不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
清水「リボルバージャック部隊がやられた!!」
野沢「ランド・バーナーがまだ戦っている!」 クライシス・ナイト「コウウウゥゥゥゥ~オオオウウゥゥッ」 クライシス・ナイトはランド・バーナーのところに進行していた。 花園「こっちに向かってきた!!?」 ランド・バーナーは機関砲で迎撃する。しかし、クライシス・ナイトは盾でそれを跳ね返した。 桜「頑張って!理子ちゃん!!」 クライシス・ナイトは再び進行を始めた。ランド・バーナーは再び機関砲を発射。 クライシス・ナイトはそれを浴びながら進行している。 クライシス・ナイト「コウウゥゥゥゥゥ~オオオオウウウウゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトは顔の仮面の額の緑の部分から緑色の光線を出した。 ビ―――ドカァァァン 光線はランド・バーナーの前の地面にあたり、爆発した。 しかし、その爆発の振動がランド・バーナーをも揺るがせた。 花園「きゃああっ!!」 第4分隊員A「花園隊員!エネルギーがチャージした!最大出力だ!!」 花園「では、あの技を出すときですね!!」 第4分隊員B「敵は接近してくる!発射せよ!!」 花園「はいっ!プラズマ・バーナーレイ、発射!!!」 ランド・バーナーの巨大な砲身から黄色い光線が発射された。 クライシス・ナイトはその光線を跳ね返そうと盾でそれを防ぐ、しかし・・・・。 ドカァァァァァァァァァン クライシス・ナイトの盾はプラズマ・バーナーレイの威力によって爆破した。 クライシス・ナイト「コウウウゥゥゥゥ~オオオオゥゥゥゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトはランド・バーナーの必殺砲撃にひるみ、消えていった。逃げたそうだ。 桜「やったぁ!!流石理子ちゃんたち4分隊のランド・バーナー!!」 野沢「ジャンボ・ロイドが逃げて行ったわ!」 桜と野沢は喜ぶが、清水は喜んではいなかった。 清水「逃げたなら奴はまた攻撃してくるはず!本当の勝利はあいつが完全に死んでからよ!!」 野沢「そうね・・・・・!」 野沢と桜はその言葉を聞き、表情を険しくした。 桜「・・・・・・・・・・・・。」 夜の秋田町。光次郎は自宅へと帰っていった。 光次郎は二階でパソコンをしているところ、あかりが部屋に入ってきた。 あかり「光次郎さん・・・。」 光次郎「ん?何だい?」 あかり「見せたいものがあります。」 光次郎「・・・・見せたいもの?」 あかり「・・・・・これです。」 あかりは光次郎に小さく青いクリスタルを見せた。 光次郎「これは・・・・・・クリスタル!」 あかり「はい。自分で作ったお守りです。」 光次郎「自分で作ったお守りって・・・・・あかりさんが!?」 あかり「はい。・・・・・光次郎さんはもうすぐ高校生になりますね?」 光次郎「ああ・・・・なるさ。」 あかり「これからもし何かあったら・・・・そのためにこれを・・・・・。 たとえ、お守りでなくても、これをあなたに差し上げたいのです・・・・。」 あかりは切ない表情で、クリスタルを両手で持ち、それを光次郎の前に・・・・。 光次郎「・・・・・・・。」 光次郎は無言で右手でそのクリスタルにゆっくりと触れた。 そして、あかりは両手を静かに放し、光次郎はクリスタルを取った右手を顔の前に近づけた。 光次郎「・・・・・お守り・・・・・。なんか・・・綺麗だね。」 あかり「・・・・・ありがとうございます・・・・・。」 あかりは光次郎の言葉に感激し、目に一粒の涙が溢れながら部屋から出た。 光次郎「・・・・・・・あかりさん・・・・・・。(時にこう思った事があった。 僕は裏で人殺しを行ってしまった。デス・ナイトに勝つために・・・・・。 でも、そんなまだ知らされていない人殺しの僕をあかりさんは許してくれている・・・・・。 何故、あかりさんは僕に優しくできるんだろう・・・・・何故・・・・・・。)」 あかりは一人、階段に歩いた。しかし、何故か息が荒く、左腕を押さえていた。 まるで何故か傷ついたかのように・・・・・。 あかり(・・・・・・このままじゃ・・・・私の命が・・・・・。でも、光次郎さんを守らなきゃ・・・・・・・。 それに、デス・ナイトを全滅早く全滅させないと・・・・・・!!) ネットをしている光次郎は夕日に聡子と会話しているところを思い出した。 今日の夕日での回想 夕日の町で光次郎と聡子が会話をしていた。 聡子「・・・・それで、ひなまつりに行く?」 光次郎「いえ・・・・だから自分は・・・・・。」 聡子「友達となんとか話すからさ。私も光次郎君と一緒にひなまつり楽しみたいな。」 光次郎「・・・・・・・・・・。」 聡子「光次郎君もみんなと一緒に楽しみたいと思ってるでしょ?特に女の子たちと。」 光次郎「・・・・・でも・・・・。」 聡子「女装とかはどう?」 光次郎「・・・・なんか恥ずかしそうだな・・・・・/////」 聡子「確かにそうね。でも、なんでも試してみるってのも悪くないわね。 ・・・・・いずれあなたたちは高校生になるんでしょ?中学の思い出くらい、楽しい思い出作ろうじゃない?」 光次郎「楽しい思い出・・・・・・。」 聡子「光次郎君はこの中学時代で、楽しい思い出は何かあった?」 光次郎「・・・・・・あったそうな気がするけど・・・・・・楽しくない事は多かった・・・・。」 聡子「じゃあ、ひなまつりに来なよ!たとえ、恥ずかしくても、 今度こそ楽しいと思えばいいじゃない。」 光次郎「・・・・・・・・・・・・。」 聡子「どお?行く気になった?」 光次郎「・・・・・考えておきます。」 聡子「そう。じゃ、期待してるわね。」 光次郎「もし・・・・・・期待が外れたらごめんなさい・・・・・・。」 聡子「好きにしなさい・・・・・。」 そして、現在。光次郎は何故か目を閉じていた。 そして、何かを考え込み終わったかのように目を開けた。 光次郎「・・・・・・・・・。」 光次郎は立ち上がった、自分の部屋から出た。 一方、クライシス・ナイトに破壊された大阪の街では、 日向隊長たち第2分隊や4分隊、6分隊が現場で被害状況を確認していた。 桜と花園は二人で歩いていた。 桜「理子ちゃん、凄かったわよ。ランド・バーナーのプラズマ・バーナーレイの威力。」 花園「うん。でもごめんなさい・・・・・逃がしちゃって・・・・。」 桜「いいのよ。またあれを使えば。」 花園「でも、そのプラズマ・バーナーレイは自由に使えるわけがありません。 起動中に発射エネルギーをチャージしないとならないの。 それには時間がかかって・・・・・。」 桜「そうか・・・・・。じゃ、いいよ。一緒に戦えばどんな敵でもイチコロだから!」 花園「うん!」 そこに二人の前に日向隊長がいた。二人は彼女を見て、前に立つ。 日向隊長「被害状況はどうでしたの?」 桜「はい。被害者は続出したと見えていますが・・・・・・・それだけではありません。 清水さんたちがまだ他の被害者を救出している模様です。 たぶん、死亡者が少ないかと・・・・。」 花園「ごめんなさい・・・・。プラズマ・バーナーレイさえ自由に使えれば・・・・・。」 日向隊長「あなたの責任ではありませんわ。あなたたちが生きているだけで、 それでいいですの。」 桜「でも!ジャンボ・ロイドに踏み殺された人々は・・・・・。」 日向隊長「そうですね・・・・・。では、その犠牲者が安らかに眠れるように、 私たちがその犠牲者のために何かをしてあげましょう・・・・。」 桜&花園「はい・・・・・・。」 日向隊長「・・・・・ところで、光次郎君はひなまつり行くことになりまして?^^」 桜「え・・・・・?;」 花園「こうじろうくん?」 花園は光次郎の事を知らないらしい。 桜「あ!いや・・・・その・・・・・・;」 日向隊長「どうしたの?」 桜「あ、ああ・・・・・その・・・・・わかりませんが・・・・・・;」 花園「桜ちゃん・・・・光次郎って・・・・・。」 桜「あ!理子ちゃんは彼の事知らなかったわね。光次郎君は・・・・・・・。」 日向隊長「高町光次郎。中学3年生。弓道部に所属し、その弓矢で、 密かにデス・ナイトと対決。桜ちゃんとは大の親友です。」 桜「って、日向隊長・・・・・ちょっと・・・・・・;」 花園「うーん・・・・なんかわかった気がしますー。」 高町邸 あかりは和室にいた。そこに光次郎が入ってきた。 光次郎「あかりさん・・・・・・。」 あかり「・・・・あ。なんでしょうか?」 光次郎「僕・・・・・・実は・・・・・・・・。」 光次郎はあかりと話していた。そして・・・・。 あかり「えええっ!?ひなまつりに行くんですか?光次郎さんが?」 あかりが驚くのは無理もない。ひなまつりとは女の子だけの祭りであるからだ。 光次郎「最初は迷ってたけどね・・・・・・。男の僕がひなまつりなんて変かな?」 あかり「た・・・確かに光次郎さんは男ですが・・・・・;」 光次郎「あかりさんは僕がひなまつりに参加する事にどう思う?」 あかり「・・・・・ま、まあ。あなたが楽しいと思えばそれでいいのですけど・・・・。」 光次郎「じゃあ、頼みがある。」 あかり「頼み?」 光次郎「一緒に・・・・・来てくれないかな?」 つづく PR
西条「はぁ・・はぁ・・もう怒ったぞ・・・・・・!!
もう一生この部活になんか来ない!!!調理部に入ってくれるわ!!!」 榊「調理部って確か、女の子が多いとろこじゃないのか?」 光次郎「・・・・・・・・・・・・。」 榊が苦笑し、光次郎は無愛想な表情になった。 池本「けっ!!俺たちがそんな事言われて黙ってると思ってんのかぁ!!?」 「僕、サッカー部!!」 「俺は野球部!!」 「うちはアニメ研究会。」 「こっちはパソコン部よ!!」 「芸術部だぃ!!」 梶「うるせーっ!!ほかの部でも俺らみたいな怖いやつらがいるぞ!??」 西条「その通り!!でも、お前たちみたいな奴らよりはマシさ!!」 梶「・・・・・ああもうわかったよ。お前たち、もう今日からこの部活に来なくてもいいよ。 もう二度と来るな。俺、もうお前らの顔なんか見たくねーし。」 西条「ふん!最初からそういえばいいんだ!望みどおり、 もう今日からこの部活やめてやるよ!はっはっはっはっはっは!!!!」 「はははははははははははははははははは!!!!!!!」 西条が笑いながら出て行くと、他の中3たちも笑いながら出て行った。 「出て行け!!!」 「二度と来るな!!!」 「今後一切かかわらん!!!」 「会ったら即殺す!!!」 「死ね!!」 「腰抜けどもが!!!」 高校生たちは物を投げつけながら暴言を吐いた。 光次郎「・・・・・・僕も・・・もう抜けようかな・・・・・・。」 榊「でも、まだ中3の中にまだ残っている人がいるぜ。」 光次郎「え・・・・?あ!」 榊と光次郎はまだ残っている中3の少年たちが残っているところを見る。 光次郎はその中の一人に聞く。 光次郎「どうしたの?」 光次郎に聞かれた少年は気性が荒そうに言った。 「どうするもこうするもないさ!高校になってこの部活で、 今までの鬱憤を後輩どもにぶつけてやる!!!」 「そうだ!八つ当たりしてやる!!!」 「大人の恐ろしさを思い知らされた!」 「今度は俺たちがその恐ろしさをガキどもに見せる番だ!!!」 光次郎「・・・・・・・・・・。」 榊が光次郎の肩に触れながらこう言った。 榊「な?でも、俺はこの部活のままでもいいけどな。」 光次郎「・・・・・・・僕は・・・・・もういいと思う。」 榊「え?」 光次郎「だってさ・・・・・疲れるじゃないか。部活って。最近思った。 部活ってこんなに辛かったんだって・・・・・・。」 榊「・・・・・・・そうか。でも、たまにやらなきゃならないって事もあるんだぜ?」 光次郎「やらなきゃならない事・・・・・・・。」 榊「そうだ。お前だってそれがあるはずだ・・・・・!」 榊は光次郎の肩に触れている手を放す。 光次郎(・・・・・・・・・・・そうだ・・・・・。僕は・・・・・・。) 光次郎は去年の冬で真奈美が殺された事を思い出す。 そして、光次郎は復讐の鬼となって、自信の矢をジャンボ・ロイドに放ち、 デス・ナイトを滅ぼそう・・・・・それが、彼のやるべき事である。 光次郎「・・・・・・・・・ある!」 榊「やっぱりな。で、それはなんだい?」 光次郎「・・・・・・・悪いけど、教えることはできない・・・・・。」 光次郎は暗くそう言って、榊から離れ、練習場から出た。 榊「あ!おい・・・・・・!・・・・・なんなんだ・・・・・。まあ、いっか。 今はあいつの自由にさせてやろう・・・・・。」 光次郎は学園の入り口にいた。そこに桜がいた。 桜「お疲れ様。」 光次郎「・・・・・・・ありがとう。迎えに来てくれて。」 桜「うふ。当然の事じゃない。」 光次郎「・・・・・・そうだね。」 二人は町を歩いた。そこに聡子が通りかかった。 桜「あ!聡子さん。」 桜が声をかけると、聡子は静かな笑顔で返事した。 聡子「ん?あら、桜ちゃんに光次郎君。」 光次郎「こんにちわ。」 桜「こんにちわ。」 聡子「日向さんから聞いたわ。光次郎君ひなまつりに出るんですって?」 光次郎「げっ!!?;;」 光次郎はそれを聞いて驚く。 桜「そういえば、日向さんと聡子さんって友人同士でしたね。」 光次郎「そ・・・・・そう?;」 桜「うん。そう。」 聡子「うふふふふ。噂になっちゃったそうね。」 光次郎「・・・・・・悪いけど、僕は男ですから・・・・・。」 桜「・・・・・・・・・あ!!」 桜の携帯電話から通信音が鳴った。 桜は携帯電話を使った。 桜「こちら、月野!!」 通信隊員『大阪地区にジャンボ・ロイドが現れました!!第4分隊が戦闘に入ってます。 我々6分隊は直ちに援護に向かうようにと!』 桜「わかった!すぐいくわ!!」 桜は携帯電話を切った。 光次郎「・・・・また奴らだね?」 桜「うん!・・・行ってきます。」 光次郎「・・・・・行ってらっしゃい!!」 桜はそう聞くと、走り出した。戦場へ向かうために。 大阪の街で鎧を纏ったジャンボ・ロイドが現れた。 それが巨大化したクライシス・ナイトの姿であった。 クライシス・ナイト「コゥゥゥゥ~~オオオゥゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトは人間の声とは思えないというより怪獣のような鳴き声で、 剣でビルを斬った。斬られたビルは崩れ落ちてしまった。 クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥゥ~~オオオオオゥゥゥッ」 クライシス・ナイトは剣を振り回す。それによって、建物が次々と斬られ、崩れていった。 そこに空から戦闘機部隊、地上からはランド・バーナーが駆けつけた。 花園「敵、発見!!砲撃します!!」 ランド・バーナーは機関砲でクライシス・ナイトを攻撃した。 クライシス・ナイト「コォゥゥゥゥゥ~オオオオオゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトはランド・バーナーの砲撃を受けたので、それに向かった。 花園「敵が攻めてきた!!」 ランド・バーナーは機関砲を撃ち続ける。 しかし、クライシス・ナイトは巨大な盾でそれを防いだ。 戦闘機部隊は敵の背後につき、ミサイルを連射し、クライシス・ナイトも背中を攻撃した。 クライシス・ナイト「・・・・・・・?・・・・・・・・!!」 クライシス・ナイトは背中を撃たれて怒る。クライシス・ナイトは剣を振り、 近づいてきた戦闘機二機を斬り付け、撃墜した。 ランド・バーナーは二段レーザーでクライシス・ナイトを攻撃。 しかし、クライシス・ナイトはまたも盾でそれを防いだ。 クライシス・ナイト「コゥゥゥゥ~オオオオゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトはランド・バーナーに接近してきた。 そこに、戦闘機部隊がランド・バーナーを援護すべく、 クライシス・ナイトをミサイルで一斉攻撃した。 しかし、クライシス・ナイトは空からのミサイルをも盾で防いでしまった。 そこに、第6分隊の戦闘ヘリ2機、第7分隊のリボルバージャック5機、 地上からアクター・シックスから降りて来た。桜、野沢、清水、他3名がいた。 野沢「なんてジャンボ・ロイドなの!?まるで鎧の騎士だわ!!」 清水「だが、そいつを倒すのが我々の使命!行くわよ!!」 桜「はい!!」 6人の隊員が敵に近づくべく走り出した。 清水「よぉし!撃て!!!」 隊員たちは一斉にレーザーガンを撃った。 クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥ~オオオゥゥゥゥッ」 クライシス・ナイトはレーザーを浴びたが、なんともない感じだった。 桜「こちらの攻撃が効かない!!?」 清水「おそらく奴の鎧は硬いだろう。」 野沢「なんとかしなくちゃ!!ああ!リボルバー・ジャックが!!」 リボルバー・ジャックはレーザーバルカンを連射。クライシス・ナイトはそれを受けてひるむ。 クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥ~オオオゥゥゥッ」 再びリボルバー部隊がレーザーバルカンを連射するが、クライシス・ナイトは、 盾を使ってそれを防いだ。 桜「リボルバーのレーザーバルカンが敗れた!!」 クライシス・ナイト「・・・・・・・・・・!!!」 クライシス・ナイトは近づいてきたリボルバー3機を剣で斬り、撃墜した。 残った二機はクライシス・ナイトめがけてミサイルを連射した。 クライシス・ナイトはこれをも盾で防ぎ、近づいた二機を剣で斬り、撃墜。リボルバー部隊は全滅した。 つづく
光次郎が驚くのも無理はない。ひなまつりは女の子だけの祭りである。
そのひなまつりに男である光次郎が参加しようなどと、本人にとってはありえない事であった。 桜「でも、光次郎君は男の子ですよ?」 光次郎「そ、そうですよ;男の僕がひなまつりなんて・・・・・。」 日向隊長「でも・・・・光次郎君ってなんかモテモテに見えまして、ついそうしようと思いますのw」 光次郎「でもね、僕中身は酷いですよ・・・・・・。」 日向隊長「酷い?ああ、昔の事ですわね。」 光次郎「っ!!!!」 光次郎は日向隊長が自分の昔の事を知っているのかと聞いて驚く。 日向隊長「確かにあなた(光次郎)は、ジャンボ・ロイドによって両親を奪われ、 心が荒くなりましたわ。そして、親友の真奈美ちゃんも目の前で殺され、 ジャンボ・ロイドと戦う決心をしましたわ。まるで、憎しみに飢えた魔獣のように・・・・。 SSPにも入隊せず、デス・ナイトの一員となった人間の命も奪って・・・・・。」 光次郎「・・・・・はい・・・・・僕は・・・・・・・・。」 桜「・・・・・・・・・・。」 桜は光次郎を心配そうに見ていた。今の彼は悲しかったのだ。自分が戦っている事を・・・・。 桜「・・・・・ごめんなさい、光次郎君。私・・・・・・・・。」 桜は光次郎の昔の事をも日向隊長に語っていたらしい。 日向隊長「でも・・・それだけではありません。」 光次郎&桜「え?」 日向隊長「二次元の女の子でHな妄想したり、赤ん坊の声真似しようと大声出したり、 高校生にいろいろガン飛ばされて時に喧嘩したり、女の子に甘えたり、 いろいろ怖がる臆病者だったり、怒ると口が悪くなり他人をも殴ったりと、 確かに酷いですわね。おほほほほほほほ。」 日向隊長は笑いながら光次郎のやった事を語った。 光次郎「・・・・・・・・なんでそこまで知ってんですか・・・・;」 桜「ごめんなさい。これも私が・・・・・・;」 桜は泣きながら誤った。 光次郎「いや、いいさ。それより、僕は男ですからやっぱりひなまつりは・・・・。」 日向隊長「・・・・・確かに男ですね、あなたは。」 桜「・・・・・・そういえば、あなたは明日、SSPのひなまつりを始めようと・・・・。 でも、光次郎君は一般人でもありますので・・・・・。」 日向隊長「たとえ、そっちでなくても、こっちの方ならやりやすそうですね?」 光次郎「え?どういう事ですか?」 日向隊長「秋田学園でも、聡子さんがこっちでひなまつりをやりたいって言いましたわ。」 桜「まあ。聡子先輩は光次郎君の知り合いでもありますからね・・・。」 日向隊長「・・・・・本当なら私は光次郎君をひなまつりに参加させたかったですがねw」 光次郎「でも・・・・・;」 日向隊長「まあ、無理してやらなくてもいいですけど、あなたは楽しい時間が少ないと思うから、 今の子供にたくさんの友達がいるかも知れませんけど、 大人になったらまた孤独になる事もありますわよ。 今のうちにみんなと楽しんだ方が得すると思います。きっと、素敵な思い出になると思いますよ。」 日向隊長は静かにそう言いながら、二人から離れていった。 光次郎「・・・・・・・・・・・・・。」 光次郎は日向隊長の言葉を聞いて何かを考え込んだ。 桜「・・・・・・・ごめんね・・・・日向隊長は礼儀正しい割りに、 可愛い男の子好きだと言って、すぐに虐めそうな事をするの。」 光次郎「・・・・いいよ。日向さんからは僕の事、可愛いと言ってるけど、 僕は自分の事を醜いと思ってる。僕はデス・ナイトと戦う事で、 たくさんの命を奪ってしまうと思うんだ・・・・・・。それに、 昔のままからでもキレやすい性格は変わってはいない。」 桜「・・・・・・・・光次郎君・・・・・。私もね、デス・ナイトと戦ってる間にたくさんの人を殺してしまったの・・・。」 光次郎「桜ちゃんならそんな事してる事はもうわかってるよ。 だから、ハーケン・ダイバー事件の時から僕は桜ちゃんの事を殺人者だと思って。」 桜「ごめんね。あの時は・・・・・・。」 光次郎「ううん。もういいんだよ。もう過ぎ去った事だ。それにもうすぐ春が来るんだ。 その春が今までの傷を癒してくれると思う・・・・いや、そう思わなきゃ・・・・。」 桜「・・・・・・そうだね。」 桜と光次郎はお互いに笑顔を見せた。 日向隊長は3階の高等部に戻った。そこに、聡子が彼女の前に来た。 聡子「また、男の子にハァハァした?」 日向隊長「まあ・・・・それに近いことですわね。」 聡子と日向隊長は実は親友同士であった。二人は笑顔を見せあいながら会話をした。 聡子「どうせなら女の子でも襲ったらどうかしら?」 日向隊長「まあ。それでは百合になりますわ。まあ、それでも悪くありませんわね。」 そこに、梶が二人に声をかけていった。 梶「おい、二人とも給食の時間だ!早くしねぇとぶん殴るぞ!!」 聡子「わかってるわよ。五月蝿いわね・・・・。」 梶「は?五月蝿いのはお前だろ?言っとくけど俺は女にだって容赦しねぇから。」 聡子「へぇ・・・・・。あんたって人はとことんキチ○イね・・・・・・。」 梶はその言葉を聞いて怒る。聡子に殴りかかろうとしたが・・・・・。 謎の男「やめろよ。」 すると、謎の男の声を聞いた梶が突然、止まり、震えた。 梶「うっ・・・・!あ・・・・あんたは・・・・・!!」 聡子「・・・・・空手部のキャプテン、桐原零(きりはら・れい)ね。 その凶暴性な力と技で数々の敵を倒したことがある・・・・・。」 謎の男の名前は桐原零であった。梶が何故、この男を恐れるか・・・・・。 梶「・・・・・そんな事いうんじゃねぇよ・・・・・この男は・・・・・!」 桐原「たかが、給食だからって他人に喧嘩売ってどうする? 貴様のやる事は説教ではない・・・・・・・。」 梶「ちっ!わかったよ・・・・・・・・。・・・・・・・もう二度と俺の目の前に現すな鬱女。」 梶は聡子に悪口を言いながら、桐原とともに去っていった。 日向隊長「・・・・・・いけない子でしたわね。」 聡子「だったら、あの男も襲っていいのよ。」 日向隊長「とんでもございません。私はあの人のような性格の悪い人に、 ハァハァなどしたくありませんわ!」 聡子「うふふふ。でしょうね。それで、光次郎君、どう?」 日向隊長「まあ、あの人はまだわからないけど、いずれは面白い事が起こりそうよ。明日ね・・・・。」 聡子「そうね・・・・・うふふふふふふふふふ。」 日向隊長「うふふふふふふふふふふ。」 二人は笑いあいながら給食の準備にかかった。 一方、デス・ナイト日本支部では? 佐野山「ふふふふふ・・・・・!ようこそ我が日本支部へ・・・・・・。 スペイン支部最強の戦士・クライシス・ナイトよ!」 佐野山とジャノサイド・シーザーの前に馬に乗っている某国の戦士らしき衣装を着た女性がいた。 その女性は右手に剣を持ち、左手は馬に乗るためのロープを持っていた。 その女性こそがスペイン出身のジャンボ・ロイド、クライシス・ナイトなのである。 ジェノサイド・シーザー「・・・・・・って、何馬に乗ったままこの部屋にいるのだ!?? ここは偉大なる日本支部の佐野山支部長がおられるメインルームなのだぞ!!!」 佐野山「やめたまえ。ジェノサイド・シーザー!・・・・・クライシス・ナイトよ。 はるばるスペインよりこの日本支部に来てくれた。戦士らしき衣装がよく似合うわ・・・・!」 クライシス・ナイト「ホトギリス支部長より日本支部の救援に向かえとの命令が入りました。 私は偉大なデス・ナイトのジャンボ・ロイドの中での最強の騎士と呼ばれました。 私は最強の称号をかけて、この日本支部に協力しましょう。」 ジェノサイド・シーザー「貴様。今、最強とか言ったそうだな?」 クライシス・ナイト「ああ、そうだが?」 ジェノサイド・シーザー「だったら、裏切り者の、 マリオネット・ライターにも負けないと言う勇気はあるのだな?」 クライシス・ナイト「そんな質問を聞かなくとも私は元よりその者を絶ち切るつもりだ。」 佐野山「ふふふふふふふ・・・・!では、日本の大阪に襲撃し、 その大いなる力を我々に見せてくれたまえ・・・・・!」 クライシス・ナイト「かしこまりました・・・・・。」 ジェノサイド・シーザー(ちっ!気が合わぬ女だ・・・・・!どっかの武将気取りしおって!!) そして、放課後となり、部活となった。光次郎は弓矢の練習をしていた。 光次郎「・・・・・・ふん!」 光次郎の放った矢は的にあたった。真ん中に近いところだった。 光次郎(こんなんじゃ駄目だ!こんなんじゃ・・・・・デス・ナイトを滅ぼせない・・・・・!) 「おい!!」 光次郎は後ろから声が聞こえたので、後ろに向く。 そこに一人の同級生の少年、霧島がいた。 光次郎「霧島。どうしたんだ?」 霧島「俺たち、もうすぐ高校生だろ?」 光次郎「まあ。そうだけど・・・なんだ?」 霧島「俺さ、高校生になったら部活変えようと思うのさ。演劇部だ。 もうこんな部とはおさらばしたんでな!ま、あんたもせーせー考えるんだな。」 まるでこの部活を飽きたように言う霧島は光次郎から離れた。 光次郎「・・・・・部活を変えるか・・・・・・・。」 そこに、また喧嘩の声が聞こえた。 池本「は?なんで部活かえんだよ!!お前らが高校生になっても、 俺らが立派に鍛えてやっからこのままここにいろ!!!」 池本にそう怒られた中3の少年、西条は怒りながら言い返した。 西条「うるさいよ・・・・・・!もうお前らの説教は飽きたんだよ!!!!」 他の中学3年生「そうだそうだ!!」 「もう疲れたんだよ!!!」 山本「ふっざけんな!!!他の部活だって同じだろ?俺らのほかにも高校生は決まって、 こーなんだよ!!」 すると、中3の一人の少年、田村がこう言った。 田村「だから、僕たちも高校生になって、 後輩どもに説教してやるんだよ!!てめーらと同じようにな!!!」 他の高校生「てめーらぁ!?喧嘩売っちょん!??」 高校生はてめーらと言われたので怒った。 他の中3「あんただって・・・・・・・!!本当は中学の頃、よく虐められたくせに・・・・・!!!」 梶「るっせーよ!!!所詮、ガキが俺ら大人に敵うわけねーだろ!!!」 梶が中学生たちに弓を投げつけると、中学生たちは突然、狂い出して暴れだした。 中学生たち「うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」 高校生たち「このやらあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」 こうして、高校生たちと中学生たちとの喧嘩が始まった。それを見た光次郎と榊は。 榊「あーあ・・・・まーた始まっちまったぜ!」 光次郎「全く・・・・・・これだから人間は・・・・・・!!」 榊「そういうお前も人間だろ?」 光次郎「うん・・・・でも・・・・・。あ、そういえば、榊君は高校での部活は?」 榊「まだ決まっちゃいねー。そういうお前は?」 光次郎「・・・・・・まだわからないよ。」 榊「ははははっ!よかったよ、お前も考えてよ。」 光次郎「・・・・僕たちはこのままでいいのだろうか?」 榊「気にすんな!俺たちはどの道、春の光にあたるんだよ。その時が答えの出る時だ。」 光次郎「・・・・ふふ。そうだな。」 そして、高校生たちと中学生たちとの喧嘩が終わった。 両者とも傷だらけである。中学生たちは涙を見せながら、高校生たちはさらに怒りを増した。 つづく アンドロイド少女・マリオネットライター 第11話・春の萌芽 秋田学園にもついに春が近づきつつあります!そして、今日はひなまつり。 |
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