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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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再生の力を持つスナケツは次々と、

超パワーを駆使してバンジョーを襲う。

その時、ゴビがやって来た。

次回、【ゴビの名の意味】

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。

バンカズファースト第97話。

今回でキング・スナケツ戦です。

スナケツに再生能力を持たせましたが、

それを破る方法は次回で見つかります。

あと2話で100話になりそうですので、

できれば、99話で最終回にしたいです。はい。

ゴビとルビィが知り合いとかのを始め、

色んな改悪な設定を施して、すみません。

次回はキング・スナケツとの決着です。

それでは。

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バンジョーたち「っ!?」

バンジョーたちはスナケツが笑っている事に驚く。

ボトルズ「スナケツ・・・!

何故、笑っていられるのですか!?」

キング・スナケツ「ふはははは・・・!我は滅びぬ。

貴様らの力では、我を絶対に倒す事はできぬ!」

スナケツの体に空いた大穴がみるみる消えていく。

プルレス「こ、これは・・・!?」

レリッカー「まさか、回復か!!?」

そう。スナケツの傷は再生を迎えようとしている。

そして、スナケツの腹が完全に回復してしまった。

キング・スナケツ「ぐふふふふふ・・・・!!」

バンジョー「くっ!おおおぉぉぉぉ!!」

カズーイ「キキツキアタック!!!」

カズーイはキキツキアタックを繰り出そうとする。

スナケツはこれを受けるが、全く効いてない感じである。

キング・スナケツ「効かぬ。」

スナケツはそう言って、バンジョーの体に拳を打ち込む。

バンジョーとカズーイ「うっ!!!?」

バンジョーとカズーイの体から衝撃が大きく出たように感じる。

そして、スナケツはバンジョーを殴っている拳をさらに突き出し、

バンジョーとカズーイを物凄く吹き飛ばした。

バンジョーとカズーイ「ぐあああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

バンジョーとカズーイはまたも壁に叩きつけられる。

ボトルズ「バンジョー!カズーイ!!」

バンジョーはゆっくりと立ち上がろうとする。

バンジョー「拳を直接受けると、

こうも強い苦痛を感じるとは・・・!」

キング・スナケツ「ふふふ・・・!死ねぃ!!!」

キング・スナケツは口から風のような赤い波動を吐いた。

カズーイ「っ!?危ない!!!」

カズーイは空を飛び、避けた。バンジョーは助かった。

キング・スナケツ「再び空から攻めるつもりか・・・?

だが!!」

スナケツは素早くジャンプし、

バンジョーとカズーイに急接近した。

キング・スナケツ「きえええぇぇぇぇぇ!!!」

スナケツはバンジョーにキックを直接、打ち込んだ。

バンジョーとカズーイ「くはっ!!!??」

バンジョーとカズーイは天井に叩きつけられて、落ちようとした。

クリグミ「熊さん!!鳥さん!!」

ボトルズ「おおおぉぉぉ!!」

だが、ボトルズが素早く動き、

クッション代わりとして、

バンジョーとカズーイを受け止めた。

ボトルズ「・・・・っ!」

カズーイ「め、眼鏡君!あんた・・・。」

バンジョー「あ、ありがとう・・・・。」

ボトルズ「まだ・・・戦えますか?」

バンジョー「・・・・うん。もちろんだよ。凄く痛いけど。」

バンジョーはゆっくりと立ち上がる。

カズーイ「眼鏡君。さっさと離れなさい。

怪我するかも知れないから。」

ボトルズ「はい。」

ボトルズはバンジョーとカズーイから離れようと走る。

キング・スナケツ「・・・・・ふん!!」

キング・スナケツは拳を突き出し、衝撃波を放つ。

バンジョー「うおぉぉぉ!!であ!!」

バンジョーは素早く避けながら、スナケツに急接近。

そして、スナケツにキックを打ち込む。

だが、全く通用しない。

キング・スナケツ「・・・ふん。」

バンジョー「くっ!!」

スナケツは拳を振るうが、バンジョーは素早く避けた。

カズーイ「バンジョー!今こそワンダーウィングよ!!!」

バンジョー「おう!!」

キング・スナケツ「させぬ・・・!」

スナケツが蹴りを繰り出そうとするが。

バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!」

敵の蹴りが来る前に、

バンジョーとカズーイは素早くワンダーウィングを発動した。

キング・スナケツ「ぬお!!?」

スナケツは激しい光にたじろぎ、さがる。

アシナガ「良いぞ!ワンダーウィングだ!!!」

ボトルズ「これで勝てる・・・!!」

キング・スナケツ「むうぅぅ・・・!ごあ!!!」

キング・スナケツは口から風のような赤い波動を吐くが、

バンジョーとカズーイは金色の光に守られた。

バンジョーとカズーイ「おおおぉぉぉぉぉ!!!」

そのまま突撃しようと走るバンジョー。そして、

ついにスナケツに突進。そして。

キング・スナケツ「ゆぴゃっ!!!??」

ドパーンと激しい音と共にスナケツの体が粉々に砕け散った。

クリグミ「やった!!!」

プルレス「バンジョーさんとカズーイさんが勝ったぞ!!!」

レリッカー「ああ・・・!これでやっと、終わったのだな。

スナケツの呪いが・・・。この砂漠は本当の平和を掴める。」

カズーイ「スナケツの野郎は倒せたし、

さっさとこのピラミッドの財宝を探しましょ!」

バンジョー「うん。次の階は・・・。」

キング・スナケツの声『まだ終わってはいない!』

バンジョーたち「え・・・!?」

バンジョーたちは倒したハズのスナケツの声に驚く。

レリッカー「っ!?見たまえ!!破片が・・・!!」

倒されたスナケツの破片の全てが素早く動き、

一つに集まっていく。

やがて、スナケツの姿へと変わっていく。

バンジョー「ま、まさか・・・・!?」

カズーイ「う、嘘でしょ・・・!?」

そう。キング・スナケツは再生してしまったのだ。

キング・スナケツ「我は不死身。

汝らのいかなる攻撃も効かぬ。

この砂漠は・・・我は必ず支配するだろう!!」

恐るべし不死身のキング・スナケツには、

あの最強の技であるワンダーウィングも通用しませんでした。

もはやバンジョーとカズーイに成す術はないのでしょうか?

スナケツを倒す方法は一体、どこにあるのでしょうか?

次回につづく

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レリッカー「また、この砂漠を支配しようとするつもりか!?

あの古き時代の時のように・・・!」

キング・スナケツ「そうだ。全て元通りにするのだ。

この砂漠は元々我が管理しているのだからな。」

ターシュー「砂漠を管理して良いのはゴビだ。

お前じゃあない。」

カズーイ「あんたの時代はもう終わってんのよ!!」

キング・スナケツ「いや、まだ終わってなどいない。

我が存在する限り、この砂漠は我の物なのだ。

よって、我はこの砂漠の者たちを、

再び恐怖と絶望で支配するだろう。」

バンジョー「そんな事、させるかああぁぁぁ!!」

バンジョーは走り、殴りかかる。

キング・スナケツ「・・・・ふん!!」

キング・スナケツはパンチを前に突き出す。

だが、バンジョー本人にあたってない。しかし。

バンジョー「・・・ぐふああぁぁぁ!!?」

何故かバンジョーは吹き飛んだ。腹に殴られた跡ができた。

ボトルズ「バンジョー!!?す、スナケツのパンチ・・・!

命中していないハズなのに!

まだか、衝撃が強いと言うのですか!?」

バンジョーは倒れるが、すぐに立ち上がる。

カズーイ「ならば・・・!キキツキ・・・・!!」

カズーイがキキツキアタックを繰り出そうとする瞬間、

キングスナケツが足を大きく横に振るう。まるでキックのようだ。

キング・スナケツ「おらああぁぁぁぁ!!!」

カズーイ「くはっ!!?」

カズーイは顔を物凄く打たれた感じで苦しむ。

バンジョー「カズーイ!!?」

ボトルズ「気をつけてください!!奴の打撃には、

強い衝撃波が含まれていると思われます!!」

バンジョー「く・・・っ!だったら、遠くから攻撃だ!」

バンジョーはさがった。

カズーイ「タマゴミサイル!!!!」

カズーイはタマゴミサイルを無数に連射した。

スナケツはこれを全て受けるが。

キング・スナケツ「・・・・効かぬわ。」

バンジョーとカズーイ「何っ!?」

クリグミ「タマゴミサイルが通用しないなんて・・・!」

バンジョー「カズーイ!もっとタマゴを多く・・・!!」

カズーイ「わかってるわよ!!」

キング・スナケツ「ふん。無駄な事を・・・。はっ!!!」

キング・スナケツは口から何かを吐いた。それは、

まるで風のような赤い波動のようだった。

バンジョーとカズーイ「っ!!?」

バンジョーとカズーイはこの波動を浴びる。すると、

二人の体が大きく燃え始めた。

バンジョーとカズーイ「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

プルレス「バンジョーさんとカズーイさんの体から炎が!?」

アシナガ「何か燃やされてるぞ!!」

キング・スナケツ「我が空気を浴びた者は業火に焼かれる。

その業火の炎を消す事はできぬ。」

バンジョーとカズーイ「ぬあああぁぁぁぁぁ!!!」

バンジョーとカズーイの体は今でも燃えている。

バンジョーとカズーイは自身の体を包む炎に苦しんでいる。

クリグミ「ど、どうしよう!?プルレス君!」

プルレス「どうしようと言われても・・・!」

バンジョー「おおおぉぉぉぉ・・・!!カズーイ!!」

カズーイ「ええ!こうなったら・・・・!」

バンジョーは炎に苦しみながら、しゃがみ込んだ。

バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!」

バンジョーとカズーイはワンダーウィングを一瞬だけ発動させた。

それにより、二人を包んだ炎はかき消された。

しかし、二人の体に焼け跡が多くできた。

バンジョーとカズーイ「はぁ・・・はぁ・・・!」

キング・スナケツ「ほう・・・。我が炎を消せるとは。

しかも、今の金色の光。・・・・これは、

デスブラザーしか編み出せぬ技のハズではないかね?」

カズーイ「けど、使えるのよ!あたいたちには!」

バンジョー「ワンダーウィングは去年の戦いで、

ミルが金のハネをくれて、

そのハネの力で使えるようになったんだ。」

キング・スナケツ「金のハネだと・・・!?だが、

金の鳥はデスブラザーに葬られたハズだ。

10年前、我が砂漠でな。」

アシナガ「金の鳥?」

カズーイ「金の鳥ですって!?」

バンジョー「っ!?知ってるの!?カズーイ。」

カズーイ「噂で聞いた事あるわ。

あたいたち赤い鳥の一族の間でね。

金の鳥は、聖なる金色の光で輝き続ける神に近い鳥だったわ。」

レリッカー「太古の時代で多く存在した伝説の一族だが、

今はほぼ絶滅して、最後の1羽となったと聞く。だが、

その1羽もデスブラザーに殺されてしまった・・・!」

キング・スナケツ「デスブラザーとヘルシスターは、

金の鳥を喰らい、

その金の鳥の力を奪い、ワンダーウィングを編み出した。

もしかしたら、金の鳥は彼奴らに喰われる間に、

金の羽をバラ撒いたかも知れないな。」

ボトルズ「もしかしたら、

ミルはその金のハネの一つを拾って・・・。

けど、何のために・・・・。」

キング・スナケツ「・・・汝らが使ったワンダーウィングは、

デスブラザーの使うワンダーウィングより、

威力は小さく感じだ。故に、

その小さな威力のワンダーウィングでは我を葬る事はできぬ。

そして、汝らにワンダーウィングは使わせぬ。」

カズーイ「はっ!だったら、使うわよ!!」

バンジョー「行くぞ!カズーイ!!」

バンジョーとカズーイがワンダーウィングを使おうとする。

しかし、スナケツがそんな二人に向けて、拳を突き出す。

すると、バンジョーとカズーイが突然、吹き飛んだ。

バンジョーとカズーイ「かはっ!!?」

ボトルズ「また衝撃波を!!」

キング・スナケツ「ふん!!!」

スナケツは次に足を突き出す。

バンジョーとカズーイ「ぎゃあああぁぁぁっ!!?」

バンジョーとカズーイは壁に叩きつけられ、

その壁が深く抉る。

キング・スナケツ「とどめだ・・・!」

スナケツは拳を突き出そうとした時。

バンジョー「・・・・っ!はっ!!」

バンジョーは素早くジャンプした。

そして、カズーイが翼を広げる。

キング・スナケツ「むっ!?」

バンジョーとカズーイ「くちばしミサイル!!!!!」

バンジョーとカズーイがくちばしミサイルを使い、

キング・スナケツの腹を一気に貫いた。

キング・スナケツ「ぐふぉ!!?」

プルレス「決まった!!くちばしミサイル!!!」

スナケツの体はくちばしミサイルにより、

大穴を空けられていた。もはや致命傷だろう。

バンジョー「ワンダーウィングを使うまでもなかったね。」

キング・スナケツ「・・・ぐふふふふふ・・・・。」

つづく

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ルビィ「・・・・君にはできないのか?そんな、

素晴らしく栄光のある称号を抱える事が。」

ゴビ「全くできないよ。

僕には砂漠の人たち全員と仲良くできない。」

ルビィ「でも、君はゴビとしての力で、

スラッバやマム・マムや他の生物たちを、

率いる事ができたじゃないか。

君はその力で昔、盗賊に襲われそうに僕を助けてくれたよね。」

ゴビ「確かにそうだね。・・・でもね、

僕は彼らとは友達になったワケじゃあない。むしろ、

彼らを利用したんだ。まるで道具のように・・・。

それを知った一部の種族が僕に逆らっていたんだ。」

ルビィ「僕は君になら道具にされて良い。だって、

僕、ゴビに従いたいんだもん。」

ゴビ「・・・・いや。僕はもう誰かを道具扱いしたくない。

もうやってられないんだ。この砂漠の支配なんて。

だから・・・僕はこの砂漠を捨てる。」

ルビィ「・・・・けど、ゴビにはこの砂漠にいて欲しいんだ。

君のその力が必要なんだから。・・・あの恐ろしい、

キング・スナケツがいつ復活するか、わからない。

その復活した男を消滅させるには、

現代までに蓄え切ったゴビのパワーがいるんだ。

それ以外ではスナケツを葬る事はできない・・・!」

ゴビ「そんな事、言われても。僕・・・気が弱いし・・・。」

その時、サボテンと砂ウツボの2匹が地面から出てきた。

サボテン「大変だ!ルビィ!ゴビ様!!」

砂ウツボ「キング・スナケツの墓が出てきたわ!!」

ゴビとルビィ「な、何だって!!?」

砂ウツボ「しかも、そのピラミッドの一部が、

急に爆発を起こして穴ができたらしいの。」

サボテン「もしかしたら、スナケツが復活する!!」

ルビィ「何と言う事だ・・・!ゴビ!!

今こそ、君の出番だぞ!!!」

ゴビ「・・・・・っ。」

しかし、ゴビは怯えたような感じで逃げようと、

山々の方へ向かおうとする。

ルビィ「どこへ行くんだ?」

ゴビ「・・・・僕は行きたくない。」

ルビィ「何で!?」

ゴビ「だって、恐いんだもん。スナケツが・・・。

あいつと戦う事が。僕、恐いのが苦手なんだ。それに、

ゴビなんて受け継ぎたくなかったんだ・・・・!」

ルビィ「・・・しかし、先代のゴビである君のおじいさんが、

死を迎える直前までに新たなゴビを選べなかった。

それにより、

近くにいた君をゴビの称号を託さざるを得なかった。」

ゴビ「僕はゴビなんていらない!あんな辛い事が続いたなら、

ゴビなんて受け継ぐんじゃなかったよ!

とにかく、僕は行かない!

僕一人であんな奴と戦うなんて、死にに行くのと同じじゃんか!!

僕は気が弱いんだ!!誰か代わりに戦ってくれよ・・・!」

ルビィ「~っ!」

ルビィは悲しそうな表情で平手でゴビの頬を叩いた。

ゴビ「・・・・・っ!!?」

ルビィ「・・・誰が一人で行けって言ったんだぃ?」

ルビィは優しく微笑んだ。

ルビィ「スナケツと戦うのはゴビ。君一人だけじゃあない。

僕らも一緒に戦うんだ。君の力として。」

ゴビ「僕の力・・・?君らが?」

ルビィ「そうだよ。・・・良いかぃ?

ゴビは皆と一緒に戦う事でその力は発揮するんだ。

ゴビは砂漠を支配する者の証。故にゴビは、

砂漠の者たちと一緒に立ち向かっていくんだ。

あらゆる困難に。

だから、僕ら砂漠の者は憧れているんだ。ゴビにね。

皆、君の味方なんだよ。」

ゴビ「ルビィ・・・・。」

砂ウツボ「そうよ!ゴビ!!私たちはあなたを守りたいわ!!」

サボテン「頼む!俺たちと一緒に闘ってくれ!!」

ゴビ「皆・・・・。」

ルビィ「僕らは君に従う。」

ゴビ「・・・・・・・・。」


バンジョーたちは階段を進み続けた。

レリッカー「間もなく次なる試練の場所だ。」

プルレス「キング・スナケツ・・・・。

さっきのオグフとか言う奴よりも強いかな?」

ターシュー「あのグランチルダに近いくらいの、

強さを持ってるらしいぜ?」

アシナガ「あのグランチルダに!!?

何かヤバくね!?それ!」

カズーイ「・・・・良いじゃない。それ。

そいつを倒せば、一気に強くなれるわ・・・・!」

バンジョー「魔女からチューティを取り戻すのに、

うってつけの試練かも知れないね。」

レリッカー「うむ。皆。心してかかれよ・・・・!」


ついにバンジョーたちは次なる階層へ到着した。

まるで闘技場のように、とても広い部屋の中央に、

巨大な棺桶があった。

クリグミ「こ、恐い・・・。」

プルレス「何!?あの棺桶・・・・。」

アシナガ「一体、何が入ってんだ?」

そして、棺桶が開いた。そこから紫色の煙が出て、

それと共に巨大な何かが出てきた。

ターシュー「お、お前は・・・・!?」

レリッカー「キング・スナケツ!!!」

そう。棺桶から出てきたのは、キングスナケツであった。

キング・スナケツ「ようこそ、最後の試練の場へ・・・。

最後の試練は、我を倒す事だ。我を倒し、

その我よりキングの全てを奪い取るが良い!」

カズーイ「本当は取らせる気ないでしょうが!!」

バンジョー「君を完全に終わらせてみせる!!」

レリッカー「・・・・スナケツよ!

もし、私の話を聞く事ができれば、

聞いて欲しい!!」

キング・スナケツ「・・・申してみよ。」

レリッカー「もし、君が我々を葬ったなら、

その後に何をするつもりなのだ!?」

キング・スナケツ「ふっ。そうだな・・・。

もし、諸君の生命エネルギーを喰らえば、

再びこの砂漠の者たちを支配できよう・・・・。」

つづく

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ヘルシスター「・・・何故、スナケツを殺さなかった?

あんな奴、簡単に殺せて、ジグソーを奪えたと言うに。」

デスブラザー「くふふ!

あのジグソーは偽りの熊さん共にくれてやるさ。

すなわち、ハンデって奴さ。それによ、

奴とはマッドナイトまんしょんで戦いたいと思ったからさ。」

ヘルシスター「何故、あそこで戦う必要がある?

真実の墓とも呼ばれし、あの場所で・・・。」

デスブラザー「ふっ。・・・そうしたい、否。

そうしなきゃいけないと思ってね・・・。

それに、あの熊共、ちょびっとだけ強くなった気がするよ。」

ヘルシスター「最悪、あたいらを追い越す事になるってか?」

デスブラザー「・・・・そうなるかも知んねェ。

何せ、俺らの偽物だからなァ。俺らとは違う存在にして、

俺らとは同じ力を持った偽物だから。」

ヘルシスター「・・・・そうだな。だが、

彼奴らがあたいらそのものになる確率が高い。」

デスブラザー「ぐふふ。あの夜が楽しみだぜェ・・・!」


次の階層へと続く階段をのぼるバンジョーたち。

しかし、バンジョーは後ろの方をときどき見ていた。

カズーイ「何やってるのよ?バンジョー。」

バンジョー「・・・・ちょっとね。」

ターシュー「あのクラッシャー共の事だろ?」

バンジョー「うん・・・。彼らの事、

どうしようかと思って、少し心配でね・・・・。」

ターシュー「おいおい。俺らを襲った連中なんだぞ?

すなわち、敵だ。敵の心配をして、どうする?」

カズーイ「そうよ。バンジョー。あんな奴ら、スルーよ!スルー!」

バンジョー「でも、一緒にグランティと戦ってくれたし・・・。」

ターシュー「じゃあさ、

お前はあのクラッシャーの者たちのところに戻る?」

バンジョー「え?」

ターシュー「戻っても良いよ。別に。その代わり、

奴らが復活して、負けてしまう確率が高いけどね。」

バンジョー「・・・・・。」

バンジョーは立ち止まった。迷っているそうだ。

そして、ボトルズたちも止まる。

カズーイ「バンジョー・・・・。」

ターシュー「お前が負けたら、

スナケツの財宝はクラッシャーの物になるぜ?

しかも、それがジグソーとかだったら?どうすんの?ねェ?」

バンジョー「そ、それは・・・・。」

ターシュー「・・・お前は何故、ジグソーを集めていやがる?」

バンジョー「・・・・妹をグランティから助けるため。」

ターシュー「・・・だったら、

そのジグソーをお前が取らなきゃならねェだろ。」

ボトルズ「ターシューの言う通りです!あなたたちは、

ジグソーを集めなければなりません!チューティを救うために!!」

バンジョー「ボトルズ・・・。」

カズーイ「だったら、迷ってる場合じゃないでしょ!?

あたいたちには必ず達成すべき目的がある!その目的は、

チューティを救う事、グランチルダを倒す事、

世界を守る事よ!!!」

バンジョー「カズーイ・・・。」

プルレス「・・・あの人を。クラッシャーの皆を信じようよ!

絶対に復活する。そして、僕らと手を取り合って、

一緒にグランティと戦ってくれる事を!!」

バンジョー「プルレス・・・・。」

アシナガ「おめェはよ、俺らのヒーローなんだぜ!?」

クリグミ「お兄ちゃん!頑張って!」

バンジョー「皆・・・・。」

ボトルズたちはバンジョーに笑顔を向けていた。

そして、バンジョーも笑顔になり、決意した。

この皆の笑顔に応えるために、

どんな事でも決して負けない事を。

ターシュー「迷わずにゆけ。」

バンジョー「・・・うん!皆!!行こう!!」

カズーイ「そうこなくっちゃ!!」


一方、ゴビは砂漠を歩いていた。彼の目線には、

遠くに見える緑の山々があった。

ゴビ「もうすぐでこの砂漠から抜けられるぞ・・・。」

その時、ゴビの前にルビィが出てきた。

ゴビ「・・・・!?君は、ルビィ君?」

ルビィ「やぁ。現代のゴビ。

・・・あの罠から脱出できたんだね。」

ゴビ「うん。あの熊さんたちのおかげさ。・・・後に、

ゴビの水を奪っちゃったけどね・・・・。どうして、

あの時、ゴビが捕まったと思う?」

ルビィ「・・・・君がゴビである事に反対した者たちが、

君を殺す事が、

彼らにとってマシな者をゴビにしようとしたからだと思う。」

ゴビ「・・・そうだね。所詮、ゴビには。ううん。

僕には無理だったんだよ。ゴビの事なんて・・・。

僕が未熟なせいで、

僕の家族は病気や事故で死んだ・・・・。」

ルビィ「・・・しかし、この砂漠にはゴビが必要だ。

ので、君がゴビとして、この砂漠を支えなければならない。」

ゴビ「それが無理だから、僕はこの砂漠を去ろうとしたんだ。」

つづく

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