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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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野口「何か・・・。元気がなさそうだけど・・・・。」

灰間「いや。何でもない。ちょっと・・・色々とな。」

野口に続いて、森下や徳丸も話しかけてくる。

森下「もしかして、家族で何かがあったの?」

徳丸「お母さんと喧嘩とかしたのかぃ?」

灰間「喧嘩はしちゃいねェ。ただ、その母親が、

ちょっと仕事の都合どこかへ行っちまってよ・・・。」

森下「明日は帰ってこれるとか?」

灰間「まあな。」

徳丸「もし、寂しかったら、僕たちに任せてよ。

何でも手伝うから!」

野口「そうよ。灰間君。私たち、友達だもの。」

灰間「ああ。ありがとな。(いかん・・・。こいつらに、

本当の事を言っては駄目だ。

こいつらを巻き込むワケにはいかねェ。)」


学園での時間は終わり、灰間は最後まで、

野口たちに本当の事を言わず、BAR基地へと向かおうとした。

町の道路を歩き続ける灰間の脳裏に、あの魔獣の声が響く。

グランテラの声『ウルトラマンティアーズ・・・・。』

灰間「っ!?てめェはあの時の・・・!」

グランテラの声を聞いた灰間は立ち止まる。

グランテラの声『友達に真実を語っていないな。良い事をした。

もし、その真実に関して、相談でもしたら、俺たちは、

あの連中を殺さなきゃいけなかったからね。

時限爆弾と発信機は持っているな?

そのまま、BAR基地へ向かい、

工作作業に入れ。誰にも気づかぬ内にな。』

灰間「そうすりゃ、母さんは本当に返してくれるんだろうな?」

グランテラの声『俺は嘘をつくのが嫌いだ。正々堂々と返そう。

貴様が俺の課した使命を見事にクリアすればな・・・。』

そして、灰間は走った。急いでBAR基地へと向かうために。

灰間(日下部・・・。大神隊長・・・。皆。すまねェ・・・!

けど、母親の命には変えられねーんだよ・・・!!

BARの科学なら、いつかは復活できるハズだ・・・・!

それを信じて・・・。しばらくは許してくれ!!)


薄い青の空間。そして、不気味な霧。その中で、

美由紀がいた。美由紀は今、眠っているままで、

一本の木でロープに縛られていて、動きが取れない。

美由紀「・・・・・っ。はっ!!」 美由紀は急に目覚めた。

そして、自分は今、どこにいるのか混乱しそうになる。

美由紀「こ、ここは・・・・・!?ひっ!?」

その時、

美由紀は目の前に何者かがいた事で驚く。その者は、

グランテラであった。ただし、姿が陰に覆われてほぼ見えない。

よく見れば、人間と同じサイズをしている。

グランテラ「キギギギギギギン」

美由紀「ば、化け物・・・・!?」

グランテラ『ついに目覚めましたな?灰間のお母様。

私はグランテラ。あなたをここへ連れて来た者です。』

美由紀「な、何故・・・!このような事を・・・!!」

グランテラ『人質になってもらっているんだよ。あんたは。

でないと、息子が俺の言う事を聞かないからな。』

美由紀「な、何ですって・・・!?」

グランテラ『これを見たまえ。』

美由紀の前に、ある映像が浮かんで来た。その映像には、

BAR基地へと走っている灰間がいた。

美由紀「しょ、翔・・・・!」

グランテラ『ふふふふふ・・・・!息子には、

BAR基地を爆発させる仕事をさせているのだよ。そのために、

あんたを人質にした。息子はあんたを助けるために、

BARを全滅させようとしているのだ。

地球全体ではなく、あんただけをね。』

美由紀「そ、そんな・・・・!?翔!!駄目よ!!

そんな事をしては・・・・!お前はBARの一員のハズよ!!

そのBARの一員がBAR基地を破壊しようなどと・・・・!」

グランテラ『無駄だよ。あんたの声は息子には届かん。』

美由紀「私はどうなっても構いません・・・!だから、翔。

悪事を行うのはやめて!!私の事は良いから、BARとして、

立派に戦い続けて!!あなたは強い子。親がいなくても、

立派に育っていけると私は信じています。だから・・・・っ!」

美由紀は泣きそうになる。それを見たグランテラは笑い始める。

グランテラ『あははははははは!!!これが地球人の親子愛か。

けど、無駄だよ。その親子愛で、俺たち魔族が、

この地球を侵略する事を諦めるワケないじゃないか。』

グランテラはそう言って、美由紀の頭に触れる。

美由紀「・・・・・・・っ!」


とうとう灰間はBAR基地へと入った。

灰間「とうとう来たぜ・・・。」

灰間はポケットの中に手を入れる。中に時限爆弾があるのだ。

その時、日下部が灰間に話しかける。

日下部「あら。灰間。今日は何か一番早いわね。来るのが。」

つづく

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