不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
マリオネットライターはさっそく剣を振り回し、サンダーフェイズを首を思いっきり斬った。 ズバン
サンダー・フェイズ「・・・・!!・・・・・・・・!!」 サンダーは首を斬られて、顔を切断されてしまった。 マリオネット・ライター「ふん!はっ!!」 そして、ライターは、 そのまま剣を振り回し、二大ジャンボロイドはそれに驚き、さがる。しかし・・・・・。 ジェノサイド・シーザー「ぬっ!あぉう!!」 次の瞬間、ジェノサイドシーザーは前に出て、 ジェノサイドクラッシャーでライターに斬りかかる。ライターは剣で敵の攻撃を受け止める。カキィン マリオネット・ライター「ぐ・・・・・!えぃ!!たあっ!!!」 そして、マリオネットライターは剣を動かして、敵の武器を弾かせ、ジェノサイドをひるませる。 その後、すぐに剣を一振りするが避けられてしまい、二度振るが、敵の武器と相打ちにあう。 ジェノサイド・シーザー「ぬあぁっ!!でぃっ!!っ!」 ジェノサイドシーザーはその後も、 何度もジェノサイドクラッシャーを振るが、ライターも剣を振って、何度も弾きあう。 ランドバーナーの操縦席では、一人の男性隊員が花園隊員にこう言った。 第4分隊員「プラズマエネルギー、チャージ完了!!プラズマバーナーレイを出せるぞ!!」 花園「はい!!プラズマバーナーレイ・・・・・・発射!!」花園はモニターに移されている、 首のサンダーフェイズの横姿にターゲットを合わせ、発射用のレバーを前に出し、スイッチを押した。 そして、ランドバーナーの巨大な砲口から黄色い光線が放たれた。その光線こそが、 プラズマバーナーレイだ。その光線が今サンダーフェイズに命中したのだ。 サンダー・フェイズ「!!!!???」 ドカアアァァァァァァァン プラズマバーナーレイをまともに受けたサンダーはその威力に爆発した。 花園「やったぁ!!」 花園はサンダーが爆発で粉々に吹き飛んだところを確認し、 第4分隊(自分たち)でジャンボロイドを倒した事に喜んだ。 マリオネット・ライター「残り二体!!!」 ジェノサイド・シーザー「はあああぁぁぁぁ・・・・・!!!」 ジェノサイドシーザーは、 ライターに斬りかかろうと走る。マリオネットライターも走り、ジェノサイドに近づく。 ジェノサイドはライターに近づいた瞬間に武器を振るうが、ライターは転がり、攻撃を避け、 ジェノサイドシーザーのところを越え、デスロトイスラッシャーの前に。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 デストロイスラッシャーは目の前に敵のライターが来たので、両手の鎌を振り回して彼女に斬りかかる。 マリオネット・ライター「ん!てい!!へあっ!!むん!!」 対するライターも剣で斬りかかる。 ライターの剣とデストロイの二つの鎌がぶつかり合い、弾きあっていた。 マリオネット・ライター「てぃああぁぁぁ!!!」 ライターが剣を振り上げ、 敵の鎌を弾く。その後すぐにライターはデストロイの後ろに回り込む。 デストロイ・スラッシャー「・・・・・・・・!・・・・・・!!」 デストロイも後ろを向き、 再び両手の鎌でマリオネットライターに斬りかかるが、またもライターの剣と勝負した。 ジェノサイド・シーザー「ええい!どけええぇっ!!!」 ジェノサイドは前方にライターがいるのに、彼女の前にデストロイがいるせいで、 あまりライターが見えず攻撃しずらい。それが気に喰わず、武器の先端から、 光線を出して、デストロイスラッシャーの背中を攻撃した。 ビイィィィィィ ドカァァァン デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!???」 デストロイは背中を光線に撃たれ、そこに火がついたので、慌てて鎌でその火を消した。 その後、またマリオネットライターと戦う。ジェノサイドはまた怒る。 ジェノサイド・シーザー「邪魔をするなっ!!どけえぇ~い!!!」 マリオネット・ライター「はああっ!!!」 マリオネットライターは剣を突き出した。 しかし、デストロイが突然、避けたため、ライターはジェノサイドの前に来た。 ジェノサイド・シーザー「とおぉぉっ!!」 ジェノサイドはすぐに斬りかかる。 マリオネット・ライター「くっ!やあぁぁっ!!」 ライターは敵の攻撃を避け、 お返しに剣で斬りかかるが、ジェノサイドも武器を振り、剣同士がぶつかった。 カン ジェノサイド・シーザー「ぬあ!!せい!!」 そして、ジェノサイドはライターの剣を弾いた。 その後、すぐに斬りかかろうとするが、ライターは剣でガードした。 キィィィィン マリオネット・ライター「くっ!せぃああぁぁぁっ!!!」 ライターは勢いよく剣を前に出し、ジェノサイドの武器を弾き、敵をひるませた。 ジェノサイド・シーザー「うわぁぁっ!!?」 その時、デストロイがライターに迫る。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!!」 デストロイスラッシャーが右の鎌で斬りかかるが、ライターはそれに気づき、剣でそれを防いだ。 デストロイはひるまず、右の鎌を放し、すぐに左鎌を突き出す。 マリオネット・ライター「ふん!えい!!」 ライターはその敵の鎌を剣で弾き、 まわし蹴りでデストロイを攻撃した。その後、またもジェノサイドが斬りかかって来た。 ジェノサイド・シーザー「だあああぁぁぁぁぁ!!!!」 マリオネット・ライター「っ!!?」 ライターは剣でガードしようとするが、 その同時にまたデストロイスラッシャーが襲ってきた。デストロイも斬りかかろうとしている。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 マリオネット・ライター「くうぅぅぅぅっ!!!」 二大ジャンボロイドが一斉に武器を振った時、 マリオネットライターは剣を横にし、二人の攻撃をガードした。 カキィィィィン ジェノサイド・シーザー「何ぃっ!!?」 マリオネット・ライター「っ!とうっ!!!」 マリオネットライターは思いっきり剣を振り、敵の武器を弾き、二大ジャンボロイドはひるんだ。 病室では、桜は少しだけ開けた目で、マリオネットライターと2大ジャンボロイドの戦いを見ていた。 桜「・・・・・あの人・・・・・・あかりさんだよね・・・・・?光次郎君も・・・・戦っているのかな・・・・・?」 しかし、光次郎はライターと一緒に戦っていなかった。だが、彼も戦っていた。 そう、光次郎は佐野山との戦いで見事勝利し、SSPの隊員たちとともに、 このデスナイト日本支部から脱出に成功していた。全隊員は、敵の基地を見ていた。 光次郎「ついにこのデスナイトの基地も爆発するぞ・・・・・・!」 マリオネットライターは剣を振り、ジェノサイドを攻撃するつもりが避けられた。敵の反撃が始まる。 ジェノサイド・シーザー「ぬぉりゃああぁぁぁ!!!!」 ジェノサイドシーザーは、 ジェノサイドクラッシャーを振るい、マリオネットライターの剣を弾き、落としてしまった。 マリオネット・ライター「あっ!!」 ライターは落ちた剣を慌てて拾おうとするが、 二大ジャンボロイドが武器を突き出して邪魔するので、彼女たちからさがる。 しかし、彼女たちの下には、ライターの剣がこれではうまく取れない。 ジェノサイド・シーザー「はははははっ!!さぁ~!取れるもんなら取ってみろ~!!!」 マリオネット・ライター「くっ・・・・・!」 ライターはなんとか剣を取ろうとした。 ジェノサイド・シーザー「っ・・・・・!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィ!!!!」 順調に剣のところに近づくが、そのたびに、二大ジャンボロイドが武器を突き出してくるので、 うまく取れない。今一度ゆっくり動いて剣を取ろうとするが、敵がまた武器を構えるので、さがった。 マリオネット・ライター「このままでは、勝てない・・・・・・・!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 その時、デストロイが、 ライターが油断しているところを突き、いきなり襲い掛かってきた。それを見たライターは、左手をあげた。 マリオネット・ライター「サード・スライス!!!!」 そして、その左手が光り、 マリオネットライターがその手をデストロイに出すと、その手から三つの光輪が出てきた。 ジェノサイド・シーザー「ヒ・・・・・ッ!!!」 その三つの光輪がそれぞれデストロイの両腕と首を切断した。 切られたところから火花が散り、デストロイスラッシャーは顔と両腕を失い、倒れた。 サード・スライスとは三つの小型のスライス・ライトを投げつけて攻撃する技であった。 ジェノサイド・シーザー「貴様ああぁぁぁっ!!!」 ジェノサイドは怒ってライターに斬りかかる。 マリオネット・ライター「っ!えぃ!!」 ライターは自身を転がして、敵の攻撃をかわし、 そして、ついに剣を取り戻した。その後すぐ、ジェノサイドがまたも斬りかかる。そして。 マリオネット・ライター「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ライターも攻撃を繰り出す。 剣を素早く突き出して、ジェノサイドシーザーの胸を貫いた。 グサアァァァッ ジェノサイド・シーザー「ぐああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・!!!!!」 胸を剣に突き刺されたジェノサイドは物凄い苦痛を感じた。ライターは剣を抜いた。 ジェノサイド・シーザー「あ・・・・ああ・・・・・!お・・・・おの・・・・れ・・・・・!!」 ジェノサイドは弱体化した。ライターは剣を捨て、左手をジェノサイドに向け、そこから光が。 マリオネット・ライター「フラッシュ・ブレイカー!!!!!」 マリオネット・ライターはフラッシュブレイカーを発動した。 ジェノサイド・シーザー「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 ジェノサイド・シーザーは強烈な光を浴びて、ついに大爆発を起こして粉々に吹き飛んだ。 東雲隊員&阿相隊員「やったああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 花園「わーいっ!ついに日本支部最強のジャンボロイドを倒したああぁぁ~!!」 そして、デスナイトの日本支部内で各所に仕掛けたゼーター009がついに作動。 ゼーター009が爆発を起こし、日本支部のあらゆる場所が次々と爆発していく。 アジトでも次々と爆発が起こり、残されて、倒れている佐野山も巻き込まれていく。 そして、ついにデスナイト日本支部は大爆発を起こし、ここに、デスナイトの日本支部は壊滅した。 野沢「やったああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!やったよ!!光次郎君!!!」 野沢は大いに喜んだ。 清水「よくやったよ。光次郎君。これで、敵の戦力は大いに削ったぞ!」 清水も微笑んで言った。 神山副隊長「光次郎。君はよくやった!本当によくやってくれた!」 副隊長も笑顔で褒めた。 光次郎「はい!でも・・・・・・・。」 副隊長に褒められ微笑む光次郎だが、すぐに落ち込む。 マリオネット・ライターはついに3大ジャンボロイドを倒して、その勝利に微笑んだ。 マリオネット・ライター「ついに勝った・・・・!これで・・・・・。っ!?」 その時、 ライターの前に謎の光とともに謎の黒いマントを身に纏った謎のジャンボロイドが現れた。 謎のジャンボロイド「マリオネット・ライター!!!我はデスナイト・ドイツ支部の、 代表ジャンボロイド・・・・・【ダークネス・セイバー】だ!!!」 マリオネット・ライター「ドイツ支部!!??」 謎のジャンボロイドの名はダークネス・セイバーだった。 黒い髪と鋭い目が特徴らしい。マリオネットライターは彼女から凄まじい殺気を感じ、表情を強張らせた。 ダークネス・セイバー「たった今より、日本支部は壊滅に終わり、我がドイツ支部を中心に、 各支部より戦士たちを集め、新たな対日本攻撃支部を結成した!我々は新兵器・・・・・、 【モンス・ロイド】を送り込み、お前を破壊し、日本を占領して見せる!よいか!!覚悟しておけ!!!」 ダークネス・セイバーはそう言うと、消えていった。 マリオネット・ライター「新しい・・・・・・敵・・・・・・・!!モンスロイド・・・・・・!!」 光次郎「桜ちゃん!!!!」 光次郎は慌てて、病室に入り、ベッドで横たわっている桜のところに来た。 しかし、桜は眠っていた。さっきまでは目覚めていたが、またすぐに眠っていた。 光次郎「桜ちゃん!!僕ね・・・・・SSPの隊員たちと一緒に戦ったよ・・・・・! 喜んで!ついに・・・・デスナイトに日本支部は壊滅したよ!!僕たちは勝ったんだ!! 僕は・・・勝ったんだ・・・・・!ねぇ・・・返事してよ・・・・君も喜んでよ・・・・・・!!」 光次郎は涙を流しながらそう言うと、目を閉じ、ゆっくり、桜の顔に近づく。 そして、光次郎の唇と桜の唇が重なった。ついに光次郎は愛すべき桜にキスをしたのだ。 そして、しばらくすると、光次郎は桜から離れる。光次郎は桜が目覚めるのを待っていた。 桜「ん・・・・・!こ・・・・光次郎・・・・・くん・・・・・・?」 そして、桜はゆっくりと目覚め、光次郎を見た。 光次郎「さ・・・・桜ちゃん・・・・・・。君・・・・・・・!」 光次郎はついに桜が目覚めたので、笑顔になる。 桜「・・・・全部・・・聞いたよ。日本支部・・・・やっと滅ぼしたんだね・・・・・・・。 私、嬉しいよ。光次郎君なら・・・・きっと、奴らを倒して、私のところに来てくれると・・・・・・。」 光次郎「うん・・・・・。桜ちゃああぁぁぁぁぁぁん!!!!」 光次郎は嬉し涙を流し、桜に抱きついた。 桜は微笑んで泣き叫ぶ光次郎を優しく抱いた。光次郎はついに敵を倒し、 愛する人に再び会えて、その嬉しさに泣いていたのだ。 桜も愛する人がきっと来てくれると信じて、その嬉しさに笑顔で涙を流していた。 その様子をひそかに見ていた春日はその感動の再会を静かに喜んでいた。 春日「よかったわね・・・・・。二人とも・・・・・・・。」 第2分隊基地では、日向隊長と神山副隊長。そして、高町博士が笑顔でいた。 日向隊長「そうですか。ついに日本支部は壊滅し、光次郎君も桜ちゃんに再び会えたんですね。」 高町博士「まさか・・・あの泣き虫だった孫がここまでやるとはなぁ・・・・。祖父として嬉しいのぉ・・・・。 ところで、私の孫がついにSSPに入隊すると?」 日向隊長「ええ。第6分隊に入隊すると言ってます。」 高町博士「そうか。・・・・・しかし、SSPの任務は過酷だ。果たして彼は戦えるだろうか・・・・。」 神山副隊長「いえ。あの少年は・・・・・きっと、立派なSSP隊員になれます・・・・・!」 日向隊長「神山副隊長の言うとおりです。彼なら・・・・きっと・・・・・。」 高町博士「うむ。頼んだぞ・・・・・。我が孫・・・・・光次郎よ・・・・・・!」 光次郎は自宅へ帰った。そして、玄関で彼の前に水色の髪のメイドの少女が来た。 光次郎「っ!あ・・・・あかり・・・・・さん・・・・・・・!」 光次郎は驚いた。彼の前についにあかりが蘇ったからだ。 あかり「おかえりなさいませ。光次郎さん。」 あかりが笑顔で光次郎を迎えに来たのであった。 光次郎は生き返ったあかりがいつも通りに自分を迎えてくれた事に、笑顔で嬉し涙を流した。 光次郎「ただいま・・・・・・。ただいまああぁぁ~!!」 光次郎は泣きながらあかりに抱きついた。 まるで、今まで辛い事に耐えて帰った子供のように泣く光次郎をあかりは優しく抱いてあげた。 あかり「ごめんなさい・・・・・。今まで黙ってしまって・・・・・。」 和室で、あかりは自分がマリオネットライターである事を光次郎に詫びた。光次郎は笑顔で返事する。 光次郎「いいよ。僕も・・・・君がマリオネット・ライターだって思っていたからさ。 それに、君はそのマリオネットライターとしての力で何度も僕たちを助けてくれた。」 あかり「ええ。でも、あなたの弓も私を助けてくれましたよね?」 光次郎「うん。ごめん。こっちも・・・・・・。でも、それはお互い様かも知れないね。」 あかり「・・・・光次郎さん。ジャンボロイドである私を・・・・これからも、あなたのメイドとして・・・・。」 光次郎「・・・・・ああ。これからも・・・・・僕を守ってくれ。僕には君が必要なんだよ。」 あかり「光次郎さん・・・・・。ありがとうございます。」 光次郎「そして、僕・・・・・・。来月よりSSPの隊員になるんだ!」 あかり「SSP隊員・・・・。それはいい事ですね。頑張ってください。」 光次郎「うん!お互い頑張ろう!!」 あかり「はい!!^^その前に、夕食の準備しますので。」 光次郎「頼む。」 あかりは夕食の仕度をするべく、和室から出た。 こうして、マリオネットライターと光次郎、SSPの活躍によって、デスナイト日本支部は壊滅し、 桜もあかりも復活し、光次郎にとってはハッポーエンドを迎えた気分でしょう。 ですが、まだ戦いはこれからです。全滅した日本支部に代わる、 恐ろしい支部が攻撃を開始しようとします。新幹部、ダークネス・セイバーが語る、 モンス・ロイドとはどんな恐ろしい力を持っているのか? そうです。光次郎、SSP、マリオネットライターの戦いに終わりはないのです・・・・・。 次回につづく PR マリオネット・ライター「はっ!!ええぃ!!」 マリオネットライターは走りながら、
光次郎が野沢と清水に近づいた時、清水が声を出す。
清水「な・・・何故、あなたが2分隊とともに・・・・!?」 光次郎「・・・・僕も・・・・・。デスナイトと戦いたいんです!! 確かに僕は今は隊員じゃない・・・・。でも・・・・・僕はこいつで何度もジャンボロイドを弱らせたんです!!」 光次郎が言った【こいつ】とは、自身の手に持つ弓と複数の矢の入った筒であった。 野沢「確かに・・・・あなたの怒りの矢は素晴らしい力で何度もジャンボロイドを弱らせたけど・・・・・。」 清水「・・・・・間もなく我々が向かう敵の日本支部には、そのあなたの矢では、 怯まないジャンボロイドたちがたくさんいると思う・・・・・。恐らく、私たちだけでも・・・・・。」 光次郎「確かに今までの敵は僕の矢で弱っただけで倒せなかった・・・・・。 でも、これからも僕はこの弓矢であなたたちを助けたいんです!!」 光次郎は強く叫ぶ。 野沢「っ・・・・・・・・。でも、もし、あなたが死んでしまったら・・・・・。」 光次郎「いえ・・・・・!死にはしません。あの時、言ったはずです。SSPに入りたいと!!」 清水「そんなに・・・・。私たちの組織に入りたいの?」 光次郎「はい・・・・!僕は、桜ちゃんを守れなかった。でも、今度はちゃんと守ってみせる!だから・・・。」 光次郎が切なく言ってる途中に、神山副隊長が彼を呼んだ。 神山副隊長「光次郎!そろそろ作戦の開始だ!急げ!!」 光次郎「あ・・・・。はい!・・・・・二人とも・・・・すみません・・・・・・。」 光次郎は二人に謝罪した後、 すぐに神山副隊長のもとへ。清水と野沢は走る光次郎の後姿を見て、何か考えていた。 野沢「・・・・・・清水さん・・・・・。あの子は・・・・・・。」 清水「ええ・・・・。この戦いが終わったら、隊長に相談してみましょ・・・・・。」 かくして、各分隊の選抜メンバーたちがそろった。隊員たちの前に、六条隊長が話をした。 六条隊長「私は第10分隊長の六条玄太郎である。諸君、ついにこの時がやってきてしまった・・・・。 我が宿敵、デスナイト日本支部の総攻撃にな。諸君は、対デスナイト日本支部攻撃用新型爆弾、 ゼーター009を10個持っているな?」 隊員たちはそれを聞くと、ちゃんと持ってるように答える。 隊員たち「はい!!」 ちなみに、光次郎も神山副隊長からゼーター009をもらっていた。 神山副隊長「持っているな?」 光次郎「はい!」 副隊長が聞くと、光次郎はハッキリ答える。 六条隊長「では、8、1、4分隊は右サイドから。1、3、7分隊は左サイドから。 2、5、6、我々10分隊は後方サイドから潜入を開始する。できるだけ発見されずに、 ゼーター009を仕掛けるのだ。見つかったら戦うだけだ。よいか、ただちに攻撃にかかれっ!! 作戦開始!!!!」 六条隊長が叫ぶと、隊員たちが敬礼して強い声で返事する。 隊員たち「了解!!!!」 光次郎「りょ・・・了解!!」 光次郎も遅れたので焦って敬礼した。 神山副隊長たち20人(光次郎含め。)の隊員たちは敵基地からの後方に潜んでいた。 神山副隊長「後ろにも入り口はあると聞いたが、どんな罠があるかわからない。皆、順調に行くんだ!」 光次郎、隊員たち「了解!」 副隊長の命令を聞いた隊員たちはそれを答えるかのように頷いた。 清水「っ?何を見ているの?光次郎。」 清水は光次郎は青く光るクリスタルを持っている様子を見て、言う。 光次郎「え?ああ・・・・。これ、あかりさんから貰ったお守りなんです・・・・・。」 野沢「へぇ。可愛いお守りだね^^」 光次郎「はい・・・・・・。(・・・・・あかりさん・・・・・・・。)」 光次郎は野沢に可愛いお守りと聞いて、 照れる。しかし、心の中では、あかりを凄く心配していた。 清水「今度の敵は無数にいるけど・・・・・。光次郎はそれに耐えられるか?」 野沢「もし、ピンチだとしても、このお守りがあるから大丈夫だよね?」 光次郎「はい。この癒しの光る宝石が僕を守ってくれるでしょう・・・・。」 二人はそれを聞いて微笑む。 神山副隊長「・・・・よし!他のメンバーも潜入しているハズ。我々もさっそく潜入だ!!」 光次郎、隊員たち「了解!!!」 かくして、隊員たちはそれぞれ違うサイドより、ここデスナイト日本支部アジト内の潜入に成功した。 ここはそんな敵の基地の廊下である。ここに20人の隊員たちが密かに走っていた。 中には神山副隊長、野沢、清水、光次郎もいた。光次郎と隊員たちはとにかく走っていた。 神山副隊長「止まれ!」 神山副隊長は後ろの隊員たちを声で止めた。 隊員たちの前には左右に分かれている廊下がある。隊員たちは右の壁に寄せて待ち伏せしていた。 そして、右の廊下からブラックアタッカー3人が歩いていた。光次郎たちはその様子をひっそり見ていた。 光次郎「くっ!ブラック・アタッカーか・・・・・!」 神山副隊長「うかつに出てくるな。敵が近づいたらすぐに攻撃せよ。」 アタッカーたちは歩く。 近くにはSSPの隊員がいるのを気づかずに。そして、ブラック・アタッカーたちは、 隊員たちが潜んでいる左の通路に近づいた。そして、神山副隊長が野沢や清水に命令を出した。 神山副隊長「清水隊員!野沢隊員!!」 野沢&清水「了解!!!」 神山副隊長の命令で、二人がブラックアタッカーたちの前に来た。 ブラック・アタッカー「おおっ!!」 3人は野沢と清水がいきなり出てきて銃を構えてきたところに驚く。 バキュン バキュバキュン 野沢と清水は素早く銃弾を連射し、ブラックアタッカー3人を撃った。 3人の敵は倒れ、隊員たちは一斉に出てきた。隊員たちはそれぞれ左右の道を見て、確認した。 神山副隊長「・・・・よし!敵はいなようだな。光次郎。さっそくゼーター009を仕掛けたまえ!」 光次郎「はい!」 光次郎は彼女の命令に従い、真ん中の壁にゼーター009を付けた。 野沢「うまく付けれた?」 光次郎「・・・・・・。はい。一応、設置できました。」 清水「よし。立派だよ、光次郎。(・・・・本当だ。ちゃんと設置できてる。やはり彼を・・・・・。) 清水は光次郎がちゃんと設置できたのを見ていた。野沢は光次郎の頭を撫でた。 野沢「いきなりこんな難関な作戦でよくできたね、光次郎君^^」 光次郎「いえ・・・・・。まだ、戦いはこれからです。」 野沢はそう聞くと、光次郎の頭を離してこう言う。 野沢「そうだね。他の隊員たちも頑張ってるし、私たちも頑張らなくちゃ!」 光次郎「はい・・・・・。あっ!!」 光次郎が何かを見て驚くと、隊員たちは彼が見た者を見る。 それは隊員たちの前で銃を構えているブラックアタッカー5人であった。 野沢「くっ!!見つかった!!」 神山副隊長「先制攻撃を仕掛けろ!!」 隊員たちはいち早く銃を構え、光次郎も弓矢を構える。 光次郎「えぃ!!」 光次郎の放った矢が一人のアタッカーを倒した。 ブラックアタッカー「うわっ!!」 そして、隊員たちも銃撃を開始しようとしたその時、 光次郎は後ろを見て、驚く。そこにもう一組のブラックアタッカー部隊がいた。こちらも5人いる。 光次郎「っ!?副隊長!後ろにも敵が!!」 神山副隊長を後ろを見て、そこに敵がいた事に驚く。 神山副隊長「何!?ちぃ!他の隊員は前を攻撃!私と光次郎は後ろの敵を倒す!!」 前方のブラック・アタッカーたちが一斉射撃を始めるが、隊員たちには命中していなかった。 清水「撃てぇ!!!」 隊員たちが一斉射撃をすると、4人のアタッカーが弾に撃たれて倒れた。 ブラック・アタッカー「ぐあああぁぁぁ・・・・・っ!!!!」 光次郎は後方の敵部隊の前で弓矢を構えた。 光次郎「っ!!」 光次郎は矢を放ち、一人のブラックアタッカーを射抜いて倒した。 ブラック・アタッカー「ぐふっ!」 「やろおおぉぉ!!!」 残りの敵が一斉射撃に入ろうとする。 神山副隊長「今度は私が!!」 神山副隊長はそう言うと、走り出して、 どこからともなく、ビームサーベルのような剣を出した。光次郎はこれに驚く。 光次郎「ひ・・・・光の!??;」 神山副隊長「スパークサーベル!!はっ!!せやああぁっ!!!」 ズバ ズバッ 神山副隊長はビームサーベルのような剣、スパークサーベルで二人の敵を切り裂いた。 神山副隊長「はああああぁぁぁぁぁっ!!!!」 神山副隊長はもう一人のアタッカーを一刀両断した。 しかし、残り一人のアタッカーが素早い走りで逃げてしまった。 光次郎「あ!一人逃がしてしまった!!」 ブ――― ブ――― そこに緊急警報のサイレンが鳴った。 神山副隊長「ちっ!もう見つかってしまったか・・・・・・!!」 そして、基地の内部のあらゆるところで、赤い光が点滅していた。 一方、六条隊長たちの部隊でも緊急警報のサイレンを聞いていた。 ちなみに六条隊長たちの周りには複数のブラックアタッカーが倒れていた。彼らに倒されたのであった。 六条隊長「ち・・・・・。流石はデスナイト日本支部本部。そう簡単には甘くないって事か・・・・!」 そして、佐野山のアジトでもこの緊急警報のサイレンを聞いていた。アタッカーが彼に報告して来た。 ブラック・アタッカー「我が日本支部基地内にSSPの隊員50名が出現しました!! 敵は複数に分かれ、それぞれ進攻していきます!!」 それを聞いた佐野山は狂った様に笑った。 佐野山「ふふふふふふふふふふふふふふ!!!ついに来たか・・・・SSPの諸君!! だがぁ・・・・ここがお前達の墓場となるのだぁ・・・・あぁははははははははははは!!!!!」 光次郎「これで奴は一斉に僕らを狙ってくるでしょう・・・・・・!」 神山副隊長「たとえそうだったとしても、我々は戦わなければならん!! 光次郎、野沢、清水、私、他5名は前方ルート、残り全員は後方のルートへ!では、幸運を祈る!!」 光次郎、隊員たち「了解!!!!」 光次郎たちは前へ、他の隊員たちは後方へと進んだ。 光次郎と隊員たちは前方ルートを進みながら戦っていた。 前からブラックアタッカー部隊が現れるが、野沢や清水、他5名の隊員が一斉射撃で、多くの敵を倒す。 神山副隊長「はあああぁぁぁ!!とう!!」 神山副隊長がスパークサーベルで残りの敵たちを斬った。 そこに前回で逃げた浅倉が銃を持って光次郎の前に現れた。 このアジトを守ろうと決着をつけるつもりだった。光次郎は彼女の出現に気づく。 光次郎「っ!?デンジャラスアタッキーのマスター!!」 浅倉は光次郎の向かってピストルを発砲した。 浅倉「死になさいっ!!!」 バキュン しかし、光次郎は焦って避けた。 光次郎「くっ!!このぉ!!」 光次郎は矢を放った。矢は浅倉の首に命中した。 浅倉「あぅっ!!」 浅倉は矢に首の頚動脈を刺され、倒れた。 敵が全滅したので、光次郎、隊員たちはさらに進んだ。右のルートから一人のアタッカーが来た。 野沢が壁にゼーター009を設置し、一同はさらに進むが、またアタッカーの部隊が。 野沢と清水はダブル射撃、光次郎は矢を二つ発射し、あっという間に全滅させた。 清水が床にゼーター009を設置し、さらに進む一同。そして、神山副隊長が天井にゼーター009を設置。 しばらく進むと、他の5名の隊員たちは左のルートに進み、光次郎たちは真っ直ぐ進んでいた。 そして、桜のいる病院がある街ではもう夜となった。そこに3大ジャンボロイドが大暴れをしていた。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 デストロイは両手の鎌を振り回して次々と建物を斬り続けていた。 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・!」 サンダーも両手からの光線で建物を次々と破壊した。 戦車部隊や戦闘機部隊も駆けつけるが、サンダーが左手からの電撃で多くの戦闘機を一撃で大破。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!自衛隊なんて弱い弱いwwww」 デストロイも右手の鎌でビルを斬り、そのビルの瓦礫が2機の戦車を下敷きに。 さらに、デストロイは進行して、両手の鎌を右、左と交互に次々と戦車を突き刺して破壊してしまう。 デストロイ・スラッシャー「はっはっはっはっはっはっはっは!!!間もなくこの街は壊滅する! 自衛隊も後に来るSSPも我らの前で全滅するのだぁ!!行けぇ!デストロイ&サンダー!!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィ!!!」 サンダー・フェイズ「・・・・・!・・・・・・・・!!」 デストロイとサンダーは両目からの光線と両手からの光線で戦闘機部隊や街を破壊し続けた。 桜は病室でまだ眠っていた。しかし、3大ジャンボロイドが暴れているせいか、 彼女の目がゆっくりと開けていく。桜は目覚め始めようとしていたのだ。 デスナイト日本支部では、ついに光次郎、野沢、清水、神山副隊長の4人は、 佐野山のアジトにたどり着いた。 光次郎「こ・・・・・ここが・・・・・・!」 神山副隊長「デスナイト日本支部の支部長・・・・佐野山影雄のアジト・・・・・・・!!!」 佐野山の声「ふふふふふふ・・・・・!!」 アジト中に佐野山の笑い声が響く。 そこに、4人の前に佐野山が現れた。彼の後ろに二人の少女がいた。 光次郎「き・・・・貴様が・・・・・・・!!!」 神山副隊長「佐野山影雄!!!!」 神山副隊長がそう言った後すぐに、4人は武器を構えた。 佐野山「ようこそ、我が日本支部へ。せっかくだが諸君にはこのジャンボロイドたちと相手してもらう。」 佐野山がそう言うと、二人の少女が光次郎たちのところへ歩く。 一人目の少女は髪が長く、全裸だが胸にピンクの鎧を着け、下半身はスカートを履いていた。 両腕が少し筋肉が強く、右手に剣を持っていた。二人目の少女は、髪は赤色で短く、 左手がハサミのような物になっていて、胸に白いビキニを着け、下半身はズボンのような物を履いていた。 両肩には機械のような鎧を付けて、両足に銀色の靴を履いていた。 一人目の少女「・・・・セルク・トルーパー。」 二人目の少女「アリウス・ゼルカ・・・・・。」 佐野山「ちなみに二人とも我がアジトに残された最後の機械戦士さ・・・・・!」 野沢「すると・・・・・この二人も・・・・・・・!!」 清水「ジャンボロイドだと言うのか・・・・・・!!」 セルク・トルーパー。アリウス・ゼルカ。二人の少女もジャンボロイドであった。 そして、SSP第2分隊基地の修理室では、高町博士はあかりを修理していた。 ボロボロだったあかりの身体は完全に治り、左胸のクリスタルの取り付けも無事成功し、 光胸の新しいクリスタルは前のクリスタルより青く綺麗だった。 そして、彼女の身体中には無数のコードを付けていた。 高町博士「よし!!後はあかりに全てのエネルギーを送れば修理は完了だ!!頼むぞっ!!!」 高町博士はそう言いながら左腕でレバーを引いた。 ガシャン バリバリバリバリバリバリバリ すると、全てのコードに流れる電流。これこそがあかりに送るあらゆるエネルギーである。 その多くのエネルギーがコードを通して、あかりの身体中に入り込んでくる。 高町博士「コードを通るエネルギーがあかりに入っていく・・・・・!しかし、入りすぎると、 あかりがまた壊れて、せっかくの修理が水の泡に・・・・・・!!」 高町博士から見れば、 あかりは電撃に流されいるように見えた。 ドクン・・・・ドクン・・・・ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・ 身体中にエネルギーが入り続けているせいか、あかりの胸から鼓動が出て、 それと同時に胸の膨らみもゆっくりと動いていた。そして、左胸のクリスタルも、輝きを取り戻し、 徐々にクリスタルから光が増していく。 高町博士「復活・・・・・!あかりが復活するぞ・・・・・・・!!」 そして、あかりはゆっくりと目を開け、目覚め始めようとしていた。 高町博士「っ・・・・・!あかりよ・・・・・・!!お前は間もなく蘇る!!お前は死んではならん!! お前はあかりになる前に元は人間であった・・・・・・。名は確か・・・・つ・・・・・。いや! そんな事はいい!今はそれより!お前は蘇らねばならん!!! お前にはまだ使命がある・・・・・・・。敵のジャンボロイド全てを倒して・・・・・・・・。 我が孫・高町光次郎の側にいてくれ!!!!!」 あかり「っ!!!!!」 ピカアアアァァァァァァァ そして、あかりは完全に目を開き、 彼女の全身から大きな光が発していた。そして、第2分隊基地から光が発し、 その光が空を飛び去った。その飛び去る光を日向隊長は窓から見ていた。 日向隊長「ついに・・・・・蘇ったのですね・・・・・・。あかりさん・・・・・・。」 街では、3大ジャンボロイドが大暴れを始めていた。デストロイスラッシャーは両鎌で街を次々と斬り、 サンダーフェイズが殴ったり蹴ったりで次々と建物を壊し続けた。 ジェノサイド・シーザー「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 ジェノサイド・シーザーは回転しながら、ジェノサイドクラッシャーを振る。 そして、彼女の周りの建物が斬られ、突然爆発したり飛び散ったりしていた。 ジェノサイド・シーザー「間もなくSSPの奴らが来る!しかし、これこそが、 奴らの最後だ!!!・・・・・む!?あれは・・・・・!!??」 勝ち誇ったように言うジェノサイドは空から何者かが来たところに驚く。 その者はそう、マリオネット・ライター。 マリオネット・ライターが高町博士の修理によって蘇り、帰ってきたのだ。ライターはさっそく地上に着地。 マリオネット・ライター「ジェノサイド・シーザー・・・・・・!!そして、ジャンボロイドたち!! これ以上、あなたたちの思い通りには行かないわっ!!!!」 ジェノサイド・シーザー「何故だ!貴様はもう既に死んだはずだ!!何故生き返った!??」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィ!そうだそうだ!!」 サンダーも喋らずに頷く。 マリオネット・ライター「私には守るべき人がいる。その人がいるから、私は死なない!!」 ジェノサイド・シーザー「ふざけおってぇ・・・・・・・!かかれえぇっ!!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!」 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」 二大ジャンボロイドがマリオネットライターに迫る。ライターも迎え撃つべく走り出した。 つづく
高町博士「そうだ。私はかつてデスナイトだった頃、ジャンボロイドは人間の姿をしておるのに、
皆、血も涙もない存在であった。私はデスナイトを裏切り、SSPに寝返ったのだ。」 日向隊長「博士は、デスナイトに追われて、私たち第2分隊に助けを求めました。」 高町博士「私を助けてくれた日向君は、私をこの基地に身を隠す事を許してくれたのだ。 その後、私はデスナイトの野望を阻止するために、この部屋を作り、 マリオネット・ライター=あかりを完成させたのだ。」 光次郎「ちょ・・・・・ちょっと待ってよ!おじいさん。この第2分隊の基地で、 あかりさんを作ったのなら・・・・・SSPがその事を・・・・・・。」 日向隊長「ジャンボロイドは敵だとおっしゃった博士は、 自分が作った優しいジャンボロイドを博士自身が作った事を内緒にするように言ってました。 だから、私と博士以外、SSPの皆さんはマリオネットライターの事を知らなかったのです。」 光次郎「っ・・・・・・・・!」 光次郎はあかりがこの施設で造られた事を知って驚いた。 高町博士「私の作ったマリオネットライター・あかりは素晴らしい力を持っている。 しかし、今はマリオネット回路が損傷してこの有様だ・・・・・。」 光次郎「マリオネット回路・・・・・・?」 光次郎はマリオネット回路の事を知らなかった。 高町博士「・・・・・・・・ここじゃよ。」 博士はそう言うと、あかりの胸を触った。 光次郎「え!?////む・・・・・胸・・・・・・!!??////////」 光次郎は自分の祖父があかりの胸を触っているところを見て、赤くなって驚く。 しかし、博士は変態のつもりではなく、教えるつもりであった。 高町博士「そうだ。この回路によってあかりは人に接する良心を持てるのだ。 ただ、その回路には寿命があって、数ヶ月くらい立つと停止する恐れがあるが、 この回路が攻撃を受けると受けるたびに壊れやすくなってしまうのだ・・・・・・。」 光次郎「どうりで奴ら、マリオネットライター・・・いや、あかりさんの胸を・・・・・・!! それで、あかりさんのそのマリオネット回路と言うのは大丈夫なの!?」 高町博士「・・・・・・かなりの重症だが・・・・助かる方法はある。」 博士はそう言うと彼女の胸に触れていた手を放す。光次郎は助かると聞いて笑顔になる。 光次郎「じゃあ、あかりさんは助けられるんだね!!」 高町博士「うむ・・・・・。まず、このクリスタルタイマーを知ってるか?」 光次郎「っ!?はい・・・・・。あかりさんの左胸に付けている青い宝石・・・・・。 マリオネットライターの左胸に付けてるのと同じに見えて・・・・・。」 高町博士「そう。あのクリスタルタイマーこそがあかりのもう一つの命なのだ。」 日向隊長「何故あかりさんの左胸に付けているのか・・・・・それは、マリオネット回路と、 ジャンボロイドとしての力がシンクロした時のエネルギーを抑えるためにあるのです。 あかりさんの時では・・・・・・。」 高町博士「そして、マリオネットライターの時では、回路のエネルギーとパワーがシンクロし、 マリオネットライターの超パワーが発動し発揮するのだ。しかし、その発動はかなりエネルギーが消耗し、 そのエネルギー切れまで4分かかる。4分かかれば、今のようにあかりはエネルギーが切れてしまうが、 4分前にあかりに戻れば、日向君が言ったように回路のエネルギーとパワーのシンクロが解き、 エネルギーを温存するのだ。だが、今では私が修理する必要があるようだ・・・・・。」 光次郎「じゃあ、今すぐ修理して、おじいさん!!どうかあかりさんを助けてっ!!」 高町博士「わかっておる。それにはかなり時間がかかる。」 高町博士はそう言いながらポケットからクリスタルタイマーと同じ物を取り出した。 光次郎「おじいさん・・・・これは・・・・・?」 高町博士「うむ。私が万が一に開発したもう一つのクリスタルタイマーじゃ。 これと、あかりの左胸の壊れたクリスタルを取り替えればあかりは蘇るだろう。 だが、彼女の左胸のクリスタルを取り外す事だが、無理やりではいかん。 順調に取らなければ回路が爆発する恐れもあるだろう。取り外しに成功すれば、 この新しいクリスタルタイマーを彼女の左胸に取り付ける。もちろんこれも順調に・・・・。 あとは彼女の胸の回路のエネルギーを充電し、クリスタルのエネルギーをチャージさせる。 だがそれには何時間もかかる。」 光次郎「何時間でもいい・・・・・!あかりさんさえ蘇れば!!おじいさん!さっそく修理を・・・・・!!」 高町博士「よかろう。では、修理を始めるとしよう。二人は部屋から出てくれまいか?」 光次郎「はい。実は自分・・・・・友達の桜ちゃんが重症を負っているので・・・・。 おじいさんが修理している間にちょっと病院に行ってもいいかな・・・・?」 高町博士「よかろう。お前にも友達が出来たな・・・・。」 高町博士はそう言って笑顔を見せた。 日向隊長「では、私は会議に出ます。病院に行くなら副隊長に連れて行ってもらうといいでしょう。」 光次郎「はい。じゃあ、神山副隊長に会ってきます。」 光次郎はそう言うと、神山副隊長に会おうと走った。それを見た二人は微笑んだ。 日向隊長「いい子に育ちましたわね。博士の孫は。」 高町博士「ああ。これも全てあかりのおかげじゃ。私はそんなあかりを修理しなければ・・・・。」 日向隊長「ですが・・・・・いいのでしょうか・・・・。あの事を話さなくても・・・・・。」 高町博士「うむ・・・・・・。あかりが元は人間だと言う事であるな? 彼女が人間だった頃、デスナイトに殺されてしまい、私がその子を元にあかりを造った・・・・・。」 日向隊長「はい。しかし、彼女は殺されたと見せかけて心臓が動いているだけで瀕死でありました。 博士はその娘の心臓を取り出してマリオネット回路に・・・・・。」 高町博士「そうだ。確かにマリオネット回路はあの娘の心臓を元に造った。 マリオネット回路はあかりの心臓だ。だが、その心臓は元々死に掛けている。 元々回路は短い間しか持たんだろう・・・・・。そこに私はクリスタルタイマーを造った。 クリスタルタイマーは回路の機械にエネルギーを与える役割をしているのだ。 これであかりの回路の寿命は少しだけ長く持つだろう。さらに来るべき戦闘の事も考えて、 ジャンボロイドとしての力を引き出すためにジャンボエネルギーを加えた。 しかし、そのエネルギーはあまりにも大きすぎるため心優しいあかりには約4分しか扱えなかった。」 日向隊長「しかし、そのあかりは完成した途端に博士の言う事を聞いてどこかへ・・・・。」 高町博士「うむ。やはり、言っておいた方がよかったかもしれんのぉ・・・・・。 もし、寿命が尽きそうになったら戻って来いと・・・・・・。」 日向隊長「でも、彼女は戻ってはいませんでした。あの子は・・・・・・。」 高町博士「それに光次郎は桜と言ったな。桜と言ったら・・・・・あの子の・・・・・・。」 ジャンボロイドたちが暴れているところとは違う街。その時は夕日であった。 一台の車がハイウェイを入っていた。この車はSSP専用車で、 神山副隊長が運転して、光次郎もその車に乗っていた。しかし、副隊長は何故か不機嫌だった。 光次郎「・・・・・・神山副隊長・・・・・・。」 神山副隊長「・・・・・・・なんだ?」 光次郎「ごめんなさい・・・・・。僕の我侭に付き合ってくれて・・・・・。」 神山副隊長「・・・・勘違いしないでくれ。別にお前の我侭に付き合っているつもりではない。 日向隊長が命じた。私は隊長の命令に従っているだけ。本来ならお前のような子供の我侭など・・・・・。」 光次郎「そうですね。日向さんがあなたにそう命じたから・・・・。」 神山副隊長「日向さんではない。日向隊長だ!」 光次郎「そいでしたね。でも、僕と日向さんは隊の関係ではありません。友達ですから・・・・。」 神山副隊長「友達・・・・・・か・・・・。」 神山副隊長は友達と聞いたら急に切ない表情になる。 光次郎「どうしたんですか?」 神山副隊長「くっ!////なんでもないっ!!とにかく行くんだろ!?友達が入院している病院へ!!」 神山副隊長は照れながら怒鳴ると、光次郎は何故か微笑んだ。 光次郎「ふふ。・・・・・ところで、ジャンボロイドたちは・・・・・・?」 神山副隊長「ああ。ジェノサイドシーザー軍団は今でも街で暴れ続けている頃だろう。 奴らの破壊活動によって、このままではこの街にも奴らはやってくるに違いない・・・・・!」 光次郎「奴らめ・・・あかりさんが蘇ればきっ・・・・・!!」 光次郎は厳しい表情をしていた。 かくして桜の入院している病院についた。光次郎は車から降りた。 光次郎「じゃ、行ってきます。」 神山副隊長「ジャンボロイドたちがこの街に来る可能性は高い。早めに終わらせておけ。」 光次郎「はい・・・・・。あ。」 光次郎はある物を見て足を止めて、その物に目を集中した。 病院の前には桜の木があった。今は夕日でも、桜はとても綺麗であった。 光次郎「桜・・・・・・か・・・・・。もし、奴らの征服が達成したらもうこの桜も終わるのかな・・・・・。 桜・・・・・・。名前が桜ちゃんと同じだったよね・・・・・。」 光次郎は切なくそう言うと、病院に入った。 病室では、桜がまだ眠っていた。そこに光次郎が来て彼女を見つめていた。 光次郎「・・・・・桜ちゃん。・・・・もしもでもいいから、聞いてくれるかな? 僕・・・・・・。SSPに入るよ。もちろん、君のいる分隊にね・・・・・・。 なんで僕がSSPに入りたいと思う?それはね・・・・・君を守りたいからだよ。 でも・・・・・君は今、生と死の間でさ迷っている・・・・・。もし、君が死んだら・・・・・・。 僕は優しくなれないのかも知れない・・・・・・・・。でも、君はまだ生きて欲しい。 それは優しさではなく、我侭かも知れないと僕は思う。でも、僕。これからは優しくなって見せる。」 光次郎はそう言った後、彼の脳裏に清水に言葉が思い浮かべた。 清水『・・・・・・優しいんだね。光次郎君。その優しさなら、きっと・・・・月野も元気になるはずよ・・・・。』 光次郎「きっと・・・・・!」 光次郎は清水の言葉を思い出して勇気を出したように言う。 看護婦「月野桜さんの友人ですね?」 そこに、看護婦が来て光次郎に声をかける。 光次郎「はい・・・・・。そうですけど・・・・・・。」 看護婦「ジャンボロイドたちが別の街を壊滅寸前に追いやっています。間もなくこの病院に、 ジャンボロイドたちによって負傷した人たちが大勢入院する事でしょう。」 光次郎「そうですか・・・・・・。ジャンボロイドめ・・・・・!!」 看護婦「中に生き残った子供たちの両親たちも犠牲となって、子供たちが悲しんでいます・・・・・。」 光次郎「なんですって・・・・・・!!?許さない・・・・・!!」 光次郎はジャンボロイドに対して、 さらに憎しみを覚えて、拳を握り締めた。しかし、急に辛い表情になり、手も握り締めなくなった。 光次郎(でも・・・・・・。憎しみは・・・・・優しさじゃない・・・・。僕はまだ優しくなれないのかも知れない・・・。) 光次郎は果たして敵を憎む事だけが正しいのだろうかと迷っていた。そこに、野沢の言葉を思い出す。 野沢『信じて、自分の優しさを・・・・・。そうすれば、きっと桜ちゃんもわかってくれるよ。』 光次郎(・・・・・そうだ・・・・・。信じるんだ。自分の優しさを・・・・・・。 僕の優しさは・・・・罪のない人々を滅ぼすジャンボロイドを許さない。 そして、そのジャンボロイドから人々を守る決意。それが僕の優しさ・・・・・。 それでいいよね?桜ちゃん・・・・・・・・。) 光次郎は微笑んで桜を見た。今でも眠っている桜は無表情。 しかし、桜の目から涙が流れていた。それだけで桜はまだ生きて感情も残っているのだ。 彼女は光次郎の思いが伝わっただろうか?それでも、光次郎は笑顔でこう言った。 光次郎「・・・・・行ってきます・・・・・・!僕は死なない。だから君も死なないで・・・・・。」 光次郎はそう言うと、病室から出た。 病院から出た光次郎は車の中にいる。神山副隊長に声をかけた。 光次郎「神山副隊長!」 神山副隊長「ん?もう済んだのか?」 光次郎「はい。実は・・・・・もう一つ、日向さんに頼みたい事があるんです・・・・・。」 神山副隊長「だから日向隊長だと言ってるだろう!で、その頼みごととは何だ?」 光次郎「僕を・・・・・第6分隊基地へ連れて行ってください!」 神山副隊長「・・・・・何故だ?」 光次郎「僕・・・・・・SSPの第6分隊に入隊したんです・・・・。ジャンボロイドたちから人々を守るために!」 神山副隊長「・・・・・それは無理だな。」 光次郎「え・・・・?どう言う事ですか?」 神山副隊長「第6分隊の選抜メンバーはもう決まっている。今はお前を入隊させる暇はないだろう。」 光次郎「選抜メンバー?」 神山副隊長「我々SSPはこれよりデスナイト日本支部に奇襲し一気に叩くだろう。 その担当メンバーは50名。しかし、我が2分隊のメンバーがなかなか決まらん・・・・・。」 光次郎「じゃあ、僕を入れてください!!」 神山副隊長「お前を!???」 第2分隊基地に戻った神山副隊長と光次郎は日向隊長と会話していた。 デスナイト日本支部攻撃メンバーに光次郎を入れていいかを・・・・・。 日向隊長「ええ。光次郎さん、是非戦ってくださいw」 日向隊長はハッキリと答えた。 神山副隊長「えええーっ!???;;何故です、隊長!! 何故、この子供を戦いに参加させるのです!?」 神山副隊長は納得できそうになかった。 日向隊長「光次郎さんはもう戦いに参加していますわ。ですわね?光次郎さん。」 日向隊長は弓と筒を持っている光次郎に聞く。光次郎は素直に答えた。 光次郎「はい。僕は今までこの弓矢を武器に様々なジャンボロイドと戦いました。 今回も僕はこの弓矢で奴らと戦うつもりです。」 日向隊長「と、いうわけで。神山副隊長。この子の援護をお願いしますわよ^^」 神山副隊長「・・・・・わかりました。・・・・光次郎と言ったな?」 神山副隊長に聞かれた光次郎は答える。 光次郎「はい。よろしくお願いします。神山副隊長。」 神山副隊長「本来なら君のような子供を戦いに巻き込みたくない。 だが、君が戦いを望むなら、死ぬ事になっても覚悟を決めておけ。わかったな?」 光次郎「はい。元より覚悟の上です・・・・・・・!」 光次郎の目に闘士の炎が燃えた。 日向隊長「他の隊員3名も決まりました。2分隊選抜メンバー、出動してください!!」 光次郎&神山副隊長、他の隊員3名「了解!!!!」 5人は日向隊長の前で敬礼した。 神山副隊長「・・・・・行くぞ。光次郎!!」 光次郎「はい!」 夕日のオレンジ色の空。地獄谷の近くに第6分隊のアフターシックスが走って、停まった。 そこから、野沢、清水、他3名の隊員たちが降りてきた。 野沢「この先にデスナイト日本支部の基地が・・・・・・・!」 清水「うむ。デスナイト日本支部め・・・・・!今度こそ決着をつける・・・・・!!」 そして、次々と各分隊の専用車が次々と走ってきて、次々と停まっていった。 野沢「見て、他の分隊も来たみたいよ!」 清水「ええ。間もなく決戦が始めるのね・・・・・・!」 そして、第2分隊の専用車も停まってきた。 その車から神山副隊長、他の隊員3名、そして光次郎が降りてきた。ちなみに彼は私服のままである。 野沢「えええっ!??光次郎くん!!!??なんで!??」 清水「光次郎くんだって!!??何故、第2分隊と・・・・・!???」 二人はまさか光次郎が2分隊と一緒に来るとは思わず驚いた。 光次郎「ん?・・・・あっ!!野沢さん!!清水さん!!」 光次郎も野沢と清水を見かけて、彼女たちのところに走った。 つづく
サンダーフェイズの光線を浴びた建物は電流に流され、爆発して粉々に飛び散った。
サンダーフェイズ「・・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」 さらに、サンダーフェイズは近くの別の建物を叩き壊し、下の部分も蹴ってそこを壊した。 デストロイスラッシャーも別のところで両手の鎌を振り上げ、振り下ろした両手の鎌でそれを壊した。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!」 デストロイは相変わらず奇声で笑い、右鎌を思いっきり振る。すると、近くの建物が斬られ、 斬られた部分が崩れ落ちる。さらに、右腕の肱を突き出し、その建物を壊し、建物が徐々に崩れていく。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィ!!」 デストロイは左の鎌を思いっきり振り上げ、 振り下ろした瞬間、建物は左の鎌に斬られ、完全に崩れた。 ズバン ドドォォォォン ガラガラ・・・・ デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィ!やっぱ楽しいねぇ~。こーゆーのってwwww」 ジェノサイド・シーザー「そうだっ!この破壊活動は楽しいのだっ!! さぁ~二人とも、遠慮はいらん。ここの全てを思いっきり・・・・派手に壊しまくれぇっ!!!」 いつも冷静だったジェノサイドがテンション高く言った。何故テンションが高いか? それは間もなくこの日本が自分たちの支配下に置けるのだろうと思い、 それだけでジェノサイドは嬉しすぎて、今でも興奮しそうになるかも知れない。 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・・・・!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 そんなジェノサイドの発言に従うかのように、サンダーは無言で頷き、デストロイは不気味に笑った。 その二人のジャンボロイドが再び大暴れをし、建物が次々と壊れていく。 清水「ジャンボロイドめっ!好き勝手に悪行を・・・・・・!」 日向隊長「私たちSSPが絶対に許しません・・・・・!!」 野沢「奴らは私たちが引き受けます!日向隊長は光次郎君の護衛を・・・・・!」 日向隊長「わかりました!いきましょう、光次郎さん。」 高町博士「一刻も早く、お前を愛したあかりを救うためにも・・・・・っ!!」 光次郎「はい!!」 光次郎はあかりを抱えている高町博士、日向隊長と一緒に走った。第2分隊基地へと目指して・・・・。 野沢、清水、花園の3人は3大ジャンボロイドに向かって銃を構えた。 ジャノサイド・シーザー「でやああぁぁぁぁっ!!!」 ズバァァァン ガラガラ ジェノサイドシーザーは、 ジェノサイドクラッシャーを振り、それでビルを一刀両断。すると、そのビルは粉々に崩れ落ちる。 ジェノサイド・シーザー「はっ!!」 さらに、ジェノサイドはジェノサイドレーザーを発射。 レーザーは残った一機のリボルバジャックに命中。リボルバーは墜落して爆破してしまった。 ジェノサイド・シーザー「どうだぁ!来るなら来い、SSPの諸君!!!」 ズバ ズズゥゥゥゥゥン そう語尾の後、すぐにジェノサイドクラッシャーを振り下ろし、建物を破壊した。 野沢「お望みどおり・・・・・!こっちから相手をしてあげるわ!!」 花園「あなたたちの野望は我々が打ち破って見せます!!」 清水「っ・・・・・・!む?」 清水はポケットから携帯電話の音が鳴り出したので、それを取り、電話をする。 清水「こちら、清水・・・・・・・。」 春日『こちら春日!現場の状況はどう!?』 相手は春日であった。 清水「はい!奴らはサンダーフェイズを蘇らせ、ジェノサイド、デストロイとともに、 破壊活動を続行しています。このまま行けば、日本は本当に壊滅しますっ!!」 春日『わかったわ!じゃあ、隊員たちと一緒に支部に戻って!!』 清水「え!?でも・・・・・・。」 春日『後は自衛隊に任せて。彼らにはジャンボロイドの攻撃及び住人の非難を要請した事あるわ。 それに、デスナイト日本支部壊滅作戦の決まったそうよ!!』 清水「え!?本当ですか!!」 春日『ええ!至急、基地に帰って!!そこで説明するわ!!』 清水「了解!!!」 清水は電話を切り、すぐに野沢と花園に言う。 清水「野沢隊員!花園隊員!基地に戻るわよ!!デスナイト日本支部壊滅作戦が決まったそうよ!!」 野沢「え!?本当!??」 花園「では、私は第4分隊の基地に戻らなきゃ!!」 野沢「よし!私たちも第6分隊基地に・・・・・・!」 清水「わかってる!急ぎましょ!!」 ここはどこかのどかな山であった。そこにあるのは、大きな発展を持った建物。 そここそが、SSP第2分隊基地だ。光次郎は日向隊長の後をついていき、 隊員たちがいっぱいいる。大きな司令室に来た。隊員たちは隊長の前で敬礼しながら挨拶した。 ちなみに高町博士はあかりを抱えながら修理室に来たそうだ。 隊員たち「お帰りなさいませ!隊長!!」 ちなみに、この分隊の隊員は男も女もいた。 そして、眼鏡をかけた短髪の女性が日向隊長の前で敬礼した。彼女はこの分隊の副隊長である。 副隊長「お帰りなさいませ、日向隊長!」 日向隊長「ただいまでございます、神山沙織(こうやま・さおり)副隊長。代わった事は?」 神山副隊長「はっ。実はデスナイト日本支部壊滅作戦の・・・・む?なんだ!君は!!」 神山は光次郎に指を指した。神山は光次郎とはこれが初対面なので、まだ彼の事は知らないのだ。 光次郎「え?あ、すみません・・・・・僕は・・・・・;」 日向隊長「高町光次郎。学校での友達ですわ^^」 神山副隊長「ええ!?こんな子供が隊長の友達ですと・・・・・!?;」 日向隊長「はいw」 日向隊長はそう言いながら、光次郎を抱きしめる。 光次郎「わわっ!ひ・・・日向さん、ちょっと///////」 神山副隊長「ああああっ!!お前(光次郎)、我が偉大なる隊長とイチャイチャなど・・・!!??」 光次郎「ち・・・違いますよ!;;;;」 日向隊長は光次郎から少し放れ、副隊長に言う。 日向隊長「別にイチャイチャではありませんよ。だってこの子、可愛いですもの♪」 神山副隊長「隊長がそんなのんきな事していいんですか!? もし、この男があなたに何かしたらどうするんです!??もし、変態かデスナイトだった場合・・・・・!」 光次郎(なんかこの副隊長さん、怒りっぽそうだな・・・・・・;) と、心の中で呟く光次郎。 日向隊長「ごめんなさいね、光次郎さん^^;神山副隊長ったら、 私をあまりにも愛しているあげく、私を脅かすものを全て敵だと思いまして・・・・。」 光次郎「そ・・・・そうですか・・・・・;」 日向隊長は手を合わせながら、光次郎に言った。 光次郎はそれをよく知って頷く。その後すぐに副隊長は冷静にこう言う。 神山副隊長「・・・・・隊長、デスナイト日本支部壊滅作戦が決定されたようです。」 日向隊長「わかりました。いつもすみません。私の代わりに隊員の指揮を・・・・・。」 神山副隊長「いえ・・・・・。なお、作戦実行を担当するメンバーは、 各分隊ずつ、5人・・・・・全10分隊で、50人と言っていいでしょう。なお、この作戦はマシンを扱いません。」 日向隊長「え?」 SSP第6分隊基地の司令室では、戻ってきた野沢や清水たちを初め数名の隊員たちが、 春日の話を聞いていた。内容は作戦の説明であった。 清水「戦車や戦闘機は使わない・・・・・・!?」 野沢「どう言う事ですか?」 春日「・・・・・・そのメカで派手に攻撃したら、基地に残っていたジャンボロイドたちが現れて、 返り討ちされる恐れがある。それに、マリオネット・ライターも敗北して、もういない。 街を攻撃している3大ジャンボロイドは協力だわ。」 野沢「確かに・・・・・マリオネット・ライターは数々のジャンボロイドを倒したし・・・・。」 清水「奴らには並の銃撃では効かないそうですしね・・・・・。」 春日「そのジャンボロイドたちを倒すべく、リボルバージャック大部隊、ランドバーナーなどの各分隊の、 スーパーメカには街で奴らを倒すことになっている。勝てるかどうかはわからないけど・・・・・。」 清水「しかし、敵基地を攻撃する側はどうするんですか?」 野沢「確かに・・・・・50人の徒歩部隊でどう突撃できるか・・・・・。」 春日「・・・・・・無理に猛攻撃を仕掛ける事はない。」 野沢「どういう事ですか?」 春日「密かに潜入して、隠れながらで敵のメンバーを徐々に減らせばいい。」 清水「なるほど。最初は敵に見つからずに潜入して、隠れながら少数を敵を倒していく・・・・。」 春日「そして、あなたたちは我々SSPが新しく開発した【ゼーター009】と言う、 時限爆弾を敵の基地内のあちこちに設置してもらうわ。そのゼーター009によって、 憎きデスナイトの日本支部は壊滅する・・・・・・!」 野沢「なるほど・・・・・!いわゆる・・・破壊工作ってわけですね!!」 清水「でも、この作戦の失敗は私たちの死を意味する・・・・・。」 春日「そう・・・・・。失敗は許されない・・・・・・。我が第6分隊からのメンバーを決める! 野沢隊員、清水隊員、如月隊員、森隊員、桃園隊員。この5人に決定します!! 皆、作戦の準備を始めなさい!!」 隊員たち「了解!!!」 隊員たちは敬礼した。隊長の命令に賛成していたのだ。 街では、3大ジャンボロイドが大暴れを続いていた。そのせいで、建物が次々と壊されていく。 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・・・!!」 サンダーフェイズが両手を上に出すと、 その両手から緑色の光線が出て、その光線が空高く上がっている途中に、 突然、光線の先が止まり、そこから無数の雷が出てきて、その無数の雷が、 サンダーフェイズのまわりの建物を次々と爆破していった。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 デストロイも笑いながら、両手の鎌を振り回して、次々と建物を斬り、壊していった。 ジェノサイドシーザーは二人の活躍を見て、微笑んだ。 ジェノサイド・シーザー「ふふふふふふふ。SSPめ・・・・まだ来ないとは・・・・。 どうやら我々と戦うのが嫌になったらしいなぁ・・・・・。む?」 ジェノサイドは右の方から何か気配を感じたので、その方向を見る。 そこの空から無数の戦闘機が飛んでいた。ちなみに、この戦闘機部隊は自衛隊のものだ。 ジェノサイド・シーザー「ほう。自衛隊か。だが・・・・我々の敵ではない・・・・・。」 ジェノサイドは自衛隊の戦闘機を見ると、その者たちを雑魚と見ぬし、笑みを浮かべた。 そして、無数の戦車、ロケット砲搭載トラックなど地上部隊が街の道路を走ってくる。 歩兵たちも無数いて、3大ジャンボロイドに向かって走っていった。 地上部隊はそれぞれ複数で道路を走り、3大ジャンボロイドのところに向かっていた。 初めに、戦闘機部隊が3大ジャンボロイドに無数のミサイルを連射して先制攻撃をしかけた。 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・!?・・・・・・・・・・・・・!!」 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!??」 ジェノサイド・シーザー「くっ!あぅ!この程度でぇ・・・・・・!!」 3大ジャンボロイドは戦闘機部隊のミサイル一斉連射に少しひるむが、 ジェノサイドシーザーはすぐにクラッシャーの先端を戦闘機部隊に向け、 その先端からジェノサイドレーザーを連射して、反撃に出た。 ジェノサイド・シーザー「我らジャンボロイドに勝てると思うなぁ!!!」 連続で出したジェノサイドレーザーが複数の戦闘機を撃墜。残った戦闘機が3大ジャンボロイドに接近。 ジェノサイド・シーザー「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 ジェノサイドはジェノサイドクラッシャーを一振りし、4機の戦闘機を撃墜した。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 そして、デストロイ・スラッシャーも両手の鎌を振り回し続けて、 近づいてきた戦闘機を次々と斬りつけ、撃墜していった。 サンダー・フェイズ「・・・・・・!・・・・・・・・・!!!」 サンダーも左手からの電撃光線で、 5機の戦闘機を爆破、撃墜。また右手からの電撃光線で4機の戦闘機を撃墜していった。 そして、地上から戦車部隊も一斉に砲撃を始めた。 ドンドドンドンドン デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィ!???」 サンダー・フェイズ「・・・!?・・・・・・!!」 二大ジャンボロイドはいきなり戦車部隊の一斉砲撃を受けてひるむ。 ジェノサイド・シーザー「やれぇ!!邪魔する奴らはどんな奴でも蹴散らしてしまえ!!!」 サンダー・フェイズ「・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」 サンダーフェイズは複数の戦車に向かって、 両手を出す。そこから電撃光線を放ち、複数の戦車を爆破させた。 デストロイ・スラッシャー「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィ!!!!」 デストロイ・スラッシャーも両目から赤い光線を放ち、前方の多くの戦車を破壊した。 さらに、デストロイは歩き出して、残った戦車を鎌で突き刺し、その戦車が爆発した。 ザクッ ドカァァン そして、他の戦車たちも次々と鎌で突き刺し、爆発させていった。 ジェノサイド・シーザー「クククッ!いいぞ!私も攻撃してやるとしよう・・・・・!!」 ジャノサイド・シーザーも自身に向かって来る戦車部隊に向かって歩き出す。 複数の戦車が一斉砲撃をして、ジェノサイドシーザーを攻撃した。 ジェノサイド・シーザー「っ!?くっ!!ぬうぅぅぅぅっ!うぉりゃああああああぁぁぁぁ!!!!」 ジェノサイド・シーザーは戦車部隊の砲撃に耐えながら、クラッシャーの先端を戦車部隊に向け、 ジェノサイドレーザーを発射し、多くの戦車を破壊した。ビィィィィィィ ドカアアァァァァァァン ジェノサイド・シーザー「あはははははははははは!!!どうだあぁぁ~!!!!」 一方、ここは第2分隊基地の修理室である。いろんな機械があり、 それらは人造人間などの修理のためのものであった。 部屋の中央にある大きな台で全裸のあかりが横たわっていた。その隣には高町博士が立っていた。 そこのドアが開き、そこから日向隊長と光次郎が入ってくる。 日向隊長「ここです・・・・・。」 光次郎「ここが・・・・・おじいさんがあかりさんを直すための部屋・・・・・・!」 つづく |
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