PK地区の町では、人々が悲鳴をあげながら逃げ惑っていた。
その人々を無数のティックルが追っていた。奴らは人々を全滅させる気だ。
ティックル「アリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!」
「うわあああぁぁぁぁぁぁぁ助けてくれ・・・・・・えばら!!!!」
そして、逃げ遅れた男が一匹のティックルに後ろから頭を掴まれ、背中を怪人のヤリに刺されてしまった。
ティックル「アリャリャリャリャリャ!!!」 もう一匹がヤリを投げつけ、ヤリは女性の頭に刺さった。
「ぎゃっ・・・・・・・!」 女性は頭から血が出て倒れた。そこに、自衛官たちが駆けつけた。
自衛官「構え!!」 複数の自衛官が横列に並び、マシンガンを構えた。
「撃て!!!」 そして、一斉にマシンガンを連射し、無数に迫るティックルを攻撃した。
ティックル「アリャリャリャ!?」 「アリャリャリャリャ!」 「アリャリャリャリャリャリャリャ!!!!」
自衛隊の連射に10匹くらいのティックルが倒されたが、怪人たちも負けずに突撃した。
ティックル「アリャリャリャリャリャリャ!!!!」 ついに怪人が近づき、自衛官をヤリで攻撃した。
自衛官「うわぁぁ・・・!」 自衛官が倒れた。そして、次々と自衛官たちが怪人に倒されていく。
その時、イチゴが駆けつけた。イチゴはさっそく殺虫光線機を取り付けた銃で攻撃した。
ティックル「アリャリャリャ!??」 一匹が殺虫光線機の銃から放った殺虫光線を浴び倒れた。
他のティックルたちもイチゴに向かって攻撃しようとした。
イチゴ「これを受けてみろ!!」 イチゴは次々とティックルたちを撃ち続けた。
S4地区の公園では、無数のワスプが飛んでいた。
ワスプ「ブブブブブブブブブブブブブ!!!」 「ブブブブ・・・・ブブゥ!?」
一匹のワスプが何者かに撃ち落された。地上からシュドーが撃ってきた。
もちろん、彼の銃にも殺虫光線機を搭載していた。他のワスプは怒って、シュドーに迫る。
ワスプ「ブブブブブブブブブブブブブブブウゥゥ!!!」
しかし、シュドーはそんなワスプを次々と撃ち落していった。 ビ―ビ―ビ―ビ―
シュドー「へへっ!流石はテブリッシュの発明、すげぇパワーだぜ!!」
32地区の町では、テブリッシュと自衛官たちが無数のマンティスの前にいた。
マンティス「キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリ!!!!!!」
マンティスたちが攻撃に出ようと走る。そして、テブリッシュが怪人たちの前に出て、
殺虫光線機を搭載した銃で5匹のマンティスを撃った。
マンティス「キリ!?」 「キリィィィ!!!」 撃たれたマンティスは倒れて死んだ。
他の怪人はこれに驚き、少しさがる。そして、自衛官も前に出て、横列に並ぶ。
テブリッシュ「よし!!射撃開始!!!」 テブリッシュがそう言うと、自衛官たちが一斉射撃を開始。
テブリッシュも続いて射撃を続行した。マンティスたちは次々と倒れていく。
そして、F地区では、サキが向かってくるティックルとワスプの二大怪人部隊と戦っていた。
彼女も殺虫光線機を自分の銃に取り付け、それで無数の敵に挑んだ。
サキ「くっ!」 サキは殺虫光線を3発撃ち、二匹のティックルや1匹のワスプを攻撃した。
ティックル「アリャリャリャリャリャリャリャ!!!」 ワスピ「ブブブブブブブ!!!!」
怪人たちはサキに向かって次々とヤリを投げつけていった。
サキ「わっ!くっ!!えぃ!」 サキは必死に次々と迫るヤリを避け続けた。
ワスプ「ブブブブブブブブブブ!!!!!」 そして、ワスプたちが空を飛び出した。
空中からサキを攻撃する気だ。サキはそこに気づき、銃を構え、ワスプたちを撃ち落とす。
ワスプ「ブブブブ!?」 「ブブウゥゥゥゥゥ!!?」 ビ――ビ――ビ――ビ――ビ――
殺虫光線を浴びたワスプたちは地上に落ちて、死んでいった。
ティックル「アリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!」
今度はティックルたちが一斉に走り出し、サキに迫る。
サキ「っ!?この!!」 サキは急いで銃を前に構え、ティックルたちを撃った。
ティックル「アリャリャ!?」 「アリャリャリャリャリャ!!!」
ティックルたちも殺虫光線を浴びて次々と死んでいった。
サキ「待っててね・・・・コリス君・・・・・・!この戦いが終わったら必ず・・・・・!!」
サキはそう言いながら、敵を撃ち続けていた。
一方、見知らぬところでコリスは目を覚ました。彼の目の前にハリーがいた。
コリス「う・・・・ううん・・・・・・。あ!ハリーさん。」
ハリー「気が付いたか?コリス。」
コリス「こ・・・・ここは・・・・・・・?」 コリスは起き上がりながらそう言った。
ハリー「ああ。ここは・・・・奴らのアジトで・・・・そこにある牢屋さ!」
コリス「え!!?」 コリスとハリーの前に縦に鉄の棒が横列に並んでいる。
そして、彼らの周りには何もない壁だけ。つまり、彼らは閉じ込められてしまったのだ。
コリス「そ・・・・・そんな・・・・・・!!」
ハリー「ったく!昆虫どもめ!俺たちをどうしよってんだ!!」
コリス(・・・・・・魔法使いたいけど、ハリーさんがいるし・・・・・・。)
ハリー「コリス!DGCに連絡できるか!?」
コリス「っ!そうだ!!やってみます!!」
コリスはポケットからDGC専用シーバーを持ち出そうとした。しかし・・・・・。
コリス「あ、あれ?シーバーがない!!?」
ハリー「なんだって!!?まさか・・・・奴ら・・・・・・!!」
なんと。コリスがDGCに連絡するためのシーバーが昆虫人間たちに盗まれたのであった。
ハリー「どうするんだ一体・・・・・・!!」
コリス「っ・・・・・・・!」 そして、彼らを閉じ込めている牢屋の前にワスプが二匹来た。
ワスプ「ブブブブブブブブブブブブブブブ!!!!!!」 ワスプはあざ笑いながら鳴いた。
ハリー「てめぇら!コリスのシーバーをどこにやった!!」
ハリーは前に出て、両手に棒を掴んで二匹のワスプに怒鳴る。ワスプは笑いながらこう言った。
ワスプA「ブブブブブ!へ!そのガキの持つ小型通信機のようなもんか!?
このガキは防衛隊だからよ、援軍出せねぇように俺らが預かってんだよ!!」
コリス「なんだって・・・・・!!?」
ワスプB「お前らはしばらく人質としてここにいてもらうぜぇ!ブブブブブブブブブ!!!」
ハリー「ふざけんな!昆虫野郎!!!!」
ワスプA「我々は元より昆虫よ!!お前ら人間と一緒にすんじぇねぇよ!!」
コリス「でも、あなたたちの行っている事は人間と少し似ているような・・・・・。」
ワスプB「黙れ!!この鬱ガキィ!!!」 ワスプはヤリを牢屋の中に伸ばして、コリスを叩きついた。
コリス「あ!!」 コリスは痛さのあまり、声をあげて、後ろに扱けた。
ハリー「コリス!・・・・野郎!!」 ハリーはコリスに近づき、ワスプに向かって怒鳴る。
ワスプA「お前ら人間は俺たち昆虫を散々馬鹿にした!!」
ワスプB「この恨みは必ず晴らす!我がボス・ビドロン様とともになぁ!!」
コリス「まさか・・・・やはり復讐を・・・・・!!?」
ワスプ「ブブブブブブブブブブブブブブ!!!!」 二匹のワスプは去っていった。
ハリー「畜生・・・・・!まず、ここから脱出する方法を考えなければ!!」
コリス「・・・・・・・ハリーさん、少し目を閉じてもらえますか?」
ハリー「え?」
コリス「僕がなんとかします!そのために・・・・・・!」
ハリー「・・・・わかったよ!冗談だと思ってやってみるよ。」
ハリーは笑みを浮かべながらそう言うと、ゆっくり目を閉じた。
その後、コリスはキッと牢屋の鉄の棒を睨み、そこに向かってウルトラウォッチに付いた左手を出す。
コリス(・・・・・・僕たちに脱出の道を・・・・・・・・・!!) コリスが心でそう言うと、
ウルトラウォッチが彼の心の声に応えるように光り出した。
すると、ウォッチの魔力によって、牢屋のの出入り口を封じている鉄の棒が一つも残らず消滅していた。
コリス「よし!ハリーさん、もういいです!」 ウォッチの光を消したコリスがそう言うと、
ハリーは目を開けた。彼の目には牢屋の鉄の棒が全てなくなっている。脱出可能だ。
ハリー「おお!これで牢屋が出られるぜ!!」
コリス「さあ、急ぎましょう!!」
ハリー「おう!!」
二人は牢屋から出て、殺人昆虫のアジトの通路を走った。
ハリー「・・・・・・それにしてもなんか暗そうだよなぁ。」
コリス「ええ。たぶん、このアジトはこの森の地下基地だと思います。」
ハリー「なるほどな。秘密組織ではよくやりそうだぜ!」
コリス「はい。まずは・・・・・僕のシーバーを探さないと・・・・・!」
ハリー「ああ・・・・・・!」 しかし、二人の前に二つの分かれ道があった。
コリス「あ!道が二つも・・・・・・!」
ハリー「えーっと・・・・こんな時はどこに進めばいいんだっけ・・・・・!?」
コリス「うーん・・・・・・。それに、シーバーはどこにあるか・・・・・・。」
ハリー「だよなぁ・・・・・。間違っていきなりボスのビドロンって奴の部屋に来ちまったら・・・・・。」
二人はとても悩んだ。そこに綺麗な女性の声が聞こえた。
『お困りですね、二人とも・・・・・・。』
コリス&ハリー「っ!?」 二人は女性の声に気づく。
ハリー「だ、誰だあんた!?そして・・・・どこにいるんだ!?」
『・・・・・まだ教える事はありません。それより、右の通路へ行ってはいけません。
そこに、邪悪なるビドロンが待ち構えています。』
コリス「では、左の通路はどうなんですか!?」
『・・・・・あなたの探している物は左の通路のどこかにあります。』
コリス「左の通路へ行けばいいんですね!!」
ハリー「よっしゃ!なんだか知らないけど、ありがとう!!行くぞ、コリス!」
コリス「はい!!」 二人は女性の声に応えて左の通路に走った。
二人は走り続け、緑色の壁の通路を走っていた。しかし、そんな二人の前にマンティスが来た。
ハリー「げげっ!!」 コリス「マンティス!!!」 二人は足を止めた。
マンティス「貴様ら、どうやってここを出られた!!キリキリキリキリ!!」
マンティスはコリスに斬りかかる。コリスは銃を構えた。
コリス(・・・・この殺人昆虫たちには弾一発じゃ死ねない・・・・・・!だったら・・・・・・・。
この銃にウルトラ・ウォッチの魔力を注いで・・・・・・!!」
コリスはそう言うとウルトラシューターにウルトラ・ウォッチを近づけた。
マンティス「キリイイイィィィィィ!!!!」 マンティスはコリスに近づいてきた。
ハリー「コリス!!!!」
コリス「・・・・・っ!!?」 コリスがウォッチの魔力を銃に注いでいる間に、
マンティスが既に近づいてきた。コリスは慌てて銃を構え、火薬弾でマンティスを撃った。 ズギュゥン
マンティス「キリイィィィィ・・・!!?」 すると、顔を撃たれたマンティスは後ろに扱けて死んでしまった。
ハリー「おお!やるぜ、コリス!!」
コリス「はい。(・・・・なんとか魔力を仕込めた。これで奴らと互角に戦える!!)」
ハリー「よし!これ以上敵が沸かねぇうちにさっさとシーバー探して、助けを求めようぜ!!」
コリス「はい!」 二人は再び走り出した。しかし、左の方向よりワスプが飛んできた。
ワスプ「ブブブブブブブブブ!!!」 ワスプが迫る時、二人はそれに気づく。
ハリー「あ!ワスプ!!」
コリス「くっ!!」 コリスは飛んでくるワスプを撃った。ワスプは撃ち落されて絶命した。
ハリー「まずいぞ・・・・・・!!」 そこに、再び女性の声がした。
『右の壁にドアがあります。そこを・・・・・・!』
ハリー「右の壁にドアがあるんだな・・・・・!コリス!!」
コリス「はい!!」 二人は右の壁のところに行った。そこに、ドアがあった。
ティックル「待てええぇぇぇぇぇ!!!」 しかし、彼らの後ろから3匹のティックルが攻めてきた。
ハリー&コリス「っ!!??」 二人は後ろの敵に気づき、焦りを感じた。
ティックル「アリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!」
コリス「っ・・・・・!」 ズギュンズギュンズギュン コリスは火薬弾を3発撃った。
ティックル「アリャリャリャリャ・・・・・・!!」 コリスの銃弾によって3匹のティックルが倒れた。
ハリー「・・・・・よし!開けるぞ・・・・・・!!」
つづく
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