気にすんなよ。それより、もうすぐ俺らは卒業するんだ。残りの日くらいは頑張ろうや。」 光次郎「あ・・・・・。うん。頑張ろう!」 二人は一緒に弓矢の練習に励んだ。 そして、部活が終わり、光次郎は榊から離れ、桜と日向のもとに来た。 桜「どうだった?今日の練習は。」 光次郎「うん。なんか変な人も来たけど、榊がいてくれて助かったよ。榊には感謝しないと・・・・・。」 桜「うん。優しいんだね。榊君も・・・・。」 光次郎「ああ・・・・・。」 日向隊長「くすくす。・・・・っ!!?」 日向隊長の携帯電話が鳴った。日向隊長は携帯電話を使った。 日向隊長「こちら、日向!!」 通信隊員の声『東京AO202地区に、デス・ナイトが出現しました!』 桜&光次郎「!!??」 光次郎と桜は通信隊員の声を聞いたので彼の言葉に驚いた。 東京AO202地区の街で、アクターシックスとSSP専用車が数台走っていた。 この街のどこかで等身大のウォーティ・イーターと谷戸がいて、隊員たちがこの二人に挑む。 ウォーティ・イーター「ウォーター・バスター!!!」 ウォーティ・イーターはウォーターバスターで複数の隊員をマヒ状態にした。 清水「撃て!!!」 清水の命令で、野沢と4人の隊員が、ウォーティを撃つ。 しかし、ウォーティ・イーターは右手から水を噴出させ、無数の弾を落とした。 野沢「そんな・・・・・!!」 ウォーティ・イーター「そんな弾が私に効くわけありませんから。」 谷戸「ウォーティ・イーター!ジャンボアップしろ!!」 ウォーティ・イーター「しょうがないわね・・・・・!ジャンボ・アップ!!!」 ウォーティ・イーターは自分の周りから水を噴出させ、その噴水に包まれ、 噴水と共に巨大化し、やがて、水が消え、巨大化したウォーティ・イーターが現れた。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパッ」 ウォーティ・イーターは暴れ始めた。格闘で次々とビルを壊し続けた。谷戸はいつの間にビルの屋上に。 谷戸「行け!ウォーティ・イーター!!SSPごとこの街を破壊するのだ!!」 谷戸の命令を聞いたウォーティ・イーターはウォーターバスターでビルを崩れさせた。 そこに、桜と光次郎が走ってきた。 光次郎「桜ちゃん!よろしく!!」 桜「うん!!」 光次郎は桜から離れ、桜は清水たちと交流した。 野沢「桜ちゃん!!」 桜「遅くなってすみません・・・・・。」 清水「うむ・・・・。っ!?みんな!周りを!!」 桜たち「っ!!!」 桜たちのまわりに無数のマリーンアタッカーが彼女たちを囲んでいった。 マリーンアタッカーたち「ひひひひひひひひひ・・・・・!!」 マリーンアタッカーが暴れているところを見た光次郎は敵に向かって弓矢を構えた。 光次郎「見てろぉ・・・・!!えぃ!」 光次郎は矢を放った。矢はウォーティ・イーターの背中に刺さる。 ウォーティ・イーター「キャパパッ!キャパパッキャパパパッキャパパ」 背中を刺されて怒ったウォーティ・イーターは矢を放った光次郎を探そうとさらに暴れた。 光次郎「効いたか!だが・・倒れちゃいないなんて・・・・!!」 一方、あかりは和室にいた。 あかり「・・・・・・っ!!」 あかりはいきなり左胸を押さえだし、何か苦痛を感じた。 あかり「こ・・・この感じ・・・・。また光次郎さんが・・・・・!!」 あかりは家から出て、マリオネット・ライターに変身しようとした。 あかり「ライトニング・・・・・くあ!!」 あかりはまたいきなり、左胸を押さえて、倒れた。 あかり「く!またクリスタルタイマーが・・・・・!でも、この苦痛は、さっきのと違う・・・・・。 あ・・・・熱い・・・・・。まさか・・・・エネルギーが・・・でも、戦わないと・・・・・・!!」 あかりは必死に立って変身を開始した。 あかり「ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!」 あかりはマリオネット・ライターに巨大変身した。 マリオネット・ライター「はああっ!!」 ライターは空を飛んで、現場に向かった。 東京AO202地区の街でウォーティ・イーターが暴れている。 光次郎「・・・・っ!あ!マリオネット・ライターだ!!」 そこに、マリオネット・ライターが飛んできて、ウォーティ・イーターの前に着地した。 マリオネット・ライター「ウォーティ・イーター!今度はあなたの仕業ね・・・・・!!」 ウォーティ・イーター『あなたは・・・しょうがない子でありすぎたわ!!』 マリオネット・ライター「どういう事!!?」 ウォーティ・イーター『あなたは私と同じジャンボロイドのくせして、 なんで一人ぼっちのわがまま小僧を守るわけ?同じジャンボロイドとして恥ずかしいわ!』 マリオネット・ライター「くっ・・・・・!」 ウォーティ・イーター『それに、知ってるわよ。あなたは数々の戦いで疲れすぎているそうね・・・・。 原因は様々な攻撃を受け過ぎた上にエネルギーの充電をしていないからよ! それに、あなたの弱点は胸。特にそこのクリスタルタイマー。 そこを攻撃されれば、物凄い痛みでエネルギーがさらに、ダウンするはずね・・・・・!』 マリオネット・ライター「くううっ・・・・・!」 マリオネット・ライターは走った。 ウォーテゥ・イーター「キャパパッキャパパッキャパパパ」 そして、両者は組み合いに入った。 マリオネット・ライター「ぬ・・・・・!だあっ!!」 マリオネット・ライターは敵を投げ飛ばした。 しかし、ウォーティ・イーターは着地して、マリオネット・ライターの方に走る。 マリオネット・ライター「てあ!!」 バキャァァッ マリオネット・ライターはウォーティ・イーターにとび蹴りを決めた。敵は後ろに扱けた。 マリオネット・ライター「フィンガーラッシュ!!!」 ライターはフィンガーラッシュで敵を撃った。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」 ウォーティは体中を撃たれてしまうが、怒って急に立ち上がった。 一方、桜たちはマリーンアタッカー部隊と戦いっていた。 桜「でぃ!!た!はああっ!!」 桜は剣を素早く振り、数々の敵を斬り捨てた。 マリーンアタッカー「うわ!」 「ぐあ!」 「うああぁ・・・・!」 「わっ!!」 野沢や清水もそれぞれ剣を振って、敵を次々と切り倒した。 マリオネット・ライター「ふっ!うあ!っ!む!ぐっ!でえぇぇい!!」 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパパッキャパパパ」 マリオネット・ライターはウォーティの顔を殴る。しかし、ウォーティがライターの背中を蹴る。 ライターは反撃にウォーティの右肩にチョップを打ち、腹に蹴りを決めた。 ウォーティは怒ってライターの顔を殴り、もう一度拳を突き出すと、 ライターがその拳を両手で受け止め、それで、ウォーティを思いっきり投げ飛ばした。 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパパッ」 敵は地面に叩きつけられるが、すぐに立ち上がる。 マリオネット・ライター「つっ・・・・!!」 マリオネット・ライターは敵とまたも組み合いに入った。 谷戸「ウォーティ・イーターよ!奴を止めたら、我が部下を援護するんだ!!」 マリオネット・ライターはウォーティ・イーターの頭をチョップで攻撃した。 マリオネット・ライター「せやぁぁぁ!!」 そして、敵の腹に正拳突きを決めた。しかし・・・・・。 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパ『ウォーターバスター!!』」 ウォーティ・イーターはウォーターバスターを繰り出した。 敵の水がマリオネット・ライターの胸にかけてしまった。 マリオネット・ライター「っ!!あ、あああ・・・・!!」 マリオネット・ライターは胸を敵の水にかけられ、その胸を押さえ込んだ。 ウォーティ・イーター『苦しい?でも、それを自業自得と言うのよ。』 ウォーティ・イーターは苦しんで息をしているライターを見た後、 桜たちとマリーンアタッカーたちが戦っているところを見た。マリーンたちがどんどん数が減っていく。 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパッキャパパ」 それをウォーティ・イーターはゆっくりと左手を地面に突き、 そこから水を川のように流した。桜たちやマリーンアタッカーたちの方へと流れていった。 清水「な!」 野沢「これは・・・・・・!!」 桜「ウォーティ・イーターの仕業ね!奴らはマリーンの得意な水のフィールドを作っていたわ!!」 つづく PR
ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」
ウォーティ・イーターの発生させた津波が工業地帯を沈ませてしまった。 ごらんの通り、工業地帯は水浸しとなっているが、建物の屋上などは津波に届いてはいなかった。 清水たちはとある建物の屋上にいた。 清水「野沢と月野は・・・・・!?」 清水たちのとは別の建物から野沢の声が聞こえた。 野沢「お~い!ここだよぉ~う!!」 野沢と桜は別の建物の屋上にいた。 清水「野沢!月野隊員!無事だったのね・・・・・。」 桜「さっきの津波の事件はこのジャンボ・ロイドの仕業だったんです!!」 清水「なんですって!??」 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパッキャパパッ」 ウォーティ・イーターは清水たちのいる建物に向かう。清水たちは敵に向かって銃を構えた。 清水「敵が向かってくる!!撃て!!」 清水たちはジャンボ・ロイドを撃ち続けた。 ウォーティ・イーター「キパパッキャパパパッ」 ウォーティは隊員達の連射に耐えながら進んでいった。 野沢「桜ちゃん!私たちも・・・・・・!!」 桜「はい!」 二人が銃を構えるた瞬間に、水から谷戸がバシャァァァン!と飛び出してきた。 谷戸「たあああぁぁぁぁっ!!!」 谷戸は桜たちの背後に着地。二人は後ろを向いて驚く。 桜「っ!!?」 野沢「マリーン・アタッカー!!!」 谷戸「俺様はマリーンアタッカー部隊のエース・谷戸だ!さあ、勝負だ!!」 谷戸がヤリを構えると、野沢や桜も剣を構えた。 野沢「このぉ!!」 野沢は谷戸に斬りかかる。谷戸も正面から走る。 谷戸「はっ!!」 谷戸はヤリを突き出す。野沢も剣を振り、剣が敵のヤリとぶつかり合う。 カキィィィン 野沢「ぐっ!!」 谷戸「むぅん!とおおぉぉぉう!!」 谷戸がヤリを振り上げると、野沢は剣を弾き飛ばされひるむ。 野沢「うわあぁぁぁ!!!」 桜「野沢さん!くっ!!」 桜が谷戸に斬りかかろうとした。 しかし、彼女の前に右のほうから水が飛び出してきた。 桜「きゃっ!!」 桜は水に直接あたらなかったが、驚きはした。 そして、二人の周りに水の玉のようなものが舞うように次々と飛んだ。 野沢「な・・・・なに!?この水の玉の数々は!!?」 谷戸「ククククク・・・・・!その正体は我が部下。我が部下は水から思いっきり飛び出して、 水とともに飛んでいるという事さ・・・・・!」 桜「くっ・・・・・・!」 そして、マリーンアタッカーが水から離れ、正体を現す。 そして、次々と水の玉が消え、そこから一人ずつマリーンアタッカーが次々と現れ、着地した。 谷戸「かかれ!!」 谷戸の叫びに答え、複数のアタッカーが剣で、二人に斬りかかった。 マリーン・アタッカー「だああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 野沢&桜「むうぅぅぅぅぅぅ!!!」 カキン ズバ トショ カキンキン バシュシュ 野沢と桜も剣で敵と戦う。時に敵の剣とぶつかってしまう事もあったが、なんとか倒せたところもあった。 桜「だあぁっ!!」 桜は二人のアタッカーを斬り捨てた。野沢も一人、敵を斬った。 野沢「くっ!!桜ちゃん!ここは私が抑える!桜ちゃんはボスを!!」 桜「はいっ!!」 桜は谷戸の方に向かった。 野沢「はっ!!せい!!とりゃ!!」 野沢は華麗な剣さばきで敵を次々と斬りつけた。 マリーンアタッカー「うわ!!」 「ぎゃ!」 「うぎゃあぁぁぁ・・・・!!」 「うっ!」 桜「あなたの相手は私よ・・・・・!」 桜と谷戸。両者は睨みあっていた。 谷戸「ふっ!面白い・・・・・。ぬん!!」 谷戸が桜にヤリを突き出そうとした。 桜「っ!?ふん!!」 桜は剣を振り、谷戸のヤリと弾きあう。 谷戸がヤリを振り上げ、桜の頭を刺そうとすると、桜がそれを避け剣を振るう。 桜「くらえ!!」 桜が谷戸の近くで斬りかかるが、谷戸は突然ジャンプした。 谷戸「たあっ!!」 ジャンプした谷戸は水に飛び込んだ。桜はそれを見た。 桜「くっ!水に逃げ込むなんて・・・・・!!」 桜がピストルを持ち出した。 すると、水から谷戸が出てきて、マシンガンで屋上の桜を撃ち出した。 桜「っ!うわ!!」 桜は敵の射撃を避けた。そして、谷戸に向かってピストルを4発くらい撃った。 谷戸「ふん!」 しかし、谷戸は水で素早く泳ぎ、その連射を避けた。 桜「くっ!水にいる時ではスピードがかなり上昇している!これがマリーンアタッカーの力・・・・!」 谷戸「ふふふふふふ・・・・・む?」 谷戸はウォーティ・イーターと清水たちの戦闘を見ていた。 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパパッキャパパパッ」 ウォーティ・イーターはウォーターバスターで清水たちを攻撃しようとしたが、外れてしまった。 清水たちは敵を撃ち続けた。敵はまたもバスターを出すが、清水たちは後退し、それを避けた。 谷戸「かなり苦戦してるな・・・・・・。ウォーティ・イーター!!退くぞ!!」 ウォーティ・イーター『なんですって!?』 ウォーティは谷戸に向かってそう言った。 谷戸「このままでは勝負がつかんだろう?次の機会で襲撃するのだ!」 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」 ウォーティ・イーターは回転し、そのまま水の中に入り、消えていった。 谷戸が泳いで退くと、他のマリーンアタッカーも屋上から水に飛び込み、泳いで逃げていった。 野沢「逃げたわね・・・・・・!!でも、マリーン・アタッカー・・・・。普通の戦闘員より強いわ・・・・。」 桜「・・・・・・水に関した敵・・・・・・。なんとかしなくちゃ!!」 清水「・・・・我々も支部に戻りましょ!」 夜の高町邸では、光次郎が和室に来て、あかりに話し掛けた。 光次郎「あかりさん・・・・・・。」 あかり「なんでしょうか?光次郎さん。」 光次郎「さっきは、ありがとう。でも、僕のやりたい事は・・・・僕が決めるよ。」 あかり「はい。頑張ってください。」 光次郎「・・・・・今度できたら、あかりさんの事を知りたい。」 あかり「え・・・・・・!?」 あかりはそう聞くと、急に驚く。 光次郎「・・・・ごめん。でも、正直思うところ、あかりさんは一体どんな人かわからないんだ・・・・。」 あかり「・・・・・・・・・・・・・。」 あかりは不安そうに黙り込んでいた。 あかりは光次郎に自分の正体を語ることができないのであった。 光次郎「・・・・・・あ、今じゃなくてもいい。今度・・・・できたらでいいから・・・・・。」 あかり「・・・・・ごめんなさい。この事だけが言えなくて・・・・・・。」 光次郎「・・・・いいよ。じゃあ、卒業式の時・・・・絶対に来てね・・・・・。」 あかり「・・・・・はい。」 あかりが笑って返事すると、光次郎も笑い、この部屋から出た。 光次郎は自分の部屋に戻っていた。もう深夜の1時なので、電気を消して、 ベッドで横たわって掛け布団を身に被せていたが、何故か寝ていなかった。 光次郎「・・・・・・もし、卒業式に真奈美ちゃんが生きていたら、どうしただろうな・・・・・。 それより・・・・・・あかりさん。あなたは・・・・・本当に誰なんだ・・・・・?」 次の日の朝。光次郎は制服に着替えて玄関であかりに挨拶を言った。 光次郎「じゃ、行ってくる。」 あかり「行ったらっしゃいませ!卒業式まで後6日ですね。」 光次郎「ああ。じゃ!」 光次郎は家から出て、しばらく歩いて学園に来た。そこに桜が来た。 桜「おはよう!光次郎君。」 光次郎「おはよう!桜ちゃん!今夜はどうだった?」 桜「ええ・・・・・。昨日の津波発生事件はジャンボ・ロイド、ウォーティ・イーターの仕業だったの。 彼女は水を操り、あまつさえ青い戦士、マリーンアタッカーとともに私たちと戦っていたわ。 敵部隊はなんとか退いたけど、今日はどこかに出現するはずよ・・・・。」 光次郎「そうか・・・・・・・。よし!その時は僕も手伝うよ!」 桜「ありがと!光次郎君。」 桜が笑うと、光次郎も笑った。二人は仲良く学園に入った。 今日も授業が行われていた。今回は高校に向けての勉強である。 担任の先生「ええ・・・・・。これからあなたたちが向かう先は・・・・・。」 二人は先生の話をしっかり聞いていた。そして時間が過ぎて、放課後となった。 光次郎は弓道部で弓矢の練習をしていた。そこに、梶が来た。 梶「高町。」 光次郎「っ!?なんですか・・・・!?」 梶「・・・・・今日は責めはしないけど、これだけは言っておくよ。」 光次郎「な・・・・なんなんですか?」 梶「・・・・・空手部のキャプテンがお前に会いに来る。ま、逃げたきゃ逃げるんだな・・・・・。」 梶は元気そうにない声で、光次郎から離れた。 光次郎「なんだよ・・・・・。うっ!!?」 光次郎の前についに桐原が来た。 桐原「・・・・・・お前が、高町・・・・光次郎か・・・・・・。」 光次郎「・・・そ・・・・そうだけど・・・・・。あんたは・・・・誰ですか?」 桐原「俺は桐原零。梶の言うとおり、空手部のキャプテンよ。」 光次郎「そのキャプテンが何故、僕に・・・・・!?」 光次郎は恐る恐る桐原に聞いた。 桐原「いや・・・・・。ただ、お前の顔が見たくてな・・・・・。それだけだ。」 光次郎「見たいだけで・・・!?喧嘩売ってるのですか・・・・?」 桐原「喧嘩などはしない。喧嘩など人生に必要のない行いだ・・・・・。」 光次郎「う・・・・・・・!僕を見てて、なんの意味があるのですか!?」 桐原「意味?・・・・そうだな・・・・・。もし、できたら・・・・・・・・。」 桐原が光次郎に近づこうとした瞬間、榊が二人のところに来た。 榊「よーう。」 光次郎「っ!榊!!」 光次郎は桐原から離れ、榊のところに来た。 つづく
光次郎は今までの中学での生活を思い返した。
弓道部での練習と高校生たちとの喧嘩。桜と真奈美との楽しい時間。 一人ぼっちでの家庭生活。そして、あかりの登場・・・・・。 光次郎(・・・・今の部活は弓道部だからな。・・・・他の部活にしようかな・・・・・。 でも、ジャンボ・ロイドと戦うための力をつけたいから、このままにしようかな。 でも、梶たちが怖いし・・・・・・。やはり他のにしようかな・・・・。でも・・・・・・。) 光次郎は迷っていた。部活についてを。そこに、ドアが開いて、あかりが来た。 あかり「光次郎さん・・・・・。」 光次郎「!・・・・・何?」 あかり「今度の卒業式の事ですが・・・・・・。」 光次郎「ああ。それなら、7日らしいね。たぶん。その日にそうしたいわけ?」 あかり「あの・・・・。私も卒業式に、来てもいいでしょうか・・・・。」 光次郎「え・・・・?」 あかり「私・・・・・光次郎さんの立派なところを・・・見てみたいんです。 そのために、私・・・・光次郎さんの側に・・・・いたいのです。いいですか?」 光次郎「・・・・・くす。いいよいいよ。どうせ卒業式は親も親戚も来るから。 僕には家族がいない。だから、お願いだよ。あかりさん。」 あかり「・・・・・うふふふ。はい!」 あかりは光次郎にそう言われて、笑って喜んだ。 光次郎(・・・・本当にありがとう。あかりさん・・・・・。もし、君がいなかったら、 僕は一人ぼっちで卒業するだろう・・・・・。) あかり「ところで、光次郎さん。」 光次郎「なんだい?」 あかり「式が終わったら、記念にどこかへ外食に行きませんか?」 光次郎「うん!」 光次郎はそれを聞いて喜んだ。彼は無邪気な子供のようになりそうになった。 あかり「じゃあ、どこか美味しそうなところに行きましょうね^^」 光次郎「うん。・・・・・・ところで、あかりさん。」 光次郎は急に落ち込み始めた。 あかり「なんでしょう?」 光次郎「もし、僕が高校生に行くとしたら、どうすればいいかな?」 あかり「え?たとえば・・・・・?」 光次郎「今度はどの部活に行こうかとか、授業ではどんな事があるだろうとか。 また・・・・・将来の希望とか・・・・・・ね。」 あかり「・・・・・・・その事ですか・・・・・。」 光次郎「僕は悩んでるんだ。僕は高校で何をしたらいいか・・・・・ってね。」 あかり「・・・・・そうですか・・・・・。」 光次郎「・・・・・あかりさんならどうして欲しいですか?僕の高校生活で?」 あかり「・・・・・・それは、わかりません。でも、 人のこれからの人生は他人の決定で決めるものではないと思います。」 光次郎「え?」 あかり「人間は自分自身で生きているんです。確かに、他人の教えも必要ですが、 時には、自分自らが決定を探さなければならない選択肢もあるんです。 自分が何をすればいいか・・・・それは自分のやりたい事でしょ?」 光次郎「僕の・・・やりたい事・・・・・やるべき事・・・・・。」 あかり「あなたが高校で何をすればいいか・・・・・。それは、 あなたがやりたい事を探せばいいんです。やるべき事も・・・・自分自身で決めることです。 もし、どうしてもわからない事があったら・・・・・・。」 あかりはそう言いながら、光次郎を優しく抱きしめた。 光次郎「あ・・・・・・・。」 あかり「私が応援します。あなたは一人じゃありません。私も、桜ちゃんも、 これからもあなたの支えになりますよ。」 光次郎「・・・・・・うん・・・・・・。」 光次郎は静かに返事して一粒の涙を流した。 あかりはその光次郎の涙を拭いた。 光次郎「あ。ごめん・・・・・・。」 あかり「いいですよ。これからも・・・・光次郎さんに笑って欲しいから・・・・。」 光次郎「・・・・・うん。」 光次郎が笑うと、あかりも笑った。二人の優しさという絆はさらに深まった。 とある工業地帯で、ウォーティ・イーターと谷戸らマリーンアタッカー部隊がいた。 谷戸「では、君の性能をここで我々に見せたまえ。」 ウォーティ・イーター「うふふふ。でも、いいかしら? 私の起こす津波はあなたたちを巻き込むかも知れないわよ?私は別にいいけど。」 谷戸「ふふふふふ・・・・!我々はマリーンアタッカー。仮面をつければ、水中など怖くないさ。」 ウォーティ・イーター「なるほどね。じゃ、ちょっとここで暴れていかしら?」 谷戸「敵わんさ・・・・・!ジャンボ・アップしても良い。」 ウォーティ・イーター「じゃ、やってしまいますわよ。いいわね?」 一方、ここはとある家があった。この家は一見、普通の家であるが、 住んでいるのは、ただ一人・・・・桜だけである。ここが桜の部屋であった。 桜は二階の自分の部屋でベッドで横たわっていた。 桜「高校・・・・・か・・・・。でも、私には戦いの使命がある。でも、高校での生活も考えなきゃ・・・・・。」 その時、桜の携帯が鳴り出した。桜は驚いて、その携帯電話を取り、それで電話をする。 桜「こちら、月野!!」 どうやらSSPからの通信らしい。 通信隊員の声『東京C地区に、ジャンボ・ロイドが出現しました!!』 桜「なんだって!!?」 桜は驚いて、部屋から出た。東京C地区の工業地帯では、巨大化したウォーティ・イーターが現れた。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」 巨大化ウォーティ・イーターの顔は青く、目の部分に、眼鏡のような物がある仮面を被って、 全身タイツのような服の青く、両肩や両足、両手などに緑のメカの部分を付けていた。 ウォーティ・イーターは歩いて、目の前の工場を叩き壊し始めた。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパッ」 谷戸「ククククク!破壊力はまあまあだな。む!?」 谷戸は夜空を見上げて、何かを見つけた。 SSPの戦闘機部隊だ。戦闘機部隊は一斉にバルカンを連射して、先制攻撃をかけた。 ウォーティ・イーター「キャパパッキャパパパッキャパパパパッ」 ウォーティ・イーターがいきなり、戦闘機部隊の攻撃を受けて、ひるんだ。 ウォーティ・イーター『いきなり攻撃を仕掛けて来るなんてずるいわね!! どうりで、人間は卑怯者なのよね・・・・・・!』 ウォーティ・イーターはそう言うと、左手から放水した。戦闘機はジャンボロイドから出した水を浴びた。 「わ!なんだ!!?」 「き、機能は停止していく・・・・・!?」 ジャンボロイドの水を浴びた戦闘機2、3機が突然ショートし、墜落して爆発してしまった。 地上では、アクター・シックスから桜、野沢、清水、他3名が降りた。 桜「東京R-E地区を沈没させたのは、あのジャンボ・ロイドだったのね!!」 清水「敵の能力はまだはっきりわからない!気をつけて!!」 野沢「了解!!みんな、いきましょ!!」 隊員たち「了解!!」 野沢がそう言うと、隊員たちが走り出した。 そこに、複数のマリーンアタッカーが彼女たちの前に立ちふさがった。 野沢「っ!?青いブラック・アタッカー!?」 清水「マリーンアカッターだ!!」 マリーンアタッカー「いかにも!!かかれ!!」 「おう!!」 マリーン・アタッカー部隊が桜たちに襲い掛かった。 清水「くっ!野沢と月野隊員はジャンボ・ロイドを!!こちらは奴らをやる!!」 桜&野沢「はいっ!!!」 桜と野沢は清水たちと後に、ジャンボロイドの方に向かった。 マリーン・アタッカー「たあ!」 「やあ!」 「はあああぁぁぁぁ!!!」 清水たち「ああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 カキン キィンカン カンカン カキィィン 隊員たちとアタッカーたちは剣と剣での対決をした。 清水「はあぁぁぁ!!であ!!」 清水は華麗な剣さばきでマリーンアタッカー3人くらい切り倒した。 マリーン・アタッカー「ぎぎゃ!!」 「うああぁぁぁ!!」 「うわぁ・・・・っ!!」 戦闘機部隊はバルカンでウォーティ・イーターで攻撃。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパパッキャパパパッ」 ウォーティ・イーターはビンタで戦闘機を一機撃墜させた。 そして、地上で敵に接近した桜と野沢はレーザーガンで攻撃を開始した。 ビ―ビ―ビ― 桜と野沢のレーザー射撃を受けたウォーティ・イーターはすぐに、二人の方に向いた。 ウォーティ・イーター『馬鹿ね。自分から地上から射撃なんて・・・・・。 地上は危ないというのに・・・・。この二人はもしかして無鉄砲?』 野沢「誰が無鉄砲よ!!」 野沢は怒ってレーザーガンを撃つ。 しかし、ウォーティ・イーターはひるまなかった。 ウォーティ・イーター『ウォーター・バスター!!』 ウォーティ・イーターは左手から水を放水した。 桜&野沢「きゃっ!!」 二人は敵のウォーティ・バスターを避けた。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパ『言っとくけど、ウォーター・バスターを浴びた人間は、 マヒ状態となり、一週間はその状態が続くのよ。』 桜「くっ!!」 桜と野沢はレーザーガンを撃つ。ウォーティ・イーターに命中したが、 ジャンボ・ロイドはこれを受けてもひるまなかった。 ウォーティ・イーター「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」 とある工場の屋上で谷戸がいた。 谷戸「ふふふふふふ。なかなかではないか・・・・・。ウォーティ・イーターよ! そろそろ見せてみろよ!!東京R-S地区を沈没させたあの大技をよぉ!!」 ウォーティ・イーター『言われなくても、そろそろやるつもりよ。』 野沢「あいつ・・・・何する気!??」 ウォーティ・イーター『さあ、そろそろ地上にいた事を後悔する時が来たわよ。』 清水「だあぁ!!」 マリーン・アタッカー「うわあぁぁあぁぁ・・・・!!」 清水は最後のアタッカーを斬り捨てた。 清水「はぁ・・・はぁ・・・・・!うっ!?」 清水はウォーティ・イーターが体をグルグル回しているところを見て、驚く。 桜「な・・・・何を仕掛ける気!??」 そして、グルグル回っているウォーティ・イーターの周りから突然、 水が出てきて、渦巻きのように彼女の周りに噴出して、上がっていた。 桜「まるで・・・・・水の竜巻・・・・・・!!」 谷戸「そろそろだな・・・・・!」 谷戸はそう言うと、マリーン・アタッカーの仮面を付けた。 そして、ウォーティ・イーターは回転を止め、水も彼女の後ろに止まる。 ウォーティ・イーター『アクア・デス・ワールド!!!』 ザザアアァァァァァァァン ウォーティ・イーターが両手を前に出すと、大きくなった水が突然、 津波のように前に進んだ。ウォーティ・イーターの出した水が津波となったのだ。 野沢「つ・・・・津波!!!」 桜「これが、奴の力・・・・・!!」 清水「くっ!早く建物に入って屋上に逃げ込まないと!!」 津波は次々と前の建物を沈没させていった。 つづく
清水「・・・・・・・・・・。」
光次郎「・・・・聡子さん。僕は・・・・・・。」 光次郎は切なそうに言った。 そんな光次郎に清水が声をかけた。 清水「あなた・・・・・高町光次郎ね?」 光次郎「っ!!?」 光次郎は後ろに声をかけられたので、その後ろを向いた。 そこに、清水がいた。光次郎は清水にまだ会ってなかったので、彼女の事を謎の女性だと思った。 光次郎「あ・・・・あなたは・・・・!?」 清水「・・・・・・私は清水由美子。SSP第6分隊の隊員よ。」 光次郎(清水・・・・・?もしや・・・・・?) 光次郎は第8話での桜との会話を思い出した。 桜『でも、友達は少しだけ増えた。理子ちゃん、野沢さん、清水さん・・・・・それくらい・・・・・・。』 光次郎(理子ちゃんは会った事あるし・・・・・。あの時(第9話の頃)のお姉さんが確か、 野沢さんだっけ・・・?すると、この人が清水さんか・・・・・。) 清水「・・・・どうしたの?」 光次郎「あなたが・・・・桜ちゃんの友達ですね。」 清水「っ!?」 光次郎「桜ちゃんから聞きました。あなたが桜ちゃんの友達だって。 それに、ブラッド・アサルト事件で出会った同じ分隊のお姉さんからも、 弱い人や寂しい人に親切してくれる優しい人だって・・・・・。」 清水「同じ分隊のお姉さん?まさか、野沢芽衣隊員にも出会ったの?」 光次郎「え?あの人が・・・・野沢さん!?あの人も桜ちゃんが言った友達・・・・・。」 清水「そう言うあなたも・・・・・桜の友達だったよね?」 清水はそう言って、光次郎にピストルを構えた。 光次郎「な!?何をするんです!!!」 清水「最近、私たちの戦いに犠牲者となったデス・ナイトの戦士の死体に矢が刺さっていた。 その矢はあなたが放ったわよね?」 光次郎「え・・・・・?あっ!!」 光次郎は今までの戦いに矢を放っていた事を思い出した。 過去にソニック・キャリバー、バーニング・ハント、DADAIなど、 今まで倒された戦士たちの死体に彼の放った矢が刺さっていた。 清水はそれらを見て、思っただろう。そして、クライシス・ナイト戦で、やっと気づいた。 今までの攻撃は、光次郎がやったのではないかと。 清水「あなたのはずよ。矢を放ったのは。」 光次郎(ど・・・・どうして、僕のことを・・・・!?なんかヤバそうだ・・・ピストル持ってるし・・・!!) 清水「・・・・・・・・・・・・・。」 光次郎「・・・ぼ、僕じゃありま・・・・・・。」 清水「その嘘は通じないわ。」 光次郎「うっ!!」 光次郎は誤魔化そうとしたが、清水には通用しなかった。 清水「わかってるのよ。もうあなただって事が・・・・・・!」 光次郎「・・・・・・はい。今までの勝手な行為は・・・・、僕がやりました。」 清水「・・・・・・何故、あんな事をしたの?」 光次郎「・・・・憎かったんです!!!」 清水「憎かった・・・・?」 光次郎「・・・・・許せなかったんです。僕の友人・・・・松村真奈美ちゃんを殺した・・・・、 デス・ナイトのジャンボロイドたちが!だから、僕は・・・・・・弓矢を使って、 次々とジャンボ・ロイドを攻撃した・・・・。そして、デス・ナイトのもとについている、 人間をも殺してしまった・・・・・・・。僕はその人たちを殺したたびに・・・・何故か辛い重さが感じて・・・・。 でも、僕はそれでも、戦うつもりです!!デス・ナイトが・・・滅びるまで・・・・・!!」 清水「復讐・・・・・・。それだけのために戦ったと言うのね・・・・・。」 光次郎「はい・・・・・。初めはそうでした。でも!今は大切な人を守ろうとも戦うつもりです!! あなたたちにとって、余計な事かも知れませんが・・・・・。」 清水「・・・・くすっ。」 清水はそう聞いて、ピストルをしまう。 光次郎「・・・・・すみません・・・・・。でも・・・・・。」 清水「確かに、他の分隊や上層部から見れば、余計な事かも知れないけど、 私から見れば、協力してくれたかのように見えるわ。」 清水が突然、笑顔で言って、光次郎はきょとんとした。 光次郎「・・・・・で、でも・・・・・。」 清水「あなたは・・・・近い未来、SSPに入るときが近いわね。」 光次郎「・・・・SSP・・・・・・。でも、僕は・・・・・本当は普通の学生でいたいし・・・・。」 清水「そうね・・・・・。あなたも本当は普通の人でいたかったのね・・・・・。 私も・・・・昔、そう思っていたわ・・・・。でも、もう後戻りできないと思う。 私もあなたも・・・・戦いという道を踏み入れた。一度踏み入れたら・・・・もう戻れないかも知れない・・・。」 光次郎「・・・・・じゃあ、僕は復讐のあまりに、その道に・・・・・。」 清水「ええ・・・・・。でも、その道から抜け出せる方法は一つだけある。」 光次郎「方法?」 清水「それは・・・・・想い。その想いとともに戦えば、デス・ナイトとの戦争は終わるかも知れない・・・・。 まだ決まったわけじゃないけど、私は・・・・・信じてる・・・・・。」 光次郎「想い・・・・・・・。」 清水「・・・・・じゃ、私はここで。また、次の機会に会うことになるかもね・・・・・・。」 光次郎「はい。それまで・・・さようなら・・・・・。」 清水「うん・・・・・。」 清水は静かに言いながら、光次郎から離れ、去っていった。 光次郎「・・・・・・SSP・・・・・か。・・・・でも、僕は・・・・・・。」 その頃、とある街では、梶や池本が歩いていた。 梶「・・・・ったくよぉ!気に入らねぇわ!!」 池本「どうしたん?」 梶「あいつらがもうじき卒業して俺らの・・・・高校生のところに来るってよ。」 池本「当たり前じゃん。そんな事は。」 梶「そこがムカつくんだよ!!特に光次郎だ!あいつめ・・・・・! 高校に入ったら、どのように怒ってやろうか・・・・・・!」 池本「ククククク・・・・!そりゃぁいい。」 梶「は?」 池本「あいつが来るんだったらよぉ。本物の高校の恐ろしさを思い知らせてやろうぜ。な?」 梶「ふふふふふ・・・・・!それはいい提案だ・・・・・!! さぁ来い。光次郎。高校に入ったら、俺たちが楽しいお迎えしてやるぜ・・・・・!!」 恐ろしい笑みを浮かべる二人の前に桐原零が現れた。 桐原「何をしている?」 梶&池本「は?・・・・・っ!?おお!!」 桐原を見た二人は驚き、下がる。 桐原「・・・・・高校に入る者をどうお迎えするのだ?」 梶「あ・・・あんたには関係ない!」 池本「そ、その通りだ!俺らにかかわるなよ・・・・・。」 桐原「そして・・・・・・今、高町光次郎とかほざいたな?」 梶「なっ!!何故、その事を・・・・・!?」 池本「高町になんか用なのか・・・?」 桐原「いや・・・・・・。単にその名前を持つ者を探してな・・・・・・。」 梶「・・・・わけわかんねぇ。」 桐原「わけわからなくとも結構だ・・・・。」 梶「・・・・・高町光次郎は放課後では、弓道部で弓の練習をする。 だが、あいつが卒業すれば弓道部をやめるかも知れない。 見つけたければ、明日に来るといいぜ・・・・!?」 桐原「・・・・・・そうか・・・・・。だが、あまり、そいつのようなガキみてぇな奴を・・・・・、 虐めるんじゃねぇぞ?高校生は子供たちの成長への道でもあるんだからな・・・・・。」 桐原はそう言うと、梶や池本のところを通りかかって、去っていった。 梶「桐原め・・・・・!恐ろしい奴だぜ。」 池本「しかし、あいつが切れりゃぁ、光次郎も死ぬんじゃね?俺はそうして欲しいけどな・・・・。」 梶「へへ・・・・!確かに、そうなるかも知れねぇな・・・・・!」 一方、光次郎は高町邸に帰って、自分の部屋で、パソコンで、 大怪獣バトルのサイトを見ていた。 光次郎「・・・・・・・卒業・・・・・か・・・・・。」 光次郎はネットをしながら、卒業の事を思った。 光次郎「卒業の後・・・・・・そして、入学した時・・・・・・。僕は一体、どうなるんだろう・・・・・?」 つづく SSP第6分隊支部・司令室 |
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