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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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そして、ペンダントをじっと見続ける。

灰間「親父は生きている。あのジジイの言葉には、

偽りを感じなかった。お前はどう思う?」

灰間はペンダントに聞き、そのペンダントが少しだけ光る。

灰間「そうか。親父はやっぱり生きてるんだな・・。」

灰間は少しだけ笑顔になり、顔を机の上に置く。

灰間「ふぅ・・・・。でも、親父はどこで生きているんだろ?

なァ?親父が今、どこにいるか、わかるかぃ?」

ペンダントはまたも光る。

灰間「流石にわからないってワケか。まあ、良いや。

自力で探すしかねェな。こりゃ。それにしても、

お前を不思議なアイテムにした姫君って一体誰だろうね?

太古から存在していると言うが、今でも生きているのかしら?

親父に魔法をかけたと聞いたけど・・・。」

ペンダントは光る。だが。

灰間「そうか。やはり、わかんねーか・・・。でも、お前。

その姫君の涙と言う物でパワーを得たんだろ?

姫君の涙か。魔族の王からは聞いたが、奴の話は、

まだ完全って感じではない気がする。探すべき物は色々とあるな。」

そう。灰間には探すべき物があるのだ。それは、

自身の父、灰間鉄郎。次に、姫君の涙の伝説の全てである。

そして、あの老人の正体であったのだ。


次の日。秋田学園のクラスでは。

灰間「は?昨日は映画に行かなかった?」

徳丸「うん。・・・と言うか、行けなくなっちゃってね。」

森下「何だか事故があったんだって。だから、観れなかったの。

まあ、別の映画館に行けば、問題ないと思うわ。」

徳丸「そうそう。別の映画館でもプリンセス・ティアーズがやってるしね。」

野口「ねェ。灰間君。今日の予定は?」

灰間「うーん。魔獣が現れねェ限り、予定なしかね?」

森下「じゃ、きっまりーっ!」

徳丸「灰間君も一緒に行こっ!今日こそは絶対!」

灰間「ふむ・・・・。(プリンセス・ティアーズ。姫君の涙か・・・。

魔族の王とあの老人が語った姫君の涙・・・。その伝説が、

映画になったとかだろうか?なら・・・。)わかった。行くよ。」

徳丸と森下「やったあああぁぁぁぁぁ!!!」


そして、灰間、徳丸、森下、野口の4人は、

あるデパートに来て、某映画館の前に来ていた。

看板には【プリンセス・ティアーズ】と描かれている。

4人は映画館の中へと入る。


多くの客の前にあるスクリーンでは、ド迫力のシーンが映っていた。

それぞれ異なる姿のモンスターたちが大勢、攻めてくるのだ。

灰間(あれは、魔獣の軍団と言って良いだろうか?)

そして、モンスターたちの軍団の、

背後にある黒い姿と赤い目の魔物が喋り出す。

魔物『我らはビースト!!

貴様たち人間は今日より我らに支配される運命なのだ!!!』

そして、タイトルのシーン。プリンセス・ティアーズの内容は、

ビーストと名乗る謎の魔物の軍団が人間たちを襲い続けていた。

それを知ったミッドチルダと言う王国は、

すぐにビーストたちとの戦いに備えていた。

その国の姫の名は、マリア。マリアは、別の国から来た勇者である、

ナルドと言う男を愛していたそうだ。勇者であるナルドは、

マリアのいる国を守ろうと多くの戦士たちを集めていた。

マリアはピンクで長い髪。ナルドは青色で短そうな髪であった。

灰間(姫君と勇者か・・・。あとは・・・。)

そして、ついにビーストたちがミッドチルダ国を襲い始めた。

だが、そのミッドチルダの王族は密かにある儀式を行っていた。

灰間(あの儀式・・・!まさか!?)

そう。王族は神々の光を手にすると言う禁じられた儀式をした。

その儀式により、神の光を所持するようになった。その光を、

魔法で加工し、赤きクリスタルが造られた。

それを見て、灰間は驚く。

灰間「っ!!?(う、ウルティメイトペンダントと同じだ・・・!!)」

そう。赤きクリスタルは灰間の持つ、

ウルティメイトペンダントと同じ形であった。

そして、ビーストたちが民を襲いながら、兵士たちと戦っている。

だが、ビーストたちは皆、巨大な姿を持っているので、

人間の力では全く勝てない。

勇者であるナルドも戦っているが、ビーストたちの総攻撃で倒れてしまう。

王族はクリスタルをマリアに渡した。そして、マリアは、

両手でクリスタルを握り、切なく祈る。

マリア『偉大なる神様の光よ。我らを救いたまえ・・・!』

だが、クリスタルは光らない。全くの無意味なのだ。

マリアはそれに絶望する。そして、ビーストたちは王族を襲い、

ついにマリアの父や母、知り合いなどを皆殺しにしてしまった。

それを見て、マリアは悲しみにくれ、涙を流した。

愛する者を想いながら泣いていた。だが、その一粒の涙が、

クリスタルにかかった。その時、クリスタルは光り始めた。

そして、クリスタルが声を出す。

赤きクリスタル『全てを愛するあなたの涙。その涙は、

失った愛する者への想い、

全ての者を守りたいと言う想いが込められた。

私はその想いと君の涙に応えたい。』

灰間(これが、ティアーズの誕生か・・・!ティアーズは、

涙の意味だからな。やはり、ウルトラマンティアーズは・・・。)

そして、ナルドは傷だらけでマリアに近づいて来る。

大勢のビーストたちがマリアとナルドに近づいてくる。

ナルド『姫は・・・!姫には、近づかせん・・・!!』

マリア『神よ。一番愛している者にさらなる力を。』

そして、光るクリスタルはナルドに近づく。そして、

ナルドはそのクリスタルを手にする。その時、奇跡が起こった。

灰間(来るか!?)

クリスタルが赤き光となり、その光がナルドの身体を包む。

そして、手に持つ剣が神々しく輝いた。ビーストたちはそれを恐れる。

さらに、銅色であった鎧が紅に染まっていき、目が黄色く輝く。

ナルド『我は勇者!!勇者ティアーズ!!!

はあああああぁぁぁぁぁ!!!!!』

そして、ナルドは聖なる剣で次々とビーストたちを倒していった。

灰間(あれ・・・?違うぞ?赤き巨人じゃねェ。まさか・・・。)

ついに国に平和が戻った。全てもビーストたちが滅び、

ナルドを包んだ赤き光は消え、クリスタルも元の宝石に戻った。

そして、ナルトとマリアは二人で新たな王国を築く事であろう。

このシーンでとうとう映画は終わってしまった。


映画館から出た灰間たち。

徳丸、森下、野口はとても嬉しい感じであった。

徳丸「いやァ!!かっこ良かったな!!勇者ナルド!!」

森下「マリア姫も可愛かったわァ!!」

野口「うん。何より、話が感動的だったわ・・・。」

野口は笑っているが、

目から少しだけ涙が出たので、その目を少し手で擦る。

灰間(プリンセス・ティアーズ。あの映画は、確かに。

魔族の王が語ったのと似ているのは驚いたが、

何か違う部分があったな。

あの映画は偶然に作られた物だろうか。それとも・・・・。)

その時、灰間の携帯電話が鳴り出した。灰間は電話をする。

灰間「もしもし。灰間です!」

電話から日下部の声が聞こえる。

日下部の声『大変よ!!また魔獣が現れたわ!!!』

つづく

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白い洞窟は冷気に満ちていた。その洞窟を進むバンジョーたち。

そんな彼らの前に現れたのは、不思議な魔本であった。

その魔本はグランチルダが所持したらしいが。

次回、【謎の魔本と雪山へと入り口】

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。バンカズファースト第43話。

今回はブクゲコ沼、新ステージへと進んでいる途中の話で、

1話完結のエピソードにしようと思いまして、描いてみました。

洞窟に温泉があると言うありえなさそうな描写を出してみました。

温泉と言えば、覗きですので、

男性キャラたちが女性キャラたちの入浴を覗くシーンを描いてみました。

そう言うシーンってほとんどありますよね。

・・・描いてる途中で、ユミとミルの関係が深まっていきましたな。

ちなみに、洞窟温泉はゆー1オリジナルのステージです。

1話完結だけのゲスト的な場所ですので、

ジグソーは1個だけです。はい(

今回の敵は特命隊ではありません。今回は、

ウニのウニックとエリマキトカゲのマッキーです。

どっちもオリキャラです。はい(

戦闘メンバーは珍しい組み合わせにしてみました。

色々と悩んだのですよ・・・・(

次回はあのチートな本が登場し、あの新ステージへ突入します。

それでは。

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バンジョーとカズーイ、テル「うわあああぁぁぁぁぁ!!!?」

3人はウニックの攻撃で倒れそうになる。

ミクス「バンジョーさん!!カズーイさん!!テルさん!!」

ウニック「けけけけけけけけけけけ・・・・!!!」

ウニックは倒れたバンジョーたちから離れる。

バンジョー「く・・・・っ!!」 テル「おのれェ・・・!」

ウニック「ほう。立てるのか。やはり、強者と言うワケだなァ。

こいつァ・・・・。徹底的にやらねーとなァ!!」

ウニックは素早くバンジョーたちに接近。体当たりをするつもりだ。

カズーイ「また来るわよ!?」 バンジョー「だが、攻撃する方法は・・・・!」

ボトルズ「あります!!一つだけ!!」

プルレス「何かあるの!?」

ボトルズ「はい!!

このウニの怪物には一つだけ目が生えているでしょう。

つまり、あの目が弱点と言う事です!!」

テル「そこを攻撃すれば、倒せるか・・・!」

ウニック「何をガタガタ会話してやがんだ、こらあああぁぁぁ!!!」

バンジョー「くっ!?ローリングアタック!!!」

バンジョーは素早く動き、ローリングアタックでウニックと衝突。

ウニック「ぐぉ・・・・・っ!?」

ローリングアタックを受けたウニックはひるむ。

バンジョー「ぬっ!?たああぁぁぁ!!」

それを隙にバンジョーは素早くパンチし、ウニックの目を殴った。

ウニック「いぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」

目を殴られたウニックはとても痛がり、さがった。

プルレス「やったか!?」

ウニック「ぐるるるるる!!

て、てめーら!!俺の弱点を見つけたからって、

良い気になってんじゃねーぞ!?俺の必殺技を見せてやるぜ!!!

ぬおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

ウニックは自身を物凄く回転させる。

そして、物凄いスピードでバンジョーたちに迫る。

バンジョーたち「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

バンジョーとカズーイ、テル、ミクスはウニックの攻撃を受けて倒れる。

プルレス「み、みんな!!!」 ボトルズ「何て強い攻撃なんだ!?」

ウニック「これが俺の必殺技、トゲトゲ特攻回転だ!!

もう一度くらわせてやるぜ・・・・!!」


マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!」

マッキーはマンボ、ユミ、ミルの3人めがけて突進してくる。

ユミとミル「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

そして、ユミとミルが素早く動き、それぞれマッキーの左右につく。

ユミ「せいっ!!」 ミル「でやぁ!!」

ユミは素早い手刀で斬り、

ミルは光のエネルギーに包まれた手刀で打つ。

マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」

攻撃を受けて怒ったマッキーは尻尾でミルを打つ。

ミル「きゃあああぁぁぁっ!?」 ミルは壁に叩きつけられる。

ユミ「ミル・・・・!くあ!!?」

ユミもマッキーの突進を受けて、ユミと同じ壁に叩きつけられた。

老父「可愛い女の子に容赦せんとは、何と言う怪物じゃ!!」

老婆「あやつはきっと、女の敵どす・・・!!」

マンボ「エリマキトカゲ、接近戦。強い。」

ユミとミル「それを早く言いなさいよ・・・・!!」

マンボ(・・・二人とも。何だか息、合ってる。何かあったか?)

マッキー「ゲアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!」

マッキーは皮膚飾りを光らせる。あの光線でユミとミルを殺すつもりだ。

マンボ「っ!?いかん・・・・!!」 マンボは走った。

マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!」

マッキーは再びあの強大な光線を発射した。

その時、マンボが立ち塞がる。

マンボ「マジックバーリヤ!!!!!」

マンボは光の壁でマッキーの光線を防ぐ。

その光線が消えてしまった。

マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」

それを見たマッキーは怒って走る。その時。

マンボ「マジックスパーク!!!」

マンボはマジックスパークでマッキーを弾き飛ばす。

マッキー「ゲアアアアアアアァァァァァァ!!!!」

ミル「今だ!!!てえええええぇぇぇぇい!!!」

ミルは光の塊でマッキーを包む。マッキーの身体が弾けそうだ。

ユミ「とりゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ユミは両手の手刀を素早く降り続ける。そして、

マッキーの身体の至る所が切り裂かれた。マッキーは倒れた。

老父「おお・・・!!あの怪物を倒すとは・・・!!」

老婆「もしかしたら、救世主かも知れません・・・・!」


一方、

アシナガは逃げ遅れた人間たちと一緒に少数のグラントリングに、

追われていた。行き止まりの壁のせいで、もはや逃げられない。

グラントリングたち「ぐひひひひひひひひひ・・・・!!!」

アシナガ「お、俺って何で皆とはぐれちまったのかねェ・・・!

こ、これって覗きをした罰ってか!?おい!!」

その時、一人の人間の男が静かに呟く。

人間の男「・・・そろそろ、動かなくてはな。」

アシナガ「えっ!?う、動くってどうするんだよ!?」

その時、男はアシナガに何かの手帳を見せる。その手帳には、

地球のマークが描かれ、政府公認特殊機構と文字が書かれた。

アシナガ「こ、これは・・・!?あんた!まさか!!」

人間の男「私は政府所属のエージェントであるダンクだ。

これから、君たちを助ける。」

そして、手帳を見せた男が立ち上がり、ピストルを持ち出す。

ダンク「・・・・・・っ!!」 男は銃弾を素早く何発も撃つ。

グラントリングA「うわっ!!」 グラントリングB「ぎゃ!!」

少数のグラントリングが全て、倒された。

アシナガ「す、すげェ・・・・!!」

ダンク「あとはあのウニだけだ・・・・!」


ウニック「トゲトゲ回転特攻!!!!!」

ウニックはまたも自身を回転させ、突進する。

ミクス「・・・・・・・・っ!!」

ミクスは空気の金縛りで一瞬だけ止めるが、

その金縛りがすぐに破られてしまう。

ミクス「あまりの素早い回転で空気が乱れてしまう・・・!」

カズーイ「タマゴミサイル!!!!!」

カズーイはタマゴミサイルで迎撃するが、全て弾かれてしまう。

バンジョー「効かない・・・・!!」

テル「とああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

テルは光のエネルギーに包まれた拳で攻撃する。だが。

テル「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

そのテルの光の拳でさえ、ウニックの過激な回転には勝てない。

ウニックの攻撃を受け、テルは弾き飛ばされてしまった。そして、

ウニックはそのままバンジョーとカズーイ、ミクスを攻撃した。

バンジョーとカズーイ、ミクス「うああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

プルレス「4人とも、またトゲトゲ回転特攻を受けてしまったよ!!!」

テル「く・・・・っ!!か、身体中に激痛が・・・!う、うまく立てない!」

ミクス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!も、もう駄目・・・。」

カズーイ「このままじゃやられる!!」 バンジョー「ぬうぅ・・・!!」

ウニック「さーて!そろそろ、

最後といこうか!!トゲトゲ回転特攻!!!」

ウニックはまたもトゲトゲ回転特攻でバンジョーたちに迫る。

プルレス「皆!!避けて!!」

バンジョー(だ、駄目だ・・・!!もう避けられない!!)

ウニック「死ねええええぇぇぇぇぇ・・・・!!!っ!?」

その時、複数の銃弾がウニックの回転を止めた。

ウニック「な、何ィ・・・・!?」

驚いたウニックの前に、ダンクとアシナガが来た。

ダンクが銃弾でウニックの回転を止めたのだ。

アシナガ「へへっ!!強力な助っ人が来てくれたぜ!!」

バンジョー「アシナガ!そ、その人は・・・!?」

ダンク「私は政府の者だ!!私の銃弾はとても強力にできている!!

さァ!!今のうちに逃げるんだ!!」

バンジョー「すみません・・・!そんなワケにはいかないんです。」

カズーイ「あたい。このウニをすっげーぶっ殺したいの。」

ダンク「何・・・・っ!?」

ウニック「くそったれが!!今度こそォ・・・!!」

ウニックは回転しようとする。だが、その動きがすぐに止まる。

ウニック「なっ!?う、動けん・・・!!」

ミクス「させません!!」 

ミクスが空気の金縛りでウニックの動きを封じた。

テル「とおおおおおぉぉぉぉぉぉう!!!」

テルは光のエネルギーに包まれた拳でウニックの目を攻撃した。

ウニック「うぼああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ウニックは廊下中を跳ねながら、

吹き飛ばされる。だが、耐え抜いた。

ウニック「ふざけんなよおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!

絶対に殺す!!トゲトゲ回転特攻!!!!!」

ウニックは素早くトゲトゲ回転特攻で反撃する。

バンジョー「カズーイ!!あれを!!」

カズーイ「ええ!!バンジョー!!」

バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!」

バンジョーとカズーイはワンダーウィングを発動した。

物凄い光が二人を包み、バンジョーはその光と共に走る。

ウニック「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

バンジョーとカズーイ「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

ウニックのトゲトゲ回転特攻と、

バンジョーとカズーイのワンダーウィングが、

激突。だが、ワンダーウィングの強力な光に勝てず、

ウニックは全身のトゲが粉々に砕け、

さらに物凄く吹き飛んだ。

ウニック「うにゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」

ウニックは一番遠い壁に叩きつけられて、

身体中にヒビが大きく入って倒れた。

バンジョー「やった!!」 

カズーイ「へん!!ざまぁ見なさい!!グランティめ!!」

ダンク(・・・ついに見つけたか。さっそく報告に行かねば。)

ダンクはバンジョーたちから静かに離れて行った。


戦いが終わり、バンジョーたちは自分たちの部屋に戻った。

カズーイ「まさか、

グランティがここに来るなんて思ってなかったわ。」

ユミ「そうね。もう一度、温泉に入らなきゃ。」

ミル「その時は、あんな事にならないようにしなきゃねェ?」

ミルたちは男性陣の方を睨んで、そう言う。

アシナガ「うっ!?」 テル「・・・・・っ!」

プルレス「ご、ごめんなさい・・・・。」

アシナガ、テル、プルレスはそれぞれショックを受けた感じになる。

その時、老夫婦が入ってくる。

バンジョー「あっ!温泉のオーナーさんたち。」

老父「この温泉を救ってくれた、

あなた方にお礼をしようと思います。」

老婆「そのお礼は・・・。これにございます。」

老婆の両手にはジグソーがあった。バンジョーたちはこれに驚く。

バンジョーたち「おおっ!!?」

ボトルズ「こ、これは・・・!ジグソーじゃないですか!?」

ユミ「何故、あなたたちがそれを持っているの!?」

老父「ふむ。実は、

このジグソーは息子が偶然、手に入ったんじゃ。

息子はそのジグソーをわしらにくれたんじゃ。お守りとしてな。

じゃが、その息子がジグソーを求める盗賊に殺されての・・・。」

老婆「このジグソーは息子の形見として大切にしているが、

どうやらあなた方になら託せそうな気がするのですよ・・・。」

バンジョー「そうか・・・。じゃあ。」

カズーイ「ありがたく!それを頂きますわ!!」

バンジョーとカズーイは老夫婦の持っているジグソーを手に入れる。

これで、91個目のジグソーを手に入れた。

老父「今日からゆっくりここでお休みなされ。」

老婆「英雄であるあなたたちならここを自由に使って構いません。」

老夫婦は笑顔で部屋から去った。

バンジョー「・・・・ふわァ。とっても疲れたから、

もう寝るか。それじゃ、お休み。」

バンジョーは布団の中に入り、

眠りにつく。カズーイのリュックを置いた。

カズーイ「あらら。さっきの戦いでとっても疲労したのね。

あたいは遊び足りないのに。」

ボトルズたち「あははははははははははは!!!!」

ボトルズたちは笑った。テルとマンボは笑ってないが。

戦いの旅に疲れたバンジョーたちは温泉でゆっくりと、

休んでいきます。ですが、温泉を襲ったグランティと共に戦った、

謎の男、ダンク。あの男は政府のエージェントですが、

狙いは何なのでしょう。バンジョーたちはそれを知らずに、

ゆっくりと戦いの疲れを癒し続けるのです。

次なる壮絶な戦いに備えて。

次回につづく。

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老夫婦「助けてけろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!」

ユミ「あれは・・・!この温泉のオーナーをやってる夫婦!?」

プルレス「早く助けなきゃ・・・・っ!」

マンボ「マジックショット!!!」

マンボは魔法の弾を一つだけ発射し、マッキーを攻撃する。

マッキー「ゲアアアァァァ!!?」

マッキーはこれを受けて、ひるむ。

ボトルズ「大丈夫ですか!?二人とも・・・。」

老婆「ええ。大丈夫です・・・。ですが、

グランティの連中がこの温泉の中で暴れております。」

老父「幹部らしい怪物がどこかで暴れておる。

早く奴らを止めとくれェ・・・!」

バンジョー「わかりました・・・・!」

マンボ「熊。鳥。幹部らしい怪物、探せ。

マンボ。このエリマキトカゲ。倒す。」

カズーイ「そうね!さっ。バンジョー。

あの骸骨は放っといて、早く!!」

バンジョー「その言葉は余計だけど、マンボ!頼むよ!!」

バンジョーたちはマンボ一人を除いて、一斉に走り出した。

エリマキトカゲ「ゲアアアアアァァァァァ・・・・!!!」


バンジョーたちは温泉の廊下を走り続けた。その時、

近くの部屋から複数の悲鳴が聞こえる。

複数の人々「きゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ユミ「っ!?あの部屋だわ!!」

ユミとミルは悲鳴が聞こえる部屋の中に入る。

その部屋には、

多くのグラントリングに襲われそうな5人の人間の男女がいた。

ミル「えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!」

ミルは複数のグラントリングを光の塊で包み込む。その複数が倒れる。

ユミ「たああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ユミは手と足を素早く降り、多くのグラントリングを切断させた。

ミル「人々を襲うグラントリングたちは私たちが何とかするわ!!」

ミクス「で、でも・・・!ユミさんとミクスさんでは・・・!」

ユミ「安心なさい!ミクス。あなたはバンジョーたちを助けてあげなさい。」

ミクス「は、はい・・・。」 テル「頼んだぞ?ミル。」

バンジョー「行こう!!!」  

バンジョーたちはユミとミクスを残して、また走った。

ユミ「何で、私とあなたかしらね・・・・?」

ミル「はて?でも、何か良いんじゃない?」

ユミ「ふふっ。だよね!」


バンジョーとカズーイ、ボトルズ、プルレス、テルとミクスは、

また別の廊下を走っていた。そこに、ウニックがいた。

バンジョー「・・・・っ!?君が幹部か・・・!」

ウニック「ほう・・・。デスブラザー。

貴様たちもこの温泉に来てたのかよ。」

カズーイ「あんたもデスブラザーと呼ぶから、

ぶっ飛ばしてあげるわ!!」

テル「実際、そうだな。」

カズーイ「あんたも同意するんじゃないわよ!?」

ウニック「あのローブの少年はわかってるじゃねーか?

と言うワケで、グラントリング共!!俺様を援護しろォ!!!」

バンジョーたちの後ろから大勢のグラントリングが現れた。

先頭にいるグラントリングたちが銃を構える。

ミクス「えぃ!!」 

ミクスは空気の金縛りで多くのグラントリングの動きを封じる。

テル「おらああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

テルは光のエネルギーを包んだパンチを同時に使い、

銃を持つグラントリングたちを倒した。

バンジョー「お前の相手は僕たちだ!!」 カズーイ「行くわよ!!」

バンジョーは素早く走って、ウニックに接近する。

ウニック「ぬううぅぅぅ・・・・・!!」

バンジョー「はああぁぁ!!!」

バンジョーは殴りかかるが、

その拳がウニックのトゲの一つに刺さってしまう。

バンジョー「ぐあ・・・っ!?」

バンジョーは逆に拳を痛めてしまい、さがる。

ウニック「けけけけけ!!俺様の全身にはトゲがある。

肉弾戦じゃ絶対に俺は倒せねーから!」

カズーイ「何を!!キキツキアタック!!!!」

カズーイはキキツキアタックを仕掛ける。

だが、ウニックは何も動じない。

カズーイの嘴が全て、ウニックのトゲに弾かれる。

カズーイ「・・・・っ!?き、キキツキアタックが効かない!?」

ウニック「今度からこちらから行かせてもらうぞ!むうぅぅん!!」

ウニックは前方を素早く動き、バンジョーに体当たりする。

バンジョー「うぐぁ・・・・!!」

カズーイ「バンジョー!!タマゴミサイル!!!」

カズーイはタマゴミサイルでウニックを攻撃する。

ウニック「うあぁぁ・・・・・っ!?」

多くのタマゴ攻撃を受けたウニックはダメージを受けたかさがった。

バンジョー「良いぞ!!カズーイ!!もう一度だ!!」

カズーイ「ええ!!タマゴミサイル!!!!」

カズーイは再び、多くのタマゴを発射する。その時。

ウニック「どあああああぁぁぁぁぁ!!!」

ウニックは自身を素早く回転する。そして、

全てのタマゴが弾かれて、砕けてしまう。

カズーイ「な・・・っ!?」 

バンジョー「奴め!防御技も持っていたのか!!」


マンボはマッキーと対戦していた。

マンボ「マジックソード!!!!」

マンボは魔法の剣でマッキーの頭を斬る。だが。

その剣がマッキーの頭上に付いただけで、斬れていない。

マンボ「何・・・・っ!?」

マッキー「ゲアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

マッキーは大声を発して、その衝撃でマンボが吹き飛ぶ。

マンボ「くあああぁぁぁ・・・・・っ!!?」

マンボは壁に叩きつけられるが、何とか立ち上がる。

マッキー「ゲアアアアアァァァァァァ・・・・!!」

マッキーはさらに走って、マンボを襲う。

マンボ「ぐっ!!マジックグラビティ!!!」

マンボは魔法の重力でマッキーの動きを止める。

マッキー「ゲアアアアアアアァァァァァァァァ!!!??」

だが、その重力はすぐに消えてしまう。

マンボ「マジックショット!!!!」

マンボはマジックショットを連射して、マッキーを攻撃する。

マッキー「ゲアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」

マッキーは攻撃を受け続けて、さがった。

マンボ「この怪物、接近戦、得意。

だが、相手の遠距離攻撃に、弱い。」

それを聞いたマッキーは怒りの表情をさらに強める。そして、

常に広がっている皮膚飾りが光り始める。

マンボ「・・・っ!?こ、この光は・・・!!」

マッキー「ゲアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!」

そして、マッキーの皮膚飾りから強大な光線を発射した。

その光線をマンボは浴びてしまう。

マンボ「ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

そして、光線は壁に命中。その壁が大爆発してしまう。

老父「ああっ!!か、壁が・・・・!!」

老婆「この温泉が燃えてしまう・・・・!!!」

壁が燃えている部分からマンボが出てきる。

マンボ「マジックフリーザー!!!」

マンボは杖の先端から、白いガスを放射。

そのガスは炎を覆い、消してしまう。何とか火事にならなくて済む。

マンボ「ぐ・・・・・っ!!」

だが、マンボは強大なダメージを受けたせいで、倒れそうになる。

老父「ああっ!!骸骨の男が・・・・!」

老婆「この温泉を守ってくれた男が危ない・・・!」

マッキー「ゲアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」

そんなマンボをマッキーが襲いそうになる。その時。

ユミが素早く飛んで来て、マッキーの前に着地。そして。

ユミ「はああああぁぁぁぁぁ!!!」

ユミは素早い蹴りでマッキーを切り裂く。

マッキー「ゲアアアアアァァァァァァ!!!?」

マッキーは攻撃を受けて、さがりそうになる。そして。

ミル「てやあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ミルは光のエネルギーを包んだ手刀でマッキーの身体を打つ。

マッキー「ゲアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」

そして、ミルはジャンプし、ユミと共にマンボに近くに立つ。

マンボ「ふ、二人とも・・・!?」

ユミ「温泉の中で暴れている奴らは全て、片付けたわ。」

ミル「さて。珍しい組み合わせで倒してみますかね!」


ウニック「うらああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ウニックはまたも体当たりでバンジョーを攻撃する。

バンジョーとカズーイ「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

ウニック「もう一度おおおおぉぉぉぉぉ!!!」

ウニックはまたも体当たりで襲いかかる。その時。

ミクス「させません!!」

ミクスは空気の金縛りでウニックの動きを封じる。

テル「うりゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

テルは光のエネルギーに包まれた拳でウニックを殴る。

ウニック「ぐぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

強烈な鉄拳に殴られたウニックは廊下を跳ねて、倒れる。

ミクス「グラントリングは全て倒しました!!」

テル「本当はやりたくないが、今回だけは手を貸してやるぞ!!」

バンジョー「ありがとう・・・!二人とも・・・!!」

ウニック「ぐうぅぅ・・・・!!調子、のんじゃねえええぇぇぇぇ!!!」

ウニックは浮かび、素早いスピードで接近する。

ミクス「・・・・・・っ!!」

ミクスはまたも空気の金縛りでウニックの動きを止める。

ウニック「くくく・・・・っ!!それで止められたと思うだろうが、

この技だけは止められないだろうよ!!!」

その時。ウニックの目から青い光線が発射される。

その光線がバンジョーたちの近くに爆発する。

バンジョーとカズーイ「うわあああああぁぁぁぁ!!!?」

テル「ぐっ!?」 ミクス「きゃ・・・・っ!!」

4人はひるみ、ミクスの空気の金縛りが終わってしまう。

ウニック「ははははは・・・!!そういや、お前ら。

グランティの誇る特命隊を二組も倒しただと!?でも、

俺ら。特命隊じゃねーよ?特命隊を倒したクセに、

普通の部隊を倒せないとか、ありえねーよなァ?おい。」

カズーイ「カズーイダッシュ!!!」

カズーイはリュックから両足を出し、床につく。

そして、物凄い走りでウニックの背後につく。

テル「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

テルは光のエネルギーを包んだ拳でウニックに殴りかかる。

バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!!!」

バンジョーとカズーイもくちばしアタックで攻撃する。

ウニック「おいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

ウニックは全身のトゲ全てを急激に伸ばした。

ほとんどのトゲがバンジョーとカズーイ、テルを攻撃する。

つづく

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灰間「そうだ・・・!あんた。親父と一緒にペンダントの眠った遺跡に、

行ったんだろ!?教えてくれ・・・!親父はどうなったんだ!?」

老人「・・・・・残念ながら、わしは灰間鉄郎と共に、

発掘はしておらん。じゃが、彼らの探検隊が来る前、

既にわしはあの遺跡にいたんじゃ・・・。わしは、

灰間鉄郎にペンダントや魔族、

太古の伝説の事を教えた。その時じゃった。

灰間鉄郎がペンダントを手にした途端、遺跡が急に崩れ始めたのじゃ。

わしは慌てて、逃げたが。灰間鉄郎は・・・・。」

灰間「まさか・・・・!死んだってのか!!?」

老人「いや。遺跡が崩れ落ちた後、わしは感じたんじゃよ。

灰間鉄郎の気配を。そう。灰間鉄郎は生きておる!」

灰間「そっか・・・。生きてたんだな。でも、生きてるのに。

何で行方不明になってんだ?生きてるなら、

既に俺や母さんのところに帰っているだろうし・・・。」

老人「それには、ワケがあるのじゃよ。」

灰間「ワケ・・・・?」

老人「うむ。それは言えない。」

灰間「何で言えないなんだよ?」

老人「言ったら、お前は驚き、

ショックし、悲しむに違いないからな。」

灰間「どんな事だろうが、俺はショックしたり悲しんだりするか!」

老人「そうか。じゃが、わしの口からは言えん。じゃが、

その手がかりなら言える。灰間鉄郎は姫君の亡霊と出会い、

ある魔法をかけた。魔族の手から逃れるために・・・。」

灰間「魔族・・・・!?」

老人「そうじゃ。遺跡が崩れたのも、実は・・・・。っ!?」

灰間「はっ!?ま、魔獣・・・!!」

その時、キングジンジャーが灰間と老人に近づいて来た。

キングジンジャー「キャアアアァァァァオゥ」

灰間「畜生・・・!おい!!どっかへ逃げろ!!」

老人「うむ・・・!そうじゃな。では、また会おうかの!」

老人は走って逃げると、

灰間はバルガンの銃弾でキングジンジャーを攻撃する。だが、

その程度ではキングジンジャーにダメージを与える事はできない。

灰間「くっそ!!こうなったら・・・!ティアーズ!!」

灰間はティアーズに変身しようとすると、

キングジンジャーは口から火炎を吐き出し、灰間を攻撃する。

灰間「うわああぁぁぁっ!!?」

灰間は敵の火炎から間一髪、避けた。だが、

今の魔獣の妨害でティアーズに変身できなかった。

灰間「これじゃ、変身できねーぜ!」

その時、日下部が走って来た。

日下部「何やってるのよ!全く・・・!」

日下部はバルガトリングを連射して、キングジンジャーの顔を攻撃する。

キングジンジャー「キャアアァァァァオゥ」

キングジンジャーは顔を攻撃されて、痛がりながらさがる。

バルワンダーDXはレーザーバルカン連射で、さらに魔獣を攻撃。

キングジンジャー「キャアアアァァァァオゥ」

その時、キングジンジャーは地面に潜り始めて、

地底へ逃げて行った。

灰間「魔獣が逃げて行く・・・!」

日下部「恐らく、攻撃を受けすぎて地底で休むつもりね。

我々も基地に戻るわよ。あの魔獣の対策を考えなきゃ・・・。」

灰間「了解。・・・・・っ。」

灰間は辺りを見回す。まるで、老人を探しているように。

だが、ここにもう老人はいなかった。恐らく、どこかへ去っただろう。


BAR基地の司令室に戻った灰間たち。

大神「魔獣は既に地底に住み込んでいる間に、

野生の力が強まって凶暴になった。それが、わしの考えじゃのォ。」

日下部「・・・と言うか、あの魔獣は既に野生かと思います。」

叶野「どっち道、魔獣はこの地球を滅ぼす気だろう。」

上川「そうですよね。何とかして、魔獣を倒さないと。」

隊員たちが会話している間、灰間は心の中で呟き続けていた。

灰間(親父は行方不明なまま、生きていた。それも、

何かのワケで。確か、あのジジイは、

姫君の亡霊と出会って、ある魔法にかかったと言ったな?

親父をどこかの世界へ避難させたのか。それとも・・・。

だが、親父が生きているのは確かかも知れねェ。もう一度、

あのジジイに会って、詳しく聞かなければ・・・。色々と。)


そして、灰間は自宅に帰った。

灰間は、廊下を歩く美由紀に話しかける。

灰間「・・・母さん。」

美由紀「ん?何かしら?翔。」

灰間「・・・・・信じられないかも知れないけど、

すっげー情報を手に入れたんだよ。」

美由紀「凄い情報って・・・?」

灰間「うん・・・。親父は今、行方不明だけど・・・。

生きていると思う。しかも、何かの理由で姿をくらましながら・・・。」

灰間が切なそうに言うと、美由紀も切なそうな微笑みで言う。

美由紀「・・・・そう。生きているのね。もう会えないと、

紙に書かれてあったけれど・・・。でも、私。思うの。

今もどこかで生きているんじゃないかって・・・。」

灰間「そうか。俺もそう思ったんだ?・・・うまく行けば、

もうすぐ親父にまた会えるかも知れない。」

美由紀「そうね・・・。」

美由紀がそう言うと、灰間は階段へと登って行った。

その時、美由紀の目から涙が流れ始めた。


自分の部屋に来た灰間は、机の前の椅子に座りこむ。

つづく

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