そのスペースインターセプトキャノンの近くには、
複数の防衛隊員や科学者たちがいた。
リーダーらしき隊員の男が笑みを浮かべて呟く。
防衛隊員「来るなら来い。流星め・・・!
この宇宙迎撃大砲のスペースインターセプトキャノンが、
ある限り、この地球には絶対に入れさせんぞ・・・・!!」
科学者「流星が大気圏に接近しつつあります!!」
防衛隊員「うむ!では、砲撃準備にかかれ!!」
そして、スペースインターセプトキャノンが起動を初め、
その砲身の先が青白く光り始める。発射しようとしているのだ。
基地の司令室にいるBAR隊員はスクリーンでその映像を見ていた。
日下部「いよいよ発射するのね・・・!」
大神「ああ・・・!この超兵器がある限り、宇宙からの外敵への、
対策は完璧じゃけ。ただ、地上からの攻撃への対策は、
備わってないんが、雄一の弱点じゃのォ。」
上川「間もなく発射します!!」
スペースインターセプトキャノンが発射しようとしている。
その時、そのスペースインターセプトキャノンが、
いきなり大爆発を起こして、壊れた。
日下部「えっ!?」 灰間「何っ!?」
上川&叶野「おお・・・・!?」
大神「な、何じゃとォ・・・・!!?」
隊員たちはその突然の出来事に驚く。一体何故、
スペースインターセプトキャノンが破壊されたのか。
日下部「まさか、宇宙人が既に地球に侵入して、
キャノンの存在を知って・・・・!?」
緒川「いえ!宇宙人が地球に接近したと言う形跡は、
全くありません!!もしかすると・・・・!」
灰間「魔族の仕業か・・・・・っ!!」
灰間の発言に、隊員たちは魔族の仕業だと言う事に感づく。
大神「魔族・・・!!また奴らが動き出したっちゅーんかぃ!」
叶野「恐らく、魔族はスペースインターセプトキャノンを、
何らかの手段で破壊して、
流星を地球に落下させるつもりでしょう。」
上川「つまり、あの流星は魔族が落としたのか!!」
日下部「隊長!!キャノンの発射場へ行かせてください!!
まだ魔族の連中が残っているかと思います!」
灰間「俺も行かせてください!!」
大神「よっしゃ!では、
灰間と日下部はバルターボで調査へ向かえ!!」
灰間と日下部「了解!!!!」
灰間と日下部はバルターボでスペースインターセプトキャノンの、
発射場へ急行していた。日下部が運転をしている。その間に、
灰間の胸のペンダントが光り続けている。
灰間(ペンダントが光り続けている。一体、
何があったってんだ?何か大きな予感を感じさせやがる。)
日下部「灰間!!見えたわよ!!」
灰間「むっ!?あそこが発射場か・・・。」
そう。
バルターボはスペースインターセプトキャノンの発射場に近づいたのだ。
破壊されたキャノンが炎上し、辺りが火の海となっている。
さっそくバルターボから降りて、発射場へ向かう灰間と日下部。
日下部「何て酷い事を・・・!」
灰間「皆、死んでしまったのか!?」
二人は周りを見る。そこには、爆発で倒れた人たちが多くいた。
日下部「許せない・・・!魔族の奴らめ!!むっ!?誰かいる!!」
その時、
日下部は一人だけゆっくり歩いている科学者の男を見つける。
科学者「た、助けてくれ・・・・・っ!」
灰間「生き残った人がいたんだな!!」
二人はその男に近づく。
日下部「大丈夫ですか!?」 科学者「うう・・・・っ。」
つづく
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