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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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野口「まさか。そんな感じはしてない気がするけど・・・。」

灰間「・・・少し、様子を見てみようぜ?」

少女「・・・・さっきはごめんね。本当に。あの時、

すっごく忙しかったから・・・・。」

徳丸「忙しいって何の事で?」

少女「それは言えないわ。とにかく、色々と。あなたも、

何か忙しかったでしょ?あの時、買い物してたよね?」

徳丸「うん。お母さんが無理難題しちゃってね。まあ、

何とか成功して家族で美味しい食事ができたけどね。」

その時、日下部が徳丸と少女のやりとりを見守っている灰間たちに近寄る。

日下部「ちょっと。何やってるのよ。そんなにじーっと見て。」

灰間「いや。俺の友人が、噂の美少女と会話してよ。」

日下部「美少女・・・?あら。徳丸じゃない。何で、

あの徳丸が美少女と話しているのかしら?」

灰間「知らね。」

少女「えへへ。あなたの家族って何か良いわね。」

徳丸「良くないさ。お母さんは勉強しろと五月蠅いし。

お父さんも怠けるなとか言うんだよ。もうやってられないよ。」

少女「それはね。あなたを立派にするために、

ワザと厳しくしていると思ってるわ。私の両親なんかは、

凄く厳しく暴力的なのに、私を立派にしようとしてくれない。

むしろ、私を道具のように扱っているだけよ。」

そう言った少女は暗そうな表情に戻る。徳丸は少し怒って、こう言う。

徳丸「何て酷い家族なんだ・・・!そんな奴、やっつけてやるよ!」

少女「でも、私の両親。とっても強くて恐ろしい。あなたでは勝てない。」

徳丸「それでも、

君のような可憐な女の子に酷い事をする奴は許せない!!!」

少女「・・・・くすっ。優しいんだね。君は。気に入ったわ。友達にならない?」

少女が微笑んでそう言うと、徳丸は驚き、赤くなる。

徳丸「えっ!?い、今・・・。何て言ったの!?」

少女「友達になろうって言ってるの?駄目かな?」

そう聞いた徳丸は物凄い笑顔でテンションを高くする。

徳丸「・・・も、もちろん!!もちろんだよ!!ぼ、

僕は徳丸蓮!!!徳丸って呼んでよ!!き、君の名前は・・・?」

少女「私は愛川(あいかわ)ノエル。ノエルって呼んで。」

徳丸「ノエルか。可愛い名前だね。」

ノエル「そんな事を言われるのは、初めてだよ。」

徳丸「・・・そうだ!明日、休みだし。どっか一緒に遊びに行かない?」

ノエル「うん!友達になったし、そうしましょ!あ。

そろそろ授業が始まる時間よ。じゃ、また会いましょ!!」

徳丸「うん!!また会おうね!!」 こうして、ノエルは徳丸から離れた。

その時、灰間のペンダントが少し大きく光った。

灰間(っ!?ま、まさか・・・!あのノエルって奴が・・・!!)


夕日。学園から出て、

町を歩く野口、森下、徳丸。徳丸は照れるような笑顔をしていた。

徳丸「あははぁ・・・。ノエルちゃんかァ。また会いたいなァ・・・。」

森下「うっかりノエルって娘にメロメロだね・・・。」

野口「ノエルさん。いち早く帰ったと聞くから残念だったけど、

彼女の事で頭がいっぱいか、うっかり落ち込んでるようには見えないわね。」

森下「まあ、二人とも。また会えるよ。だって、

明日は二人はデートするんだからねっ。」

野口「そうかも知れないわね・・・。」 野口は少しだけ落ち込む。

森下「灰間君も日下部さんとBARでデートしてたりしてェ。」

野口「そんな事・・・あるワケないと思うわ。一応・・・。」


同じ頃、ノエルは夕日の町を走っていた。それも、必死に。

まるで、誰かに追われているように。

ノエル「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。っ!」

そして、ノエルは電柱に近づいて、それで隠れる。そして、

少しだけ顔を出して、目の前の方向を見る。そこには、

複数の少年たちがいた。まるで、怒り心頭に誰かを探しているそうだ。

その少年たちはそれぞれ、屈強したり顔が醜かったり凶器を持っていた。

少年A「おい!!いたか!!ノエルの雌豚!!」

少年B「あぁ!?全然、見つかんねーよ!!くっそが!!」

少年C「あのゴミ女!!俺らを裏切りやがってェ!!!」

少年A「おっしゃぁ!!手分けして探せ!!必ず見つけて殺せや!!!」

少年たち「おぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

少年たちはそれぞれに分かれて、走った。

ノエル「・・・・あなたたちなんかに、この星は荒らさせない・・・!!」


BAR基地の司令室に来ていた灰間と日下部は大神の話を聞いていた。

大神「ポイントJ-12で今日も人間たちの抗争が起きたが、

その人間たちは全員、魔族だった。

魔族同士の争いは今日も起こっているそうだ。」

つづく

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