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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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野口と日下部「・・・・・・・・・・・。」

野口と日下部は黙り込む。だが、その数秒後。

日下部「だから、私と一緒に調査しないかって聞いてるの!」

日下部が急に喋り出した。野口はこれに少しだけ驚く。

灰間「・・・・でも、俺。BARの仕事、休んでるしなァ・・・。」

日下部「が・・・っ!」 日下部はそれを聞いて、怒りそうになる。

野口「・・・でも、日下部さんが、

この森で異変が起きていると言ってたんだけれど・・・。

日下部さんに協力しなくて良いのかしら?」

灰間「ああ。確かにそう言ってたな・・・。っ!?」

その時、灰間のペンダントが光り始める。

異変が起き始めた合図だ。

灰間「・・・・確かに、

この森での異変は本当に起きようとしているらしいな。

日下部。俺も手伝って良いか?」

日下部「え、ええ!もちろんよ!一緒に来なさい!!」

灰間「うむ。じゃ、野口。悪いけど・・・。まあ、

すぐに終わらせてやるから。それまで待ってな。」

灰間は立ち、日下部と一緒にどこかへと歩いて行った。

ここに、野口ただ一人だけ残る事になった。

野口「・・・・灰間君・・・・・。」


灰間と日下部は調査のため、人々のいる場所にいた。

日下部「この中に魔族とか宇宙人とか混じっている。

・・・ワケないわよね?」

灰間「いや。奴らはこの人々の中に混じっていない。

むしろ、魔族とかはいないそうだ。」

日下部「そう・・・。では、この森でどんな事が起きるのかしら?

全ての桜が腐るとか・・・かしらね?もしくは、

この地面の中に魔獣が潜んでいるとかもありえるわ。」

灰間「ヒントさえありゃ、すぐに解決できると思うけどよ・・・。むっ!?」

その時、灰間と日下部の前に、徳丸と森下が現れた。

日下部「徳丸!森下さん!あんたたち。こんなところにいたのね。」

徳丸「うん・・・・。」

日下部「・・・で、どうなの?とてもでかい桜の木とやらは?」

森下「とっても最高だったわ・・・。」

日下部「へぇ・・。そうなんだ。」

灰間「・・・・っ!?お前ら、何かおかしくねーか?」

灰間は今の徳丸と森下の容姿に気づく。そう。

徳丸と森下。元気いっぱいな二人が今、

とても暗そうな感じになっているのだ。

徳丸「・・・僕たちね。この森での異変、知ったよ。」

日下部「えっ!?それは本当!!?」

森下「うん。私たちについて来て。」

こうして、徳丸と森下はどこかへ歩き出す。

日下部「これで事件を止める事ができる!

灰間!!ついていくわよ!!」

灰間「罠かも知れんが、そうするしかねーな!!(それに、

徳丸と森下に何があったのか、わかるかも知れねェ・・・!!)」


野口はたった一人であるが、何もしてなかった。

野口「・・・・弁当もジュースも残ってるけど、独り占めはできないわ。

だって、皆。いっぱい食べたり飲んだりしたいもの・・・。

それに、何であんな事を言ったんだろう・・・。」

野口は後悔している。さっき放った言葉の事を。

日下部さんに協力しなくて良いのかしら?・・・と。

野口「でも、仕方がないわよね。私、

日下部さんみたいにアクティブな性格じゃないから・・・。っ!?」

その時、野口は前方に美しい浴衣の女性がいる事に気づく。

野口「綺麗・・・・・。」

だが、その女性はマノン星人であった。

その女性がいきなり野口に近づく。

野口「ひ・・・・・っ!?」 野口はこれに驚く。

マノン星人「どう?綺麗でしょ?私の姿・・・。」

野口「・・・は、はい。」

マノン星人「そうよね。でも、あなたは・・・。

いえ、あなたたち地球人が醜いわ。」

野口「え・・・・!?」

マノン星人「安心なさい。

今日であなたたちの醜い生は終わるから。

天国に行けると良いわね・・・。おほほほほほほ・・・!」

マノン星人はそう言うと、どこかへ去った。

野口「・・・・何なの?あの人。もしかして、宇宙人!?」


灰間と日下部は徳丸と森下の導きによって、

この森で一番大きな桜の木のある場所に来た。

野口「これが、この森で一番大きい桜の木ね・・・・。」

灰間「この木に異変があるのか?」

徳丸「うん。そうだよ。」

森下「もうすぐ来るよ。この木の事を一番知っている方が。」

そして、徳丸と森下の近くに、浴衣の女性もといマノン星人が現れた。

日下部「あんた・・・。誰?」

マノン星人「私がこの木の事を知っている美しいお姉様よ。

この私が特別に、この木の全てを教えてあげる。」

日下部「くっ!何かムカツク態度をするわね・・・!」

マノン星人「ムカツクとかとんでもないわ。私はこの星で、

一番の美少女なのよ。

全ての人たちがメロメロしちゃうのよ。この二人のようにね。」

マノン星人は徳丸と森下に手を向けて、

そう言う。そして、灰間のペンダントが光る。

灰間「そりゃ、てめーが洗脳したからよ。だって、お前。宇宙人だろ?」

日下部「な、何ですって!?」

マノン星人「あら?いきなりバレちゃったのね。(まあ、

仕方がないわね。

あの男の子。ウルトラマンティアーズだから・・・。)」

灰間「で、さっさとこの木の事を教えろや。この宇宙人めが。」

マノン星人「はいはい。教えてあげますわよ。この桜咲きの森で、

一番大きい木は、

大昔から誕生している事は大抵知っているわよね?」

灰間「ああ。ネットでその情報を得たからな。」

マノン星人「でもね、私。

その大きな木に魔力を植え付けちゃったの。

それで、この木は魔獣として生まれ変わるのよ!あはっ!!」

日下部「異変はあんたが作ったものなのね・・・・!」

マノン星人「そう言う事。ほら、間もなく生まれるわ。

私だけの怪獣が・・・・!!

その怪獣でこの星を支配してあげる!!」

この森で一番大きい桜の木に赤い目のような形の光が二つ輝き、

心臓の音と共に怪獣の鳴き声が聞こえるようになる。

怪獣の鳴き声「ゴオオォォ・・・ゴオォォ・・・」

マノン星人「おお!!産声が聞こえるわ!!もうすぐよ!!

もうすぐ、私の可愛い子供が誕生するわよ!!!」

日下部「そうはさせないわ!!!」

日下部はバルガンをこの森で一番大きい木に向ける。その時。

その木の前に徳丸と森下が立つ。これでは、木を撃つどころか、

徳丸か森下に命中してしまう恐れがある。

日下部「っ!?何をしているのよ!!そこをどきなさいよ!!!」

徳丸「嫌だよ。日下部さん。だって、僕たち。」

森下「偉大なるマノンお姉様に協力してるんだもん。」

そして、徳丸と森下。二人はそれぞれ鋭い刀を持ち始める。

マノン星人「さァ。お前たち。私の魔獣が生まれる前に、

この邪魔者たちを抹殺なさい!!我が侵略計画のために!!!」

徳丸と森下「はっ!!えええええぇぇぇぇぇぇい!!!」

マノン星人の命令に従う徳丸と森下は灰間と日下部に斬りかかる。

日下部「きゃっ!?な、何すんのよ!!?」

灰間「てめーら!!正気に戻れよ!!!」

日下部と灰間は森下と徳丸の攻撃を避けながら、そう言う。

マノン星人に操られている徳丸と日下部と戦うワケにはいかないのだ。

徳丸「死んじゃえ!!!」 灰間「ぐっ!?」

森下「このォ!!!」 日下部「・・・・っ!」

灰間は徳丸の刀を受け止め、日下部は森下の刀を受け止めた。

そして、この森で一番大きい桜の木が紫色と共に光り、

その周りの地面にヒビが大きく入る。

マノン星人「いよいよね・・・!!さァ!!

この世に現れなさい!!!魔獣、バナミロン!!!!!」

そして、バナミロンと名付けられた木が強烈に光った。

その光が次第に大きくなっていき、その光が消える。

美しい桜の木が醜い悪の植物魔獣へと変貌したのだ。

その姿は木に似ているらしいが、足が二つあり、

木の枝に似た触手が6本にあり、体の左右に3本ずつ生えている。

その身体の中心には、

醜い化け物の顔があり、目が赤く、口も何かと不気味に近いそうだ。

頭には桜が多くある。よく見ればアフロ風らしい。

この恐ろしい植物の魔獣こそ、バナミロンであるのだ。

バナミロン「グエエエエェェェウウウウゥゥゥゥゥ」

つづく

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インフェロン「あ?・・・そうだな。ちょうど決まったよ。

オギソ。お前には、敵勢力への攻撃を担当する部隊を編制しろ。

てめーの雪を呼ぶ魔力で全てのクソ共を凍らせれ。そして、

粉々にぶっ壊せや・・・!できないとか言わせねェから。」

オギソ「はい。必ずや、我らの敵となる者たち全てに、

冷たき地獄を与えましょう・・・・。」

インフェロン「フォーサよ。お前さ。この山の住人だよね?」

フォーサ「・・・・はっ。私はこの山に生まれ育ちました。

この山の事になら、一番詳しいと自慢できましょう。」

インフェロン「よろしい。では、てめーには、

この山の攻略するための部隊を結成させてもらう。

この山のジグソーを全て奪い取るのだ。一個も残らずなァ・・・!」

フォーサ「はっ!ありがと・・・ありがたき幸せ・・・!!」

インフェロン「俺らグランティの恐ろしさを、

この山にいる奴ら全員に徹底的に思い知らせろ!!良いな!?」

フォーサとオギソ「ははっ!!!」


カズサの家。とある部屋で、プルレスとクリグミが一緒に寝ていた。

だが、その2匹のプルレスとクリグミがゆっくりと目を覚まし、

起き上がった。

プルレスとクリグミ「ふあああぁぁぁぁ・・・・。」

そこに、カズサが来て、2匹に挨拶をする。

カズサ「おはよう。二人とも。」

クリグミ「おはよう。カズサお姉ちゃん・・・。」

プルレス「・・・おはようございます。」

カズサ「もうご飯はできたわよ。早くいらっしゃい。」

クリグミとプルレス「はーい。」


カズサの部屋で、クリグミとプルレスは、

テーブルの前に座り、3枚のチーズパンを食べていた。ちなみに、

カズサやアシナガも一緒に食べていた。

アシナガ「むぐむぐ・・・。美味ェ!!

このチーズパン!凄く美味ェな!!」

プルレス「本当だ。とっても美味しいや。」

クリグミ「カズサお姉ちゃんの作るチーズパンは凄く美味しいんだ。

朝は必ず、このパンを食べるんだよ。」

カズサ「まあ、私から見れば普通のパンと変わらないけどね。」

クリグミ「でも、プルレス君が一緒にいてくれるから、

今までよりとてもおいしいよ。」

アシナガ「そりゃ、嬉しいからだろ?

嬉しいと美味しさが増すってもんよ。」

プルレス「・・・あれ?ところで、マンボさんとボトルズさんは?」

カズサ「あのゾンビさんと土竜君なら、クラッシャーの皆さんと一緒に、

この村を出たわ。何でも、エゥーラさんとセイリーさんが、

政府に捕まったそうだから、助けに行こうとしたらしいわ。」

プルレス「そうですか・・・。で、アシナガさんは行かなかったの?」

アシナガ「あんなクラッシャーの連中。俺にとっちゃ、

どうも気にくわん。助ける気もねーし、残る事にしたよ。それに、

俺がいると、マンボやボトルズの足手まといになるしよ・・・。

その代わり、カズサさんのお手伝いはしてやるがな!」

アシナガはそう言って、カズサに向かってウィンクする。

カズサ「くすっ。お願いしますね。頼もしい長靴さん。」


村の外では、複数のクラッシャーの戦士たちがいた。その中に、

マンボやボトルズもいた。

クラッシャーの戦士「・・・で、何でお前たちもいるんだ?」

一人の男がマンボとボトルズにそう聞く。

ボトルズ「あなたたちの手伝いをしようかと思うんです。

リーダーであるあの人を助けたいのでしょう?」

クラッシャーの戦士「ああ。だが、

これは俺たちクラッシャーだけの問題だ。

その問題は俺たちだけでやりたい。

だが、お前たちがどうしてもと言うのなら、

俺は何も言わん。勝手にするが良い。だが、

くれぐれも邪魔するような事はするなよ?良いな?」

ボトルズ「はい。」

マンボ(このクラッシャーの部隊と共に行動する事で、

白熊の子供たちに渡すプレゼントや、ボギーと言う白熊、

そしてバンジョーとカズーイ、一気に探す。ボトルズ。

頭良い。だが、成功する確率。少ない気がする。)

クラッシャーの戦士「我々はこれより、リーダーであるエゥーラさんと、

そのメイドであるセイリーさんを救うために出動する!

勝手に協力する者が2名いるらしいが、

好きにして構わない。では、行くぞ!!」

クラッシャーの皆さん「おう!!!」 その時、テルの声が聞こえた。

テルの声「待てよ。」

クラッシャーの戦士「ん・・・?あっ!!て、テルさん!!」

そう。テルとミルがここに現れたのだ。二人とも復活したそうだ。

ボトルズ「怪我はもう治ったのですか!?」

ミル「ええ。もう全力で戦えるわ。ね?テル。」

テル「ああ。話は聞いた。エゥーラにセイリーめ。

政府なんかに捕らわれやがって・・・。」

クラッシャーの戦士「あんたたちも手伝ってくれるか!?」

ミル「もっちろん!!仲間は助けるべきでしょ?」

テル「うむ。俺たちも救出作戦に協力する。

戦力は多い方が良いだろ?」

クラッシャーの戦士「頼みます・・・・っ!」

テル「・・・・・マンボ!」

マンボ「・・・何だ?」

テル「俺たちの足を引っ張るような行為。少しでもしたら、殺すぞ?」

マンボ「・・・・わかった。」

ミル「ボトルズ君もよろしくね!」

ボトルズ「はい。何とかお手伝いをします。」

こうして、エゥーラの手下たちは、ボトルズやマンボ、

テルやミルと共にエゥーラとセイリーを救うために出撃した。


一方、政府の拠点である洞窟から、

ダンクたち多くの軍人がそれぞれ複数のジープに乗って出てきた。

それを岩に隠れているフラエとガンズがこっそり見ていた。

フラエ「また出動したな・・・!」

ガンズ「だが、すぐに突入してはいけない。あの洞窟には、

まだ強そうな奴が残っているかも知れないからな。

パーシィのように・・・。」

フラエ「ちっ!あのような奴がいなけりゃ、楽なのに・・・!!」

とあるジープに乗っている何者かが、

先頭のジープに乗っているダンクに話しかける。

その者は、金髪でサングラスをしている男であった。

もちろん、軍服を着ている。

サングラスの男「よぅ。ダンクさん!」

ダンク「何だ?デグス。」 サングラスの男の名はデグスである。

デグス「実はよ。良い情報が入ったのよ。少し聞けや。」

つづく

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日下部「うん・・・。意外と美味いわね。このジュース。

・・・って言うか、いっぱいあるわね。」

日下部はジュースが他にも多くある事に気づく。

野口「皆。いっぱい飲むと思って、いっぱい買いすぎちゃったから。

日下部さんも、飲みたい物があれば、飲んでも良いです。」

日下部「そう。それにしても、桜ってこんなに多く落ちているのね。」

灰間「日下部は花見とか行ってないのか?」

日下部「幼い頃になら行った事あるわよ。けど、

桜がこんなに落ち続けているところは知らなかったわ。」

森下「ふみゅううぅぅぅぅん・・・。すやすやぁ・・・。」

森下はいつの間にか、眠っていた。

徳丸「森下さん。もう眠っちゃった。酔いが強すぎたかな?

それにしても、ここにいる人たち。皆、幸せそうだな。」

徳丸は周囲を見回す。そこでは、多くの人々が幸せそうに、

桜を見たり、飲食をしたり、歌を歌ったり、遊んだりしていた。

日下部「そうね。でも、これは当たり前な事だし・・・。」

徳丸「でも、その皆が幸せな時間を当たり前な事にしたのは、

日下部さんや灰間君、BARの皆さんのおかげだよ。

BARの皆が魔獣たちから地球を守ってくれているおかげで、

僕ら市民は安心して暮らせるんだ。

だから、今もこうなっているんだ。」

日下部「・・・・そう。」 灰間「確かにな。」

野口「でも、あなたたちも、幸せな時間を得て欲しいわ。

BAR隊員ではなく、普通の人間として。」

日下部「確かに、私には幸せと言う物を感じた事は少ないわね・・・。」

灰間「魔獣が完全にいなくなった時期には、

できるだけそうしたいもんだな。」

灰間たちはしばらく、

人々が幸せなところを散りゆく桜と共に見ていた。

森下「う、ううぅぅぅん・・・。あれれ?私、どうしちゃったんだろ?」

その時、森下が目を覚ました。

そして、すぐに日下部の姿を見て、驚く。

森下「あっ!!日下部さん!!どうして、ここに・・・?」

日下部「え!?さっきの事、忘れちゃったの・・・!?」

徳丸「酔ってる時の記憶がないんだよなァ・・・。たはは。

・・・そうだ!!この森で、

とてもでかい桜の木があるって聞いたんだ!!」

灰間「でかい桜の木?」 森下「あるの!?そんな木。」

徳丸「うん。あるよ。この森を象徴するような凄い木なんだぜ?

桜がどの木よりも一番多いんだって。」

森下「うわーお!是非、見てみたいわ!」

徳丸「そうだね!じゃ、行こう!灰間君たちは?」

灰間「悪いが、ここでジュースを飲んでおくよ。」

野口「私も残るわ。」 日下部「私も念のため・・・。」

徳丸と森下「じゃ、行ってくるねーっ!!」

こうして、徳丸と森下は一番大きな桜の木を探しに、

灰間たちから離れた。


そして、二人はある人気のない場所で、ついに見つけた。

この森で一番大きな桜の木を。

その木から、とても多くの桜が散っていた。

森下「凄いわ・・・。今まで見た物よりとても綺麗・・・。」

徳丸「うん・・・。これが、桜咲きの森で一番最高の桜の木さ。

後で、灰間君たちにも見せようよ。」

森下「うん!この感動さは是非、皆に味わってもらいたいわよね。」

謎の声「くすくすくすくす・・・・。」

その時、謎の笑い声が聞こえた。

徳丸と森下は驚きと共に後ろを向く。

そこには、浴衣衣装の美しい女性がいた。

浴衣の女性「あなたたち。この木に何か用かしら?」

森下「はい!見て感動するために来ました!」

徳丸「この木はとても美しくて、最高な気分を味わえます。」

浴衣の女性「そう。ありがとう。私も、この木が大好きなの。

綺麗な桜を散らし続けるこの木が・・・。」

森下「そうなんだ。優しい人なんだね。お姉さんは。」

徳丸「あの・・・。できれば、名前を教えてくれますか?

僕たち、何だか仲良くできそうな気分ですので・・・。」

浴衣の女性「名前・・・。そうね・・・・。では、

マノン星人とかはどうかしら?」

森下「マノン星人・・・?」 徳丸「もしかして、遊星人?」

浴衣の女性はマノン星人と名乗る。もしかすると。

マノン星人「そう。桜が散るのが大好きな者よ。

まるで、人の命が散っているかのように見えるのがね・・・!」

そして、マノン星人の身体が一瞬だけ変わる。それは、

銀色の怪人のような姿であるが、すぐに人間の姿に戻った。

そして、徳丸と森下の目の輝きが消えた。

マノン星人「うふふふふふふ・・・。」

マノン星人はとても大きな桜の木を見る。その木には、

二つの赤い目が見え始める。

何か、心臓の音みたいな音が聞こえる。

マノン星人「そろそろ動いてくれるわね・・・。その前に、

お願いできるかしら?二人の地球人さん。」

徳丸と森下「・・・・・・はい。」


灰間、日下部、野口は何故か動きを止まったままであった。

一体、何をしようと言うのだろうか。

野口(・・・どうしよう。日下部さんと灰間君。

誰から話しかければ良いのかしら?何だかそうしづらいよ・・・。)

日下部(早くこの森を調査しなきゃいけないってのに、

すぐに抜けようとすると、何言われるかわかったもんじゃないわ。)

灰間「・・・二人とも、何を黙り込んでるんだ?」

灰間が話しかけると、野口と日下部がすぐに動き出す。

野口「一緒に歌を歌わない!?」 

日下部「一緒に調査しない!?」

二人が同時に言葉を放ったので、灰間は混乱しそうになる。

灰間「・・・・何を言ってるんだ?」

つづく

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バンジョー「・・・そのジグソー、どうやって手に入れたんだぃ?」

ウォーザ「だ、黙れ!!お前・・・!!何で、ここにいる!?

ここから去ったんじゃなかったのかよ!!?」

カズーイ「はいはい。今から、去りますから。

さっさと、そのジグソーをよこしなさい!大切にするから。」

バンジョー「か、カズーイ!?」

カズーイは翼をウォーザに近づける。

まるで、ジグソーを要求するように。

ウォーザ「ひ、ひぃ!!?」

カズーイ「さァ!!渡しなさい!!」

バンジョー「それとも、何か理由でもあるのか?」

ウォーザ「そうか・・・。お前たち。やはり、デスブラザーだな!!?」

バンジョーとカズーイ「ええっ!!?」

ウォーザ「そうだ!!デスブラザーだ!!そうでないなら、

僕のジグソーを奪おうとはしない!!だが、

お前らは僕のジグソーを奪おうとする!!」

カズーイ「ちょっと!!何で、そんな理由で、

あたいたちをデスブラザーと思い込むワケ!?」

ウォーザ「黙れ!!!僕は知ってるんだぞ!?デスブラザーは、

黒い熊と鳥のコンビだと言う事が!!

それが、お前らなんだろ!!?おい!!

僕らセイウチ族に酷い仕打ちをしやがって・・・・!!」

バンジョー「ち、違う!僕たちはそんな事をしていない!!」

ウォーザ「嘘をつけェ!!お前らは世界の平和を乱す悪だァ!!!」

ウォーザはそう言って、後ろの方に向く。

そこには、多くのセイウチがいる。

ウォーザ「皆あああぁぁぁぁぁ!!!大変だああああぁぁぁぁぁ!!!

この住み処にデスブラザーがいるぞおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

バンジョー「な・・・っ!?」 カズーイ「な、何をやっているのよ!?」

ウォーザ「こいつらがデスブラザーだ!!!

皆でやっつけるんだあああぁぁぁぁ!!!」

セイウチA「何!?デスブラザーだと!!?」

セイウチB「あっ!!確かにいるぞ!!戻って来たのか!!」

セイウチC「あの時の復讐をしてやる!!!」

ウォーザの言葉を信じたセイウチたちは怒りと共に、

バンジョーとカズーイに迫る。

バンジョー「あわわわわわ・・・!!皆、怒ってるよ・・・!?」

カズーイ「あのセイウチめ・・・!!この住み処の連中に、

あたいたちをデスブラザーと思い込まれたわね!?

むかつく!!」

ウォーザ「デスブラザーを倒せェ!!!」

セイウチたち「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

バンジョー「このセイウチたちには世話になったんだ!!

戦うワケにはいかない!!」

カズーイ「そうね・・・!カズーイダッシュ!!!」

カズーイはカズーイダッシュで、セイウチたちから逃げようと走る。

ウォーザたち「逃がすなあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ウォーザたちがカズーイとバンジョーを追おうと一斉に走る。だが、

物凄いスピードで走るカズーイを誰も追いつけない。

カズーイ「あのセイウチのジグソーは後にして、今は・・・!」

バンジョー「そうだね・・・!

白熊の子供たちのためのプレゼントを探さなきゃ!!」

その時、カズーイとバンジョーの前に、奇妙な光の穴が現れた。

カズーイ「っ!?な、何!?この穴は・・・!?」

バンジョー「急に現れたぞ!?一体、何が・・・!?」

その光の穴がカズーイとバンジョーを吸い込み始めた。

謎の声『今ヨリオドレラヲ、過去ノ時代ヘ送リ込ミマッセェ・・・!!』

カズーイとバンジョー「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」

こうして、カズーイとバンジョーは光の穴に吸い込まれ、

その光の穴もすぐに消えてしまった。

今の状況に驚き、困惑するウォーザたち。

ウォーザ「な、何なんだ!?何が起きてるんだよ・・・!?」


インフェロンのアジト。とある部屋では、

インフェロンがテーブルの前に座り、多くの食事を食べていた。

それも、汚く下品な食べ方をして、食べかすが複数落ちる。

インフェロン「がつがつ!!むしゃむしゃ!!

おい!!!お代わり!!」

ブルーグラントリング「はっ!!ただいま・・・。」

インフェロン「ふうぅぅ・・・!食べ終わったら、

またこの山の攻略を行わねーとなァ。二人とも!!」

インフェロンは同じくテーブルの上で食事をしている、

フォーサとオギソに話しかける。

フォーサ「はっ。わかっております。それにはまず、

クラッシャーの部隊はもちろん、

新たに加わった政府の勢力も削除する必要があります。」

インフェロン「そうか・・・。では、敵勢力を叩くグループと、

この山を攻略するグループに、

分けなきゃならんようだなァ?オギソ!!」

オギソ「・・・・・・・っ。」

インフェロン「・・・・オギソ!!!」 インフェロンは酷く怒鳴る。

オギソ「っ!!・・・・はい。私は、どのグループを指揮すべきでしょうか?」

つづく

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灰間「桜ってこんなに美しいものかしら?」

野口「ええ。この桜を見るためのお花見じゃない。」

徳丸「特に飲み物とか飲みながら見るのは格別さ。」

徳丸はコーラらしい物を飲み始める。その時。

徳丸「ううぅぅぅん!!効く!!

やっぱ、電撃コーラは美味いよ!!!」

徳丸は物凄い何かを感じるような美味しさに感動する。

森下も何かのドリンクを飲む。すると。

森下「ひっく!?えへ・・・。えへへ。えへへへへへ!!」

森下は頬を赤く染め、妙な笑顔で笑い始めた。

灰間「ど、どうしたんだ?森下・・・!?」

野口「・・・ん?ああっ!間違って、酒サイダーも買っちゃった!!

森下さんはそれを誤って飲んでしまったんだわ・・・。」

森下「えへへへへへ!!そうなんだァ。でも、

何だか気持ぴ良いおォ。うぅぅぅぅん。」

その時、森下は野口に抱き着き始める。

野口「きゃっ!?も、森下さん・・・!?」

森下「えへへへへ!!明子ちゃん。きゃわいいぃぃぃぃ。」

徳丸「おおっ!!」 灰間「何やってんだか・・・。」

野口「ね、ねェ。森下さん。皆が見ていそうだから・・・。」

森下「良いじゃない。だって、わらひ。

明子ちゃんの事。ちゅきだもぉん。

ところでェ、翔ちゃんとの恋愛さん、うまくすしゅんでるぅ?」

野口「えっ!!?」  灰間「なっ!!?」

野口と灰間は急に顔を赤くしつつある。

森下「ねぇ?どうなのよぅ!?えへへへへへ・・・。」

灰間「おい。森下の奴。おかしくなっちまったぞ!?」

徳丸「うーむ。森下さんって実は、酔いが酷いからなァ。

前にも酒を飲んだ事があって、凄い暴走したんだぜ?

まあ、性的な発言ばっかりしてたけど。」

灰間「うわっ!そりゃやべーな。ってか、未成年は、

誰でも酒を飲むと酔いに慣れずに、狂っちゃうんじゃね?」

徳丸「あっ。確かに・・・。」

野口「う、うーん・・・。多分・・・。まだ上手くできてないかも・・・。」

森下「じゃあ、翔ちゃんからはどうかなァ?」

灰間「えっ!?俺!?俺は・・・。俺もまだ上手くできてねェと思う。」

森下「えへへ!そっかァ・・・。じゃあ、翔ちゃんはBARさんの、

日下部さんと・・・・。しょれで、明子ちゃんとの関係わ・・・。

うっ!ひっく・・・。ふ、ふええええぇぇぇぇぇぇん!!」

灰間「・・・って、いきなり泣くんじゃねェ!!」

野口「そう・・・。灰間君は日下部さんと・・・。」

森下が泣き、野口はブルーとなり物凄く落ち込む。

灰間「だから、お前も暗くなるんじゃねーって!!」

徳丸「いやぁ。モテる男は辛いねェ!」

灰間「別にモテたなんて思ってねーから・・・・。」

日下部の声「何をやっているの?あんたたち。」

灰間「・・・ん?く、日下部!!?」

その時、灰間たちは日下部の声を聞き、驚く。そう。

ここに、日下部が来たのだ。私服ではなく、隊員服のままで。

徳丸「く、日下部さん!!?」 野口「どうして、ここに・・・?」

日下部「ええ。実は、この桜咲きの森に異常反応が発しているの。」

灰間「異常反応!?そりゃ、何の事だ?」

日下部「それがわからないから、

私が直々にここを調査に来たのよ。」

森下「ああああぁぁぁ!!

翔ちゃんを明子ちゃんから奪った悪者おぉぉぉ!!!」

日下部「っ!?い、いきなりどうしちゃったのよ!?」

日下部は森下にいきなり怒鳴られる事に驚く。

野口「すみません。森下さん、酒を飲んでしまって・・・。」

森下「あんたなんかに、

翔ちゃんと明子ちゃんの恋は壊させにゃいいいぃぃぃぃ!!!」

森下は日下部に襲いかかるつもりだが、野口に止められる。

野口「や、やめなよ!!こんな事しなくて良いから・・・。」

日下部「とりあえず、灰間。あんたも一緒に私と一緒に・・・。」

徳丸「まぁまぁ。日下部さん。

あんたも一緒にぱーっとやろうよ!」

日下部「い、良いわよ。そんなの・・・!?」

その時、徳丸は日下部を引っ張り、一緒に座らせた。

徳丸「まあ、良いじゃない。良いじゃない。」 日下部「わっ!?」

そして、徳丸は別のジュースを日下部にあげる。

徳丸「防衛隊の仕事で疲れるでしょ?たまには、

ゆっくりこうして息抜きをしなよ。」

灰間「そうだぜ。毎日、軍人として働いていると、

寿命の縮む事もあるぜ?」

日下部「・・・・っ!こ、今回だけだから・・・。」

日下部はそう言って、ジュースを飲む。

つづく

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男性
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1989/04/29
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