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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「伝説の力を持つ者!?な・・・・何なんだ!?君は・・・・っ!」

ゴダル「お前はあの時、僕と戦ったハズだ。それを忘れたのか・・・・?」

コリス「あの時・・・・・・・?僕は・・・・君と戦った覚えなんてない・・・けど・・・・・。」

ゴダル(く・・・・っ!何故だ。何故こいつは僕と戦った事を思い出してはいない!?

・・・・そうか。あの時、僕が巨大化して仮面を付けていたからか。そのため、

こいつは僕の素顔を見るのが初めてだから。こいつにとって僕が誰だかわからないと言う事か・・・!)

今のコリスは黒い鎧の少年が誰だかわからなかった。しかし、こいつこそが、

前にウルトラマンクリスタルとして怪獣たちと戦ったコリスを圧倒した冥界仮面、ゴダルであったのだ。

しかし、その仮面の戦士の素顔をコリスは今、初めて見たので誰だかわからなかったのだ。

ゴダル「・・・・ふん。こうなれば、体でわからせてやるっ!!!!」

そう言ったゴダルはすぐさまコリスに襲い掛かる。

コリス「・・・っ!?うわっ!!」  コリスはわけもわからず、いきなりゴダルに押し倒された。

マサヒロ「コリスさん!!!」

ゴダル「このテントでの最後のアトラクション!それは、この俺と戦う事だあぁ!!!」

ゴダルはコリスの首を絞めながらそう発言した。しかし、コリスはこの程度でくたばる筈がない。

コリス「っ!・・・く!でえぇぇっ!!!」 コリスはゴダルの両肩を掴み、腹を思いっきり蹴った。

ゴダル「ぐわっ!!ちぃ・・・!」 蹴り飛ばされたゴダルはなんとか着地したが、腹を痛がる。

コリス「はああぁぁぁぁぁ!!!」 コリスは走って再びゴダルを蹴り上げる。しかし・・・・。

ゴダル「むん!ぅおりゃああぁぁぁ!!!!」  ゴダルはバック転でコリスの蹴りを避けてしまう。

そして、すぐに右フックでコリスの顔を打つ。痛みに耐えるコリスはすぐに殴り返すが・・・・。

コリス「だああぁぁぁ・・・・!うっ!??」  しかし、ゴダルは右腕でコリスの手首を挟む。

ゴダル「ふん・・・。ぬん!はあぁぁぁっ!!!」  ゴダルはミドルパンチでコリスの腹を打ち、

その後すぐにコリスの手を放した右腕で素早い素早いストレートでコリスの顔を攻撃した。

コリス「くあああぁぁぁ!!!」 コリスは床に扱けて、ぐったりする。そして、ゴダルが彼に近づく。

ゴダル「ふん!あの時より、今まで怪獣を倒してこの程度とは・・・・。」

ゴダルはコリスの胸を踏みつけた。ゴダルがその足をグリグリと動かし、コリスを痛がらせた。

コリス「くあ!ああ・・・・!!あぅ・・・!うあああ・・・・・!!!」

ゴダル「愚かな・・・・・。さっさと変身すればいいものの・・・・!このままじわじわと・・・・!!」

コリスは人がいる前ではクリスタルに変身できないのだ。コリスは左腕をゆっくりと動かした。

コリス「・・・・・っ!てやっ!!」 コリスは左手で自分の胸を踏んでるゴダルの足を殴った。

ゴダル「う・・・・・っ!!」 ゴダルは足を殴られてひるんでコリスから放れた。

コリス「く・・・・っ!おおおおぉぉ!!!」  立ち上がるコリスはすかさずゴダルを押し倒す。

マサヒロ「コリスさん!!頑張れえぇぇ~!!」 コリスとゴダルは絡んだまま転がっていた。

ゴダル「そろそろ見せたらどうだ!!お前のウルトラウォッチに宿る伝説の力を!!!」

コリス「僕の魔法の力を狙っているのか!!?」

ゴダル「その通りだ!!僕はお前の力をなんとしても奪う!!」 そう言いながらコリスを蹴り上げる。

コリス「くあ・・・・っ!!」 コリスは痛みでゴダルから離れ、ゴダルがまた攻撃にかかろうとする。

ゴダル「もらうぞおおおぉぉぉぉ!!!!!」 ゴダルがコリスに襲い掛かる。その時・・・・。

コリス「っ・・・・!!とおおぉぉぉぉぉっ!!!!」 コリスは渾身のパンチをゴダルにヒットした。

ゴダル「ぐあああぁぁぁ・・・・っ!!く・・・・っそおおぉぉ・・・・・!!!」

ゴダルは扱けたが、また立ち上がろうとする。勝負はまだ続けようとするのか?

コリス「く・・・・っ!このままでは・・・・・!!」 マサヒロ「コリスさん・・・・。魔法の力って・・・・?」

マサヒロがそう聞いてきたので、コリスは彼に向かって、ついに真実を伝える事に。

コリス「・・・・マサヒロ君。よく聞いて。実は僕、魔法の国から来た魔法使いなんだ。」

マサヒロ「えええぇぇぇ!!?」 それを聞いたマサヒロは驚く。

コリス「・・・・この右腕についているウルトラウォッチが魔法使いの印さ。

でも、これは皆には内緒にして。できるかな?」  それを聞いたマサヒロは素直に答えた。

マサヒロ「うん!わかった。内緒にするよ。」 そして、ゴダルは完全に立ち上がり、襲い掛かる。

ゴダル「僕を無視するとは・・・・いい度胸じゃないかああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

マサヒロ「あっ!!黒い鎧の人が!!」 二人はゴダルが攻撃してくるところを見て、焦る。

コリス「く・・・・っ!このまま勝負を続けたらどうなるかわからない!マサヒロ君!!

このテントから出るんだ!!僕が奴を食い止める!!」

マサヒロ「・・・・・っ!!わ、わかった!!死なないでね!!」

マサヒロはそう言いながらこの部屋から出た。マサヒロはとうとうテントから脱出したのだ。

コリス「・・・・・っ!!ワーピル!!!」 そして、すかさずコリスはゴダルの前で、

ウルトラウィッチを光らせ、瞬間移動魔法を唱えた。そして、コリスはこの部屋から一瞬に消えた。

ゴダル「・・・・っ!?クソが・・・・。瞬間移動魔法か。だが、まだ僕は・・・・っ!!」


DGC本部の司令室にコリスが戻って来て慌ててモモのところに来た。

コリス「隊長!!!」  モモ「コ、コリス!あんた、魔法でテントから脱出を・・・・!!?」

モモもビックリしてそう言った。コリスは焦りながら冷静にこう言った。

コリス「あのテントは・・・・シャドーさんの手下が立てたテントだったんです!!」

モモ「シャ、シャドー!!?あんの悪夢のプリンセスめえぇぇ~!!」 モモは怒る。

コリス「あのテントに閉じ込められた人々は僕が助けました!」

モモ「そ、そう!じゃあ、コリス、今すぐZEROで出撃して!!ひょっとしたらあんたの町で、

暴れている変な怪獣はあの馬鹿シャドーの手下かも知れないわよ!!」

コリス「了解!!コリス、スカイラッシュZERO、行きます!!!」

コリスはヘルメットを取って司令室から出て、すぐにスカイラッシュZEROで出撃した。


コリスの町では、マッドジャックが大声で笑いながら暴れていた。奴を倒そうと、

地上からサキとイチゴ、シュドーとテブリッシュがそれぞれ地上から銃で攻撃していた。

しかし、そんな隊員たちの連射攻撃もマッドジャックにはダメージが少なかった様子だ。

マッドジャック「ヒャァッハハハハハハハハ!!ィヤアァァ~ハハハハハハハアァ!!!!!!」

マッドジャックは両手を伸ばして、次々と民家を殴って破壊していった。

テブリッシュ「都合のいい時には笑うのか!なんというふざけた怪獣だ・・・・っ!!」

シュドー「ちっ!まるでピエロって感じかぁ!!」 二人は射撃を続行して怪獣を攻撃する。

マッドジャック「ブオォォン!!カアァァッハッハッハッハッハアァァ~!!!」

攻撃を受けたマッドジャックはシュドーとテブリッシュに向けて火炎を吐いた。

シュドー「くぅ・・・・っ!!」 テブリッシュ「逃げろ!!」 二人は走って、敵の攻撃から避けた。

イチゴ「このままでは、町が怪獣によって壊滅してしまう・・・・・!!」

サキ「・・・・・っ!・・・あ!コリス君のスカイラッシュ!!」 サキが空に指をさす。

その空からコリスの翔るスカイラッシュZEROが飛んで来た。4人はその勇姿を見る。

シュドー&テブリッシュ「コリス!!!!」  サキ&イチゴ「コリス君!!!!」

ハリー「コリス・・・・!いつの間に・・・・?でも、よかったあぁぁ~!!」

非難している人々の中でハリーがコリスのZEROを見て彼が生還した事に感激した。

爆発したテントのところの近くに、一つの白いドアがあった。そのドアは既に開いていて、

そこからいつの間にか出て地上に脱出できたマサヒロもZEROも勇姿を見て惚れる。

マサヒロ「わあぁぁ~。スカイラッシュZERO、かっこいいなあぁぁ~!」

・・・・と言ってカメラでZEROの勇姿を撮った。ZEROはマッドジャックに段々と近づいて来た。

コリス「よぉ~し、行くぞ!怪獣!!ゼロレーザー!!!」

スカイラッシュZEROはゼロレーザーを発射した。無数の白い光弾がマッドジャックを攻撃。

マッドジャック「ポアアァァァッ!!パァッパァッパァッパァ!!!」

いきなりZEROの攻撃を受けたマッドジャックは慌てて避けようと動いていた。

コリス「逃がさないっ!!ディバイン・レーザー!!!!」

スカイラッシュZEROは強力レーザーでマッドジャックの胸を撃った。怪獣は痛がる。

マッドジャック「パイィィィィィィィィィィィ!!!!!」 マッドジャックは口からの火炎で反撃にかかる。

しかし、ZEROは素早いスピードで避け、再びディバインレーザーを発射した。

マッドジャック「ハアアアァァァァァァァン!!!!!!!」

レーザーがマッドジャックの箱に直撃。命中したところが爆発して、マッドジャックはさらに痛がる。

コリス「もう一発命中ぅ!!次はこれだあぁっ!!!」  ZEROは次に火力バルカンを連射。

マッドジャック「ホォッホオオォォッ!!ヒィ!ヒィ!ヒィ!ヒュウゥーッ!!」

マッドジャックはZEROのバルカンに苦しむ。ZEROはそのまま連射を続ける。

コリス「とどめだ!ダブルブラスター!!!」 そして、ZEROはダブルレーザーを発射。

マッドジャック「ギャ・・・・・ッ!!!!」 そして攻撃は見事、マッドジャックの顔に直撃。

顔が爆発し、マッドジャックは箱に引っ込めた。ZEROはその箱のところを通った。

マサヒロ「やったあぁ!ついにZEROが勝ったぞ!わーいわーい!!」

マサヒロはスカイラッシュZEROの勝利に喜んだ。しかし、戦いは終わっていない。

マッドジャックの箱が急に跳び出し、後ろからスカイラッシュZEROに迫る。

コリス「なに・・・・っ!?うわあぁぁ!!!」 コリスは背後からの異変に気づくがもう遅い。

飛んでいく箱がZEROに体当たりしたので、機体が炎上し墜落していく。

ハリー「ああっ!!コリスゥ!!!」    コリス「くぅ・・・・!!ショワッチ!!!!」

炎上していくZEROのコックピットでコリスはウルトラマンクリスタルに巨大変身。

ウルトラマンクリスタル「せぃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

クリスタルはいきなり空中キックで箱を攻撃した。蹴られた箱は地上に落ちていく。

ウルトラマンクリスタル「・・・・えっ!!クリスタルフリーザー!!!」

クリスタルはクリスタルフリーザーでZEROを包む炎を消した。

そして、ZEROは機体が損傷しただけで爆発せず、不時着した。

マサヒロ「わあっ!!ウルトラマンクリスタルだあぁぁ~!!!僕らのヒーローだぁ!

こんなところで現れてくれるなんて僕はなんて幸せ者だろうw」

マサヒロはカメラでウルトラマンクリスタルの勇姿をカメラで撮った。

マッドジャック「ペ・・・ッ!ヒィアッハハハハハハハハハアァァァァ!!!!!!」

マッドジャックは箱状態のままでクリスタルを攻撃しようと体当たりを仕掛ける。

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!うわっ!!!」 クリスタルはその体当たりを受けて後ろに扱ける。

マッドジャック「ヒャアァァッハハハハハハハアアァァァ~!!!!」

そして、怪獣は再び箱で体当たりを行う。しかし、クリスタルはそれを受け止めた。

ウルトラマンクリスタル「っ!!うぅぅ・・・・!どあああぁぁぁぁ!!!!!」

そして、クリスタルは後ろにわざと倒れて、両手に力を入れて勢いよく箱を後ろの方をへ放り投げた。

投げられた箱はビルに突撃。ビルが崩れ、そこから箱がまた跳んで来た。

ウルトラマンクリスタル「てあっ!!」  クリスタルはハイキックで敵の箱を蹴り飛ばした。

マッドジャック「ビャオ!!」 蹴られた箱は地面に落ちる。そして、再び箱が開けて、

ビックリ箱のごとく怪獣の姿が出てきた。マッドジャックはさっきの痛みで怒っているようだ。

マッドジャック「ウアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

ウルトラマンクリスタル「ショワ・・・・・ッ!!」 クリスタルは戦いの構えをとった。

つづく

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ブラバーの言うとおり、海賊の難破船の外にはヒゲの生えたスピニットがいた。

この者こそが、グランティに所属してない平和なスピニットの長であった。

その姿を窓から見たバンジョーたち。ブラバーはそんな彼らに話しかける。

ブラバー「そうやら、あのカニはお前たちと関係があるようであるな?」

エレナ「はい。昨日、私たちに会ったのです。確か、一般のスピニットの村長ではないかと・・・・。」

バンジョー「このスピニットが・・・・・一般のスピニットの村長・・・・。」

カズーイ「・・・・・なんか老いすぎって感じがしそうな気がするけど・・・・・。」

バンジョー「こら!カズーイ!!」  バンジョーはカズーイが悪口を言った事に注意する。

カズーイ「ごっめぇ~ん!」 ちなみに、二人は今で始めてヒゲの生えたスピニットの姿を見たのだ。

エレナ「・・・・・・それでは、船長。少し、行ってきます。」

ブラバー「ああ。行っておいで。」


こうして、バンジョーとカズーイ、エレナ、プルレス、ボトルズは海賊船から外に出て、

ヒゲの生えたスピニットのところ向かおうとした。

プルレス「・・・・・・ところで、財宝探しはどうするの?」

エレナ「うん。それなら、私の仲間である乗組員たちが引き受けてくれるそうよ。」

ボトルズ「そうですか。万が一の事を考えて・・・・と言うワケですね。」

エレナ「ええ。彼らが無事であるといいけど・・・・。」 エレナは仲間たち心配をしていた。

そして、5人はヒゲの生えたスピニットの前に来た。スピニットは親切そうな声でこう言った。

ヒゲの生えたスピニット「おはよう。娘さん。さっそく村へ行きましょうかのぉ。・・・・む?

なんじゃ、この見知らぬ熊と鳥は?」 スピニットはバンジョーとカズーイを見るのが始めてだった。

バンジョー「ああ。こほん。僕はバンジョーと言います。この赤い鳥はカズーイと言います。」

カズーイ「よろしく、カニのじいさん。」 バンジョーがさりげなく紹介する。

ヒゲの生えたスピニット「そうかそうかw・・・・では、さっそく村へ行こうか。ついてまいれぃ。」

ヒゲの生えたスピニットは横歩きをして、5人は彼の後について、彼の村へ行こうとした。


そして、ついに5人はヒゲの生えたスピニットの導きによって、

砂でできた家や洞穴のある砂の山がいっぱいの一般のスピニットの村の前へとついた。

この村の全てのスピニットたちはグランティの刺客ではない。何故なら彼らは、

遊んだり、会話したり、頑張って仕事したりと平和で穏やかな暮らしを楽しんでいるからだ。

バンジョーたちはその彼らの生き様を見て、それぞれ感激していた。

ボトルズ「素晴らしい・・・・!これが平和を愛する一般のスピニットですか・・・・。」

バンジョー「うん。スピニットってグランティにいる悪い奴ばかりじゃないって事がわかったよ。」

エレナ「これが・・・・・もう一つのスピニット族・・・・・。」  カズーイ「今までの奴らとは全く違うわね。」

プルレス「なんか敵だったスピニットが好きになれそうだ。」

ヒゲの生えたスピニット「そうじゃ。ここにいるスピニットは、グランティの悪事に抵抗し、

必死に平和を求めて暮らしているのじゃ。ここの者たちは一切、君たちに手を出さないじゃろうて。」

カズーイ「でも、必死に平和を求めて暮らしているって何よ?」

ヒゲの生えたスピニット「・・・・・・それがのぉ・・・・。」 その時、一匹のスピニットは慌てて来た。

スピニット「大変だあぁぁ~!村長!!」 ちなみに、このスピニットは一般の一匹スピニットである。

ヒゲの生えたスピニット「どうしたのじゃ!?まさか・・・!」  ヒゲのスピニットが焦りを感じる。

スピニット「そのまさかです!!グランティの奴らがまた襲ってきたんです!!!」

バンジョー「グ・・・グランティですって!!??」 それを聞いたバンジョーたちは動揺する。

エレナ「奴ら、この村の襲撃を・・・・っ!!」 ドカアァァン その時、村から何か爆発が起きた。

ヒゲの生えたスピニット「く・・・・・っ!!」 ヒゲのスピニットは一匹とともに村へ走る。

バンジョー「僕たちも急ごうっ!!!」 バンジョーたちも事件の起きた村へと走った。


ここが一般のスピニットの村。本来なら、温厚なスピニットたちが住んでいる平和な村だが、

今はグランティの兵士たちが暴れているため、一般のスピニットたちが逃げ惑っていた。

「わああぁぁぁぁぁ!!!」 「グランティだあぁ~っ!!」 「助けてえぇぇぇ!!」 「怖いよぉ~!!!」

そのグランティの兵士とは、グランティ側のスピニットたちであった。それを率いるのは・・・・。

カンシー「ふはははははははは!!!そうだ、者ども!!村の奴らをさらい、洗脳して、

我らグランティの兵士に仕立て上げるのだ!そのために大暴れしまくれえぇぇぇぇ~い!!!」

そう、カンシーが悪のスピニットを暴れさせて、平和なスピニットたちを脅かしていたのだ。

グランティのスピニットたちが、次々と一般のスピニットたちを傷つけてやがて捕らえていく。

そこに、ヒゲの生えたスピニットとバンジョーたちがカンシーのところに来る。

バンジョー「・・・っ!?ス・・・・スピニット同士が争っている・・・・・!?」

カズーイ「この村のスピニットたち・・・・なんか仲間割れしてないかしら?」

確かに、この村では、グランティ側と一般側のスピニットたちはほとんど同じ姿をしている。

これでは、どれが一般側かグランティ側かは見分けがつかないだが・・・。

ボトルズ「・・・違います、二人とも!よく見てください!!襲っている方が、

グランティ側のスピニット。襲われているのは、一般のスピニット・・・・のハズです!」

エレナ「そして、そのグランティ側のスピニットを操っているのは・・・・・・!!」

プルレス「あの青いスピニットだ!!」 一同は青きスピニット、カンシーの方を見ていた。

カンシー「・・・・・ほう!来ていたのか、熊と鳥。そして、その仲間たちよ。」

ヒゲの生えたスピニット「カンシーよ!これ以上の悪事はやめるんじゃ!!

このまま続ければ、わしら一般のスピニットたちが一匹もいなくなってしまう!!」

カンシー「黙れ老い耄れ!!貴様たちがどうなるかなど、我々が知る事はなかろうっ!!」

バンジョー「カンシーだと!?」  カズーイ「そう言えば、昨日あんたと似た奴がいたわね・・・・!」

カンシー「似た奴?ああ、ガニャニャの事だな。だが、そのガニャニャは昨日、

貴様らに倒されたとなぁ・・・・!!俺の部下の一匹を倒した事はまず、認めてやろう・・・・!」

バンジョー「・・・・カンシーだと言ったな。ガニャニャは昨日、カンシー小隊だって言った。

つまり、青いスピニットを操っていたのは、カンシー!お前だったんだな!!?」

カンシー「ふ・・・・っ!ご名答だ。者ども!かかれええぇぇぇぇぇ!!!!!」

カンシーの叫びに、一般のスピニットを襲っていたグランティのスピニットたちが急に、

彼らから離れた。そして、グランティ側のスピニットは一斉にバンジョーたちを囲んだ。

その様子を見た一般のスピニットたちは動揺した。何故、急に自分たちから離れたのかと。

「なんだなんだ?」 「急に僕たちから離れたぞ?」 「よかった・・・・と言っていいかなぁ?」

バンジョー「こ・・・・こいつらは・・・・っ!?」  ボトルズ「グランティ側のスピニットですね・・・・!」

カンシー「それも、こやつらは皆、元よりこの村に住んでいた者たちよ!」

エレナ「く・・・・っ!グランティめ・・・・!!罪のない者たちを洗脳して悪人にするなど・・・・!!」

ヒゲの生えたスピニット「カンシー!もうやめてくれ!!お前だって元は・・・・・・っ!!!」

カンシー「たわけぃ!!今の俺はグランティの戦士だ!!もはや貴様と話す事などないのだ!!!」

そう言うと、カンシーは横走りして逃げようとする。

バンジョー「っ!?おのれ、逃げる気か!!!?」

カンシー「逃げるのではない!!部下に任せて、行動したまでよ!!ははははははは・・・・・!!」

カンシーは笑いながら逃げたため、とうとう消えてしまった。ヒゲのスピニットは絶望した様子。

ヒゲの生えたスピニット「カ・・・・カンシー・・・・・・。おぬしは・・・・・・。」

プルレス「あのカンシーって奴と村長さんは一体・・・・・?」 プルレスは心配する。しかし。

ボトルズ「それよりも、この敵スピニットたちの数はなんてすごいんだ・・・・・!」

ボトルズの言うとおり、バンジョーとカズーイ、エレナを囲んでいた敵スピニットの数はとてつもなく、

多かった。恐らくに数十匹多いだろう。ボトルズとプルレスは少し離れたところから見ている。

バンジョーとカズーイ、エレナ「く・・・・・・っ!!」

スピニット「クククククク・・・・!!死ぬ覚悟はできたな?行くぞおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」

そして、敵スピニットの皆さんが一斉に3人に襲い掛かる。そして、3人も迎え撃つ。

エレナ「っ!?でやああぁぁぁぁっ!!せぃ!!ふん!!」

エレナは剣を素早く横に払い、迫る4匹を弾き飛ばす。裏返った2匹を素早く斬り殺した。

カズーイ「キキツキアタック!!!」 カズーイがキキツキアタックで複数の敵を弾き飛ばす。

バンジョー「ローリングアタック!!!」 そして、バンジョーがローリングアタックで、

裏返っているスピニットを数匹倒した。だが、敵スピニットはまだ全滅していない。

ヒゲの生えたスピニット「おお・・・!あの3人、グランティ兵を軽々と倒しているじゃと・・・・!?」

つづく

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今回はマリオネットライターの話を収録しようと思いましたが、やめました。

だって急にエラーが起きるんだもん。僕は何もしてないのに・・・・。

ちなみに今週の水曜日。4月29日の水曜日に僕のお誕生日があります。

こんな駄目な僕の誕生を誰にも祝ってくれる事なんてないかも知れないけど・・・・

それに、ブログの二周年も過ぎました。忘れちまったなぁ・・・・たはは・・・・(ビ○ィさん風)

近いうち、ラテールの読み切り小説も書いてみようかしら?・・・書く予定ないけど(

・・・・これから僕の人生はどうなるかはわかりませんが、僕は僕のやり方で生きていくつもりです。

そのやり方とは、廃人らしく単にパソコンを明日の朝までよくやる事だけど・・・・。

新しい仕事ができた場合は、生活が変わるかも知れないけどね(ぁ

・・・・・・他に何もいう事はありません。これは単なるぼやきですから・・・・。

それでは。

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二人は思っていた。光次郎が何故、アルキスが基地にいる事がわかっているのかと。

桜「何故・・・・?そんな事が言えるの?」

青井「ってゆーか、奴の基地ってどこにあるか知ってるの?あんた。」

光次郎「・・・・・・この前、僕たちは3F地区の山地でアルキスを探しに行ったには覚えてるね?

そこに、ブラックアタッカー部隊とグラビティベースが現れた事は覚えるだろう?」

桜「確かに・・・・・奴らが現れたそうね。私たちが来たとたんに・・・・・。」

青井「けど、奴らとあの地区とどう関係があるのよ?」

光次郎「・・・・・・僕の考えによると、あの地区にはデスナイトの秘密基地があると思うんだ。

たぶん・・・・だけどね。もし、なかったら申し訳なさそうな気がするけど・・・・・・。」

青井「もし、なかったって・・・・・。あんた、ちゃんと理解して言ってるの?」

光次郎「・・・・わからないけど、そんな気がするんだ・・・・。ごめん・・・・・。」

桜「・・・・・わかったわ!ここは光次郎君を信じてみる価値があるわね。」

青井「月野先輩・・・・。」  光次郎「桜ちゃん・・・・。」

桜「確かに、奴らが単に現れてただ私たちを攻撃しようと動いていたちは思えないと私は思う。

もし、光次郎君の言うとおりが現実だとしたら、デスナイトはその秘密基地とやらを、

防衛してるそうに見えるわね。そのために、グラビティベースも出てきたかも知れないわね。」

青井「・・・・・・高町隊員の言い分が真なら、あそこにアルキスがいるかも知れない!」

光次郎「・・・・本当はわからないけど、アルキスがいるなら・・・・・・っ!!!」

青井「・・・・わかったわ、高町隊員。あんたの事、信じてみるわ!」

光次郎「・・・・ありがとう、奈々ちゃん!」 光次郎は自分を信じると言った青井に笑顔で感謝する。

青井「でも、もし外れたら、い・・・一生信じないからね!」

光次郎「その時は・・・・そうしてくれ。」 光次郎がそう言いながら微笑むと、青井はきょとんとする。

桜「とりあえず、放課後にはSSPの仕事であの地区を調査しましょ。」

光次郎と青井「・・・了解!!」


3F地区の山地の湖の中にあるデスナイトの前進基地。

そのメインルームで、レゴとアルキスがいた。その二人の前にあるスクリーン。

その中の映像では、桐原支部長とダークネスセイバーが映っていた。

桐原「ご苦労だったな。諸君。流石は元イギリス支部の特別破壊部隊のリーダーと、

グラブティベースのマスターだけあって、見事に立派な活躍であったぞ・・・・!」

アルキス「今さら何言ってるの?本当はまだ、高校生じゃね?」

レゴ「貴様!何を言うか!?」

アルキス「あー?ごめんなたーい。つい口にしたうんでつうぅ~っ!」

アルキスは怠けそうに言う。しかし、桐原はそんな彼を褒めるように笑う。

桐原「ふははははは。子供らしきマスターよ。それこそが凶暴性を持つ子に相応しかろうに・・・。」

アルキス(てめぇ(桐原)もガキだろうが。ガ・キ。)

桐原「この基地のメンバーたるお前たちの最大の目的は、この地区を本格的に攻撃し、

攻撃基地として造り上げるのだ!そのためには、なんとしてもグラビティベースと、

そのマスターアルキスが必要なのだ!それまでに彼はこの組織のメンバーでありたい。」

ダークネス・セイバー「ようは、アルキスは一生、この組織を抜けてはいけないと言う事だ。」

桐原「では・・・・・幸運を祈る。」 そして、スクリーンより、桐原とダークネスの映像が消えた。

レゴ「・・・・・ふふっ!よかったなぁ、ガキ。一生、この組織から出れなくてよw」

アルキス「・・・・・・・っ!!(許さん・・・許さんぞクズどもが・・・・・っ!!俺の家族を殺しといて、

俺を一生メンバー扱いする気かよ!?いつかは必ず反乱してたやらぁ・・・・!!)」

アルキスは心の底よりデスナイトを許す気などなく、いつかは滅ぼそうとも思っていた。


放課後の秋田学園。光次郎は廊下で、榊と話していた。

榊「今日は部活に行かないのか?」

光次郎「ああ。急用ができてな・・・・。」

榊「そうか・・・・。じゃ、行って来い。またいつか部活やろうな!」

光次郎「ああっ!またいつかな・・・・。」 二人はお互いに笑顔を見せた。

青井「高町!早く行かなきゃ!」 その時、青井の声がしたので光次郎は急ごうとする。

光次郎「おっ!いけね。またな、榊君!!」 光次郎は榊に手を振りながら走った。

榊「ああ。」 榊も光次郎に手を振った。光次郎は桜と青井と一緒に学園から出た。


3人は学園の外を走って、急いで6分隊の支部へ急ぐ。その時、3人の前に小牧がいた。

小牧「・・・・・・っ。」  光次郎「・・・・・っ!小牧・・・・ちゃん。」

光次郎は小牧の前で立ち止まった。青井は光次郎が止まってるところを見て、こう言った。

青井「っ!高町!今はその子と話し合ってる場合じゃ・・・・!」

光次郎「・・・・すまない!悪いけど、彼女が僕に話を聞きたそうなんだ・・・!」

小牧「・・・・・っ!」  小牧は光次郎が自分の気持ちに気づいたのかと感じた。

桜「・・・・わかったわ。奈々ちゃん。先に行きましょ。」 青井「・・・・・っ!」

こうして、桜と青井は光次郎と小牧を二人にして、先に支部へと急いだ。

小牧「・・・・・光次郎・・・・・さん・・・・・。」

光次郎「・・・・・あの時の話、続けてよ。」 光次郎は笑顔でそう言う。

光次郎は今の小牧の気持ちを知っていたのだ。小牧が今何をしたいのかとも知っていたのだ。

小牧「え・・・・・っ?・・・・・っ。」 しかし、小牧は戸惑っていた。まだ言う勇気はないらしいのか。

光次郎「ほら・・・・。言ってごらんよ。」

小牧「・・・・・・。」  光次郎が応援するが、小牧は恥ずかしがっていた。

光次郎「君は言っただろ?君は・・・・僕の事が・・・・。その後は何を言うつもりだったかしら?」

小牧「っ!わ・・・・私・・・・・。」

光次郎「・・・・待つよ。」

小牧「っ!!」

光次郎「今度はちゃんと聞く。君が本当の気持ちを伝えるまで。ほら、言って。」

小牧「・・・・・・じゃあ・・・・・。もう、言っても・・・・いいですか?」

光次郎「ああ。いいとも。」

小牧「私・・・・あなたの事が・・・・・・。」

小牧は必死で言おうとする。光次郎は真剣にそれを見ている。まるで彼女を応援するように。

小牧「私・・・・・・あなたの事が・・・・・。好きです!!」

ついに小牧は自分の気持ちを言えた。光次郎はこれにどう反応するか・・・。

光次郎「・・・・・・・それが、君の気持ちか。僕の事、好きなんだね・・・・。」

小牧「はい・・・・。私は始めて、あなたを見たとき。その時のあなたから、何か寂しい気持ちと、

優しい気持ちが私の心に感じました・・・・・。それから、あなたの事が気になって・・・・・。」

これは、光次郎が中学部にいた頃の話。彼は当時、弓道部で弓矢の練習に励んでいた。

同じ頃、小牧が外を歩いている時に偶然、弓道部から出た光次郎の姿に目線を合わせた。

その時の彼の顔には、何所か辛そうな表情をしていた。そんな彼の前に、桜と、

今は亡き真奈美が来た。二人の笑顔を見た光次郎は優しさに満ちた笑顔になった。

小牧はそんな彼を見て、何かトキメキを感じるように顔が少し赤くなる。そう。

小牧は光次郎に恋したのだ。内気な小牧はその時からこっそりと光次郎を見ていたのだ。

そして、現在。小牧は光次郎にやっとの思いで、その気持ちを伝える事ができたのだ。

小牧「・・・・・あなたは・・・・私の事なんか・・・・・。まだ・・・・・知りませんよね・・・・・?」

光次郎「確かに、僕は君の事がわからない。でも、君の事をもっと知れば・・・・・。

本当の友達になれると思う。僕は・・・・君を愛せるかも知れない。その時を・・・・待ってくれかい?」

小牧「・・・・・・・うん・・・・・!!うう・・・・っ!」 小牧は涙を流しながら笑顔になる。

そして、小牧は光次郎に抱きしめて泣きじゃくる。これは嬉し涙。恋した相手が自分を愛してくれた、

嬉しさの涙であったのだ。そして、光次郎は優しくこう言った。

光次郎「・・・・・じゃあ、僕はもう行っていいかい?友達が待ってるんだ・・・・・。」

小牧「・・・・・はい・・・・・。もう・・・終わりましたから・・・・。」 小牧は涙を流しながら笑ってそう言った。


かくして、小牧との話を終えて隊員服を着た光次郎は、SSP第6分隊支部の司令室に入った。

そして、光次郎、桜、青井の3人は春日の前に立つ。

春日「・・・・・また、あの3F地区に行って、調査したいのね?」

光次郎「はい。僕の考えによると、奴らの前進基地が隠されているのかと思います。」

春日「・・・・わかったわ。念のため、調査を認めるわ。あと、モンスロイドの出現も考えて、

野沢と清水には、フライング・ファイターに乗って戦ってもらうわ。では、作戦開始!!」

隊員たち「了解!!!!」 かくして、光次郎、桜、青井、清水、野沢の5人は、

それぞれヘルメットを持って被って、司令室から出た。


3F地区の山地。ここに、光次郎と桜と青井の3人が歩いていた。

デスナイトの秘密基地を探すために。空中では、フライング・ファイターが飛んでいた。

フライングでは、前のコクピットで野沢、後ろのコクピットで清水が乗っていた。

野沢「いやあぁぁ~!そういえば初めてだわあぁ~wフライングファイターに乗るの。」

清水「初めて乗れたからっていい気になってはいけないわ。木を引き締めて!」

野沢「了解了解w」  野沢は初めてフライングファイターに乗ったのでご機嫌であった。

清水「・・・・っ!本当に、ここに奴らの基地があるのかしら・・・・・?」

森を歩いている3人は、一人の見張りのブラックアタッカーがいた。

光次郎「っ!?見張りか・・・・!」 桜「これは幸運だわ。こいつから基地について聞きましょ!」

青井「そうと決まれば・・・・!え~い!!」 そして、3人は一人のアタッカーに襲い掛かる。

ブラックアタッカー「っ!?貴様ら、SSPか・・・・!わああぁぁっ!??」

ブラックアタッカーは光次郎たち3人に取り押さえられ、青井はナイフを敵の首筋に近づけた。

青井「さあぁぁ!言いなさい!!デスナイトの秘密基地はどこ!!?」

ブラック・アタッカー「ひ・・・・・!?い・・・言うものか・・・・・!!」

桜「早く言いなさい!あなたとて人間の一人・・・・。命だって惜しいんでしょ!!?」

ブラック・アタッカー「うう・・・・・!わ・・・わかったよ・・・・・!!」


こうして、見張りのアタッカーが3人にアルキスとレゴのいる基地について話した。

それをスクリーンで見たレゴは怒り爆発しそうになって、壁を叩いた。

レゴ「くそ・・・・・っ!!SSPめ!なんでここに俺らの基地があるってわかったんだよ!!

おい、アルキス!!!グラビティ・ベースを呼んで奴らを叩き潰せっ!!!!」

アルキス「はいはい・・・・・。グラビティ・ベース!!行けえぇぇぇぇっ!!!!」


湖の中に潜む基地。そこの巨大なゲートが開き、そこからグラビティ・ベースが出撃した。

グラビティ・ベース「ギャアアアァァァァァァァァオン」

そして、グラビティベースが湖の水中からゆっくりと出てきた。SSPを迎え撃つために。

つづく

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シュドー「おいおい!あいつ、急に箱に戻りやがったぞ!?」

テブリッシュ「怪獣は一体、どんな作戦に出たんだ!?」

シュドーとテブリッシュは、箱になったマッドジャックを警戒していた。奴が箱に戻って、

何をするのかと。スカイラッシュ二機はそんな箱の怪獣の周りの上空を飛びまわっていた。

その時、箱となったマッドジャックが、いきなりジャンプして、スカイラッシュ二機に迫る。

テブリッシュ「な・・・・っ!?」 シュドー「急に跳んできやがった・・・・・!!」

スカイラッシュ二機はスピードを上げて飛び、マッドジャックの体当たりを避けた。

マッドジャック「ハアアァッハハハハハハハハアアァァァァ!!!!!!」

ひとたび跳んで地面に着地した後すぐにまた跳んだ箱の中のマッドジャックが笑った。

そして、箱となったマッドジャックは調子に乗って、そのままピョンピョンと跳ね続けた。

そのため、少数の民家が潰されたり爆発したりもした。怪獣の箱は恐ろしい破壊力を持っている。

イチゴ「あの怪獣・・・・・!箱になって跳ねながら暴れる事ができるのか・・・・・!??」

サキとイチゴがその怪獣の箱を撃つ。ほとんど命中はしたが、時に避けられてしまう弾も多くあった。

サキ「素早い動きだわ・・・・!あれでは攻撃がほとんど当たらない・・・・・!!」

マッドジャック「ヒャァハハハハハハハハヒャアアァァァ!!!!!」

マッドジャックはさらにテンションを上げて、跳びまくって民家を潰し続ける。

シュドー「逃げんなよおおおぉぉぉぉ!!!!!」 スカイラッシュ1がレーザーバルカンを連射する。

しかし、怪獣の素早い動きでほとんど避けられてしまうが、時に命中した。

テブリッシュ「シュドー!奴は素早い!!ここは敵の隙を突いて撃つんだ!!」

シュドー「隙だって・・・・!?・・・よーし!一か八かやってみっか!!!」

テブリッシュ「相手が跳んだところで二機でレーザーを発射して撃ち落すんだ!!」

シュドー「了解!!行くぞ、怪獣!!」  そして、マッドジャックは再び跳んで空に浮く。その時。

テブリッシュ「今だあぁぁっ!!」 そして、スカイラッシュ二機が同時にレーザー光線を発射した。

二つのレーザーが箱に命中して爆発。テブリッシュの隙を突いて撃つ作戦は成功した。

マッドジャック「キャアアアァァァァァ!!!!!」 怪獣は弾かれたように飛び地面に落ちた。

サキ「怪獣を撃墜できたわ!!」 しかし、急に立った箱からマッドジャックの姿が出てきた。

マッドジャック「ウァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

怪獣の姿に戻ったマッドジャックは怒りの雄たけびをあげた。

マッドジャック「キサマラアアァァァァァァァ!!!!!」 怪獣は怒りのあまり胸を叩いた。

スカイラッシュ二機がバルカンを連射して再び攻撃した。攻撃を受けるマッドジャックだが・・・。

マッドジャック「ウプププピッ!!ギュウゥゥン!!」  怪獣は突然、拳を握り締め腕を伸ばした。

テブリッシュ「敵の手が伸びた・・・・・!?うわあぁぁっ!!??」

スカイラッシュ2がマッドジャックの伸びた右手に殴られ、墜落。機体から炎が出ていた。

シュドー「テブリッシュ!!よくもおぉぉ!!」 スカイラッシュ1がレーザーバルカンで怪獣を撃つ。

マッドジャック「ギャギャ・・・ッ!ブァラアァァァ!!!」  怪獣は反撃に左手を伸ばす。

またも伸びるパンチでスカイラッシュ1を攻撃しようとした。しかし、一号機はそれを避けた。

シュドー「こんなもん!!」 敵の攻撃を避けたスカイラッシュ1はレーザーバルカンを連射する。

イチゴ「よし!シュドーさん、押してるな・・・!テブリッシュさんもなんとか脱出したそうだ。」

イチゴの言う通り、二号機から脱出したテブリッシュはパラシュートで地上に降りている頃だ。

スカイラッシュ1はレーザーバルカンを連射し続け怪獣を圧倒した。しかし・・・・。

マッドジャック「イヤィヤィヤィヤィ!!キイイイィィィィィィ!!!!」

攻撃に耐えたマッドジャックは赤い目から、赤いレーザー光線を発射して、一号機を攻撃した。

攻撃を受けたスカイラッシュ1は機体を燃やされ墜落して、地上で爆発した。

シュドー「くそぉ・・・!」 シュドーも脱出してパラシュートで地上に降りていた。

サキ「奇想天外な技を見せるこの怪獣・・・・!なんて恐ろしい強さなの・・・・!!」

マッドジャック「ギイィィ~ヒッヒッヒッヒッヒッ!!!」 怪獣は勝利を祝って笑った。


一方、コリスとマサヒロは多くのボールと剣が飛び交う暗闇の空間の部屋にいた。

二人は慌てて、逃げて走っていた。何故なら、飛んでいく凶器が二人に襲いそうだからだ。

マサヒロ「剣とボールって・・・・!なんかサーカスらしいね・・・!」

マサヒロはボールや剣を避けながらも、カメラでそれらを撮っていた。

コリス「くそ!どこから出てきているんだ!!・・・っ!出口だ!!行こう、マサヒロ君!!!!」

二人の前に白い光が。それこそが、出口である。二人はそこへ向かって走った。

白い光(出口)に突入した二人は、ついにこの恐ろしい部屋から脱出できた。


次の部屋に入った。二人はほっと一安心した。しかし、この部屋は、

壁が赤と白で、床が鼠色であった。仕掛けもトリックも出てくる雰囲気を感じないらしい。

コリス「ふうぅ・・・・・。さっきの部屋・・・・恐ろしかった。死ぬかと思ったよ・・・・・。」

マサヒロ「それにしても、このテント・・・・すっごいトリックが多いね。」

コリス「うん・・・・・。っ!?ああ!!」  二人の前に何か恐るべし物があった。

マサヒロ「あっ!ひ・・・人が・・・・人たちが・・・・・!!」

そう、二人には沢山の人々を閉じ込められている牢獄があった。

コリス「み・・・・皆が閉じ込められている!まさか・・・・ここに閉じ込められている人たちは!!」

マサヒロ「テントに入って一度も出なかった人たちだ!!・・・・わかったぞ!

この牢屋に閉じ込められているから、帰りたくても帰れなかったんだ!!!」

牢獄に閉じ込められている人々。しかし、この人たちは何故か無表情であった。

ただ、立っているだけで声も出さなかった。笑ってもなく泣いてもなかった。

コリス(・・・・・閉じ込められているのに、助けの声も響いていない。

しかも、まるで生気もない。これはシャドーの仕業なのか・・・・!?)

コリスの言うとおり、牢屋に閉じ込められている人々はまるで意識がないようであった。

マサヒロはこの部屋の風景や牢屋に閉じ込められている人々をカメラで撮った。

マサヒロ「ねえ、コリスさん!早くこの人たちを助けなきゃ!!」

コリス「・・・・う、うん!そうだね。じゃあ、さがってて・・・・・・!」

コリスはウルトラシューターを持ち出すと、マサヒロは彼の後ろにさがった。そして、

コリスはシューターを人々を閉じこめている牢屋に向けて、火薬弾を発射した。

それにより、多くのオリが爆破してなくなった。すると、閉じ込められた人々は、

急に生気を取り戻したか、同様していた。どうやら人々はここがどこだか知らないらしい。

「あれ?ここはどこだ?」 「俺たち、あのテントに入って・・・・。」 「なんでこんなところに?」

マサヒロ「やったー!さすが、コリスさん!皆を解放する事ができたぞ!!!」

コリス「さあ、皆さん。早く外へ!!」 コリスは人々に非難をさせようと言うが・・・・。

人々「でも、どうやってだよ?」 「ここがどこだかわからないから出口もわからないよ。」

コリス「・・・っ!(確かに・・・・僕もここに出口があるかどうかは知らなかった・・・・・。

どうすれば・・・・・。)・・・っ!?」 コリスもここに出口があるかはどうかはわからなかった。

その時、コリスはふと緑のドアを見つける。このドアはなんなのかコリスはわかった気がした。

コリス「このドア・・・・。(そうか、このドアが出口への扉か!?よーし!一か八か!!!)

皆さん!あの緑のドアで非難してください!!そこが出口です!!」

人々「本当にあのドアに入れば大丈夫なのか!?」 「もし、違ったら・・・・・!!?」

コリス「今は迷っている暇はありません!僕を信じて非難してください!!」

男「わかった!!逃げるぞ!!」 こうして、人々は声をあげながら緑のドアへ目指す。

そして、人々はドアを開けて出口からこの恐ろしい世界から出て行った。

コリス「・・・・マサヒロ君!!君も早くここから出るんだ・・・・・!!」

マサヒロ「いや、まだ帰らない!まだこのテントの中にはまだ不思議があるんだ!ほら・・・・!」

マサヒロが指をさしたところに、黄色いドアがあった。このドアは一体なんなのだ?

コリス「・・・・・・っ!!」 コリスはこの黄色いドアがあるところに気づけなかった。

マサヒロ「この黄色いドアに、マッドジャックがいるのかも知れない・・・・!」

コリス「そう・・・・!そいつをカメラで撮って、僕がやっつけるんだね・・・・!!」

マサヒロ「うん!!」

コリス「・・・・・じゃ、行こう!!」 こうして、二人は黄色いドアの方へ向かい、

そのドアを開く。そして、二人はそのドアの中に入った。そこには何が待っているのだろうか・・・?


かくして、コリスとマサヒロは何もな暗そうな鼠色の部屋にいた。そこにシャドーの声が響く。

シャドーの声『ふふふふふ・・・・・。久しぶりねぇ。コリス!』

コリス「っ!?その声は・・・・・シャドーさん!?」

シャドーの声『はははは・・・・!覚えてくれたんだ。どう?このテントの楽しいアトラクションは?』

マサヒロ「そのアトラクションはもうクリアしたよ!!マッドジャックはどこなんだい!!」

シャドーの声『あら?あいつなら、怪獣になって町で暴れているわ。そ・の・か・わ・り。

コリス、あなたに相応しいアトラクションを用意してあげるわ。受け取ってちょうだいね♪』

シャドーがそう言った後、いきなり黒い光が発光した。コリスとマサヒロは目を瞑る。

そして、二人がゆっくり目を開けると、彼らの前にどこかで見た事のある少年がいた。

黒く長い髪。紫の瞳のある目。身をつつんでいる黒き鎧。そして、

美しさと凶暴性を併せ持つ顔を持っている少年であった。ちなみに、

笑ってはなく、敵を見ているような恐ろしそうな表情をもしていた。

そう、この少年こそが、かつてクリスタルを敗北させた冥界の王子、ゴダルだったのだ。

コリス「お・・・・お前は・・・・・・・!?」 マサヒロ「誰だい!?この黒い鎧を着たおにいさんは!?」

しかし、コリスやマサヒロはこの少年がゴダルである事を知らない。

マサヒロは一応と思ってカメラでゴダルの姿を撮った。ゴダルは静かにこう呟いた。

ゴダル「・・・・・久しぶりだな・・・。伝説の力を持つ者よ。」

ゴダルはカメラを撮られた事を気にせず、コリスにそう呼んだ。

つづく

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