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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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子供の赤いフリビッツ「うぎっ!!!」

子供の赤いフリビッツはそのバットに頭を打たれて死んでしまう。

バンジョーとカズーイ「ああっ!!」 

バンジョーとカズーイはそれを見て、驚く。

カメ「もう1匹だあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

もう1匹のカメが斧で、もう1匹の子供のフリビッツを襲おうとする。

子供の赤いフリビッツ「ひ、ひぃ!!?」 バンジョー「やめろ!!!」

その時、バンジョーが子供を殺そうとしたカメの手を掴んで止める。

カメ「離せよ!!こいつらは殺さなきゃならねーんだ!!」

バンジョー「やりすぎなんだ!!君たちは・・・!

このカエルたちには戦う力も悪意も全くない!!

僕はそう感じるんだ!!」

カズーイ「要するにアレよ。このカエルたちは悪い奴じゃない。

つまり、カエル族の全てが悪い奴じゃないって。あたいは、

それを今になって知ってしまったわ・・・。」

子供の赤いフリビッツ「う、うええええぇぇぇぇぇぇん!!!」

そして、フリビッツの子供たちが泣き叫び、

他の大人のフリビッツたちも泣き崩れる。それを見た、

カメとワニたちは少しだけ動揺し始める。

ワニ「で、でもよォ。こいつら。グランティと自ら手を組んだだろ?

あの組織は悪の軍団だから、こいつらも悪の集団かと・・・。」

赤いフリビッツ「確かに、俺らはグランティっつー組織と同盟した。

奴らが、

あの暴力的な凶悪なテロ組織だと言う事はわかっていたよ。

でも。俺、そんな悪い奴らと同盟なんて望んでなかったよ・・・!」

赤いフリビッツ「僕だって・・・。あんな怖くて悪い奴らの事、

好きじゃなかったんだよ・・・・。それなのに、僕らの長が、

自分からそいつらとの同盟を結んだんだ・・・。それから、

ほとんどのカエルたちがみーんな黄色くなっちゃったんだ。」

女性の赤いフリビッツ「恐らく、そのカエルたちは皆、

グランティに入って、性格が凶暴に変わったせいだわ。」

カメ「まさか、お前ら。グランティには入らねーのか・・?」

赤いフリビッツ「あ、ああ・・・。」

バンジョー「・・・・と言うワケで。皆さん。

このカエルたちの皆さんの命を、全て助けてはくれませんか?

このカエルたちは絶対に悪い事はしません!

もし、そうならなかったら、僕を殺せば良い・・・・。」

バンジョーも言葉にカメとワニは動揺している。その時、

ユミとミクスが歩いてくる。そして、コッパやバイルも。

コッパ「良いんじゃねーの?一般の奴らくらい。」

カメ「おおっ!コッパ・・・!!」

ミスターバイル「そうワニ。熊の言う通り、戦う力も悪意もないワニ。

流石に殺してはいけない気がするワニ。」

ワニ「み、ミスターバイル・・・。」

コッパ「確かに俺らはカエル族を滅ぼすのが目的だ。初めは、

俺やバイルも一般に見える奴らを殺そうとしたよ。けど、

この女たちのせいで、気が変わっちまったよ・・・。」

コッパはユミとミクスに指をさして、言う。

ユミ「一般で弱いカエルたちは殺しちゃ駄目だって、言っておいたわ。

だって、可哀想じゃない?でしょ?ミクス。」

ミクス「私。皆殺しなんてしたくないの・・・。だから、

一般のカエルさんたちには手を出したくない。皆さんも、

カエルさんたちを殺さないでください!お願いします・・・。」

ミスターバイル「・・・ってなワケで。一般のカエルは殺すなワニ。

代わりに、この沼から追放する事にするワニ。」

コッパ「そうすりゃ、この沼からいなくなる事になる。よう。

一般のカエル共。今から、お前たちはこの沼から去り、

別の沼に住み着いてもらう。

お前らの保護はクラッシャーにやってもらうからよ。」

赤いフリビッツ「お、俺らを助けてくれるんですか!?」

コッパ「助けるから、早くこの沼を出て行けって!早くしねーと、

他の荒くれ者共が殺しに来ちまうぞ!?」

赤いフリビッツ「わ、わかった!!ありがとう!!行くぞ!!皆!!」

そして、一般のカエルたちはこの沼を去ろうと一斉に移動した。

ミスターバイル「他の一般のカエルたちも、

この沼から去るように言ったワニ。」

バンジョー「そうか・・・。ありがとう。皆・・・。」 

そこで、アシナガが叫んで来る。

アシナガ「おーい!!敵のカエル共がどんどん少なくなっていくぜ!!

この戦争は俺たちの勝ちに確定したぜぃ!!!」

コッパ「・・・・って事はいよいよ・・・。」 

ミスターバイル「ワニワニ・・・。」

コッパとバイルは睨み合う。これは戦おうとする感じだ。もし、

カエル族を倒したら、カメ族とワニ族は戦う約束をされているからだ。

つづく

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灰間「森川の凧に戻させてもらうぜ!!」

灰間はバルガンの銃弾で凧魔獣を攻撃する。命中したが、

全く通用してないか、無傷である。

灰間「効いてねェ!?」

日下部「叶野隊員と上川隊員が来るまで抑えるのよ!!」

灰間と日下部はバルガンの銃弾で凧魔獣を攻撃し続ける。

それでも全然効かない凧魔獣は火炎で灰間と日下部を襲う。

日下部「わっ!?」 灰間「・・・・っ!?」

日下部と灰間は敵の火炎から離れながら、射撃を続ける。

日下部「くぅ・・・っ!!どこかで操っている奴が、

いるハズだわ!!そいつさせ見つければ・・・!」

灰間「ぬぅ・・・!おっ!?」

灰間は凧魔獣から続く線に目をつける。

その線は右の方向の地上に続いているらしい。そこに、

凧魔獣を揚げる者がいると灰間は予測する。

灰間「あそこか!!おーし!!」 灰間はその方向へ進もうと走る。

日下部「ちょっと!?灰間!!?」


灰間は凧魔獣を揚げている者がいる場所へと着く。

灰間「見つけたぞ・・・・!って、あれ?」

灰間が見たのは、凧魔獣を揚げている者ではなかった。

あるのは、凧魔獣の糸巻だけであった。その糸巻は、

まるで意思があるように、浮かんでいった。

灰間「なるほど・・・。自力で飛んでいるワケか。なら!!」

灰間は糸巻を破壊しようとバルガンを構える。その時。

凧魔獣がそんな灰間の方を向き、火炎を吐きだす。

灰間「ぅおわ!?」 灰間は火炎を避けようと、糸巻から離れる。

凧魔獣は灰間を殺そうと火炎を吐き続ける。

灰間「このままじゃ、近づけねェ!!こうなったら、ティアーズに・・・・!!」

灰間がティアーズになろうとする時。凧魔獣が急に逃げ出した。

灰間「っ!?ま、待て!!!」 灰間がその糸巻を追うように走る。

凧魔獣は火炎で灰間を足止めしてしまい、逃げる。

灰間「う・・・・っ!?あっ!!しまった・・・・!!」

凧魔獣は灰間の前から完全に姿を消してしまった。


どこかの神社で、子供たちが凧揚げをしていた。それを、

野口と森川が見守りながら、会話していた。

野口「大晦日の夜に凧を揚げた。」

森川「うん。御爺ちゃんと御婆ちゃんから、ある噂を聞いてね。

大晦日最後の夜に、年が明ける時までに凧を揚げ続けると、

必ず揚げた者には大吉以上の、

素晴らしい幸運が訪れるって聞いたけど。

・・・・・何だか、違ったみたいだね・・・。だって、

僕の凧が怪物になっちゃったんだもん。」

野口「そう・・・。でも、灰間君たちBARがきっと、

あなたの凧を取り戻してくれると思うわ。」

森川「だと・・・・。良いんだけど。」

森川と野口は空を見上げた。複数の凧が浮かんでいる空を。


BAR基地の司令室では、緒川が凧魔獣の正体を明かしていた。

灰間「凧魔獣の正体がわかった!?」

緒川「はい。あの凧魔獣は、異常な月光エネルギーに含んだ、

謎のマイナス線を浴びた普通の凧なんです。」

上川「異常な月光エネルギーだって!?」

叶野「そう言えば、今日の午前0時が始まった調度に、

月から一瞬だけ、

とても巨大なエネルギーが発したと聞いたが・・・。」

上川「でも、それって・・・。今年だけの出来事ですよね?」

大神「いや。その出来事は、

10年前から毎年に起こっとるらしい。恐らく、

月に住んでいる何かの種族も大晦日で祭っていて、

年が明けた調度に、

何かのサプライズとして、ああなったじゃろう。じゃが、

謎のマイナス線と言うのは、今年が初めてだ。

全ては、わしの仮説じゃがの。」

日下部「何とか、あの凧魔獣を倒せる方法はないでしょうか?

普通のバルガンでは通用しませんでしたし。

恐らく、バルワンダーでも・・・。」

大神「確かに凧魔獣を倒す事は難しいかも知れない。じゃが、

あの2大兵器なら、

凧魔獣を簡単に弾けるかも知れん!その2大兵器が、

間もなく、このBAR基地に届けられるけ。」

日下部「じゃあ、既に完成したんですね!?あの新しい武器が!!」

大神「うむ・・・!その名も、

バルワンダーDXとバルガトリングじゃ!!!

バルワンダーDXは5人で乗れる大型で、機動力と攻撃力が、

今までのバルワンダーよりとても強力!

さらに、魔獣退治だけではなく、

レスキューにも使える機能もある!!さらに、バルワンダー1号や、

バルターボを搭載する機能も持っている。

そして、宇宙や水中でも活躍できるけ!!」

上川「そんなに素晴らしいメカを造れたんですか!?」

叶野「何と言う頼もしい兵器でしょう・・・!」

大神「さらに、バルガトリングは1秒で、

100発の銃弾を撃てる。その銃弾1発には、

特殊な有害エネルギーが含まれていて、

命中すれば必ずダメージは受けてしまう。

等身大の敵を一撃で弾けるもんじゃけ!!どうじゃ!!最高だろ!!」

大神が笑顔で言うと、隊員たちも笑顔で応える。

隊員たち「はい!!!とても最高です!!!」

上川「いやァ。まさか、こんな素晴らしいお年玉をもらえるなんて。

これで魔獣との戦いも楽になれるもんだ!」

叶野「けど、まだわからないぞ。まだ実戦もしてないからな。

その実戦で見事に魔獣を倒せたら、それこそ最高の兵器と言えよう!」

大神「そうだ。バルワンダーDXとバルガトリングをどう扱うかは、

おどれら次第じゃ。うまく行けば、

本当に魔獣との戦いは楽になれるかも知れん!」

日下部「でも、間違って扱えば、勝てませんよね・・・。」

大神「うむ。その可能性も高い。じゃが、勝てる可能性も高い。」

その時、通信機が鳴り出した。上川がヘッドホンとマイクを使う。

上川「はい!!こちら、BAR・・・!何ですって!?

隊長!!大変です!!

凧魔獣がポイントC-12で大暴れしています!!」

大神「さっそく来たか・・・!

日下部、叶野、上川はバルワンダーDXに乗れ!!

灰間は徒歩からバルガトリングで援護するんじゃ!!

出撃せよ!!!」

隊員たち「了解!!!!!」


バルワンダー3機が出撃する時を待っている格納庫に、

見た事のない1機の戦闘機があった。機体がとても大きく、

まるで1号がアレンジしたような造形であった。色は黒色を中心としている。

そう。この機体こそが、新メカであるバルワンダーDXだ。

バルワンダーDXはバルワンダー1号と、

同じ前のカタパルトで出撃しようとする。

叶野「エンジン出力!!OK!!

レーザーエネルギー!!100パーセント!!!」

上川「全機能!!異常なし!!出撃OK!!!」

日下部「これより!バルワンダーDXを発進させます!!!」

そして、バルワンダーDXは出撃しようと飛び始める。


BAR基地から、バルワンダーDXが物凄い大空を飛んだ。

灰間も徒歩で中型のガトリングガンを持っている。そのガトリングガンが、

バルガトリングだ。白と黒の色をして、

高性能に見える機械的な造形をしている。

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST 

第41話・長のブチキレ

カエル族の長であるイエローボス、グランティ第7特命隊の、

隊長であるエスメラルダ。その副官、ラミジャ。

その強敵3人を見事に倒したバンジョーたち。だが、

まだ敵は残っていた。残りのカエルたちを、

次々と倒していくバンジョーたちとカメとワニの連合軍。

バンジョー「ローリングアタック!!!!!」

バンジョーはローリングアタックで、

多くのイエローフリビッツを倒していく。

イエローフリビッツたち「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

カズーイ「黄色い方も何かと雑魚になっていくわね!

これなら、あたいたちの勝利は間違いなしね!!」

バンジョー「そうだね・・・・。」

その時、二人の後ろにイエローフリビッツがいた。

イエローフリビッツ「ゲコゲコ・・・・!!これ以上は、

させん!!この住み処の民に、手を出させてたまるかァ!!!」

イエローフリビッツはそう言って、

バンジョーとカズーイに襲いかかる。

カズーイ「っ!?バンジョー!!後ろ!!」

バンジョー「むっ!?てやああぁぁぁ!!!」

バンジョーはそのイエローフリビッツを1発のパンチで倒した。

イエローフリビッツ「ぐぇ・・・・っ!!」

バンジョー「よし!!次へ進むぞ!!!」

バンジョーは走り続けた。残りの敵がいそうな場所へ。その間に、

バンジョーは周囲を見ていた。その周囲には、

カメとワニたちがそれぞれ抵抗するカエルたちを、

踏みつけたり、剣で斬り刻んだり、何回か殴ったり、

ヤリで突き刺したり、矢か銃で身体中を撃ち続けたり、

丸呑みしたり、体の一部を喰らったり、まるで拷問のような、

感じの虐殺をしていた。バンジョーはその光景に、

耐えられなく、悲しそうになる。

バンジョー「・・・・・・・・っ。」

カズーイ「どうしたの!?バンジョー!」

バンジョー「・・・いくら戦争だからって、

やりすぎだと思うよ・・・。何だか酷い感じがする・・・・。」

カズーイ「そう・・・・。っ!?見て!!あれを!!!」

バンジョー「え・・・・?おおっ!!?」

バンジョーとカズーイはある物を見て、立ち止まる。

そこには、多くのカメとワニが集まっていた。

バンジョーはその集まりに近づいてみる。

バンジョー「何かあったんですか!?」

ワニ「おう!!お前らか!!見ろよ!!あれを!!」

カズーイ「何よ。あれって・・・。あっ!!」

バンジョーとカズーイが見たものは、赤いフリビッツたちであった。

それも多く。だが、何かが違う。今までの戦士のような連中と違い、

この者たちはほぼ全員、怯えて泣いていた。そう。

このフリビッツたちは全員、一般と子供たちであったのだ。

バンジョー「子供たちも混じっているよ!?」

ワニ「だから、何だよ・・・?」

バンジョー「え・・・・?」

カメ「俺らはカエル族を許せねェ・・・!だからよォ。

ぶっ殺すのよ!!子供だろうが一般だろうが!!」

ワニ「俺らの目的はカエル族の全てを破壊する事!!

子供だって死んでもらっても構わんハズだぜ!!!」

カズーイ「確かにカエル族の悪党は死んでも構わないわ。でもねェ。」

バンジョー「何も、罪のない一般のカエルや、

子供たちにまで手を出さなくても良いじゃないか!!?」

カメ「だが、その子供たちもいつか、俺らを襲う戦士に、

育っちまう!!その前に、ぶっ殺すんだよおおぉぉぉ!!!」

1匹のカメが釘付きバットで子供のカエルに襲いかかる。

つづく

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灰間「はいっ!それ、目撃しちまいました!!」

日下部「私も遠くから見た事あります。しかし、

何故、凧が火を吐けるのでしょうか・・・。」

大神「うむ。何者かが凧を改造して、殺人兵器にしたのか。

それとも、凧に何かの怨念が取りついているのか・・・。」

上川「凧は無生物ですからね。きっと、

誰かが仕組んだに違いありません。

誰でしょうね!?せっかくのお正月を潰そうとしている奴は!?」

叶野「・・・って、こんなムードで真面目な会議をしてもなァ・・・。」

叶野が暗そうな感じでこう言う。確かに、

こんなお正月なムードで防衛隊らしい会議などと、

どうかとしていると思う。

灰間「俺の予測では・・・・。多分、魔獣ではないかと思います。」

大神「魔獣・・・!確かに、

魔族は色々と摩訶不思議な事ができるけェ。

凧に火を噴かせる事さえ簡単かも知れない・・・。ちゅーか、

わしもちょうど、魔族の仕業ではないかと思うがのォ。」

上川「これから起こる怪事件を全て、

魔族のせいにすれば良いんじゃないでしょうか?」

日下部「流石に良くないと思いますよ。色々と。」

灰間「火を噴く凧。改め、凧魔獣は色が白く、

子供が落書きしたような顔のようで、表情が笑顔でありました。」

大神「ふむ。さっそく、その凧魔獣について調査する。

あと。皆にもう一つ、伝えておきたい事がある。」

隊員たちは大神のその言葉に動揺しそうになる。

大神「実は、BARがこの新しい年を迎えた記念に、

新しいメカと武器が既に開発されたそうだ。」

灰間「新しいメカと武器ですって!?」

日下部「そんな物が造られたのですか!?」

大神「うむ。魔獣たちとの戦いが徐々に困難になっていく事は、

皆もわかっているハズじゃ。もしかしたら、

今までの兵器では通用しない奴も出る。」

叶野「その事を予測して・・・。造ったと言うワケですね。」

上川「もしかして、魔獣を一撃で倒せる武器ですか!?」

大神「流石に一撃では倒せんが、君たちの頑張り次第で、

何度でも撃てば簡単に倒せると思うど。

あと数時間でこの使用可能になる。

それまで、自力で頑張ってくれ!」

隊員たち「了解!!!」


隊員たちは凧魔獣を調査しようと二手に分かれて、動き出す。

上川と叶野はどこかの町で調査し、

灰間と日下部は秋田町で調査する。

日下部「それにしても、一体。誰が凧魔獣を揚げているのかしら?」

灰間「んなもん。魔族っきゃねーだろ?多分・・・。ん?」

その時、灰間は空き地の方で何かが起こっている事に気づく。

そこで、森下と徳丸が何故か放心しているような感じであった。

野口と森川もいるが、二人は普通に何かで遊んでいた。

灰間「・・・・何やってんだ?お前ら。」

灰間は徳丸と森下の方に近づく。

徳丸「ああぁぁぁ・・・。僕。凧のように空へ浮かべるかなァ。

あ。でも、海に済む蛸は嫌だなァ。たこ焼きマントマンにされちゃお。」

森下「いっそ、凧そのものになって、空を自由に飛びたいなァ。

きっと、天国にも行けちゃうかもォ。へけけけけ・・・・。」

灰間「やべェ。精神が壊れかけてやがる。・・・っ?」

そして、灰間は野口と森川の方を見る。

二人は、羽根つきをしていた。

野口「えぃ!!」 森川「やぁ!!」

二人は互角に勝負したが、森川が勝ってしまう。

野口「ああぁぁ・・・。負けたァ。」

森川「じゃ。野口さん。また失礼しちゃうね。」

森川は野口の顔に墨を塗る。頬にハートマークが描かれる。

よく見れば、森川の顔には墨が塗られてあった。

野口「・・・あら。灰間君。こっちに来て一緒に遊ばない。」

灰間「・・・・そんな気はねーよ。大体、森川。お前、

あの凧の事を心配してないのか?」

森川「そりゃぁ心配しているさ。でも、いつまでも暗がらないで、

野口さんが僕を元気づけようと、

こうして遊んでくれている・・・。でも。

本当はやっぱり気になるんだ。あの凧の事を・・・・。」

森川が暗そうになる時。野口が笑顔でこう慰める。

野口「安心してよ。灰間君がきっと、

森川君の凧を取り戻してくれるから。」

森川「本当かぃ?」 灰間「・・・・ああ。本当だ。」

日下部「灰間!!モタモタしてないで、さっさと行くわよ!!」

灰間「おっ!そうだな。じゃ、俺はここで・・・・!」

灰間と日下部は空き地から離れる。森川と野口は互いの顔を見る。

森川「・・・・何か、いっぱい描いてるね。」

野口「・・・・今度はめんこをやらない?」

森川「そうだね。」


灰間と日下部は歩き続ける。

凧魔獣を探し出すために。その時。

日下部「っ!?灰間!!あれを見て!!!」

日下部は空の方に指をさす。灰間はそこを見る。

灰間「ん・・・・。あっ!!!」

二人は空で凧魔獣が浮かんで来た事に驚く。

凧の魔獣が現れたのだ。

凧魔獣は火を吐いて、一つの民家を焼き始める。そして、

逃げ惑う人々をも焼き殺そうと動いている。

日下部がシーバーで通信する。

日下部「日下部より叶野隊員へ!!日下部よし叶野隊員へ!!

ポイント・32で凧魔獣が現れました!!」

つづく

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徳丸「うおおおおぉぉぉぉ!!!揚がった!!揚がった!!」

森下「えへへへ!!たっのしいいぃぃぃぃ!!」

徳丸と森下は凧が揚がった事でとても楽しそうになった。

野口「わぁ!やっぱり、揚がると気持ち良くなりそうだよ。」

灰間「・・・・・そうだな。」 灰間も少しだけ笑う。

4人は空に揚がり続ける凧を楽しんでいる。

だが、そんな楽しいお遊びもおあずけの時が来てしまった。

この空に、ある見知らぬ凧が揚がった来た。その凧はまるで、

子供が落書きしたように、

描かれた顔のようで、表情が笑顔であった。

野口「あら?別の人の凧かしら?」

灰間「にしても、子供の落書きみてーだな。・・・っ!?」

その時、灰間のペンダントが光り始めた。

灰間「・・・・っ!あの凧は魔獣だ!!皆!!早く逃げるんだ!!」

野口「え・・・・?」

その時、凧の表情が赤く光り、不気味に笑い始めた。そして、

口から火炎を吐きだした。この事に驚く灰間。

森下「げえぇぇっ!?」 徳丸「ひ、火を吐いたァ!!?」

そして、その火炎が徳丸と森下の凧を燃やしてしまう。

徳丸「ああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

僕の凧がああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

森下「私の凧もおおおぉぉぉぉ!!!」

野口と灰間の凧は何とか地上に落として、無事に拾う事ができた。

野口「一体、何なの!?凧が火を吹くなんて・・・!」

灰間「あれは凧じゃねェ!!魔獣だ!!」

そう。火を吐いている奇怪な凧は、実は魔獣であった。

その凧が地上の人々に対して、火炎を吐きだした。

男の子「うわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

女の子「きゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

子供たちは素早く逃げるが、少数が逃げ遅れて焼かれてしまう。

森下「ふええぇぇ・・・。私の凧ォ・・・。」

徳丸「今まで大切にしたのにいいぃぃぃ・・・・。」

森下と徳丸は燃やされた自分たちの凧を見て、泣き崩れる。

灰間(くそ・・・っ!ティアーズに変身してェところだが・・・。)

このままでは河原が火の海になってしまう。その時、

火を噴く凧の魔獣がどこかへ飛び去った。

灰間「に、逃げやがったか・・・。」

野口「凧に似ている魔獣も出てくるなんて・・・・。ん?」

その時、灰間と野口は別の方向から、

ある少年が歩いて来るところを見る。

少年「ああ・・・!そんな・・・・。僕の凧が、

勝手に動くだけじゃなく、火も吐いてしまうなんて・・・・っ!?」

少年は絶望しそうになる。あの凧は少年の物だったらしい。

灰間(このガキ・・・・。魔族じゃない。普通の人間だ。)

野口「あ!あなたは・・・。隣のクラスの森川君!?」

森川「うん・・・。あの凧は僕が持っていたんだ・・・。」

灰間「でも、あの凧。火を噴いていたぜ?もしかして、

魔族とかに盗まれて、改造したとか・・・。」

森川「いや。別に誰かに盗まれたワケじゃない。

揚げてもないのに、勝手の空に浮かんだんだ。

昨日まではあんなんじゃなかったのに・・・。」

野口「勝手に浮かんだって・・・。どう思う?灰間君。」

灰間「・・・ちょっと。BARで調査する必要があるみてーだな。」


BARの司令室が何故かお正月風になっていた。

大神の前に、灰間たち4人の隊員が礼儀正しく挨拶をする。

隊員たち「あけまして、おめでとうございます。」

大神「今年もよろしゅう頼みます。今年も、魔獣共が、

ぎょうさん地球を襲いに来るじゃろうが、我々BARが、

今年も地球を守れるように、しっかりと戦おうやないの!!」

隊員「はい。今年もよろしくお願いします・・・。」

灰間「・・・って、俺。家でこう言うの、やったんだけどなァ。」

大神「今日は謹賀新年。今年最初に日と言うワケで、

皆で初もうでにでも行きたいところじゃが。そうもいかなくなった。

・・・・大鳥町で、

火を吹く奇妙な凧が人を襲ったとの情報が入ったけ。」

つづく

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