グランメアルド「何故、ああなったのか?それは、
人類が完全に夢を忘れてしまったからだ・・・。」
それからモモは、地球におけるパパとママや、
3匹のお供と一緒に暮らしていき、すくすくと成長していき、
数年が立ち、モモは少し大人になっていった。
そして、モモは国際科学防衛局に入って働いては、
DGCのメンバーとなって怪獣たちを戦っていた。
グランメアルド「モモは数年たって真の大人へとなっていき、
国際防衛科学局に入って、戦いの日々へと向かった。
その理由は、人々に夢を与える魔法がなくとも、
人々の夢を少しだけでも守れる事ができると思っているから。
モモよ。お前は信じていたのだろう?魔法が使えなくても、
自分の力だけで人々に夢を与える事はできるかも知れないと。
もはや人類に夢は完全に失ったと言うのに・・・・。」
サキ「それが・・・・隊長の真実・・・!?」
サキはモモがDGCのメンバーになった本当のきっかけを知って切なくなる。
モモ「・・・・・わかってるわ。でも、私は信じている。
人間たちにはまだ夢と希望がわずかでも残っている事を・・・!」
グランメアルド「ほう。まだ、そんな事を言うか。
貴様のような諦めの悪い者は、実に馬鹿だ。
その諦めの悪さで、よくぞDGC隊長に昇格したもんだ!!」
テブリッシュ「そうか・・・。それで、我々の隊長に・・・・!」
シュドー「イ・・・インチキだぜ!!こんなの特撮に決まってらぃ!!」
シュドーはまだ疑うが、グランメアルドは冷静にこう言う。
グランメアルド「特撮ではない。全ては過去にあった真実。」
モモ「そうよ。シュドー。彼の言う事は本当よ・・・。」
モモも諦めたか、暗そうに自身の真実を語った。
シュドー「え・・・・!?」
テブリッシュ「やはり・・・。あなたは人間ではなかったのですね!?」
モモ「・・・・・・・ええ。」
コリス「そして、僕も人間ではありません。」
隊員たち「え・・・・・!!?」 サキ「コ・・・コリス君・・・・??」
コリスの放った言葉に隊員たちは驚くどころか固まってしまい、
グランメアルドが急に笑い始めた。
グランメアルド「ぷ・・・っ!わはははははははははははははは!!!!
まさか、お前から自ら語ろうとはなっ!!」
イチゴ「ど・・・どう言う事だぃ!?コリス君・・・・。」
コリス「僕もマリンナーサから来た者。
モモの弟として生まれたのです。」
テブリッシュ「コ・・・コリスが、隊長の弟だって・・・・!?」
シュドー「あ・・・ありえねェ。コリスと隊長が姉弟だったなんて・・・・!」
グランメアルド「ククククク。まあ、初めて見る者にとっては、
ありえんだろうな。では、こちらを見るが良い!!」
隊長になったモモが隊員たちに指揮している場面が、
幼い頃のコリスがマリンナーサで、
王様や王妃様と遊んでいる場面に変わった。
隊員たちはそれを見て、驚く。
シュドー「こ・・・このちっこい奴。コリスなのか!?」
テブリッシュ「コリスは・・・こんな王国みたいなところで育ったのか!?」
グランメアルド「ご名答。コリスはモモの弟として生まれ、
マリンナーサの住人たちと遊んでいた。
特にウルトラマンが大好きな少年だった。
そして、ついにオリジナルのウルトラマンを描いた。それは、
君たちがいつも見ている、あの青き戦士である。」
隊員たちはそのウルトラマンが何なのかすぐにわかった。
サキ「まさか・・・・ウルトラマンクリスタル!!?」
グランメアルド「そうだ。クリスタルは本来なら、二次元だけの存在で、
この世界で怪獣たちと戦う事はありえなかった。だが、
ある事件で、少し成長したコリスは、マリンナーサに封印されていた、
ある巨人の像を発見した。コリスはその巨人と一体化し、
その夢の力で、
巨人は2次元の存在であったウルトラマンクリスタルとなった。
空想の産物である巨人が実体化してしまった。そして、
コリスはそのクリスタルと同化し、伝説のウルトラウォッチを付けて、
地球へと旅立ち、姉であるモモや貴様たち人間と出会った。」
グランメアルドがそう言ってる間に、コリスがマリンナーサで、
成長していき、魔法の修業をしていた。そして、
恐ろしいソレスタル彗星から地球を守るために、コリスは、
ウルトラマンに似た巨像と夢の力で一体化し、クリスタルを誕生させた。
クリスタルとなったコリスはソレスタル彗星を破壊した後、
コリスは地球へと向かい、
ギルゾング戦の後でDGCに入り、モモと再会した。
隊員たちはその映像を見て、あまりの驚きに何も言えなかった。
隊員たち「・・・・・・・・・っ!???」
そして、場面がグランメアルドたちの場面に戻った。
グランメアルド「どうかね?諸君。これも特撮ではない。
立派な過去の真実なのだ。
私が語った事は全て現実にあった事なのだ!!」
サキ「ほ・・・・本当なの・・・・??コリス君・・・・・・。」
コリス「・・・・・・はい。僕が・・・・クリスタルです。」
グランメアルド「どうかね?モモとコリスの正体を知った感想は?
後は君たちでどう考えるか、勝手にやると良い。
まあ、どの道、君たちの敗北は決まっているがなァ?
はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!」
グランメアルドは笑い声と同時に消えていった。
そして、モモたちはブリッジへ戻った。とっても暗いムードと共に。
つづく
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