第９０話・本当の試練 パート６(終

バンジョー「うん・・・。そうだね・・・・。」

カズーイ「どうしたの？バンジョー。

急に元気がなくなってるらしいけど？」

バンジョー「本当の古の物の試練をクリアして、

古の物がグランチルダを倒すと言う願いを叶えたら、

チューティはどうなるんだろう・・・ってね。」

ボトルズ「チューティは魔女の基地に捕らわれているものね。」

バンジョー「例え、古の物がグランチルダを倒したとしても、

チューティを探して、助けなきゃ・・・。

意味・・・ないんじゃないのかなァ・・・と思ってさ。」

カズーイ「・・・だったら、願い事を追加すれば良いんじゃない？

グランチルダを倒すだけではなく、

妹のチューティを自分たちの前にワープさせてくださいって。」

アシナガ「そんで、チューティは救出され、

ハッピーエンドってワケか。」

カズーイ「そうよ！・・・ので、バンジョー。

さっさと試練をクリアして、チューティを助けましょ！」

バンジョー「・・・・うん。そうだね。」

バンジョーたちは次の古の物を探して、走り出した。

 

その時、あのサボテンは寂しい場所で静かに呟く。

サボテン「・・・・奴らは気づくまい。

古の輪を潜る事より、もっと過酷で乗り越えるべき行いを。

・・・それが、本当の試練だと言う事を。

・・・・・キング・スナケツよ・・・。」

そして、数分経つと、バンジョーたちの前に、

古の物があった。少し遠く離れているが。

ボトルズ「これが・・・最後の古の物だ・・・・っ！」

カズーイ「行くわよ。バンジョー。」

バンジョー「うん・・・。この輪を潜って、

グランチルダを倒し・・・チューティを助ける！！」

ボトルズ「・・・っ！？待ってください！空に何かがいます！！」

バンジョーたち「え・・・・！？」

空に何者かが飛んでいる。それは、得体の知れない怪物であった。

その姿は、エイのような姿をしているが、顔が鳥であった。

長い黒髪が生えて、尻尾が３本ある。手足がないらしい。

アシナガ「何だ！？あの怪物は！！」

ターシュー「奴はグランティ第６特命隊のメンバー、

ヒューノンだ！！奴はとてもスピードが高い戦士だ！」

クリグミ「な、何だって！！？」

ヒューノン「キピャアアアァァァァァァァン！！！！！

ヒューノンはきょれより、最後にょ古の輪しゃんを潜りゅよ！！

きょれで、我らグランティの野望しゃんはたっせい！

されりゅじぇ！！！

ぴいいいぃぃぃぃっぴっぴっぴっぴっぴっぴっぴっぴっ！！！！！」

ヒューノンは物凄い速度で古の物に近づく。

プルレス「不味い！！このままでは潜ってしまう！！」

カズーイ「くっ！カズーイダッシュ！！！」

カズーイとバンジョーは、

カズーイダッシュで物凄いスピードと共に走る。

そして、ヒューノンの横に並んだ。

ヒューノン「きっ！？変な熊しゃんと鳥しゃん！！

何、ヒューノンの横を走っちぇるの？馬鹿にゃの？死ぬの？」

バンジョー「古の輪をお前に潜らせはしない！！

ヒューノン「潜りゅ！！ヒューノンが古の輪しゃんを潜るの！！

邪魔ちゅると、ぶっ殺しゅよ！！？キピャアアアァァァァン！！！」

ヒューノンはさらに速度をあげ、カズーイとバンジョーから離れ、

ますます古の輪へと急接近する。

ボトルズ「いけない！！あと数秒で奴が古の輪を潜ってしまう！！」

ターシュー「ちっ！！」

ターシューは走り、

物凄い速度であっと言う間にカズーイとバンジョーの隣に来た。

ターシュー「俺を履け！！鳥！！！」

カズーイ「ターボシューズ・・・！わかったわ！！」

カズーイはターシューを履いた。そして、カズーイの足が青く光る。

カズーイ「行くわよおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！」

ヒューノン「キピャアアアァァァァァァ！！！

もうしゅぐで我らの野望しゃんが、

叶え・・・ゆう゛ううぅぅぅぅ！！？？」

ヒューノンの前には、凄いスピードで走るカズーイがいた。

そう。ターボシューズを履いたカズーイは、

ヒューノンより数倍の速度を手に入れ、

ヒューノンを追い抜いたのだ。

ヒューノン「ましゃか・・・！

ターボシューズしゃんの仕業か！！？」

カズーイはついに古の物に急接近した。

ターシュー「今だ！！俺を脱ぎ、早く古の輪を潜るんだ！！」

カズーイ「ええ！！・・・・はっ！！」

カズーイはターシューを脱ぎ、空を飛んだ。

ヒューノン「馬鹿みぇ！！その間に、

ヒューノンが貴様達を追い抜いちぇ、

古の輪しゃんを横取りすりゅよ！！」

カズーイとバンジョー「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」

ヒューノン「きぴゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！！！！！」

カズーイとバンジョー、ヒューマンが、

それぞれ古の輪に近づきました。どちらも、潜る寸前です。

一体、誰が古の輪を潜り、願いが叶うのでしょう。

この砂漠でに戦い・・・・いえ、

この物語に決着が訪れてしまうのでしょうか。

次回につづく

第９０話・本当の試練 パート５

ボトルズ「光線を浴びた角が光ってる・・・！？」

バームの光る角が大きくなっていく。

バーム「ククククク！！

僕ちんの角は光によってパワーアップしたぞ！

名づけて、ジャンボフラッシュホーンだああぁぁぁ！！！！」

バームは走り、

その光る巨大な角をバンジョーとカズーイに向ける。

バーム「これを受けた者の肉体は蒸発し、死んでゆくのよ！！」

バンジョー「光だって僕らにもあるぞ！！」

クリグミ「いっけええぇぇぇ！！ワンダーウィングだ！！」

バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング！！！！」

バンジョーとカズーイはワンダーウィングを発動し、走った。

そして、ジャンボフラッシュホーンとワンダーウィングが激突する。

バンジョーとカズーイ「おらあああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

バーム「ぬううううぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！！！」

互いの光がぶつかっている内に、その光が合わさろうとしていく。

まるで一つの大きな光のように眩しく輝いている。

ボトルズ「うわ！？ま、眩しい・・・っ！」

ターシュー「一体、どうなっちまうんだ！！？」

バンジョーとカズーイ、バームは光の中で互いに急接近していた。

バンジョーとカズーイ「くうぅぅ・・・っ！！」

バーム「ひひひひ！！例えどうなろうとも、

この角を貴様たちに刺せれば・・・っ！」

バームは自身の角をバンジョーに近づける。その時。

バーム「が・・・・っ！！？」

バームの角にヒビが入る。

バンジョー「おおぉぉぉ・・・・！！」

バンジョーの拳がバームの角に近づく。すると、

その角が粉々に砕け散ってしまう。

バーム「ぼ、僕ちんの角が破壊された！！！？」

バンジョーとカズーイ「はああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

そして、バームの体が蒸発し始めた。

バーム「そ、そんな！？僕ちんの体が消えていく！！？

こ、こんな事が・・・！？ありえない！！

ありえないぞおおおぉぉぉぉ・・・・・！！！」

この光はワンダーウィングのものだった。

そう。ワンダーウィングは勝ったのだ。

ジャンボフラッシュホーンの力を、

吸収したワンダーウィングの光により、

バームの肉体がほぼ蒸発した。そして、

光が破裂するように消えると、

バームの残った肉体が粉々に吹き飛ぶ。

バンジョーとカズーイ「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」

プルレスとクリグミ「やったあああぁぁぁぁ！！！」

レリッカー「勝ったか！あの熊君と鳥君が・・・！」

ターシュー「やはり、強ェな。こいつら。」

バンジョー「・・・急ごう。次なる古の輪のところへ。」

レリッカー「ああ。休んでいる暇はない。

凄く疲れるかも知れないが、やってくれるね？」

カズーイ「もちろんよ！」

 

クラッシャーの戦士たち「おらあああぁぁぁぁぁ！！！」

３人の戦士たちが一斉射撃で一人のマム・マムを攻撃。

マム・マム「ぎぎっ！？そんなもんでくたばるものかァ！！」

マム・マムは攻撃に耐え、

一人のクラッシャーの戦士を殴り飛ばす。

クラッシャーの戦士「ぐふあぁぁっ！！？」

カルーゼル「とおおおぉぉぉぉう！！！」

カルーゼルはネギでそのマム・マムを斬る。

マム・マム「ぎゃ！！？」

マム・マムは首を切断されて、倒れる。

テルとミル「ストレンジナックル！！！！！！」

マム・マム「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ！！！？？」

テルとミルはストレンジナックルで別のマム・マムを倒した。

カルーゼル「くそぅ！！敵を全滅させたのは良いが、

また仲間が複数倒されちまった・・・！！」

ミル「グランティめ・・・・！」

テル「早く次の古の物の場所へと行かねェとな。」

その時、一人のクラッシャーの戦士が走って来た。

クラッシャーの戦士「大変だ！カルーゼル！！」

カルーゼル「何だ？」

クラッシャーの戦士「聞いて驚け？

キング・スナケツの墓の在り処が、

わかったらしいんだ！」

カルーゼル「どうやって知った？」

クラッシャーの戦士「砂の中に隠れて、

熊共がサボテンと会話してるところからだ。

あのサボテンが、スナケツの墓の事を喋っていたんだ！」

カルーゼル「そうかぃ。それで、古の物の方は？」

クラッシャーの戦士「そいつはお前に会いに行く途中で見つかった。

少し離れたところだ！案内してやる。」

カルーゼル「よし。頼むぞ！」

オグフ「何ィ！？バームが倒されただァ！！？」

スキャビー「はっ！熊と鳥の仕業です！！これでは、

古の輪での方は失敗です・・・っ！」

オグフ「・・・まあ良いか。あんな角野郎は。」

スキャビー「え・・・？」

オグフ「ぐふふふ・・・。実はよ。別の奴にも、

古の物の攻略をやらせているのよ。そうつから今、

連絡はあったが、あと一つ潜れば成功らしいぜ？

それよりも、

キング・スナケツの攻略はどうなってやがる？」

スキャビー「スコルピオの班が、

墓のある場所に全員集まってますが、

未だに掘り起こせないとの事です。」

オグフ「だったら、急がせて全ての知恵を活かせと伝えれや。

古の物より、

スナケツの墓の方が俺にとって大事な気がすっからよ。」

スキャビー「ははっ！！」

オグフ「見ていやがれ・・・。この砂漠は俺様が支配し、

新たなキング・スナケツとして君臨してやらァ・・・！」

既にバンジョーたちは新しい古の物と遭遇した。

レリッカー「早くも見つかったか・・・。」

ボトルズ「バンジョー。カズーイ。」

バンジョーとカズーイ「よーし！！」

バンジョーとカズーイは空を飛び、古の輪を潜った。

そして、古の物は地面の中へと消えた。

カズーイ「これで５つ目ね！！」

ボトルズ「すなわち、あと一つ！！」

つづく

第９０話・本当の試練 パート４

バンジョー「レリッカーさん！！どいてください！！」

レリッカー「え・・・・？」

その時、バンジョーとカズーイが、

くちばしミサイルで攻撃を繰り出した。

バンジョーとカズーイ「くちばしミサイル！！！！！！！」

バンジョーとカズーイは、

その技で背後からマム・マムを攻撃した。

マム・マム「ぐええええぇぇぇぇぇ！！！？？」

これを受けた３人のマム・マムはバラバラになって吹き飛んだ。

レリッカー「うわっ！？」

レリッカーは素早く避けた。

バンジョー「よっと！・・・ふぅ。」

バンジョーは地面に着地した。

ボトルズ「やったね！バンジョー！！古の輪は４つ目だ！」

カズーイ「ま。あたいのおかげだけどね。」

バーム「お、お前たちィ・・・！よくも！！」

バームは怒りと共に立ち上がり、走り始めた。

バーム「許しま１０００円！！！！！」

バンジョー「ローリングアタック！！！！！」

バンジョーがローリングアタックで打撃しようとする。しかし。

バーム「こんな物は効かない！！」

バームは角でローリングアタックを、

繰り出しているバンジョーを突く。

すると、バンジョーが吹き飛ばされていく。

バンジョー「うわっ！！？」

カズーイ「何て強烈な角なの！！？」

バーム「ゆっぴいいいぃぃぃぃ！！！」

バームはジャンプして、また角でバンジョーを突く。

バンジョーとカズーイ「くあ！！！？」

バンジョーは倒れたが、すぐに立ち上がる。

バーム「まああぁぁぁぁだまだ！！！」

カズーイ「タマゴミサイル！！！」

カズーイはタマゴミサイルを連射し、バームを攻撃する。

バーム「おおっ！？」

これを受けたバーム。だが、少ししか効いてない。

バンジョー「てりゃああぁぁぁ！！！」

バンジョーは飛び蹴りで追い打ちを繰り出す。

バーム「ぐっ！？とおおぉぉぉう！！！」

蹴られたバームはその瞬間、一つの拳でバンジョーを殴る。

バンジョー「ぐは！！？」

バーム「おらおらおらおらおらおらおらおらおら！！！！！！」

バームはパンチの連続でバンジョーとカズーイを襲う。

バンジョーとカズーイ「ぐああああぁぁぁぁぁぁ！！！？」

バーム「そして・・・・。おら！！」

バームは３つの手でバンジョーの右腕や顔を掴む。

バンジョー「な・・・・っ！！？」

バーム「脇チョップ！脇チョップ！脇チョップ！」

バームは残った手で、

バンジョーの右の脇に手刀をぺちんぺちんと打ち込んだ。

ボトルズたち「しょぼっ！！！？」

バンジョー「ぐああぁぁぁ・・・・っ！！？」

バンジョーは何故か激痛を感じた。

カズーイ「しょぼい技で痛がってるし！？・・・でぃ！！」

カズーイはバームの右目に嘴を指す。

バーム「いぢゃいいいぃぃぃぃぃ！！！？」

バームは目を刺されて痛がり、バンジョーから離れる。

バンジョー「ありがとう。カズーイ。」

バーム「きいいいいぃぃぃぃぃ！！め、目が・・・！

僕ちんの右目がァ・・・！こうなりますた。」

バームは自身の右目をバンジョーたちに見せる。

その目が何故か麻雀牌の一つであるイーピンになっていた。

アシナガ「持ってくるっ・・・！

運命のイーピンっ・・・・！！」

カズーイ「何であたいに刺された目が、

麻雀牌になっとんねん！？」

バーム「うるさい！！おおおおぉぉぉぉぉ！！！！」

バームは４つの手の平から光線を発射した。

４つの光線をバンジョーは間一髪避ける。

バンジョー「光線も出せるとは・・・！」

バーム「おら！！もっとゆくぞぅ！！！」

バームは光線を次々と発射し続ける。

バンジョーは避け続ける。

だが、一つの光線が命中してしまう。

バンジョー「ぐああああぁぁぁぁぁ！！！？」

バーム「わははははは！！もっとおおぉぉだがね！！」

バームは光線を出し続ける。

カズーイ「ちぃ！カズーイダッシュ！！！！」

カズーイはリュックから両足を出して、

カズーイダッシュで敵の光線を避け続けた。

カズーイ「バンジョー！！大丈夫！？」

バンジョー「うん。一応ね・・・。」

レリッカー「援護するぞ！！」

レリッカーがライフルでバームを撃つ。

バーム「ぎっ！？こやつゥ！！」

バームは撃たれるが、少ししか効いてない。

そして、レリッカーに向けて一つの光線を発射する。

レリッカー「む・・・っ！？」

カズーイ「タマゴミサイル！！！」

カズーイはタマゴミサイルで光線をかき消した。

バーム「こうなりゃ奥の手だ！！」

バームは４つの光線を発射した。自身の角に向けて。

ターシュー「自身に向かって光線を！？自滅する気か！？」

その４つの光線がバームの角に吸収され、その角が光り始める。

バーム「ぐふふふふふふふ！！！」

つづく

第９０話・本当の試練 パート３

マム・マムたち「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ！！！」

４人のマム・マムが攻めて来る。

カズーイ「あのミイラ共・・・！この砂漠の近くで・・・！」

ボトルズ「はい！マム・マムですね！！

あの恐ろしいミイラ共が４人も・・・！」

バンジョー「けど、倒すしかない！！はああぁぁぁ！！！」

バンジョーはマム・マムの一人にパンチを打ち込む。

マム・マム「ぶっ！？おらあああぁぁぁ！！」

殴られても倒れないマム・マムはバンジョーを蹴り上げる。

バンジョー「ぐ・・・っ！？とりゃああぁぁぁ！！」

バンジョーは素早い蹴りでそのマム・マムを蹴り飛ばす。

マム・マム「ぐわっ！！？ちぃ・・・っ！」

マム・マムは倒れるが、すぐに立とうとする。

その時、別のマム・マムが走って来て、バンジョーを殴る。

別のマム・マム「でええぇぇぇい！！」

バンジョー「うぬ！？たぁ！！」

バンジョーはこれを避け、その別のマム・マムを蹴る。

マム・マム「うお！！？」

カズーイ「タマゴミサイル！！！」

カズーイはタマゴミサイル連射で、

まだ戦ってない二人のマム・マムを攻撃する。

二人のマム・マム「ぐえっ！！？」

だが、マム・マムは全員、倒されてない。

マム・マムたち「うううぅぅぅ・・・・！！」

バンジョーとカズーイ「く・・・っ！」

ボトルズ「まだ倒れないなんて・・・・！」

プルレス「やっぱ、ミイラは死んでるから、

殺しても殺せないってか！？」

マム・マムたち「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉ！！！！」

マム・マムたちが一斉にバンジョーに迫る。

バンジョー「ちぃ！！ツメツメパンチ！！！」

バンジョーは凄まじいパンチのラッシュで、

マム・マムたちを打撃する。

マム・マムたち「ぐおっ！！？」

マム・マムたちはこれを受けて、さがる。

バーム「くふふふ・・・！今のうちに・・・・！！」

バームが古の物に近づく。

クリグミ「敵が古の物に近づいてきてるよ！！？」

ターシュー「このままでは、輪を潜ってしまう・・・！」

レリッカー「く・・・・っ！」

その時、レリッカーが前に出て、ライフルを持ち出した。

ボトルズ「れ、レリッカーさん！？」

レリッカーはライフルで銃弾を発射し、一人のマム・マムを攻撃する。

マム・マムＡ「うわ！！？」

マム・マムＢ「あぁ！！？」

マム・マムたち、

そしてバンジョーとカズーイはレリッカーの方を向く。

バンジョー「れ、レリッカーさん！？」

レリッカー「ミイラ共は私に任せたまえ！！」

マム・マム「おらああぁぁぁぁぁ！！！」

４人のマム・マムが一斉にレリッカーの方に向かう。

レリッカー「むっ！！」

レリッカーは銃弾を連射して、マム・マムたちを攻撃する。

それぞれ銃弾を何度か受けるマム・マムだが、

倒されずに、そのまま耐えながらレリッカーに近づこうとする。

バーム「けけけ！！やああぁぁぁ！！」

バームはジャンプして、古の輪に迫る。

アシナガ「あっ！！敵が輪を潜ろうとしてる！！」

バンジョーとカズーイ「く・・・っ！！

ショックジャンプ！！！」

バンジョーとカズーイは、

ショックジャンプで一気にバームに急接近する。

バンジョー「はああああぁぁぁぁぁぁ！！！」

バンジョーは強烈なキックでバームを蹴りつけた。

バーム「ぐはああぁぁぁっ！！？」

バームはこれを受けて、輪を潜れずに落ちた。

バンジョー「行くぞ！カズーイ！！」

カズーイ「ええ！！」

バンジョーとカズーイがこのままバームを倒そうと迫るが。

ボトルズ「待ってください！！その前に、古の輪を・・・！」

バンジョー「おっ！そうだったね・・・。カズーイ！！」

カズーイ「ＯＫ！！！」

カズーイは空を飛び、

バンジョーとカズーイは古の輪を潜った。

古の物は地面の中へと消えた。

クリグミ「やったァ！！潜った！！」

プルレス「これで、４つ目だ！！」

アシナガ「しかし、レリッカーが・・・！」

レリッカー「ぐ・・・・っ！！」

レリッカーは何度も銃弾で撃ち続ける。

マム・マム「ぐええぇぇぇ・・・・！！？」

一人のマム・マムが頭を撃たれて、倒れる。

だが、他の３人が一斉にレリッカーに迫る。

マム・マムたち「おらああああぁぁぁぁぁ！！！」

レリッカー「い、いかん・・・！！」

つづく

第９０話・本当の試練 パート２

バンジョーたちは喋るサボテンに驚き、そのサボテンを見た。

カズーイ「だ、誰よ！？あんた！」

サボテン「君たちは、この砂漠の者ではないな。」

バンジョー「はい。僕らは、

グランティと言う組織に拐われた妹を救うために、

クルクル山のふもとから旅に出ています。」

サボテン「そうか。だが、グランティを倒すには、

大いな力が必要とされるだろう・・・。

その力を得る秘宝の事を教えようと思う。」

ターシュー「力を得る秘宝？まさか・・・！？」

サボテン「・・・君たちはキング・スナケツを知っているか？」

レリッカー「キング・スナケツだと！！？」

クリグミ「それなら、

トランカーと言うヤシの木さんから聞いたけど・・・。」

アシナガ「確か、この砂漠の支配を狙った、

とっても強い悪の大王らしいが・・・。」

サボテン「そうか。・・・力を得るための秘宝は、

スナケツの墓の中に眠っている。あの墓の中には、

恐ろしいトラップや凶暴なミイラが待ち構えているぞ。」

ボトルズ「キング・スナケツは死してもなお、

自身の秘宝を守るために・・・・。」

サボテン「しかも、スナケツの墓は、ある地面の中で眠っている。

それは、周囲が硫砂に満ちて、

少し高くなっている砂の島のような場所だ。」

バンジョー「その場所の中にキング・スナケツの墓が・・・。」

クリグミ「でも、ルビイさんからは、

その墓の中に入っちゃいけないって、言われたよね・・・？」

ボトルズ「確かに、入れば命はないと言ったらしいし・・・。」

サボテン「確かに、そのピラミッドに入れば、

命を落とす事があるだろう。しかし、希望さえあれば、

生きて帰る事ができるかも知れない。それに、

あのスナケツの墓の中には、

この砂漠の全てが記された本文があるらしい。」

レリッカー「何！？それは本当か！！？」

サボテン「うむ。私は数万年も生きていた。キング・スナケツが、

部下と共にピラミッドを建てている事も知っている。

スナケツはとにかく恐ろしい男であった。」

バンジョー「スナケツは恐ろしい男か・・・。」

カズーイ「・・・って、ちょっとちょっと！！

いつまで、こんなサボテンと話なんかしてるのよ！！？

早くしないと、古の輪が、

グランティかクラッシャーに取られちゃうでしょ！？」

バンジョー「・・・あっ！！そうだった！！」

レリッカー「急ごう！！・・・サボテン君！情報を感謝する！！」

バンジョーたちは走った。古の物のいるところへ。

サボテン「・・・彼らなら、スナケツの呪いを、

打ち破ってくれるかも知れない・・・。」

だが、バンジョーたちとサボテンの会話を、

砂の中に隠れた何者かが聞いていた。

バンジョーたちは古の物のいるところへと着いた。

バンジョーたち「ああっ！！？」

しかし、そこには、倒れた探検隊のメンバー複数がいて、

バームや４人のマム・マムがいた。

バーム「くふふふふふ！！この輪を潜れば、５回目だ・・・！

はあああああぁぁぁぁぁ！！！」

バームは古の輪を潜ろうとジャンプする。

クリグミ「古の輪が！！」

カズーイ「タマゴミサイル！！！」

カズーイは１発のタマゴミサイルでバームを撃ち落とす。

バーム「ぐあ！！？」

これを受けたバームは古の輪を潜れずに落ちる。

マム・マムＡ「あぁ！？」

マム・マムＢ「何だァ！？貴様らわ！！」

バンジョー「グランティ！！

お前たちに古の輪を潜らせないぞ！！」

バーム「むむっ！？貴様達がオグフ様の言った熊と鳥か！！

僕ちんの邪魔をしおって・・・！許さぬ！！」

マム・マムＣ「バーム様！ここは我々が・・・！」

バーム「よし！ゆけぃ！！」

つづ